2017年7月18日火曜日

7月18日(火)



本日の給食です
<献立>
 夏野菜チキンカレー
 プレーンオムレツ
 ナポリタンスパゲティ
 海藻サラダ  1食用青じそドレッシング
 福神漬け
 冷凍みかん


 いよいよこれからが夏本番です。 「だるい」「疲れやすい」「食欲がない」…いわゆる夏バテで悩まされる人が出てくる時期でもありますよね。今日は、夏バテ防止の食生活についてお話します。
 まずなぜ夏バテになるのでしょうか?その理由は大きく分けて2つあります。1つ目は、体内の水分とミネラルの不足です。夏になると気温が上昇して体温も上がるため、体は汗をかいて体温を下げようとします。しかし汗は、体内の水分と一緒にミネラル分も体外へ排出してしまうため、身体に必要なミネラル分も大量に失われてしまいます。そのため、水分を十分摂ることは必要ですが,一度にたくさん飲むことや,甘い飲み物は控えましょう。冷たいものをとりすぎると、胃腸の働きが抑えられてしまい、甘味は食欲を減退させてしまうので、飲む物や飲む時間帯を自分で考えて水分補給をしましょう。
 2つ目は、暑さによる消化機能の低下によって起こる栄養不足です。この問題を解決するには、食事は量より質であるということです。食欲がなくても、1日3食、しかも同じ時間帯にしっかりとることが大切です。胃に負担がかけない消化のよい卵や肉、魚、牛乳などのたんぱく質、野菜や果物などのビタミン、牛乳や海藻に含まれているミネラルをバランスよく、少しずつでもいいので色々な種類の食品をとりましょう。
 これらの事を守れば、体は無理なく夏を乗り切ってくれるので、 みなさんも実践してみてください。

2017年7月14日金曜日

7月14日(金)



本日の給食です
<献立>
 かき玉すまし汁
 手作り白身フライ  ボイルキャベツ添え  1食用中濃ソース
 枝豆がんもと三角こんにゃくの煮物
 金平ごぼう
 小松菜の磯辺和え


 今日はカルシウムたっぷりの歯っぴー献立の日です。 主に小松菜、豆腐に多く含まれています。今日はカルシウムが、なぜそんなに必要なのか、カルシウムの役割についてお話しします。カルシウムというと「骨」を連想する方が多いと思いますが、実は脳細胞や神経細胞が働くためにも、血中のカルシウムが重要な役割を果たしています。また、筋肉を動かしたり、物を見たり、情報を伝達したりするときにもカルシウムが必要です。カルシウムは人間の体を動かすバッテリーのようなものなのです。体内には60兆個もの細胞がありますが、そのすべてを動かすためにカルシウムが使われているのです。
 一生のうちで一番骨が成長するのは、男子は特に中学生時代、女子は小学校高学年の頃から始まっています。この時期には、年間で平均11%くらい骨密度が上がるので、骨を丈夫にするために、カルシウムをたくさん取って、しっかり運動しましょう。

2017年7月13日木曜日

7月13日(木)



本日の給食です
<献立>
 おつゆ麩とキャベツの味噌汁
 鯖の塩焼き  厚焼き玉子添え
 南瓜のそぼろあんかけ
 ひじきの五目煮
 グレープフルーツ


 今日は鉄分が豊富な「アイアン献立の日」です。主にひじきや鯖、玉子、油揚げに多く含まれています。しかも今日はそれらの吸収を高めてくれる食材もあるのですが、みなさんは何か分かりますか?
 実はビタミンCが豊富なグレープフルーツです。食後に食べれば、食事でとった鉄の吸収を高めてくれます。グレープフルーツに含まれるビタミンCは、鉄分だけでなく、カルシウムやマグネシウムの吸収を高めてくれるので、イライラした気持ちを落ち着かせ、貧血の予防にも役立ちます。みなさんも残さず食べましょう。

2017年7月12日水曜日

7月12日(水)



本日の給食です
<献立>
 冷やしそうめん汁
 鶏肉の唐揚げ  キャベツのしそ和え
 そうめん ワカメ 焼きかまぼこ
 ポテトサラダ  1食用マヨネーズ
 大豆とちりめんのゴマからめ


 今日は昨日に引き続き、食中毒防止に役立つ食材を紹介したいと思います。みなさんは、わさびや生姜、大葉といった薬味を食べることがありますか?
 ちょっとクセがあり、辛くて苦手な人も多いと思います。しかし、昔から日本では生ものには薬味が添えられる風習があるのです。
 その理由は、わさびや生姜、大葉には抗菌効果があるからです。例えば、日本食の代表ともいえるお寿司は、ネタと酢飯、わさびやガリと呼ばれる生姜の甘酢漬けの組み合わせで、食中毒の予防をしながらおいしく食べる、という知恵がぎゅっと詰まっている料理です。また、刻んだり、すりおろしたりして料理に加えれば、味にアクセントがつき、食欲もぐんとアップし、さらに消化を助ける作用もあります。
 今日の「鶏肉の唐揚げ」には、すりおろした生姜とニンニクが入っています。薬味には色々な種類があるので、みなさんも探してみてくださいね。
 

2017年7月11日火曜日

7月11日(火)


本日の給食です
<献立>
 ミネストローネ
 肉入りコロッケ ブロッコリー 1食用中濃ソース
 根菜の炒り煮
 玉子豆腐 タレ付
 チンゲン菜コーンソテー


 今日は昨日に引き続き、食中毒防止に役立つ食材についてお話します。みなさんは普段飲んでいるお茶やココアには食中毒予防の効果があることを知っていますか?
 ココアに含まれているポリフェノールに、強い殺菌作用のあることが発見され、O-157という怖い細菌だけではなく、下痢を引き起こす黄色ブドウ球菌やサルモネラ菌などを予防してくれます。しかも、食後のまだ胃に食べ物が残っているときにココアを一杯飲むと、殺菌力がさらに高まるそうです。 今はアイスココアにすると飲みやすいのでおすすめです。
 また、緑茶に含まれる苦味成分のカテキンにも殺菌作用があり、食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌や腸炎ビブリオ菌に対して効果があります。緑茶を薄めてうがいすると、虫歯や口臭を防ぎ、風邪の予防にも効果があるそうなので、 みなさんも挑戦してみましょう。

 

2017年7月10日月曜日

7月10日(月)



本日の給食です
<献立>
 野菜コンソメスープ
 デミグラスハンバーグ  星ポテト添え
 青じそとツナのスパゲティ
 絹揚げと結び昆布の煮物
 みかんパイン缶


 7月に入り、暑い日が続く中、知らぬ間にみなさんの体調も弱ってきています。そういう時期だからこそ、食べ物による病気を予防して元気で夏を乗り切るために、今日から3日間は、食中毒防止に役立つ食材についてお話します。
 まず、みなさんは、家から持ってくるご飯の上に梅干しはのっていますか? 実はお弁当のご飯に梅干しをのせるだけで、ご飯が傷みにくくなり、食中毒を予防する効果があります。また、梅干しに豊富に含まれるクエン酸が胃腸の働きを活発にして、食欲を増進させてくれます。食欲が出ると、疲れをためにくくしてくれるので疲労回復にも効果的です。
 しかし、梅干しは食塩の含有量が多いので、1日1個にして、毎日食べるように心がけてみましょう。

2017年7月7日金曜日

7月7日(金)



本日の給食です
<献立>
 大根と油揚げの味噌汁
 タンドリーチキン
 冷やし中華(錦糸玉子・きゅうり)
 1食用冷やし中華のタレ
 豚肉と野菜のオイスター炒め
 蒸しシュウマイ
 星のソーダ―ゼリー


 今日は7月7日七夕の日です。みなさんは七夕の行事食といえば何だと思いますか? 実は七夕の行事食は「そうめん」なのです。意外に知られていませんが、千年も前から続いているそうです。 由来は中国で「索餅(さくべい)」という縄のようにあんだ小麦粉のお菓子を7月7日に食べる習慣が、奈良時代に日本へ伝えられ、麦の収穫時期に「麦餅(むぎもち)」を作る風習とともに、やがてそうめんへと変化したといわれています。
 また、そうめんは暑さで食欲が減退するこの時期にぴったりで、天の川や織姫の織り糸に見立てることもできます。ゆでたそうめんに、輪切りにすると切り口が星形になっているオクラや、型どりした人参やきゅうりをのせて、天の川のようにハムや錦糸玉子を飾るとおいしく楽しく食べられます。
 今日は冷やし中華のめんや玉子やきゅうりを天の川に見立ててみました。酢のきいたタレをかけて、みなさんの残さず食べましょう。

2017年7月6日木曜日

7月6日(木)



本日の給食です
<献立>
 ワカメスープ
 かぼちゃコロッケ  ボイルキャベツ添え  1食用中濃ソース
 麻婆豆腐
 ごぼうサラダ
 オレンジ


 今日は「麻婆豆腐」についてお話します。この料理の名前の由来は、中国語で「マーズ」と言う小さなくぼみが顔にたくさんあるお婆さんが作ったおいしい豆腐料理が「マーボー豆腐」と呼ばれるようになったのは有名な話です。それが進化して、四川(しせん)料理の1つとして広がりました。唐辛子と花椒(かしょう)と呼ばれる香辛料を使って調理することが特徴で、本場の麻婆豆腐はとても辛いそうです。
 しかし、これから暑くなると、冷たい物はもちろん、辛い物を好むようになります。これには理由があるのです。辛いものを食べると運動をしていないのに汗をかきますが、これは辛味成分が人間の味覚、嗅覚、痛覚など様々な感覚神経や内臓神経を刺激する事によって起こる生理現象だそうです。汗を出すことによって、身体の表面温度は一時的に下がるので、結果的に涼しさを得る事ができます。
 また、辛味成分を食べると、腸内の運動も活発になるので、栄養分の吸収力も高まり、スパイスの香り成分が中枢神経に作用して食欲を増進させます。
 今日の麻婆豆腐は食べやすいように、辛味成分はほとんど入っていませんが、中華料理屋さんの麻婆豆腐には独特の唐さがあると思うので、みなさんもこれからの暑い季節に挑戦してみてください。

2017年7月5日水曜日

7月5日(水)



本日の給食です
<献立>
 おつゆ麩とえのきのすまし汁
 鮭の西京焼き  フライドポテト添え
 ビーフンの五目炒め
 ひじきと大根の炒り煮
 小松菜のじゃこ和え


 今日は「鮭の西京焼き」の「鮭(さけ)」についてお話しします。鮭には良質たんぱく質をはじめ、動脈硬化など生活習慣病を予防するEPAや脳の活性化に役立つDHAが豊富に含まれているほか、骨を丈夫にするカルシウムの吸収を助けるビタミンDや、血流をよくするビタミンEなどのビタミン類も豊富に含まれています。そのため、貧血、風邪、皮膚疾患の改善と予防などの効果があります。
 また、鮭はもともと白身の魚ですが、海に出てオキアミやエビなど甲殻類のえさを食べることで赤い色素が蓄積し、身がオレンジ色に染まります。赤い色素成分はアスタキサンチンと呼ばれるもので、抗酸化力が極めて高く、ビタミンEの約550~1000倍にも相当すると言われています。そのため、活性酸素から体を守り、血液をサラサラにしてくれます。
 今日は「白みそ」と「すりみそ」を合わせたものに漬けて焼きました。みなさん、残さず食べましょう。


2017年7月4日火曜日

7月4日(火)



本日の給食です
<献立>
 ワンタン野菜スープ
 酢鶏
 丸天となすの煮物
 切干大根と打ち豆の煮物
 杏仁フルーツ


 今日は「丸天となすの煮物」の、なすについてお話します。
 なすは「成功する」という言葉を連想させるためか、昔から縁起のよい野菜として親しまれてきました。主な成分は水分と糖質で、ビタミンとミネラルの含有量は少なめです。
 しかしナスの鮮やかな紫色のアントシアニンという成分は、抗酸化作用があるので、ガンを予防する効果や便秘の改善にもなるといわれています。
 また、温まった体温を下げる作用があり、「秋なすは嫁に食わすな」ということわざがあります。このことわざを聞いて、なんて意地悪なことわざなのだろうと誤解している人はいませんか? これは、なすは体を冷やす効果があるので、涼しくなる秋にお嫁さんが体調をくずさないようにという気遣いを示す、思いやりの言葉なのです。
 どんな調理法や食材にも合う、かしこい野菜なので、みなさんもすすんで食べましょう。

2017年7月3日月曜日

7月3日(月)


本日の給食です
<献立>
 豆腐と油揚げの味噌汁
 ソースメンチカツ  ボイルキャベツ添え
 塩焼きそば
 彩り野菜のトマト煮
 アスパラのゴマ和え


 今日はこれから食べる機会が特に増える夏野菜についてお話します。みなさんは夏野菜といったら何を思い出しますか?トマトやきゅうりはもちろん、かぼちゃやピーマン、なすに枝豆、と色々ありますよね。これらに共通しているのはビタミンが豊富であることと、苦みや辛みで清涼感を得られることです。
 夏になると暑さで体がほてり、熱がこもります。そして疲れがとれず食欲が落ちますよね。そんな時こそ水分をたっぷりと含む夏野菜をしっかり食べることで、私たちの体を快適に保ってくれます。
 生で食べたり、ゆがいて味噌や塩などのシンプルな調味料で食べたりすると野菜自体の味が楽しめます。みなさんも夏野菜をすすんで食べて、夏を乗り切りましょう。