2017年2月28日火曜日

2月28日(火)



本日の給食です
<献立>
 ワンタンスープ
 ホイコーロー炒め
 じゃが芋とウインナーのコンソメ煮
 ほうれん草のナムル
 大豆とちりめんのゴマからめ


 みなさんはストレスを感じる事はありますか?ストレスとは本来、外敵から身を守るために体を緊張させる防御反応のことです。けっして悪者ではなく、適度なストレスがあるからこそ、私たちはスポーツや仕事、勉強などを頑張ろうという気持ちになるのです。しかし、人間関係がうまくいかなかったり、疲れがたまりすぎたりして過剰なストレスがかかると、心や体に悪影響を及ぼしてしまいます。
 ストレスを解消するには、「その原因を取り除く」、「考え方のクセを変える」、「よく眠る」、「楽しいコミュニケーションの時間を持つ」、などが必要です。さらに、ストレスに負けない体を作ることも大切です。栄養のバランスが崩れると、ストレスに対する抵抗力が弱くなりやすいので、「1日3食きちんと食事を摂る」事が基本です。その上で、精神や神経を安定させるビタミンB群、イライラを抑えるカルシウムやマグネシウムなどを積極的に摂るように心がけてみましょう。

2017年2月27日月曜日

2月27日(月)



本日の給食です
<献立>
 白菜とさつま揚げの味噌汁
 エビグラタンフライ  ボイルキャベツ添え   1食用中濃ソース
 ソース焼きそば
 豆腐ステーキ チリソースかけ
 チンゲン菜の菜種和え


 今日は普段みなさんが食べている日本食の大切さについてお話します。日本食というと、何を思い出しますか?焼き魚や煮物、汁物やお浸しと色々ありますね。近年はさまざまな国や地域の食文化が日本に入ってきているので、日本食が失われがちだともいわれています。
 昔、日本人はたくさんの魚や旬の食材を食べていました。しかし、最近は魚より肉が好きという人が増え、あまり魚を食べなくなりました。また、油っこいものや塩っ辛いものを好む人も増えています。それにつれ、大人の人たちの間では生活習慣病と呼ばれる高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病などの恐ろしい病気が増え、近頃では私たちの世代にも見られるようになっています。
 それを見直すためにも、毎日の食事の摂り方が、こうした病気の予防や丈夫な体をつくるのに重要になっており、世界各国が集まって行った調査では、「長生きするには、魚の多い日本食が最適である」という結論が出ました。
 みなさんも、もう一度「日本食」とはどういうものかを考えながら、日々の食生活を見直してみましょう。

2017年2月24日金曜日

2月24日(金)



本日の給食です
<献立>
 クリームシチュー
 プレーンオムレツ  チンゲン菜ソテー
 厚揚げと大根の煮物
 金平ごぼう
 みかん缶詰


 今日は体を温めてくれる食事についての大切なポイントを3つお話します。まず1つ目は、「白より赤・茶・黒!」です。これは色の濃い食品は体を温めてくれるので、すすんで食べましょうという意味です。砂糖より黒糖、白米より玄米、うどんよりそばを食べた方が体を温めてくれます。
 2つ目は、「軟らかいより固い!」です。これは軟らかい食べ物より固い食べ物の方が体を温めてくれるという意味です。パンより米、まんじゅうよりもせんべい、葉野菜より根菜類がおすすめです。
 そして3つ目は、「笑顔で楽しく感謝して!」です。これはもうみなさんは出来ていますよね。食事の時間はみんなと笑顔で楽しく食べることで、消化も良くなり体もポカポカしてきます。また、色んな人たちが給食に関わっていることを忘れずに残さず食べることで、バランスよく栄養を吸収することが出来ます。これらの事に気をつけて、病気を吹き飛ばす身体を作っていきましょう。


2017年2月23日木曜日

2月23日(木)



本日の給食です
<献立>
 にゅうめん汁
 手作りソーストンカツ  ボイルキャベツ添え
 そうめん  ワカメ  あげ煮
 大豆と鶏肉のカレー炒め
 ブロッコリーのじゃこ和え


 今日は体温の変化と学力にも深いつながりがあるということで、「体温とテストの点数の関係」についてお話します。みなさんは毎日、朝ご飯をしっかり食べていますか?実は朝食を食べているかいないかでテストの成績も大きく変わってくるのです。ではなぜ朝食を食べないと成績が下がるのでしょうか?
 その理由の1つに、朝食を満足に食べないのは、夜型人間に多いということがあります。朝型人間と夜型人間には体温変動の違いがあり、朝型人間は起床時の体温が比較的高く、午前中早い時間に急速に体温が上がります。そのため、朝から頭の回転が良く、前日に理解した事や暗記した事を思い出しやすくなります。しかし夜型人間は起床時の体温が低く、午前中の体温は低いままで、昼近くになってようやくエンジンがかかり、またその日の夜半まで体温は高くて眠れなくなってしまうのです。そのため、せっかく勉強したことを思い出すのに時間がかかり、テストの時間に実力を発揮できなくなってしまうのです。
 早寝早起きをする!朝ごはんをしっかりたべる!まずはこれをきちんと守ればテストの点数も変わってくるはずです。もう一度今までの生活のリズムを見直してみましょう。

2月22日(水)



本日の給食です
<献立>
 なめこと豆腐の味噌汁
 鮭のスパイス焼き  フライドポテト添え
 筑前煮
 小松菜とイカの塩炒め
 りんご


 今日は昨日に引き続き、低体温と食事の関係についてお話します。体温を生み出すのに重要なことが2つあるのですが、みなさんは分かりますか? 実は運動と食事なのです。筋肉を動かして運動をすると身体が熱くなりますが、これは骨格筋の運動が熱を発生させているからです。1日の熱生産量の50~60%は、骨格筋による代謝だと言われています。
 また、特に熱い料理や辛い物を食べたわけでもないのに、食後に体がポカポカした経験がありますよね。これは食べ物を咀嚼(そしゃく)し、消化、吸収する過程で体温が上昇するからなのです。体温を生み出すには運動や入浴なども効果的ですが、大切な脳へのエネルギー補給は食事でなければできません。
 明日は「体温とテストの点数の関係??」についてお話します。

2017年2月21日火曜日

2月21日(火)



本日の給食です
<献立>
 コンソメスープ
 煮込みハンバーグ  ほうれん草ソテー
 ジャーマンポテト
 こんにゃくの炒り煮
 大豆サラダ


 今日はなぜ普段の体温が低くなってしまうか、その原因についてお話します。みなさんは夜遅くまで起きていて寝不足になったり、朝ごはんを食べない日が続いたり、テレビを見たりゲームをする時間が増えて運動不足になっていませんか?
 実はこれらの生活習慣の乱れや睡眠リズムのずれによって、自律神経の働きがうまく機能しなくなり、それまで反射的に行われてきた体温調整ができにくくなります。 また白砂糖がたくさん入った甘いお菓子や、食品添加物が含まれるインスタント食品も体温を下げる食品といわれているので、みなさんも普段の食生活を見直してみましょう。
 明日は体温を生み出すために重要な2つのポイントをお話します。

2017年2月20日月曜日

2月20日(月)




本日の給食です
<献立>
 豚汁
 メンチカツ  ボイルキャベツ添え  1食用中濃ソース
 大野里芋と笹かまぼこの煮物
 シェルマカロニサラダ
 ほうれん草のかつお和え


 みなさんは普段、体温はどれくらいありますか?ちゃんと36度以上はありますか? 実は36度未満は「低体温」と言われ、体温が低いとカラダに色んなトラブルが起きてきます。
 人の体温は朝が一番低く、午後から夕方にかけて高くなるという変動を繰り返し、その変動幅は1℃以内が普通と言われています。また、日ごろからの食事の内容によっても変化するのです。
 今日から1週間、体温と食事の関係についてお話します。みなさんも一緒に体温について考えてみましょう。

2017年2月17日金曜日

2月17日(金)



本日の給食です
<献立>
 麻婆大根
 カレーコロッケ  ボイルキャベツ添え  1食用中濃ソース
 ほうれん草とツナのソテー
 ひじきと大豆の五目煮
 ミックスフルーツ


 今日は花粉症にならないために、なっている人は症状を抑えてくれる食材をいくつか紹介したいと思います。1つ目はヨーグルトです。ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、悪玉菌の増殖を抑えて善玉菌を増やし、腸内細菌のバランスを整えてくれます。腸が元気になると、免疫力もアップして、花粉症の症状を和らげてくれます。
 その他には鯖やイワシなどの青魚です。これらに多く含まれているEPAやDHAは免疫力の働きを正常にしてアレルギー症状を抑える働きがあります。また、鯛などの白身魚に多い良質のたんぱく質にも免疫機能を正常に保つ働きがあるのですすんで食べましょう。
 そして普段飲んでいる緑茶に含まれるカテキンにも、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンを防ぐ働きがあります。
 このように少しでも体質の改善につながるように、アレルギー症状を抑え、免疫力を整えるといわれる食材を普段の食事からとり入れてみましょう。もちろんこれらに偏ることなく、バランスのとれた食事をしていくことも大切です。

2017年2月16日木曜日

2月16日(木)



本日の給食です
<献立>
 打ち豆の味噌汁
 すき焼き風煮
 蒸しシュウマイ 野菜あんかけ
 ちくわの2色揚げ(カレー・青のり)
 グレープフルーツ


 今日は、「花粉症にかかりにくくする食生活」についてお話します。一番大切なのは、アレルギー反応を起こさない抵抗力のある身体をつくる事です。ただし、あまり神経質になりすぎると、ストレスもアレルギーの原因の一つと考えられているので、いくつかポイントをあげてみましょう。
 まずは季節に合った野菜などで食物繊維をたっぷり摂りましょう。ただし、生野菜は、思ったより量が食べられず、食べ過ぎると体を冷やしやすいので、温野菜を積極的に食べましょう。免疫力を高めるビタミンやミネラルを摂ることができます。
 また、白砂糖でできたクッキーやケーキなどの洋菓子、炭酸飲料や清涼飲料水などは炎症反応を強くする作用があるので、できるだけ摂りすぎないようにしましょう。そして、身体を温めてくれる食材を食べましょう。穀類ではもち米、とうもろこし、イモ類ではじゃが芋、さつま芋、野菜類では大根、人参、玉葱、カボチャがおすすめです。 このようにバランスよく色々な食材をたべて身体のリズムを壊さないようにしましょう。

2月15日(水)




本日の給食です
<献立>
 もやしとワカメのすまし汁
 さわらの西京焼き
 ポテトサラダ  1食用マヨネーズ
 イカリングフライ
 切干大根の煮物


 これからの季節、暖かくなり花粉がちらほら飛び始め、花粉症で大変な人も多いのではないでしょうか。 花粉症になっていない人は予防するためにも、この3日間は、「花粉症のしくみ」や、「対策の食材」についてお話したいと思います。
 花粉症は、からだに侵入した花粉を敵だと認識して、その敵に対応する反応が過敏な体質の人に起こります。特にアレルギー体質の人は、花粉を体内に取り込んだ時につくられる反応物質が徐々に蓄積されます。そしてある量に達すると、「花粉症」としてアレルギー症状が現れるようになります。そのため、今までは花粉症でなかった人でも、ある年から急に症状がでてきます。また、生活習慣や住環境、食生活などによっても起こりやすく、昔に比べて花粉の量も増えています。排気ガスなどに含まれる物質も花粉症を引き起こすそうです。明日は花粉症にかかりにくくする食生活についてお話します。

2017年2月14日火曜日

2月14日(火)



本日の給食です
<献立>
 ミネストローネ
 鶏肉の唐揚げ  ブロッコリー添え
 ナポリタンスパゲティ
 手作り卯の花
 菜の花のゴマ和え


 今日14日はバレンタインデーです。この日に欠かせないのはチョコレートですよね。実はチョコレートやココアには色々な効果があります。それをいくつか紹介したいと思います。
 まずチョコレートとココアの違いは何か知っていますか?原材料は共にカカオですが、カカオ豆をすりつぶして、砂糖などと一緒に油分を加えて、よく練り上げて固めたものをチョコレートといいます。その加工の途中でカカオ豆に含まれる油分を取り除いて、粉状にしたものをココアといいます。
 どちらにも食物繊維や、カルシウム、マグネシウム、鉄分などのミネラルがバランスよく含まれています。しかもカカオポリフェノールと呼ばれる、活性酸素から体を守ってくれる抗酸化物質も含まれています。抗酸化物質は、動脈硬化を防ぎ血液をサラサラにして、ガン細胞の増殖を抑えてくれます。
 しかし、チョコレートには糖質や脂質が多く含まれているので、いつでも好きなだけ食べるのではなく、食べるタイミングを心がけたり、脂質分の少ないココアにしてみたり、効率よく摂取しましょう。

2017年2月13日月曜日

2月13日(月)



本日の給食です
<献立>
 切麩とじゃが芋の味噌汁
 おでん3種類(大根・枝豆がんも・結び昆布)
 豚肉と野菜の生姜炒め
 レンコンの金平
 チキンナゲット ケチャップ添え


 今日は「おでん」についてお話します。みなさん、おでんは好きですか?おでんといえば練りものが多く、好きな具ばかりを食べてしまうことがありますよね?今日はおでんのそれぞれの具材の特徴と食べ合わせについてお話しします。
 まず、大根・昆布・こんにゃく、これらは低カロリーで「食物繊維」が豊富に含まれています。万が一食べ過ぎてもエネルギーの摂りすぎにはなりません。
 はんぺん・ちくわのような魚肉で出来ている練り製品は、たんぱく質が多く、脂質は少なく、牛や豚や鶏のような動物性たんぱく質よりも良質な脂(あぶら)が含まれていることが特徴です。しかし、鮮度を保つためや、つなぎの役割を果たすために塩が多く含まれているので、食べ過ぎには注意です。
 しかも、これらの種類をすべて食べても、ビタミン類や炭水化物が不足してしまい、バランスの良い食事とは言えません。おでんを食べる際は今日のような野菜炒めや、サラダをプラスして、食べ過ぎ予防のためにもご飯をお茶碗1杯は食べるようにしましょう。


2017年2月10日金曜日

2月10日(金)




本日の給食です
<献立>
 ポークカレー
 豆腐ハンバーグ  ブロッコリーソテー添え
 海藻サラダ
 福神漬け
 バナナ


 今日はみなさんが大好きなカレーについてお話します。カレーは1皿で、炭水化物、タンパク質、ビタミンなど豊富な栄養素が、バランスよく含まれています。その上、カレーに含まれるスパイスには脂肪燃焼や血行促進などの効果もあります。
 辛いカレーを食べると、どうしても水分が欲しくなりますよね。多くの人は水を飲むと思います。しかし実は、水には辛さを和らげる効果は全くありません。むしろ辛さを広げてしまい、消化を抑制してしまいます。
 実は、辛さを和らげるのに最適な飲み物は、乳性飲料なのです。そのためカレー発祥の地であるインドでは、ラッシーやチャイという乳製品が入った飲み物が定番となっています。
 私たちの毎日飲んでいる牛乳は、カレーとはとても合い、栄養バランスも良くなるので、カレーを食べて汗をかいて、牛乳を飲んで胃をスッキリさせましょう。

2月9日(木)



本日の給食です
<献立>
 根菜の味噌汁
 肉じゃがコロッケ  ボイルキャベツ添え  1食用中濃ソース
 高野豆腐の玉子とじ
 ほうれん草とひじきのサラダ
 乱切レンコンのおかか煮


 今日は鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。主に法連草・ひじき・玉子に含まれています。
 この1年間、毎月鉄分についてお話してきたので、今のみなさんにどれだけ鉄分は大切な栄養素かということが分かってきたと思います。しかし、最近は栄養補助食品という不足した栄養を補えるという商品が増えています。ドラックストアーにいくと、色々なサプリメントが置いてありますよね。しかし、これらは成長期であるみなさんにとって本当に必要なものなのでしょうか?
 鉄欠乏によって現れる貧血の大きな原因は、これまでの食生活の積み重ねです。いくら有効的にサプリメントで栄養をとっても、これだけでは改善できないのです。なので、鉄分を多く含む食材はもちろん、その吸収を助けてくれる肉や魚・豆腐などの良質たんぱく質や、野菜や果物に多く含まれるビタミンCなどをバランスよく摂れる食生活を心がけていきましょう。

2月8日(水)



本日の給食です
<献立>
 白菜と油揚げの味噌汁
 鶏肉の照り焼き  もやしソテー添え
 厚揚げと小松菜のそぼろあんかけ
 ツイストマカロニサラダ
 オレンジ


 今日は月に1度のカルシウムたっぷりの「歯ッピー献立の日」です。 主に「厚揚げ・小松菜」に多く含まれています。
 みなさんは、カルシウムを効率よく摂取するには、食事だけではなく体を動かすことが大切なことを知っていましたか?ウォーキングなどの適度な運動によって酸素が活発に体に取り入れられ、新陳代謝が高まります。そのため血液の流れる量が増え、カルシウムやたんぱく質などが、より多く骨に運ばれるのです。 また、カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDは日光に当たることで皮膚の下で作られるので、天気の良い日は積極的に外へ出ることをおススメします。
 骨を強くするためにも、カルシウムはもちろん、ビタミンDやマグネシウムを多く含む食事や、太陽の下で体を動かすことが大切だということを、みなさんも意識していきましょう。

2017年2月7日火曜日

2月7日(火)



本日の給食です
<献立>
 コーンスープ
 たっぷりベーコンフライ  キャベツのかつお和え
 ビーフンの五目炒め
 切干大根の旨煮
 玉子ロール


 今日は「ビーフンの五目炒め」に入っている椎茸についてお話しします。みなさん、椎茸は好きですか?臭いや食感が苦手だという人もいると思います。しかし、椎茸には大切な栄養がたくさん含まれているのです。
 まずは、「エリタデニン」という成分です。これは血中のコレステロール量を低下させる作用があり、動脈硬化などの恐ろしい病気の予防が期待されます。
 そして、「ベータ―Dグルカン」は免疫力を高める効果があると言われています。 また日光に当てたり、乾燥させることでビタミンDやうま味成分であるグアニル酸が何倍にも増えるのです。
 「うがい・手洗い・しいたけ」というほど風邪やインフルエンザ予防にも効果があるので、みなさんもすすんで食べるようにしましょう。

2017年2月6日月曜日

2月6日(月)



本日の給食です
<献立>
 肉団子入り中華スープ
 八宝菜
 大根とがんもの煮物
 俵コロッケ  中濃ソースかけ
 チンゲン菜のナムル


 おとつい2月4日は「立春の日」でした。大寒の1月20日から立春までは、一年のうちで最も寒い季節であり、まだまだ冬真っ只中ですが、立春を過ぎると少しずつ寒さが緩み始め、日中の日差しに春の気配を感じ取ることができます。
 また「節分の日」というのは、もともと季節の変わり目をあらわす立春、立夏(りっか)、立秋(りっしゅう)、立冬(りっとう)のそれぞれの前日を言い、年に4回あります。しかし、現在では立春の前日のみを「節分の日」と呼ぶようになりました。2月3日にお話したように、節分の夜には豆をまき、悪魔払い(あくまばらい)をします。
 これからの季節、少しずつ新しい芽が出てきて、ふきのとうや菜の花、新キャベツがおいしくなります。みなさんも春の食材を探してみてくださいね。

2017年2月3日金曜日

2月3日(金)



本日の給食です
<献立>
 けんちんすまし汁
 手作りチキンカツ  粉ふきいも添え  1食用中濃ソース
 もやし入り塩焼きそば
 菜の花サラダ
 杏仁パイン
 節分豆


 今日2月3日は「節分」です。節分といえば“豆まき”ですが、主に西日本ではイワシを食べる習慣があります。これは、邪気(じゃき)を払うためにイワシの頭を門口にさした習慣に由来しているといいます。柊(ひいらぎ)の針で鬼の眼を刺し、イワシを焼く激しい煙と臭いで邪気を追い払うと昔から言われています。「イワシの頭も信心から」と言って、「イワシの頭のようなつまらないものでも信仰の対象にしている人には、尊い神仏と同じように思われる」という、 ことわざもこの風習からきているそうです。
 季節の節目にイワシを食べ、豆を食べるという日本に残る伝統行事は、先人の健やかに暮らすための教えなので、みなさんもすすんで豆やイワシをたべるようにしましょう。

2017年2月2日木曜日

2月2日(木)



本日の給食です
<献立>
 大根と油揚げの味噌汁
 鯖の塩焼き  ブロッコリーのゴマ和え添え
 マカロニのミートソース炒め
 さつま揚げの炒め煮
 みかん


 今日は「大根と油揚げの味噌汁」に入っている「えのきたけ」についてお話します。えのきたけにはきのこ類の中でも食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は胃腸の中にたまっている老廃物や毒素をすべて洗い流してくれるので、便秘になりやすい人には特におすすめの食材です。
 また、きのこには「キノコキトサン」という成分が含まれています。キノコキトサンは、脂肪を燃焼しやすくして、脂肪の吸収を抑えることが出来るともいわれています。食物繊維の他にもナイアシンやカリウム、葉酸といった私達にとって大切な栄養素がたくさん含まれています。
 えのきたけの下のかたい部分に栄養がたくさん含まれているので、みなさんもすすんで残さず食べるようにしましょう。

2017年2月1日水曜日

2月1日(水)



本日の給食です
<献立>
 うどんだし
 白身魚の天ぷら  さつま芋のかき揚げ 
 うどん ワカメ 焼きかまぼこ
 牛肉とごぼうの金平炒め
 小松菜の磯辺和え


 今日は「白身魚の天ぷら」の天ぷらについてお話します。天ぷらは日本古来の料理と思う人が多いと思いますが、実は今から約400年前に鉄砲の伝来とともにポルトガルから長崎に伝わった南蛮料理です。そのため、「天ぷら」はポルトガル語で「四季の斎日(さいにち)」を意味する「テンポラ」が語源と言われています。当時の日本では油は大変貴重なものだったため、調理に大量の油を使用する天ぷらは高級品として扱われていました。江戸時代に入り油の生産が増えた事によって、天ぷらは次第に庶民の大衆料理として広まっていきました。はじめは立ち食い屋台で、おかずと言うよりは間食のような感覚食べられていたようです。
 今では、野菜やえび・いか・魚などの色々な食材を使った色々な「天ぷら」があります。天ぷらは、衣をつけることで衣の水分を蒸発させながら、中の食材を蒸して、食材のおいしさや栄養成分を逃がしにくいのが特徴です。
 また、天ぷらの材料としてよく使われている、しそ、かぼちゃ、ししとうなどの緑黄色野菜に含まれているベータカロチンは、カラダに吸収されるときには油が必要なので、天ぷらにすると、食材の持っている栄養素を効果的に吸収できます。
 今日はホキという魚を天ぷらにしました。みなさん、残さず食べましょう。