2015年10月28日水曜日

10月28日(水)



本日の給食です
<献立>
 おでん風煮
 カレーコロッケ  ボイルキャベツ添え  1食用中濃ソース
 バンサンスー
 豚肉のチリソース炒め
 杏仁パイン


 今日は、これからの寒い季節には欠かせない「おでん」についてお話します。
 もともと「おでん」という料理は、豆腐やこんにゃくを串に刺して食べる「田楽」のことを言いました。その後、味噌味で田楽を煮込むようになり、現在のダシで炊く「おでん」に変化したそうです。
 しかもおでんに入れる具材には、美味しくなるための色々な効果があるのです。 例えば、ごぼう天やハンペンなどの練り製品は、主原料が魚のため、良質のたんぱく質を効率よくとることが出来ます。 また、大根などの野菜類は、分厚く切った方がビタミンCの損失が少なくてすみます。
 みなさんもおでんで色々な食材をおいしく食べましょう。

2015年10月27日火曜日

10月27日(火)



本日の給食です
<献立>
 豚汁
 鯖の塩焼き  粉ふきいも添え
 揚げ出し豆腐 野菜あんかけ
 レンコンの金平
 ほうれん草のかつお和え
 かぼちゃプリン(ハロウィンデザート)


 今日は鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。主に豚肉・鯖・ほうれん草に鉄分が含まれています。
 みなさんの年齢は男の子、女の子ともに、体の急激な成長により、鉄分が不足しやすくなります。そのために、毎月紹介している鉄分が豊富な食材を摂ることが大切ですが、魚や肉類、菜っ葉類は料理しなければ食べることができないので、今日は手軽にとれるおすすめの食材を紹介します。
 それは「ドライフルーツ」です。レーズンやプルーンはよくお店で見かけますが、色々な種類があります。その中でも「いちじく」が鉄分補給にはおすすめです。生のいちじくの鉄分量は100gあたり0.3mgほどですが、ドライフルーツになると1.4mgと4倍以上増えるのです。あんずも生に比べると8倍近く増えるので、みなさんも鉄分豊富なドライフルーツに挑戦してみましょう。

2015年10月26日月曜日

10月26日(月)



本日の給食です
<献立>
 ポトフ風スープ
 エビグラタンフライ  ボイルキャベツ添え  1食用中濃ソース
 かぼちゃとがんもの煮物
 ブロッコリーソテー
 玉子ロール


 今日は「ポトフ風スープ」のポトフについてお話します。
 ポトフはフランスの家庭料理のひとつであり、「火にかけた鍋」という意味で、肉と野菜を1つの鍋で煮込んだシンプルな料理です。よく煮込みことで、たくさんの量の野菜を食べることが出来ます。
 また、コンソメで味付けをしてあり、コンソメとは、もともとフランス料理の澄んだ琥珀色(こはくいろ)をしたスープのことを言います。フランス語で「完成された」という意味があるそうで、どんな食材にも合い、煮込めば煮込むほどコクがでます。
 今日のポトフはウインナー・キャベツ・にんじん・玉葱が入っています。みなさん味わって残さず食べましょう。

2015年10月23日金曜日

10月23日(金)



本日の給食です
<献立>
 ポークカレー
 照り焼きハンバーグ  ケチャップスパゲティー添え
 キャベツとごぼうのサラダ  1食用焙煎ゴマドレッシング
 福神漬け
 ミックスフルーツ


 今日は毎日の給食にほとんど欠かさずに入っている、にんじんについてお話します。
 にんじんは、カロテンという栄養素を大量に含んでいる緑黄色野菜の王様です。カロテンにはいくつかの種類がありますが、特ににんじんにはβ(ベーター)カロテンが豊富に含まれています。βカロテンは抗酸化作用を発揮して活性酸素による攻撃を防ぐだけではなく、体内で必要な量だけビタミンAに変わって、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。
 また血中のカロテン量が多いと、ガンの発生率が低くなると言われており、 すい臓ガン、肺ガンなどの喫煙に関するガンや動脈硬化を抑えるための健康維持に役立ちます。
 生で食べるより、油で炒めたりドレッシングと和えたりして、油と一緒に採るとカロテンの吸収率が上がります。 今日はサラダとカレーに入っています。 みなさん、残さず食べましょう。

2015年10月22日木曜日

10月22日(木)



本日の給食です
<献立>
 麻婆豆腐
 野菜コロッケ  ブロッコリー添え  1食用中濃ソース
 大根の炒り煮
 つまみ菜のゴマ和え
 バナナ


 今日はカルシウムたっぷりの「歯っぴー献立の日」です。主に豆腐・ゴマ・つまみ菜にカルシウムが含まれています。
 その中でも「つまみ菜」にカルシウムが含まれているイメージはありませんよね。つまみ菜とは、大根やカブを植えた時に間引きした若苗を、摘み取ったスプラウトというものです。これらは発芽したばかりなのでこれから育っていくための栄養が詰まっているのです。その中でも、カルシウムは小松菜以上に含まれています。その他には骨の形成に役立つビタミンKやビタミンCが含まれています。
 今日はキャベツと鯖江市JA女性部の方達が作った漬物と一緒に黒ゴマで和えてあります。みなさん残さず食べましょう。

2015年10月20日火曜日

10月20日(火)




本日の給食です
<献立>
 ワカメスープ
 八宝菜
 大野里芋と絹厚揚げの煮物
 もやしのナムル
 揚げシュウマイ
 ミルメーク(ココア味)


 今日はこれからの時期が旬の「里芋」についてお話します。
 里芋にはビタミンB1、B2が豊富に含まれており、血管の余分なカルシウムを取り除いてくれます。また、心臓の筋肉の活動を促進させるカリウムは、芋類の中では多く含まれています。
 里芋をむいたときの独特のぬめりは、ムチンという成分によるものです。ムチンは体内でグルクロン酸を作り出して、肝臓や腎臓を丈夫にし、胃や腸の調子を良くしてくれます。
 今日の里芋は大野市で作られたものです。大野の里芋は煮崩れにくく、歯ごたえや粘りが良く、全国的にも有名です。みなさん味わって食べましょう。

2015年10月19日月曜日

10月19日(月)



本日の給食です
<献立>
 のっぺいすまし汁
 メンチカツ  ボイルキャベツ添え  1食用中濃ソース
 ツナじゃが煮
 チンゲン菜の煮浸し
 ウインナーコーンソテー


 今日は「のっぺい汁」についてお話しします。 のっぺい汁は全国に分布する郷土料理のひとつで、地方によりいくつかの呼び名があります。
 その中でも、奈良県のものが一番古い歴史があり、今から850年以上前に、お寺の宿で残り物の野菜の皮やへたを炒めて味付けし、くず粉でとろみをつけて煮込んだ質素な汁物から生まれたそうです。
 正月やお盆の時に作られることが多く、全国共通しているのは、味噌を使わないすまし汁であることと、汁を残さず食べる目的でとろみをつけることです。なので、西日本の「のっぺい汁」には鶏肉が使われ、東日本のは鮭やいくらが使われるそうです。今では、各地に応じて様々変化していき、それぞれの土地の郷土料理になったようですね。

2015年10月13日火曜日

10月13日(火)



本日の給食です
<献立>
 豆腐の中華スープ
 肉団子の酢豚風
 じゃが芋と枝豆がんもの煮物
 チンゲン菜と春雨の中華炒め
 チキンナゲット


 今日は「豆腐の中華スープ」に入っている白菜についてお話しします。
 白菜の栄養成分は、キャベツと似ていますが、キャベツに比べて甘みが少ない分、カロリーが少ないのが特徴です。しかし、バランスよく各栄養素を含み、白菜1枚中のビタミンCは、みかん1個と同じ量を含んでいます。しかもカルシウムは、牛乳50ml相当もあるそうです。 また食事で大量に摂ってしまった塩分を、体外に排泄してくれるカリウムも多く含んでいます。そのため、白菜には風邪の予防効果や、美肌効果、便秘の改善する効果が期待できます。
 これからの季節、甘みが増して繊維もやわらかくなります。みなさん、すすんで食べるようにしましょう。

2015年10月8日木曜日

10月8日(木)



本日の給食です
<献立>
 コンソメスープ
 タンドリーチキン  もやしソテー添え
 ポテトサラダ  1食用マヨネーズ付き
 根菜炒めなます
 ホタテ風フライ


 今日は「根菜炒めなます」の根菜類についてお話しします。
 みなさんは、食品には体を温める食品と冷やす食品があるということを知っていますか? 体を温めてくれる食品は、にんじん、ごぼう、しょうがなど、土の中にできる根菜類と呼ばれているものです。これらは旬の時期が冬であるものが多いのが特徴です。反対に体を冷やす食品は、レタス、きゅうり、トマト、なすなど、夏が旬で、生で食べられるものです。夏は体を冷やすもの、冬は体を温めるものが旬とは、自然の恵みはよくできていますよね。
 では、根菜類になぜ体を温める作用があるのでしょうか。それは水分が少なく、ビタミンC、Eや、鉄分などをはじめとするミネラルを多く含むものが多いためだと言われています。ビタミンEは血行促進作用があり、ミネラルは、血液や筋肉を作る素となり体温を維持してくれるたんぱく質を体内で活用されるのに必要な栄養素です。
 これらの栄養素を豊富に含む根菜類をすすんで食べるようにしましょう。 また、今日の「根菜炒めなます」はさばえ学校給食応援団による新レシピです。

2015年10月7日水曜日

10月7日(水)




本日の給食です
<献立>
 けんちん汁
 鮭の漬け焼き  キャベツソテー添え
 豚肉とお豆のトマト煮
 ブロッコリーサラダ  1食用フレンチドレッシング付
 グレープフルーツ


 今日は「けんちん汁」についてお話します。
 みなさんは、けんちん汁の名前の由来を知っていますか? その昔、中国にある建長寺(けんちょうでら)の小坊主が、豆腐を床に落としてグチャグチャにしてしまい、困っていると、寺の偉いお坊さんが壊れた豆腐と野菜を煮込み、とてもおいしい「建長寺汁」を作ってくれたそうです。
 「建長寺」を中国語読みすると、「ケンチャンスー」になります。その「ケンチャンスー」が「ケンチンジル」になまって名づけられたそうです。ちなみにまんじゅう、そば、うどんなども中国から来たお坊さんによってもたらされたものです。仏教だけではなく、色々なものが大陸から渡って来たのですね。色々あるのでみなさんも探してみましょう。

2015年10月6日火曜日

10月6日(火)



本日の給食です
<献立>
 うどんだし
 えびの天ぷら  野菜のかき揚げ
 うどん・ワカメ・油あげ煮
 金平ごぼう
 小女子の佃煮


 今日は「小女子の佃煮」の小女子(こうなご)についてお話しします。
 小女子とは、イカナゴの稚魚を釜ゆでして天日干ししたものをいいます。イカナゴは極めて栄養価の高い魚で、100gあたりのたんぱく質の量は豚肉と同じくらいあり、しかし脂質は少ないという優れものです。ビタミン・ミネラルも豊富で、カルシウム・リン・鉄分を多く含んでいます。
 また、カルシウムやリンを効率よく吸収するのを助けてくれるビタミンDが豊富に含まれているので、育ち盛りのみなさんにはおすすめな食材です。みなさん、残さず食べましょう。
 

2015年10月5日月曜日

10月5日(月)



本日の給食です
<献立>
 大根と油揚げの味噌汁
 ハンバーグ トマトソースかけ  フライドポテト添え
 青じそとツナのスパゲティー
 笹かまぼことナスの煮物
 チンゲン菜の白和え


 今日は「チンゲン菜の白和え」の白和えについてお話しします。
 白和えとは、何で和えたものを言うのか、みなさんは知っていますか? 実はこの白は豆腐の白を表します。豆腐をゆでたものをつぶし、白ごまや調味料と混ぜ合わせて、チンゲン菜などの具材と合わせて作るので、この名前が付いたようです。
 ビタミン類が豊富な菜っぱ類や人参と、消化吸収のよい豆腐を合わせることで、大豆と野菜の栄養を気軽においしく食べることが出来ます。みなさん残さず食べましょう。
 

2015年10月2日金曜日

10月2日(金)



本日の給食です
<献立>
 クリームシチュー
 ベーコンポテトバーグ  キャベツのかつお和え添え
 高野豆腐の玉子とじ
 海藻春雨サラダ
 揚げ団子のケチャップ煮


 今日は「高野豆腐の玉子とじ」のたまごについてお話します。
 ゆで玉子に玉子とじ、茶碗蒸し、目玉焼き、オムレツと卵料理はたくさんあって、食卓には欠かせない大切な食品ですよね。たまごは、良質タンパク質と脂質を豊富に含み、脂質の中でもコレステロールという成分が卵黄には含まれています。
 そのため、「たまごを食べ過ぎるのは体に良くない」と思われるようになり、意外に知られていないことが多いようです。
 実は卵白には血中のコレステロールを下げる「レシチン」という栄養素が含まれており、カルシウムや鉄分などのミネラル、そしてビタミンA、B群、D、Eなどのビタミン類もたっぷり含まれています。
 「卵をたくさん食べるとコレステロール値が上がり恐ろしい病気の原因になる」という説は根拠のないものなので、みなさんは毎日、玉子料理を食べるようにしましょう。

2015年10月1日木曜日

10月1日(木)



本日の給食です
<献立>
 キャベツと油揚げの味噌汁
 すき焼き風煮
 クリーミーコロッケ  中濃ソース添え
 ほうれん草のソテー
 オレンジ


 今日は「ほうれん草ソテー」のほうれん草についてお話します。
 ほうれん草は緑黄色野菜の代表といわれるほど栄養価が高く、とくにカロテンやビタミンC,鉄分を多く含んでいます。カロテンは抗酸化作用があるといわれ、がん予防に効果が期待できるほか、動脈硬化を防ぐ作用もあるとされています。また、カロテンとビタミンCの相乗効果で、肌荒れの防止や風邪予防にも効果があります。
 しかし、ほうれん草には「あく」の成分であるシュウ酸が多く含まれています。シュウ酸は大量に摂取すると体内でミネラルと結びついて結石(けっせき)と言う怖い病気を引き起こす石を作る原因となりますが、ゆでたり炒めると、水に溶け出すので心配ありません。
 ほうれん草は1年中出回っていますが、旬の時期はこれからの寒い時期です。冬の寒さの影響で、緑色の濃さが増し、栄養価がグンと高くなります。みなさん、積極的に食べるようにしましょう。