2015年12月18日金曜日

12月18日(金)



本日の給食です
<献立>
 具たくさんコーンスープ
 照り焼きチキン  粉ふきいも添え
 マカロニミートソース炒め
 イタリアンサラダ
 もやしのゴマ和え
 クリスマスケーキ


 今日で2学期の給食も最後です。一年中でもっともバタバタするのが年末年始です。大晦日から正月にかけては、手をかけた家庭料理が少なくなり、外食や中食(なかしょく)が多くなります。
 みなさんは「中食(なかしょく)」という言葉を知っていますか?レストランやファーストフード店で食べる食事を「外食」と言いますよね。それとは反対に、家庭で料理して食べる食事を「内食(うちしょく)」といいます。そして、お店で買ってきたお惣菜やお弁当を家で食べることを「中食(なかしょく)」と言うのです。
 外食や中食はどうしても新鮮な野菜やカルシウムなどが不足しがちになります。野菜に多く含まれる、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足すると、体がだるくなったり、便秘になったりと悪影響が出てきます。
 新しい年を迎えるにあたって、良い体調を維持するためにも、野菜や果物を十分に取るよう心がけましょう。また、牛乳をはじめとした乳製品も忘れずにとるようにしましょう。

2015年12月17日木曜日

12月17日(木)




本日の給食です
<献立>
 ラーメンスープ
 八宝菜
 ラーメン なると ワカメ
 大豆の五目煮
 揚げシュウマイ


 今日はおとついに引き続き、魚に含まれている大切な5つの栄養素についてお話します。おとついは、「お肉に負けないくらいの良質たんぱく質」、「食べ続けて頭が良くなるDHA」、「目がよく見えるようになるタウリン」、を紹介しました。今日は残り2つです。
 4つ目は、「歯や骨を丈夫にするカルシウム」です。魚には他の食品と比較にならないくらい多量のカルシウムが含まれています。煮干などの小魚をまるごと食べると、カルシウムの吸収を良くするビタミンDも同時に補給できます。
 5つ目は、「血管の掃除をしてくれるEPA」です。EPA(エイコサペンタエン酸)は、背の青い魚にとくに多く含まれています。摂りすぎたコレステロールや脂肪は血液の流れを悪くします。それらを減らしてくれるのが、このEPAです。魚介類にだけ含まれており、脳血栓や心筋梗塞といった怖い病気を予防する働きを持っています。
 このように魚には色々な栄養素が含まれています。みなさんもお魚パワーを信じて積極的に食べましょう。

2015年12月16日水曜日

12月16日(水)



本日の給食です
<献立>
 打ち豆の味噌汁
 手作りソースカツ  ボイルキャベツ添え 
 大野里芋と丸天の煮物
 小松菜のスクランブルエッグ
 こっぱなます





1年生のみ 球技大会のため 鯖江市体育館にてパック弁当・おにぎり2個(梅・昆布)



 今日は「ふるさと献立の日」です。「打ち豆の味噌汁」に「ソースカツ」に「こっぱなます」、食材では、大野の里芋に小松菜が、福井県で獲れたものです。中でも、あまり聞きなれない「こっぱなます」についてお話しします。
 実は「こっぱなます」は昔から伝わる福井県の郷土料理であることを、みなさんは知っていましたか?木をまさかりで切る時に出る木くずのことを「こっぱ」と呼び、食材を切った形が「こっぱ」に似ていることから「こっぱなます」という名前が付けられたそうです。
 この料理は嶺南地方の敦賀市で、正月や結婚式などのお祝いの膳では欠かせないものだそうです。普通のなますと違って酢のほかに、からしや味噌で和えてあるのが特徴です。
 今日は食べやすいように、からしは入っていませんが、味噌が少し入っています。みなさんも味わって、残さず食べましょう。

2015年12月15日火曜日

12月15日(火)




本日の給食です
<献立>
 ポトフ風スープ
 メンチカツ  ボイルキャベツ添え  1食用中濃ソース
 プチベーコングラタン
 刻み昆布の炒め煮
 パイン缶詰



2年生のみ 球技大会のため 鯖江市体育館にてパック弁当・おにぎり2個(梅・昆布)



 今日は魚に含まれていて、私たちにとって大切な5つの栄養素についてお話します。みなさん、5つの栄養素は何なのか思いつきますか?働きと一緒に今日は3つを紹介したいと思います。
 まず1つ目は、「肉類に負けないくらいの良質たんぱく質」です。体内で利用されるたんぱく質の量は肉より魚のほうが多いそうです。それに、魚のたんぱく質には、体内のいらない塩分を排泄する働きがあり、高血圧などの病気を予防してくれます。
 2つ目は、「食べ続けて頭が良くなるDHA」です。人間の脳をつくる大切な栄養で、脳の働きを活発にする事によって、記憶力や学習能力を高めてくれます。食べ続ける事でアップするそうです。
 3つ目は、「目がよく見えるようになるタウリン」です。タウリンという栄養素は、疲れをとる働きや血管をきれいにお掃除する力も持っています。暗いところでも目が見えるネコは、タウリンがたっぷり入った魚が大好物だからなのでしょうね。
 残り2つの栄養素はあさってお話しします。みなさんも魚をすすんで食べて、お魚パワーを付けましょう。

2015年12月14日月曜日

12月14日(月)

本日の給食です
<献立>
 豚汁
 鮭の漬け焼き  ブロッコリーかつお和え添え
 冬至なんきん
 レンコンの金平風炒め
 チキンナゲット



3年生のみ 球技大会のため 鯖江市体育館にてパック弁当・おにぎり2個(梅・昆布)



 今日は冬至(とうじ)についてお話します。冬至とは、太陽の高さが最も低くなり、昼が一年中で1番短く、逆に夜が1番長い日の事をいいます。毎年12月21~23日頃と言われ、今年は12月22日火曜日がその日にあたります。
 この日に「冬至かぼちゃ」と言って、かぼちゃを食べると病気にならないと、古くから言い伝えられています。その理由は、冬至の頃になると、秋野菜の収穫も終わって、食べられる野菜もほとんどなくなってしまいます。そこで冬を元気に過ごせるようにと願いを込め、栄養もあって、保存もきく、かぼちゃをよく食べていたようです。
 かぼちゃと小豆を一緒に甘く炊いたものを「冬至なんきん」とよぶ地域も多いそうです。みなさんも今日の冬至なんきんを残さず食べて、寒い冬を乗り越えましょう。

12月11日(金)




本日の給食です
<献立>
 キーマカレー
 プレーンオムレツ  ほうれん草ソテー
 コールスローサラダ   1食用フレンチドレッシング
 福神漬け
 フルーツナタデココ


 今日はバランスよく食事をするための合言葉についてお話したいと思います。
 バランスのとれたおかずの基本は「マゴワヤサシイ」と覚えてみましょう。マは豆類、ゴはゴマなどの種実類。ワはワカメなどの海藻類。ヤは野菜類。サは魚などの魚介類。シはシイタケなどのきのこ類。イはイモ類。
 これらの食材を取り入れることで、日本人に必要な栄養素をまんべんなく摂取できるのです。他の食材を摂ってはいけないというのではなく、これらの食材を積極的に、単品ではなく多くの種類をちょっとずつでも食べることが大切なのです。
 みなさんも「マ・ゴ・ワ・ヤ・サ・シ・イ」を覚えて、バランスの良い食事を楽しみましょう。

2015年12月10日木曜日

12月10日(木)



本日の給食です
<献立>
 根菜類の味噌汁
 鶏肉の磯辺揚げ  ブロッコリー添え
 ビーフンの五目炒め
 がんもと結び昆布の煮物
 オレンジ


 みなさんは口角炎や口内炎に悩まされたことはありませんか?口の両端が切れて口を開けると痛いですよね。これが口角炎です。一方、口内炎は唇の内側や舌、歯ぐきなどに水疱(すいほう)ができたり、赤くはれたりする症状です。傷は小さいのですが、どちらも痛くて、食事をするのもつらいですよね。
 口角炎や口内炎の起きる原因は、主に2つあります。1つは、ぶどう球菌などの細菌や、ウイルスやカビ類に感染した場合です。これらは風邪や疲労、ストレスなどで弱っているときに感染しやすくなります。また、虫歯や歯周病などで口の中が不衛生になってしまうことで口内炎を発症することもあるので、外出から帰ってきたら、まずはうがいをする習慣をつけましょう。
 もうひとつの原因は、ビタミンB2の不足によるものです。ビタミンB2は水に溶ける性質があるため、体内に蓄積することができません。そのため、できはじめの頃は、ビタミンB2を含むうなぎや納豆、ヨーグルトをとるようにしましょう。また、炎症がひどくなって痛むときは、傷を治す作用のあるビタミンCを多く含むオレンジなどのかんきつ類や、イモ類をとりましょう。

2015年12月9日水曜日

12月9日(水)



本日の給食です
<献立>
 ミネストローネ
 えびグラタンコロッケ  ボイルキャベツ添え  1食用中濃ソース
 厚揚げと小松菜の煮浸し
 さつま揚げの金平
 肉団子の甘酢煮


 今日はカルシウムたっぷりの「歯っぴー献立の日」です。今日の献立でカルシウムが豊富に含まれている食材は、厚揚げ・小松菜・豆です。今日はその中でも厚揚げや豆腐などの大豆製品とカルシウムの関係についてお話しします。
 大豆製品ってそんなにカルシウムが含まれているの?と驚く人もいると思いますが、実は豆類に多く含まれているイソフラボンという成分には、骨の中のカルシウムを溶け出さないようにしたり、骨量を増やす働きがあるのです。そのため、イソフラボンの摂取量が多い人は骨密度が高いという研究結果も報告されています。
 しかし、大豆を加工する間にイソフラボンが分解するため、大豆食品によって含まれている量に差がでてきます。その中でも最も含有量が多いのは、「きな粉」だそうです。牛乳に溶かして飲んだり、ヨーグルトにかけて食べたりと、みなさんも「きな粉」を食事に取り入れてみましょう。

2015年12月8日火曜日

12月8日(火)



本日の給食です
<献立>
 切麩のすまし汁
 鯖の味噌煮
 ひじきと大根の炒り煮
 ソース豚串カツ
 大豆とさつま芋のゴマからめ


 今日は鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。今日の献立で鉄分が豊富に含まれている食材は、鯖・ひじき・豚肉・大豆です。その中でも「鯖の味噌煮」についてお話しします。
 鯖は魚介類の中でも鉄分が豊富な魚です。以前お話ししたとおり、動物性食品に多く含まれているヘム鉄です。このヘム鉄は植物性食品に含まれる非ヘム鉄に比べて体内への吸収率は良いのですが、ビタミンB群と一緒に摂ると、さらにアップします。そのビタミンB群を豊富に含むのが味噌なのです。
 味噌を溶かした中に鯖を入れて煮込みことで、生臭さを消すだけではなく、効率よく鉄分を吸収出来るので、みなさんも鯖の味噌煮を残さず食べるようにしましょう。


2015年12月7日月曜日

12月7日(月)



本日の給食です
<献立>
 豆腐とワカメの味噌汁
 おでん3種類(大根・ちくわ・三角こんにゃく)
 スパゲティーサラダ  1食用マヨネーズ付き
 俵コロッケ
 チンゲン菜のナムル


 12月に入り寒い日が続いていますが、みなさんは体調を崩していませんか?風邪をひかないように、といって部屋の中にとじこもってばかりいませんか? 外に出て遊んだり、運動することも実は予防のひとつなのです。それでも風邪をひいてしまった時のために、今日は症状によってどのような物を食べると良いかをお話したいと思います。
 まず、ひき始めの時は、なべ料理など汗が出やすい物を食べて体を温めましょう。特に緑黄色野菜や、エネルギー源となる穀類や肉や魚を中心に取るようにしましょう。そして熱が出てしまった時は、体温が高くなるので身体の中の栄養素や水分が失われます。具たくさんのスープや味噌汁などの汁気のある料理でまめに水分補給することが大切です。また、のどの痛みやせきが出やすくなったら、のどに刺激を与えないように、茶碗蒸しや豆腐料理、かたくり粉やくず粉でとろみをつけたやわらかい食事をとるようにしましょう。
 このように、症状に分けて食べることも早く回復するためには大切なことなので、みなさんも頭に入れておいてくださいね。

2015年12月4日金曜日

12月4日(金)



本日の給食です
<献立>
 クリームシチュー
 照り焼きハンバーグ  小松菜ソテー添え
 海藻と大豆のサラダ  1食用中華ドレッシング
 切干大根の旨煮
 ほたて風フライ


 今日はみなさんが大好きなおかずの1つでもある「ハンバーグの歴史」についてお話します。
 みなさんは、ひき肉を炒めた玉ねぎと合わせて焼いた料理をなぜ「ハンバーグ」というか知っていますか?実は、13世紀ごろにモンゴルの部族であったタタール人や遊牧民族が、硬くなった馬の肉をおいしく食べる方法として、肉をたたきつぶして柔らかくしてからスパイスを加えて食べていたのが始まりだそうです。その後ドイツのハンブルグ地方に伝わって、「ハンブルグバーグステーキ」と呼ばれるようになりました。それが今度はアメリカに伝わって、「ハンバーグステーキ」と呼ばれるようになったそうです。
 日本でも大昔の縄文時代のころ、肉に卵や木の実を混ぜてハンバーグと同じように焼いて食べていたことが、遺跡の調査で分かっています。でもそのあと仏教が伝わり、長い間牛や豚は食べることが禁止され、明治維新以降まで食べることはなかったそうです。そのため、実際日本人がハンバーグを食べるようになってからは、まだ100年も経ってないそうです。
 今日は甘辛いソースをぬって照り焼きにしました。残さず食べましょう。

2015年12月3日木曜日

12月3日(木)




本日の給食です
<献立>
 もやしとえのきの味噌汁
 鶏肉の南部焼き  フライドポテト添え
 キャベツとひき肉のカレー炒め
 ひじきの五目煮
 りんご

 
 今日は「キャベツとひき肉のカレー炒め」に使われているカレー粉についてお話しします。カレー粉とは多くの種類の「スパイス」がミックスされたものですが、今日はその中でも有名な2つのスパイスを紹介します。
 まずは「ターメリック」別名はウコンです。黄色の色付けに使われ、豊富に含まれるクルクミンという成分が胆汁の分泌を促して、肝臓の機能を強化します。また、痛みを抑えたり、抗酸化作用、殺菌効果があり皮膚炎の薬としても使用されています。
 もう1つは、「クミン」です。主に香りや辛味成分として使われます。辛味成分であるクミナールは、消化促進や解毒(げどく)作用があり、下痢や腹痛の治療薬として使用したりと、これも肝臓の機能を高める効能があります。
 このようにカレーに含まれる「スパイス」には私達の身体にとって良い効果や効能を持つ成分が数多く含まれています。他にも色んなスパイスが使われているので、みなさんも調べてみましょう。

2015年12月2日水曜日

12月2日(水)



本日の給食です
<献立>
 うどんだし
 白身魚の天ぷら  さつま芋のかき揚げ添え
 うどん・油揚げ煮・ほうれん草
 牛肉入り金平ごぼう
 大豆サラダ


 今日はうどんについてお話します。 うどんの原料である小麦粉の成分は、約70%はでんぷんです。でんぷんは、栄養素でいうと炭水化物と呼ばれ、体内ではブドウ糖に変わり、体や脳のエネルギー源となります。うどんは他の食べ物に比べて、非常に消化吸収のスピードが速く、即効的にエネルギー源として使われるのが特徴です。そのため、頭の働きを良くして集中力を発揮してくれます。
 また、熱を出して食欲がない時にうどんを食べるのも、消化するのに無駄なエネルギーがかからないので、白血球がウイルスをスムーズにやっつけてくれるため、もっとも適した食べ物なのです。
 今日はお椀に温かいだし汁を入れて、うどんや、甘く煮てある油揚げやほうれん草と一緒に残さず食べましょう。

2015年12月1日火曜日

12月1日(火)



本日の給食です
<献立>
 じゃが芋の味噌汁
 豚肉と野菜の生姜炒め
 揚げ出し豆腐  おろしあんかけ
 根菜の田舎煮
 みかん缶詰


 今日は「揚げ出し豆腐のおろしあんかけ」の大根おろしについてお話しします。
 大根は冬には欠かせない野菜です。特にビタミンCが豊富に含まれているので、風邪予防に効果があります。しかし、このビタミンCは、大根をゆでたり煮てしまうと水に溶けてしまい、きちんと摂ることが出来ません。そのため、大根をおろして食べることで、含まれている栄養素をそのまま摂ることができるのです。また、大根をおろしたり切ることで、細胞が壊れて、辛み成分の元になるソチオシアネートという酵素が作られます。このソチシアネートは殺菌作用があるので、おろした汁でうがいをすると、虫歯や口内炎などの口の炎症に効くと言われています。
 これからの寒い季節、大根は旬をむかえて特に甘みが増しておいしくなります。みなさんも大根おろしに挑戦してみてくださいね。福井県の郷土料理である「越前おろしそば」を年越しそばとして食べるのもおすすめです。