2014年10月31日金曜日

10月31日(金)



本日の給食です
<献立>
 なめこと豆腐の味噌汁
 手作りソースカツ  キャベツサラダ添え
 ちくわと三角こんにゃくの煮物
 金平ごぼう
 小松菜のじゃこ和え
 ハロウィンデザート(かぼちゃプリン)


 今日は「なめこの味噌汁」のなめこについてお話しします。
 なめこは主成分のほとんどが水分です。栄養価として注目したいのは、なめこを覆う独特のぬめり成分です。ぬめりの正体はムチンという糖タンパク質で、この成分にはたんぱく質の分解・吸収を良くする働きがあります。そのため胃や肝臓をいたわってくれたり、腸内で糖質を包み込んで吸収を抑え、血糖値の急激な上昇を阻止してくれます。
 また他のキノコ類と同様に食物繊維も多く含まれ、腸をキレイにして、便通を良くする働きもあります。 最近では、ガンの発生や増殖を抑える働きもあることが分かったそうです。
 今日は味噌汁の具材として豆腐と一緒に入っています。みなさん残さず食べましょう。

2014年10月30日木曜日

10月30日(木)



本日の給食です
<献立>
 ミネストローネ
 鶏肉の南部焼き  もやしソテー添え
 ポテトサラダ  各クラスマヨネーズボトル付
 ひじきと大根の煮物
 パイン缶詰


 今日は「鶏肉の南部焼き」の南部焼きについてお話しします。
 肉や魚などに下味をつけ、ゴマを全体にまぶしつけて焼いたものを言います。現在の岩手県と青森県にまたがる南部地方がゴマの名産地であることから、ゴマを用いた料理を「南部~」というようになったそうです。
 ゴマは、ビタミンEやセサミンという優れた栄養素を含んでいるため、日本では昔から、不老長寿の食べ物とされてきました。脳の働きを高め老化防止にも役立つことから、中国では「若返りの薬」といわれたほどです。
 小さな小さな「ゴマ」ですが、栄養がぎゅっとつまっているので、みなさんも上手に食事に取り入れてくださいね。

2014年10月29日水曜日

10月29日(水)



本日の給食です
<献立>
 ラーメンスープ
 揚げシュウマイ 春巻き
 ラーメン 焼き豚 ワカメ
 白菜の煮浸し 
 大豆のサラダ


 今日は「白菜の煮浸し」の白菜についてお話します。
 白菜の栄養成分は、キャベツと似ていますが、キャベツに比べて甘みが少ない分、カロリーが少ないのが特徴です。しかし、バランスよく各栄養素を含み、白菜1枚中のビタミンCは、みかん1個と同じ量を含んでいます。しかもカルシウムは、牛乳50ml相当もあるそうです。 また食事で大量に摂ってしまった塩分を、体外に排泄してくれるカリウムも多く含んでいます。そのため、白菜には風邪の予防効果や、美肌効果、便秘の改善する効果が期待できます。
 これからの季節、甘みが増して繊維もやわらかくなります。みなさん、すすんで食べるようにしましょう。



2014年10月27日月曜日

10月27日(月)



本日の給食です
<献立>
 根菜のすまし汁
 鯖の味噌煮  白ネギの煮付け添え
 塩焼きそば
 かぼちゃサラダ
 インゲンのゴマ和え


 今日は「白ネギの煮付け」の白ネギについてお話しします。
 ネギには青ネギと白ネギがあるのですが、今日の煮魚の添えなどには、煮ると甘みが増す白ネギが使われます。また、ネギには匂いの素である「アリシン」という成分が含まれています。アリシンは疲労の原因物質である乳酸を分解するため疲労回復の作用や、血行を良くし身体を温める働きがあります。そのアリシンは青ネギよりも白ネギの方が多く含まれているのが特徴です。
 また、ネギには免疫力を高めるカロテンやビタミンC、抗菌・抗ウィルス作用のあるネギオールという成分が含まれています。このようなネギの栄養を十分に摂るには、栄養価が高まるこれからの寒い時期がおすすめです。

2014年10月24日金曜日

10月24日(金)



本日の給食です
<献立>
 ポークカレー
 プレーンオムレツ  もやしウインナーソテー添え
 ブロッコリーサラダ
 福神漬け
 ナタデココフルーツ


 
 今日はストレス解消に効果的な食材である「ポークカレー」に入っている豚肉についてお話しします。
 豚肉は牛肉の約10倍ものビタミンB1を含みます。ビタミンB1は肝臓でブドウ糖をエネルギーに変える時に必要なビタミンです。炭水化物をしっかり食べても、ビタミンB1が不足していてはブドウ糖がエネルギーにならず、疲労物質である乳酸になってしまいます。ストレスが強い時には、ビタミンB1が多く消費されるので、普段から豚肉料理を食べるのはおすすめです。
 また、ビタミンB1の吸収をアップさせてくれるのが、アリシンという物質で、タマネギやニラ、ニンニクなどに多く含まれています。これらと組み合せて食べれば、ビタミンB1の吸収が格段とアップし、疲労回復効果が期待できます。ストレスを感じたときにはすすんで豚肉を食べましょう。

2014年10月23日木曜日

10月23日(木)



本日の給食です
<献立>
 打ち豆の味噌汁
 エビグラタンフライ ボイルキャベツ添え  各クラス中濃ソースボトル付
 大根と枝豆がんもの煮物
 彩り野菜のトマト煮
 水菜ともやしのゴマ和え


 今日は「水菜」についてお話します。
 今では日本全国で作られている水菜ですが、実は京野菜であり、京都の八百屋で水菜が並びだすと、本格的な冬の始まりを告げたと言われています。
 別名「京菜」とも言われ関西地方の「はりはり鍋」という鯨の肉・水菜のみのシンプルな具材の鍋料理は水菜の繊維質によるしゃきしゃきとした食感から名付けられたそうです。ビタミンA・ビタミンC・カルシウム・カリウム・鉄が多く含まれていて、とても栄養価の高い緑黄色野菜です。
 今日は水菜のしゃきしゃき感を生かすためにもやしと一緒にゴマ和えにしました。皆さん残さず食べましょう。

2014年10月21日火曜日

10月21日(火)




本日の給食です
<献立>
 うどんだし
 手作りかき揚げ うどん ワカメ
 高野豆腐の玉子とじ
 ごぼうサラダ
 小女子の佃煮


 今日は「小女子の佃煮」の小女子(こうなご)についてお話しします。
 小女子とは、イカナゴの稚魚を釜ゆでして天日干ししたものをいいます。イカナゴは極めて栄養価の高い魚で、100gあたりのたんぱく質の量は豚肉と同じくらいあり、しかし脂質は少ないという優れものです。ビタミン・ミネラルも豊富で、カルシウム・リン・鉄分を多く含んでいます。
 また、カルシウムやリンを効率よく吸収するのを助けてくれるビタミンDが豊富に含まれているので、育ち盛りのみなさんにはおすすめな食材です。みなさん、残さず食べましょう。
 

10月20日(月)



本日の給食です
<献立>
 豚汁
 さんまのかば焼き  キャベツサラダ添え
 プチベーコングラタン
 さつま芋のキンピラ
 小松菜の磯部和え


 
 今日は今が旬の「さんま」についてお話しします。
 今の時期は価格も安く、焼くだけでも美味しく食べることができるので、古くから庶民の秋の味覚として親しまれてきました。同時に夏の疲れが残るこの時期に「さんまを食べると元気になる」とも言われています。
 では、サンマには具体的にどんな栄養素が含まれているのでしょうか。まずは、EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれています。EPAには、血液をサラサラにし、血栓を予防する作用があります。またDHAは、脳に良い栄養素として有名ですよね。DHAは脳細胞に行き渡り、脳内の細い血管にも弾力を与え、酸素や栄養素を全体に送ります。さらに、体内の悪玉コレステロールを減らす作用もあります。
 他にも、ビタミンやカルシウム、鉄分なども豊富に含まれているので、みなさんもすすんで食べるようにしましょう。

2014年10月14日火曜日

10月14日(火)



本日の給食です
<献立>
 豆腐とわかめのすまし汁
 メンチカツ  ブロッコリー添え  各クラス中濃ソースボトル付
 大野里芋と丸天の煮物
 レンコンサラダ
 ウインナーコーンソテー


 今日はメンチカツについてお話します。
 メンチカツの名前の由来は、東京の洋食屋さんが「ミンスミートカツレツ」という商品名で、ひき肉を使用したカツを売り出したのが始まりで、いつのまにか呼びやすいように「メンチカツ」になったそうです。大阪などの関西地方では、人をにらみつけることを「メンチを切る」というので、「メンチカツ」は「メンチに勝つ」といったことを連想するので縁起が悪いということで「ミンチカツ」と呼ばれています。また、関東地方の「メンチカツ」は主な材料は豚肉を使用しますが、関西地方の「ミンチカツ」は主に牛肉を使用するそうです。
 このように普段何気なく食べている料理にも、初めて知ることがたくさんありますね。みなさんも色々探してみましょう。

2014年10月9日木曜日

10月9日(木)



本日の給食です
<献立>
 にゅうめん汁
 鶏肉の磯部揚げ  キャベツサラダ添え
 そうめん ワカメ 椎茸煮
 じゃがいもの田舎煮
 ほうれん草と白菜のゴマ和え


 今日は奈良県の郷土料理でもある「にゅうめん」についてお話します。
 にゅうめんとは、「煮ためん」が変化した言葉で、ゆでたそうめんと具をしょうゆ味のだしでさっと煮たものを言います。
 そうめんは元々、中国から伝来したもので、奈良県の三輪地方が発祥の地だと言われています。山奥での冬の厳しい寒さと乾燥した気候がそうめん作りに適していたそうです。
 奈良県に観光へ行くと、昼ごはんに名産の柿の葉寿司と一緒ににゅうめんが出てくるお店が多いようです。 今日は温かいおだしに具材を入れて、汁まで残さず食べましょう。

2014年10月8日水曜日

10月8日(水)




本日の給食です
<献立>
 白菜とごぼうの味噌汁
 鯖の塩焼き  小松菜ソテー添え
 高野豆腐と肉団子の煮物
 糸こんにゃくの炒り煮
 グレープフルーツ


 今日は豚肉についてお話しします。
 豚肉は、昔から疲労回復や体力作りに効果的だと言われ、様々な料理に使われてきました。というのも、豚肉にはビタミンB1という栄養分が多く含まれています。ビタミンB1は、筋肉に溜まっていく疲労物質、乳酸を取り除いてくれるため、疲労回復に効果的です。また酵素を助ける働きもあるので、体の機能を正常に整えてくれます。しかもなんと牛肉の約10倍も含まれているのです。
 さらには脳の働きを活発にさせるビタミンB12も豊富に含んでいます。疲れた脳を癒すには最適です。脂っこくて、カロリーの高そうなイメージですが、実は豚肉の脂身にはコレステロールを低下してくれる脂肪が多く含まれているかしこい食材です。
 今日は肉団子や味噌汁の具材として使われています。みなさん、残さず食べましょう。

2014年10月7日火曜日

10月7日(火)



本日の給食です
<献立>
 ポトフ風スープ
 もちもち肉みそフライ  ブロッコリーソテー添え
 さつま芋サラダ
 ひじきと大豆の五目煮
 イカチリ


 今日は「ポトフ風スープ」のポトフについてお話します。
 ポトフはフランスの家庭料理のひとつであり、「火にかけた鍋」という意味で、肉と野菜を1つの鍋で煮込んだシンプルな料理です。よく煮込みことで、たくさんの量の野菜を食べることが出来ます。
 また、コンソメで味付けをしてあり、コンソメとは、もともとフランス料理の澄んだ琥珀色(こはくいろ)をしたスープのことを言います。フランス語で「完成された」という意味があるそうで、どんな食材にも合い、煮込めば煮込むほどコクがでます。
 今日のポトフは大根・キャベツ・にんじん・玉葱が入っています。みなさん味わって残さず食べましょう。

2014年10月6日月曜日

10月6日(月)



本日の給食です
<献立>
 大根とさつま揚げの味噌汁
 煮込みハンバーグ  フライドポテト添え
 かぼちゃとがんもの煮物
 ツイストマカロニサラダ
 チンゲン菜のナムル


 今日は「味噌汁」に入っているさつま揚げについてお話します。
 さつま揚げは、魚肉のすり身を成型し、油で揚げた魚肉練り製品のことを言います。さつま揚げの「さつま」は現在の鹿児島県西部にあたる薩摩(さつま)地方の事を示し、この地方の名産であるため、主に関東地方で「薩摩(さつま)揚げ」と呼ばれるようになったそうです。なので、産地の鹿児島では「つけ揚げ」と呼ばれているそうです。
 日本各地にも類似した物があり、宮崎県日南(にちなん)市飫肥(おび)地区の飫肥天(おびてん)や、愛媛県南予(なんよ)地方のじゃこ天などが代表的です。
 主に癖のない白身魚のすり身が使用され、他の練製品に比べてカルシウムが多く含まれるのが特徴です。そのまま食べたり、焼いてもおいしいので、みなさんもすすんで食べてみましょう。

2014年10月3日金曜日

10月3日(金)



本日の給食です
<献立>
 じゃが芋と油揚げの味噌汁
 手作りチキンカツ キャベツサラダ添え  各クラス中濃ソースボトル付
 大根とイカの煮物
 もやしのカレーソテー
 杏仁みかん


 今日は、これからの時期、特においしくなる大根についてお話します。
 みなさんは「大根役者」という言葉は聞いたことがありますよね。では、演技の下手な役者を大根役者というのはナゼでしょう?これにはちゃんとわけがあるのです。
 それは、大根おろし、煮物、汁物と、ダイコンは、どんな料理にしても、身体にとって優しい食べ物なので、食あたりしにくいという事にちなんでいるのだそうです。つまり、演技の下手な役者は、がんばっても当たった試しがないという意味なのです。
 「ダイコンどきの医者いらず」とも言われるように、大根は、デンプン、タンパク質、脂肪の消化を助ける働きがあります。天ぷらや焼き魚におろしダイコンを添えるのもちゃんと理由があるのですね。その他、ガン細胞を抑制するリグニンという繊維を含む優れもの食品です。みなさん残さず食べましょう。

2014年10月1日水曜日

10月1日(水)



本日の給食です
<献立>
 切り麩のすまし汁
 さごしの照焼き  厚焼玉子添え
 揚げ出し豆腐  鶏そぼろあんかけ
 チンゲン菜のソテー
 オレンジ


 今日はチンゲン菜についてお話します。
 中国野菜の中で最もポピュラーな野菜で、ビタミンAやビタミンCを豊富に含んでいます。油との相性が良く、今日のような炒め物にするとビタミンの吸収が良くなります。
 また、ゆでることによって細胞内の水分が減り、ビタミンAはさらに多く取ることができるので、スープに入れるのもおすすめです。これらのビタミンは風邪の予防に役立つほか、胸やけや胃のむかつきに効くと言われています。
 春と秋によく収穫され、ビタミン・ミネラルや食物繊維を豊富に含むので、みなさんもすすんで食べるようにしましょう。