2019年12月19日木曜日

12月19日(木)



本日の給食です
<献立>
 クリームシチュー
 ハムカツ 
 コールスローサラダ
 大豆とレンコンのゴマ炒め
 玉子ロール 
 クリスマスケーキ(ストロベリー)


 今日で2学期の給食も最後です。一年中でもっともバタバタするのが年末年始です。大晦日から正月にかけては、手をかけた家庭料理が少なくなり、外食や中食(なかしょく)が多くなります。
 みなさんは「中食(なかしょく)」という言葉を知っていますか?レストランやファーストフード店で食べる食事を「外食」と言いますよね。それとは反対に、家庭で料理して食べる食事を「内食(うちしょく)」といいます。そして、お店で買ってきたお惣菜やお弁当を家で食べることを「中食(なかしょく)」と言うのです。
 外食や中食はどうしても新鮮な野菜やカルシウムなどが不足しがちになります。野菜に多く含まれる、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足すると、体がだるくなったり、便秘になったりと悪影響が出てきます。
 新しい年を迎えるにあたって、良い体調を維持するためにも、野菜や果物を十分に取るよう心がけましょう。また、牛乳をはじめとした乳製品も忘れずにとるようにしましょう。

12月18日(水)



本日の給食です
<献立>
 玉子と白菜の中華スープ
 肉団子の酢豚風
 中華風春雨サラダ
 切干大根の旨煮
 みかん


 今日は冬至(とうじ)についてお話します。冬至とは、太陽の高さが最も低くなり、昼が一年中で1番短く、逆に夜が1番長い日の事をいいます。毎年12月21~23日頃と言われ、今年は12月22日の日曜日がその日にあたります。
 この日に「冬至かぼちゃ」と言って、かぼちゃを食べると病気にならないと、古くから言い伝えられています。その理由は、冬至の頃になると、秋野菜の収穫も終わって、食べられる野菜もほとんどなくなってしまいます。そこで冬を元気に過ごせるようにと願いを込め、栄養もあって、保存もきく、かぼちゃをよく食べていたようです。
 かぼちゃと小豆を一緒に甘く炊いたものを「冬至なんきん」とよぶ地域も多いそうです。みなさんも食べてみて下さいね。

2019年12月17日火曜日

12月17日(火)




本日の給食です
<献立>
 じゃが芋とワカメの味噌汁
 鶏肉の唐揚げ  キャベツの白ゴマ和え
 ナポリタンスパゲティ
 絹厚揚げとこんにゃくの煮物
 パイン缶詰


 12月に入り寒い日が続いていますが、みなさんは体調を崩していませんか?風邪をひかないように、といって部屋の中にとじこもってばかりいませんか?外に出て遊んだり、運動することも実は予防のひとつなのです。それでも風邪をひいてしまった時のために、今日は症状によってどのような物を食べると良いかをお話したいと思います。
 まず、ひき始めの時は、なべ料理など汗が出やすい物を食べて体を温めましょう。特に緑黄色野菜や、エネルギー源となる穀類や肉や魚を中心に取るようにしましょう。そして熱が出てしまった時は、体温が高くなるので身体の中の栄養素や水分が失われます。具たくさんのスープや味噌汁などの汁気のある料理でまめに水分補給することが大切です。また、のどの痛みやせきが出やすくなったら、のどに刺激を与えないように、茶碗蒸しや豆腐料理、かたくり粉やくず粉でとろみをつけたやわらかい食事をとるようにしましょう。
 このように、症状に分けて食べることも早く回復するためには大切なことなので、みなさんも頭に入れておいてくださいね。
 

12月16日(月)




本日の給食です
<献立>
 麩と豆腐のすまし汁
 鯖の味噌煮  白ネギの煮付け
 小松菜とじゃが芋のソテー
 金平ごぼう
 蒸しシュウマイ


 今日はバランスよく食事をするための合言葉についてお話したいと思います。バランスのとれたおかずの基本は「マゴワヤサシイ」と覚えてみましょう。
 この言葉は、いろいろなところで言われるようになり、覚えている人も多いと思います。
 マは豆類、ゴはゴマなどの種実類。ワはワカメなどの海藻類。ヤは野菜類。サは魚などの魚介類。シはシイタケなどのきのこ類。イはイモ類です。
 これらの食材を取り入れることで、日本人に必要な栄養素をまんべんなく摂取できるのです。他の食材を摂ってはいけないというのではなく、これらの食材を積極的に、単品ではなく多くの種類を少しずつでも食べることが大切です。
 みなさんも「マ・ゴ・ワ・ヤ・サ・シ・イ」を覚えて、バランスの良い食事を楽しみましょう。

2019年12月13日金曜日

12月13日(金)



本日の給食です
<献立>
 ポークカレー
 プレーンオムレツ  ブロッコリーソテー
 海藻サラダ  1食用青じそドレッシング
 福神漬け
 りんご


 今日はカレーを食べる時には欠かせない「福神漬け」についてお話します。
 みなさんは福神漬けの名前の由来を知っていますか?幸福の福に神様の神と書くように、いかにもおめでたい名前ですよね。福神漬けは、明治時代初期に東京の上野の漬け物屋さんが7種類の野菜を入れて漬けたのが始まりと言われています。その漬け物が評判となり、「この漬物さえあれば他にご飯のおかずはいらない!食費が安く済み、お金がたまる!」ということで、当時の人達は「まるで七福神が家に訪れたようだ」と喜んでいたそうです。そしてその漬け物は、七福神にちなみ、福神漬けと名付けられたそうです。

12月12日(木)



本日の給食です
<献立>
 ポトフ風スープ
 鶏肉の照り焼き
 ソース焼きそば
 高野豆腐の含め煮
 ほうれん草と白菜の黒ゴマ和え


 今日は「高野豆腐の含め煮」の「高野豆腐」についてお話します。高野豆腐はおよそ800年前の鎌倉時代に高野山の修行僧が冬の寒い日に豆腐を凍らせてしまったことがきっかけで生まれたと伝えられています。そのため、「高野豆腐」は高野山を中心とした関西の周りでの呼び名だそうです。
 長野県や東北地方では「凍み(しみ)豆腐」と呼ばれています。これは、「凍みる(しみる)」という方言から付きました。 武田信玄が兵糧食として作らせたのが始まりといわれています。 また、農林水産省で決められた正式な食品名は「凍り(こおり)豆腐」だそうです。
 高野豆腐は、豆腐を凍結・乾燥して作られる日本の伝統的な健康食品です。そのため、豆腐の持つ良質なたんぱく質、脂質、カルシウム、鉄などのミネラルなどの優れた栄養成分がぎゅっとつまっています。みなさん残さず食べましょう。

2019年12月11日水曜日

12月11日(水)



本日の給食です
<献立>
 大根とさつま揚げの味噌汁
 鯖の竜田揚げ
 キャベツの鶏そぼろ炒め
 ポテトサラダ  1食用マヨネーズ
 もやしのゆかり和え


 今日は「キャベツのそぼろ炒め」に入っている春雨についてお話しします。春雨は何から作られているか知っていますか?主にじゃが芋やさつま芋のデンプンから出来ていますが、今日は「緑豆春雨」といって緑豆(りょくとう)という豆から作られています。主に中国や韓国、タイなどで栽培されており、日本ではもやしを作る材料として使われています。
 緑豆春雨は普通の春雨と比べて、カリウムが3倍近く多く、食餅繊維も2倍以上多く含まれています。なので、体内の塩分を排泄してむくみをとり、便秘を解消してお腹をスッキリさせる効果があります。夏バテには最適なので、中国では夏の薬膳料理には欠かせない食品だそうです。
 今日はキャベツや鶏肉などと一緒に炒めました。みなさん、残さず食べましょ

2019年12月10日火曜日

12月10日(火)



本日の給食です
<献立>
 ワンタン野菜スープ
 ホイコーロー炒め
 カリフラワーとブロッコリーのサラダ
 大根とひじきの炒り煮
 チキンナゲット

 今日は「カリフラワーサラダ」のカリフラワーについてお話します。
 カリフラワーはブロッコリーを品種改良した野菜で、花のつぼみの部分を食用としています。ビタミンCを豊富に含み、熱を加えても壊れにくいという特徴があります。そのため、カゼの予防や肌を美しくする効果が期待できます。
食物繊維も多く、腸内の老廃物を排出し、便通を良くしてくれます。色の白いものが一般的ですが、紫色のものやオレンジ色のカリフラワーもあるそうなので、色々なカリフラワーを探してみましょう。
 

12月9日(月)



本日の給食です
<献立>
 打ち豆の味噌汁
 エビグラタンフライ
 枝豆がんもと結び昆布の煮物
 レンコンの金平
 フルーツ杏仁


 今日は月に1度の鉄分たっぷり「アイアン献立の日」です。主に打ち豆や油揚げ・がんもどきに多く含まれています。
 今日は、ひじきや大豆のような乾物(かんぶつ)についてお話しします。みなさんは乾物といったら何を思い出しますか?ワカメやひじきなどの海藻類や、干し椎茸、切干大根などがありますね。これらは乾燥させることで、栄養がぎゅっと濃縮され、少しの量でも多くの栄養素を補うことができます。 特にビタミンCを含む野菜と一緒に摂ることで、鉄分の吸収率は上がります。また、体内で利用されるにはたんぱく質と結合して運ばれるので、たんぱく質を多く含む魚や肉、大豆製品と一緒に摂ることが大切です。
 今日の煮物は「枝豆がんもと結び昆布」なので、組み合わせは良く、味噌汁の打ち豆も鉄分がたくさん含まれています。油揚げはもちろん、大根や人参と一緒に食べることで、ビタミンCと鉄分を効率よく摂ることができます。みなさん、これらの食材を残さず、すすんで食べるようにしましょう。


 

2019年12月9日月曜日

12月6日(金)



本日の給食です
<献立>
 コーンスープ
 煮込みハンバーグ
 青じそときのこのスパゲティ
 さつま芋サラダ  1食用マヨネーズ
 ブロッコリーのかつお和え


 今日はこれからの季節においしくなる根菜類についてお話しします。みなさんは、食品には体を温める食品と冷やす食品があるということを知っていますか? 体を温めてくれる食品は、大根、にんじん、ごぼう、生姜など、土の中にできる根菜類と呼ばれているものです。これらは旬の時期が冬であるものが多いのが特徴です。反対に体を冷やす食品は、レタス、きゅうり、トマト、なすなど、夏が旬で、生で食べられるものです。夏は体を冷やすもの、冬は体を温めるものが旬とは、自然の恵みはよくできていますよね。
 では、根菜類になぜ体を温める作用があるのでしょうか。それは水分が少なく、ビタミンC、Eや、鉄分などをはじめとするミネラルを多く含むものが多いためだと言われています。ビタミンEは血行促進作用があり、ミネラルは、血液や筋肉を作る素となり体温を維持してくれるたんぱく質を体内で活用されるのに必要な栄養素なのです。
 今日のサラダにはさつま芋とにんじんが入っています。みなさん残さず食べましょう。

2019年12月5日木曜日

12月5日(木)



本日の給食です
<献立>
 麩と玉葱の味噌汁
 手作りソーストンカツ  キャベツサラダ添え
 大根の炒り煮
 糸こんにゃくの金平
 オレンジ


 今日は、夜勉強をしていて疲れたときや眠くなったときに食べると効果的な食材についてお話します。疲れてくるとつい何か食べたくなりますよね。手軽にチョコレートなどの甘い物を口に入れると、ついつい1箱を完食してしまうということもあります。 運動量も少なくなってしまうこの時期に、夜お菓子を食べる習慣をつけると、 体重増加の心配も出てきます。
 そこで、どうしても口がさみしいときには“冷やしたみかん”がおすすめです。みかんの酸っぱさが頭をスッキリさせ、甘さが即効で脳を活性化してくれます。
 また、勉強や本を読んでいて眠くなった時は、すぐに布団へ直行できればいいのですが、受験生のみなさんはそうはいきませんよね。そのときはガムや昆布、スルメなどを噛みましょう。“噛む”ことで一時的に頭が目覚めます。「どうしてもここまで済ませたい!」と頑張るなら、ノンシュガーのガムがおすすめです。

2019年12月4日水曜日

12月4日(水)



本日の給食です
<献立>
 豚汁
 おでん3種類(大根・厚揚げ・ちくわ)
 プチベーコングラタン
 小じゃがの揚げ煮
 チンゲン菜の辛し和え


 今日はカルシウムたっぷりの「歯ッピー献立の日」です。主にカルシウムを多く含む食材は、厚揚げ・ごぼう・チンゲン菜です。毎月、カルシウムの大切さについてお話してきました。しかし脳や骨以外にもカルシウム効果があるので、 今日はあまり知られていないカルシウム効果を紹介したいと思います。
 まずは、みなさんが病気にならないための免疫力を働かせるには、カルシウムは欠かせません。カルシウムが不足すると、免疫力が正常に機能しなくなってしまい、体内の害ではない異物に過剰に働いて、アトピー性皮膚炎や花粉症といったアレルギー疾患を発症させます。
 また、カルシウムはダイエット効果があることが分かりました。脂肪を吸収する胆汁酸という成分とカルシウムが結合することで、小腸から脂肪を吸収できなくなり、摂取カロリーを減らすことが出来るのです。また、体温を上昇させたり、便秘解消にもつながります。
 低カロリーでカルシウム豊富な緑黄色野菜や小魚・豆腐類を積極的に食べてカルシウム効果を実感しましょう。

2019年12月3日火曜日

12月3日(火)



本日の給食です
<献立>
 うどんのだし
 肉じゃがコロッケ ボイルキャベツ添え 1食用中濃ソース
 うどん  刻みアゲ煮  ワカメ
 もやしと豚肉の麻婆炒め
 ほうれん草の磯辺和え


 今日は昨日に引き続き、魚に含まれている大切な5つの栄養素についてお話します。昨日は、「お肉に負けないくらいの良質たんぱく質」、「食べ続けて頭が良くなるDHA」、「目がよく見えるようになるタウリン」、を紹介しました。今日は残り2つです。
 4つ目は、「歯や骨を丈夫にするカルシウム」です。魚には他の食品と比較にならないくらい多量のカルシウムが含まれています。煮干などの小魚をまるごと食べると、カルシウムの吸収を良くするビタミンDも同時に補給できます。
 5つ目は、「血管の掃除をしてくれるEPA」です。EPA(エイコサペンタエン酸)は、背の青い魚にとくに多く含まれています。摂りすぎたコレステロールや脂肪は血液の流れを悪くします。それらを減らしてくれるのが、このEPAです。魚介類にだけ含まれており、脳血栓や心筋梗塞といった怖い病気を予防する働きを持っています。 このように魚には色々な栄養素が含まれています。みなさんもお魚パワーを信じて積極的に食べましょう。

12月2日(月)



本日の給食です
<献立>
 豆腐とワカメのすまし汁
 さんまの蒲焼き
 角天と大根の煮付け
 ごぼうとお豆のサラダ  1食用ゴマドレッシング
 フルーツナタデココ


 今日は魚に含まれていて、私たちにとって大切な5つの栄養素についてお話します。みなさん、5つの栄養素は何なのか思いつきますか? 栄養素の働きと一緒に今日は3つを紹介したいと思います。
 まず1つ目は、「肉類に負けないくらいの良質たんぱく質」です。体内で利用されるたんぱく質の量は肉より魚のほうが多いそうです。それに、魚のたんぱく質には、体内のいらない塩分を排泄する働きがあり、高血圧などの病気を予防してくれます。
 2つ目は、「食べ続けて頭が良くなるDHA」です。人間の脳をつくる大切な栄養で、脳の働きを活発にする事によって、記憶力や学習能力を高めてくれます。食べ続ける事でアップするそうです。
 3つ目は、「目がよく見えるようになるタウリン」です。タウリンという栄養素は、疲れをとる働きや血管をきれいにお掃除する力も持っています。暗いところでも目が見えるネコは、タウリンがたっぷり入った魚が大好物だからなのでしょうね。
 残り2つの栄養素は明日お話しします。みなさんも魚をすすんで食べて、お魚パワーを付けましょう。

2019年11月29日金曜日

11月29日(金)



本日の給食です
<献立>
 クリームシチュー
 照り焼きハンバーグ  フライドポテト添え
 海藻サラダ
 金平ごぼう
 りんご


 今日はこれからの季節においしくなる「りんご」についてお話します。みなさんは「りんご」と聞いてどんな事をイメージしますか?お通じに良いとかおとぎ話に出てくる「毒りんご」とか、色々ありますよね。
 りんごに多く含まれる「ペクチン」という食物繊維は、腸を掃除してくれたり、コレステロールや中性脂肪を減らしてくれることは良く知られていますが、実はりんごを皮のまま丸かじりすると、「眠気覚まし」の効果があるそうです。歯をかみ合わせる動作は、脳を刺激して眠気を覚ましてくれ、コーヒーよりも即効性があるとも言われています。みなさんも試してみてくださいね。

11月28日(木)



本日の給食です
<献立>
 打ち豆と白菜の味噌汁
 手作りソースカツ
 青じそとツナのスパゲティ
 ひじきサラダ  1食用ゴマドレッシング
 レンコンのおかか煮


 今日は「レンコンのおかか煮」に使われているレンコンについてお話します。漢字で「蓮(はす)の根(ね)」と書くように、れんこんは、蓮(はす)の地下茎の肥大した部分のことを言います。実際、レンコンを食用としているのは日本や中国などの少数の国々だけだそうです。日本では、穴があいていることから「先が見通せる」と、縁起の良い食材とされ、おせち料理に欠かせない野菜です。
 レンコンにはビタミンCが豊富に含まれており、その量はみかんよりも上だそうです。ビタミンCは免疫力を高めて風邪などの感染症を予防してくれます。また、食物繊維も豊富に含まれていて、きのこと同じくらいの量を含んでいるそうです。そのため、便秘の予防・改善の効果があり、血糖値の上昇を抑えてくれたりするので、みなさん、すすんで食べましょう。

11月27日(水)



本日の給食です
<献立>
 麩とじゃが芋の味噌汁
 ほっけの照り焼き  厚焼き玉子
 ビーフンの五目炒め
 切干大根の旨煮
 ブロッコリーのゴマ和え


 今日は「ほっけの照り焼き」の「ほっけ」についてお話します。 ほっけを漢字で書くと、魚へんに「花」と書きます。この漢字表記の由来は、ほっけの幼魚(ようぎょ)がとてもきれいな青緑色をしていて、群れで泳ぐと花のようなのであり、主な漁場が北海道や東北地方など北の方であった事から、北の花と表現されました。そこから北の花の読み方を変え、ほくか、そしてほっけとなった説があるそうです。
 ほっけには、ビタミンA・B・D、カルシウムなどが豊富に含まれており、特にカルシウム含有量は魚の中でもトップクラスで、サンマの2倍以上、アジの4倍以上にもなります。そのため骨粗しょう症予防、骨・歯の強化に良い食材です。  
 今日は照り焼きにしました。みなさん残さず食べましょう。

2019年11月27日水曜日

11月26日(火)



本日の給食です
<献立>
 野菜コンソメスープ
 鶏肉の唐揚げ
 もやしとウインナーのカレー炒め
 ブロッコリーサラダ
 パイン缶詰


 今日は「野菜コンソメスープ」に入っている大根についてお話します。みなさんは「大根役者」という言葉は聞いたことがありますよね。では、演技の下手な役者を大根役者というのはナゼでしょう?これにはちゃんとわけがあるのです。大根おろし、煮物、汁物と、ダイコンは、どんな料理にしても食あたりしないということにちなんでいるのだそうです。つまり、演技の下手な役者は、がんばっても当たった試しがないという意味なのです。
 「ダイコンどきの医者いらず」とも言われるように、大根は、デンプン、タンパク質、脂肪の消化を助ける働きがあります。天ぷらや焼き魚におろしダイコンを添えるのもちゃんと理由があるのですね。その他、ガン細胞を抑制するリグニンという繊維を含む優れもの食品です。みなさん残さず食べましょう。

11月25日(月)



本日の給食です
<献立>
 肉団子入り中華スープ
 八宝菜
 大学いも
 バンサンスー
 小松菜とちりめんの煮浸し


 今日は「大学いも」についてお話します。乱切りにしたさつま芋を油で揚げて、水あめや砂糖にからめたものを「大学いも」と言いますが、なぜこの名前がついたかみなさんは知っていますか?
 色々な説があるのですが、大正時代に東京の大学生がこれを好んで食べていたためこの名前が付いたという説や、昭和初期に東京大学の学生が学費を稼ぐためにこれを作って売ったのが名前の由来だと言われています。
 どちらにしても、食べ盛りの若い人たちが好んで食べた理由は、さつま芋の栄養価が高く、しかも油で揚げるのでエネルギー量が高く、砂糖でからめるので糖分も豊富であり、栄養価の高い食べ物なので、大人気になったのでしょうね。
 みなさんは、色々な食材を残さず食べて丈夫な身体をつくっていきましょう。

2019年11月22日金曜日

11月22日(金)



本日の給食です
<献立>
 まなべ汁
 福井県産しいらの照り焼き  さつま芋のかき揚げ
 地場産野菜炒め
 大野里芋と厚揚げの煮物
 大根のゆかり和え


 今日の鯖江市産の食材は、「大根・人参・玉ねぎ・キャベツ・さつま芋・大野の里芋・青ねぎ」、福井県産は「シイラ・打ち豆」です。
 今日は鯖江市の小中学校で、6月と11月の食育月間に行われる「地場産給食ふるさとの日」です。ほとんどの食材が鯖江市または福井県内で獲れたものです。その中でも今日は「シイラ」という魚についてお話します。
 年々シイラの水揚げ量は増えてきており、福井県の主要な魚の一つになりつつあります。主に定置網で漁獲され、県内ほぼ全ての漁港で水揚げされます。  
 初夏に獲れるシイラを「梅雨シイラ」、秋頃のシイラを「彼岸ジイラ」と呼びます。ハワイでも獲れるらしく、「マヒマヒ」の呼び名で、高級魚として有名です。
 シイラは脂肪がとても少なく、良質なタンパク源となる食材です。また、野菜などからは摂取できないビタミンDやビタミンB12を多く含んでいます。ビタミンDは体内のカルシウムの濃度を調節し一定に保つ働きや、カルシウムやリンの吸収を助けるとともに、骨の形成を促す働きがあります。ビタミンB12はDNAの合成や調整に深く関わっており、正常な細胞の増殖を助ける働きがあります。
 シイラは赤身魚ですが、マグロのような赤い身ではなく、ほんのり桜色で、脂質が少なく淡白です。そのため鮮度落ちが早く、まとまった量も獲れないこともあってか産地で消費されてしまうことが多いようです。
 今日は照り焼きにしました。みなさん味わって残さず食べましょう。

2019年11月21日木曜日

11月21日(木)



本日の給食です
<献立>
 豚汁
 おでん3種類(大根・枝豆がんも・さつま角)
 ミニオムレツ  チリソースかけ
 ほうれん草のかつお和え
 金時煮豆


 今日はカルシウムたっぷりの「歯っぴー献立の日」です。今日の献立でカルシウムが豊富に含まれている食材は、ほうれん草・がんもどき・さつま揚げです。
 今日はその中でも豆腐や油揚げ、味噌などの大豆製品とカルシウムの関係についてお話します。大豆製品ってそんなにカルシウムが含まれているの?と驚く人もいると思いますが、実は豆類に多く含まれているイソフラボンという成分には、骨の中のカルシウムを溶け出さないようにして、骨量を増やす働きがあるのです。そのため、イソフラボンの摂取量が多い人は骨密度が高いという研究結果も報告されています。
 しかし、大豆を加工する間にイソフラボンが分解するため、大豆食品によって含まれている量に差がでてきます。その中でも最も含有量が多いのは、「きな粉」だそうです。牛乳に溶かして飲んだり、ヨーグルトにかけて食べたりと、みなさんも「きな粉」を食事に取り入れてみましょう。

2019年11月20日水曜日

11月20日(水)



本日の給食です
<献立>
 きのこのすまし汁
 鶏肉のスパイス焼き  かぼちゃの天ぷら添え
 ミートスパゲティ
 こんにゃくとちくわの炒り煮
 グレープフルーツ


 今日は「こんにゃくとちくわの炒り煮」のちくわについてお話しします。ちくわはある魚を原料としていますが、みなさんは何という魚か知っていますか? 日本で作られるちくわのほとんどは、スケトウダラという白身の魚が原料だそうです。そのため、カルシウムや鉄分を含み、たんぱく質の多いのが特徴です。また、名前由来は、切り口が竹を割ったように見えることから、竹の輪と書いて「竹輪(ちくわ)」よばれるようになったそうです。
 今日は、こんにゃくとピーマンとしらすを一緒にゴマ油で炒って煮ました。 ちくわは、そのまま食べても、煮ても、炒めてもおいしい食材なので、色々な調理法で食べましょう。



11月19日(火)



本日の給食です
<献立>
 さつま汁
 さんまの蒲焼き
 ひじきと大豆の煮物
 コールスローサラダ  1食用フレンチドレッシング
 蒸しシュウマイ


 今日は月に1度の鉄分たっぷり「アイアン献立の日」です。主にさんま・大豆ひじき・味噌に多く含まれています。
 今日は、鉄不足になると貧血以外に、どんな症状が出やすいのか、いくつかお話しします。まず、なぜか布団に入ると脚が「むずむず」として不快に思ったり、虫が脚をはう感じがして熟睡できないということはありませんか?これは長期間の鉄分不足によって引き起こされる症状で「むずむず脚症候群」と呼ばれています。この症状は、鉄分から作られる「ドーパミン」というホルモンが正常に機能していないから起こるそうです。成長期の中学生のみなさんは特に寝不足やストレスなどで自律神経に影響が出ると、かかりやすくなります。
 また、免疫力が低下したり、皮膚にカビが繁殖しやすくなったりもします。これは体内で白血球の生成がされにくくなり、外部からの菌に弱くなり繁殖率を高めてしまいます。女性は過度なダイエットをすることで、鉄分不足に陥り、将来妊娠しづらくなる原因にもなるので、鉄分を含む食材や、吸収をサポートする食材をバランスよく食べていきましょう。



2019年11月18日月曜日

11月18日(月)



本日の給食です
<献立>
 ワンタンワカメスープ
 クリーミーコーンコロッケ ブロッコリー添え 1食用中濃ソース
 麻婆豆腐
 塩焼きそば
 フルーツ杏仁


 みなさんは口角炎や口内炎に悩まされたことはありませんか?口の両端が切れて口を開けると痛いですよね。これが口角炎です。一方、口内炎は唇の内側や舌、歯ぐきなどに水疱(すいほう)ができたり、赤くはれたりする症状です。傷は小さいのですが、どちらも痛くて、食事をするのもつらいですよね。
 口角炎や口内炎の起きる原因は、主に2つあります。1つは、ぶどう球菌などの細菌や、ウイルスやカビ類に感染した場合です。これらは風邪や疲労、ストレスなどで弱っているときに感染しやすくなります。また、虫歯や歯周病などで口の中が不衛生になってしまうことで口内炎を発症することもあるので、外出から帰ってきたら、まずはうがいをする習慣をつけましょう。
 もうひとつの原因は、ビタミンB2の不足によるものです。ビタミンB2は水に溶ける性質があるため、体内に蓄積することができません。そのため、できはじめの頃は、ビタミンB2を含むうなぎや納豆、ヨーグルトをとるようにしましょう。また、炎症がひどくなって痛むときは、傷を治す作用のあるビタミンCを多く含むオレンジなどのかんきつ類や、イモ類をとりましょう。

2019年11月15日金曜日

11月15日(金)



本日の給食です
<献立>
 なめこと大根の味噌汁
 手作りチキンカツ  ボイルキャベツ添え  1食用中濃ソース
 ナポリタンスパゲティ
 小松菜とさつま揚げの煮浸し
 卯の花


 今日は「なめこと大根の味噌汁」のなめこについてお話します。なめこと言えば、ヌルヌルした「ぬめり」が特徴です。この「ぬめり」は「ムチン」と言われる粘性物質で、タンパク質といくつかの多糖類が結合したものです。なめこの他に、オクラ、モロヘイヤ、里いも、長いもなどのヌルヌルする食べ物全般に多く含まれています。
 ムチンは消化管などの粘膜にくっつき、表面を保護して滑りを良くする作用があるため、消化器官では胃潰瘍や胃炎の予防・改善に効果があります。 また呼吸器官では鼻の粘膜を丈夫にして、カゼやインフルエンザなどの感染症にかかりにくくする効果があります。みなさん、すすんで残さず食べましょう。

2019年11月14日木曜日

11月14日(木)



本日の給食です
<献立>
 かき玉すまし汁
 豚肉と野菜の味噌炒め
 じゃが芋と角天の煮物
 チキンナゲット  ケチャップ添え
 バナナ


 今日は、昨日までお話した免疫力をアップしてくれる食材以外の変わった食材をいくつか紹介します。この中にはみなさんが苦手なものや食べた事がないものがあるかも知れませんが、いずれかは口にすると良い食材ばかりなので、覚えておいてくださいね。
 まずは、「最強の野菜」と言われる、ニンニク、ニラ、らっきょうです。これらはみんなネギ類に分類され、イオウ化合物という強い刺激臭が免疫力を高めてくれます。海外では毎日ニンニクを丸ごと1個食べる事をすすめている国もあるそうです。
 その他には、ショウガ、青じそなどの香味野菜や、バジル、ローズマリーなどのハーブ類は、少量使うだけで料理に風味を加えておいしさを増し、免疫力を高め、抗酸化力を発揮してくれます。
 このように、免疫力をアップしてくれる食材は私たちの周りにたくさんあります。 その事を意識しながら食べることで、体自身も良いものを選んで吸収してくれるので、みなさんもバランスよく食べていきましょう。

11月13日(水)



本日の給食です
<献立>
 ラーメンスープ
 鶏肉の磯辺揚げ  粉ふき芋添え
 ラーメン  ワカメ  なると
 大豆とひき肉のカレー炒め
 もやしのゆかり和え


 今日は昨日に引き続き「免疫力をアップする食材」についてお話します。冬は風邪をひきやすい季節ですが、食事の工夫で風邪をある程度予防することができます。免疫力を高めてくれる食品を選ぶことで、より抵抗力も高めてくれ、風邪の原因になるウイルスや細菌にも感染しにくくなります。この抵抗力をつける食品の代表は「きのこ類」です。
 しいたけ、まいたけ、しめじ、えのきたけ、などに含まれる多糖類やたんぱく質には、抗がん作用や活性酸素除去作用があります。
 きのこ類は秋からが旬の時期になり、もっとも美味しくなります。頻繁に食卓に上がるようになるのは、これからの寒い時期を迎えるために免疫力を蓄えておくためだからなのですね。みなさんもすすんで食べるようにしましょう。

2019年11月13日水曜日

11月12日(火)



本日の給食です
<献立>
 キャベツと油揚げの味噌汁
 鯖の塩焼き
 揚げ出し豆腐 きのこあんかけ
 大根のそぼろ煮
 ほうれん草の磯辺和え


 今日は昨日に引き続き「免疫力をアップする食材」についてお話します。冬は風邪をひきやすい季節ですが、食事の工夫で風邪をある程度予防することができます。免疫力を高めてくれる食品を選ぶことで、より抵抗力も高めてくれ、風邪の原因になるウイルスや細菌にも感染しにくくなります。この抵抗力をつける食品の代表は「きのこ類」です。
 しいたけ、まいたけ、しめじ、えのきたけ、などに含まれる多糖類やたんぱく質には、抗がん作用や活性酸素除去作用があります。
 きのこ類は秋からが旬の時期になり、もっとも美味しくなります。頻繁に食卓に上がるようになるのは、これからの寒い時期を迎えるために免疫力を蓄えておくためだからなのですね。みなさんもすすんで食べるようにしましょう。

11月11日(月)



本日の給食です
<献立>
 ミネストローネ
 もちっと肉みそフライ  ブロッコリーのかつお和え
 大豆のゴマ炒め
 ツイストマカロニサラダ  
 フルーツナタデココ


 今日は免疫力アップの食材でもある「ネバネバ食品」についてお話します。みなさんはネバネバ食品といったら、何を思いだしますか?
 納豆、なめこ、オクラ、モロヘイヤなどがありますよね。 実はネバネバする成分そのものに免疫力を強くする作用があります。例えば納豆は、納豆菌の発酵によって大豆に含まれる成分がパワーアップし、大豆そのものより栄養成分が消化吸収されやすい形になります。そしてネバネバする成分は血液をサラサラにしてくれて、腸内環境を整えて免疫力を高めます。これからの寒い季節は、なめこの味噌汁や、納豆などのネバネバ食品を積極的に食べていきましょう。

2019年11月8日金曜日

11月8日(金)



本日の給食です
<献立>
 チキンきのこカレー
 ソースメンチカツ
 大根サラダ
 福神漬け
 オレンジ


 今日は免疫力アップの食材でもある「野菜類」についてお話します。野菜をたくさん食べる人は健康で、ガンにもかかりにくいということをみなさんは知っていますか?その野菜の中でも、よく耳にするのは、ほうれん草や人参、トマトなどの色鮮やかな緑黄色野菜です。
 それに比べて、キャベツや大根、玉ねぎなどの色の薄い淡色野菜は脇役的存在です。しかし最近、淡色野菜に多く含まれているイオウ化合物には、免疫力をアップさせて、生活習慣病などの怖い病気の予防に効果があることが発見されました。野菜の種類によっては緑黄色野菜を上回る良い働きがあるそうです。
 そのため淡色野菜も緑黄色野菜と同じくらい大切な効果があります。今日の給食には3種類の淡色野菜が入っています。みなさんはどれか分かりますか?答えは「大根、きゅうり、玉ねぎ」です。普段みなさんが食べている野菜ばかりなので、これからもすすんで食べるようにしましょう。

11月7日(木)




本日の給食です
<献立>
 大根とさつま揚げの味噌汁
 鶏肉の照り焼き  キャベツソテー添え
 絹揚げと結び昆布の煮物
 シェルマカロニサラダ  1食用マヨネーズ
 小松菜の白ゴマ和え


 今日は「免疫力低下の原因」についてお話します。みなさんは夜遅くまで起きていたりして、不規則な生活になっていませんか?特に睡眠不足で常に体が疲れている状態だと、大量の活性酸素という悪い酸素が発生して、免疫力を低下させます。また、運動不足や体力の低下も免疫力を低下させます。そして食品添加物がたくさん入ったインスタント食品や、加工したお菓子などの食べ物からくる影響でも免疫力を低下させてしまうのです。
 このようにいくつかの原因がありますが、私たちにとってはどれも当てはまりやすいものばかりです。1番栄養を摂らなければならない成長期に、添加物たっぷりのおかしやハンバーガーばかり食べていては、病気になった時の抵抗力も弱くなります。生活習慣を変えるのは大変な事ですが、健康のために少しずつ意識していく必要があります。明日は免疫力をアップしてくれる食材をいくつか紹介したいと思います。

11月6日(水)



本日の給食です
<献立>
 豆腐とワカメの味噌汁
 豚すき焼き風煮
 ちくわの2色揚げ(青のり・黒ゴマ)
 チンゲン菜のソテー
 黄桃缶詰


 今日は「免疫力の仕組み」についてお話します。免疫力とは、私たちが自分を守るために本来持っている防衛機能の事をいいます。例えば大気中の細菌やウイルスが、体内に侵入してきた時に、私たちの防衛機能はそれを異物と感知すると同時に、攻撃してくれます。また、ホコリや塵(ちり)を吸ってしまうとくしゃみが出るのも、花粉症で体内に入ろうとする花粉を阻止する為に涙や鼻水が止まらなくなるのも免疫症状なのです。
 こうして体内の異常細胞の発生を細かくキャッチしてくれるおかげで、私たちの体の健康を守ってくれます。 今現在、私たちを悩ます病気のほとんどは、免疫の低下や異常から来るものだと言われています。では明日はどういった事が原因で免疫力が低下してしまうのかについてお話します。

2019年11月5日火曜日

11月5日(火)



本日の給食です
<献立>
 コーンスープ
 カレーコロッケ  ブロッコリー添え  1食用中濃ソース
 プチベーコングラタン
 マロニーサラダ
 ほうれん草の彩り和え


 今年もあと2ヶ月を切りました。これからの寒い時期、体調を崩しやすくなり、風邪をひいてしまう人が多いですよね。同じ生活をしていても、風邪をひきやすい人と、ひきにくい人がいます。また、風邪をひいた後、すぐに回復する場合と、いつまでも症状が長引く場合があります。これは、人それぞれの免疫力の差によるものです。今日は、みなさんの免疫力が低下していないかどうか、また免疫力が弱っている場所はどこかを簡単にテストしてみたいと思います。
 今から質問する4項目のうち、自分に当てはまるものはいくつあるかチェックしてみてください。また何番が当てはまったかもチェックしてみてください。
① たまに立ちくらみがする。
② 下痢や便秘をしやすい。
③ 人ごみに出ると、のどがイガイガする。
④ 普段イライラしやすい。
 さあ、どうでしょう?4項目中いくつ当てはまりましたか?実は1項目でも当てはまったら要注意です。また、免疫力が弱い場所によってそれぞれ症状が違います。①は白血球、②は胃腸、③は目や鼻、のどの粘膜、④は神経系の免疫力低下の恐れがあるそうです。明日は、免疫力とは何かをお話したいと思います。


11月1日(金)



本日の給食です
<献立>
 ポトフ風スープ
 ハンバーグ トマトソースかけ  ブロッコリーコンソメ煮
 ポテトサラダ  1食用マヨネーズ
 小松菜のスクランブルエッグ
 みかん 1/2個


 みなさんは冬野菜といったら何を思い出しますか?今日はこれからおいしくなる冬野菜についてお話しします。まず、大根・人参・れんこん・里いもといった根菜類です。これらの野菜は身体を温める効果があり、秋から冬にかけてゆっくり土の中で育つので、栄養分や甘みが増すことが特徴です。味噌汁や鍋に入れるとたくさん食べることができて、栄養を逃さず吸収できます。
 そして、ほうれん草・小松菜・白菜・ねぎといった菜っ葉類です。これらの野菜も冬にゆっくり育てて収穫することで、夏に収穫したものよりも、ビタミンやミネラル類が3倍以上に増えます。そのため、風邪を予防して、のどを潤してくれます。今日は、今が旬のブロッコリーや小松菜、人参が使われています。みなさんもすすんで冬野菜を食べるようにしましょう。


2019年10月31日木曜日

10月31日(木)



本日の給食です
<献立>
 白菜としめじの味噌汁
 鶏肉の唐揚げ(カレー味)
 ナポリタンスパゲティ
 こんにゃくの炒り煮
 ワカメの酢の物


 今日10月31日は秋の季節のイベントとして楽しむようになった「ハロウィン」についてお話します。まずハロウィンとは、古代ヨーロッパのケルト人という民族のための、正月やお盆のような行事が起源といわれています。それが色々と変化してあらゆる国で秋の収穫祭としてお祝いするようになりました。
 ヨーロッパでは悪霊を追い払うために、カブを怖い顔になるようにくり抜いて、中に火を灯していたそうですが、アメリカに伝わると、その時期に多く収穫されるかぼちゃが使われるようになりました。
 今では子供たちがおばけや魔女の仮装をして「トリック・オア・トリート」(お菓子をくれないといたずらするぞ)などと言って、お菓子をもらうお祭りになりました。

2019年10月30日水曜日

10月30日(水)



本日の給食です
<献立>
 ワンタンスープ
 ホイコーロー炒め
 フランクドッグ  ケチャップ添え
 切干大根と打ち豆の煮物
 カリフラワーのゆかり和え


 今日は「切干大根と打ち豆の煮物」の打ち豆についてお話します。打ち豆と聞くと、「何か新しい豆の品種かな?」と思う人もいるかもしれませんが、古くから福井では伝統的な大豆の保存食として使われてきた食材で、大豆を石臼の上でつぶし、乾燥させたものなのです。豆を潰してあるので火の通りも早く、すぐに調理できる事から、省エネにもつながります。これは昔の人の知恵ですね。また、大豆ペプチド、大豆イソフラボン、大豆サポニン、ポリフェノールといった大豆が持つ代表的な栄養成分がそのまま残っています。
 みなさんも色々な打ち豆料理を探してみましょう。

2019年10月29日火曜日

10月29日(火)




本日の給食です
<献立>
 おつゆ麩のすまし汁
 鯖の味噌煮
 大根の炒り煮
 ほうれん草とベーコンのソテー
 パイン缶詰


 今日は「大根の炒り煮」に入っているさつま揚げについてお話します。さつま揚げは魚肉のすり身を成型して油で揚げたものです。1846年に今でいう沖縄、琉球から伝わったと言われています。琉球には「チキアーギ」と呼ばれる魚肉のすり身を油で揚げた食べ物がありました。それを薩摩に持ち帰り、独特の製法で造り上げたのがさつまあげのはじまりと言われています。
 今では、地域によって人参やゴボウなどが入っていたりして、色んな種類が楽しめます。また、栄養面ではカルシウムやビタミンB12が豊富に含まれています。ビタミンB12は神経系の働きを正常にしてくれて記憶力や集中力の低下を防いでくれるので、みなさん、残さず食べましょう。

10月28日(月)



本日の給食です
<献立>
 けんちん汁
 エビグラタンフライ
 絹揚げとじゃが芋の煮物
 ビーフンの五目炒め
 チンゲン菜のしらすゴマ和え


 今日は「うま味」についてお話します。みなさんは「旨味(うまみ)」という言葉を知っていますか? 味には基本となる5つの味があります。それは「甘味」・「酸味」・「塩味(しおみ)」・「苦味」、それと「旨味」です。 
 旨味は日本人の科学者である、「池田 菊苗(きくなえ)」さんが湯豆腐の昆布だしをヒントに世界で初めて発見しました。旨味物質は3種類あります。昆布などに多く含まれる「グルタミン酸」、かつお節などに多く含まれる「イノシン酸」、干し椎茸などに多く含まれる「グアニル酸」です。日本の食卓には、この旨味たっぷりの食材が使われた料理が多くあります。
 みなさんも普段の食事で何のだしを使っているか味わってみましょう。

2019年10月24日木曜日

10月24日(木)



本日の給食です
<献立>
 もやしとワカメの味噌汁
 タンドリーチキン  粉ふきいも添え
 根菜の金平
 キャベツマカロニサラダ  1食用ゴマドレッシング
 ウインナーコーンソテー


 今日は「タンドリーチキン」についてお話しします。みなさんはタンドリーチキンという料理を知っていますか?インドで作られている鶏肉料理であり、「タンドール」という円筒型の土カマの中で焼くため、この名前が付けられたそうです。カレーと一緒に食べる「ナン」もこのカマで作るそうです。
 タンドリーチキンはヨーグルトや香辛料を合わせたものに数時間漬けこんで焼きます。ヨーグルトの乳酸菌によって肉の筋繊維をつなぐ膜が溶かされて隙間ができるため、柔らかく出来上がります。さらにヨーグルトは防腐効果や脱臭効果があるので、鶏肉独特の臭いをなくし、うま味を増すことができます。
 また、ウコンや食紅でオレンジ色に焼き上げるのが特徴で、骨付きの鶏肉を使うそうですが、今日は骨なしの鶏もも肉を使用しています。みなさん残さず食べましょう。
 

2019年10月23日水曜日

10月23日(水)



本日の給食です
<献立>
 玉子の中華スープ
 八宝菜
 じゃが芋のそぼろ煮
 ほうれん草のナムル
 ほたて風フライ   ケチャップ添え
 

 今日は「八宝菜」に入っているイカについてお話します。イカは世界で約450種類、日本近海でも約140種類が確認されています。みなさんが良く食べるのは、「スルメイカ」「アオリイカ」「ケンサキイカ」「ヤリイカ」などです。しかし、欧米ではタコと同様に形状が不吉なものとされており、食べる習慣がない国もあるそうです。しかし日本では昔から食べる習慣があるため、現在も世界の漁獲量の約6割を消費する世界1位のイカ消費国なのです。
 イカにはタウリンやリジンといった身体に大切な栄養素が含まれており、ビタミンD以外のビタミンがすべて含まれています。種類によってとれる時期が違うので、みなさんも季節によって色々なイカを探してみてくださいね。


10月21日(月)



本日の給食です
<献立>
 コンソメスープ
 メンチカツ  ブロッコリー  1食用中濃ソース
 枝豆がんもと大根の煮物
 バンサンスー
 大豆サラダ


 今日は「バンサンスー」についてお話します。バンサンスーは中華料理の1つで、拌(バン)は「あえること」、三(サン)は「三種類の具材」、絲(スー)は「糸のように細長く切ったもの」という意味があります。
 今日はマロニーと錦糸玉子とチンゲン菜をお酢でサッパリと和えてあります。お酢の主成分である酢酸(さくさん)は疲労回復に対しての効果や、食欲を増進させる効果があるので、みなさん残さず食べましょう。

10月18日(金)



本日の給食です
<献立>
 ポークカレー
 野菜コロッケ  ボイルキャベツ添え  1食用中濃ソース
 海藻サラダ
 福神漬け
 オレンジ

 今日はみなさんが大好きなカレーについてお話します。カレーは1皿で、炭水化物、タンパク質、ビタミンなど豊富な栄養素が、バランスよく含まれています。その上、カレーに含まれるスパイスには脂肪燃焼や血行促進などの効果もあります。
 辛いカレーを食べると、どうしても水分が欲しくなりますよね。多くの人は水を飲むと思います。しかし実は、水には辛さを和らげる効果は全くありません。むしろ辛さを広げてしまい、消化を抑制してしまいます。実は、辛さを和らげるのに最適な飲み物は、乳性飲料なのです。そのためカレー発祥の地であるインドでは、ラッシーやチャイという乳製品が入った飲み物が定番となっています。
 私たちの毎日飲んでいる牛乳は、カレーとはとても合い、栄養バランスも良くなるので、カレーを食べて汗をかいて、牛乳を飲んで胃をスッキリさせましょう。

10月17日(木)



本日の給食です
<献立>
 さつま汁
 おでん3種類(大根・ちくわ・こんにゃく)
 ブロッコリーときのこのソテー
 手作り卯の花
 小女子の佃煮


 今日は「手作り卯の花」の卯の花という料理についてお話しします。実は卯の花とは「おから」のことを言うのですが、「おから」は空っぽのように聞こえるため、昔の人は縁起が悪いと考え、見た目が白くて小さく春に咲く「うのはな」に似ているため、この名前が付けられたそうです。
 卯の花は大豆からできた豆乳の搾りかすですが、大豆の良質たんぱく質やカルシウムがそのまま残っており、さらに豆乳や豆腐にはない食物繊維が豊富に含まれています。みなさん残さず食べましょう。


2019年10月16日水曜日

10月16日(水)




本日の給食です
<献立>
 沢煮椀
 鯖の塩焼き
 マカロニミートソース炒め
 ササガキごぼうサラダ
 バナナ



 今日は「沢煮椀(さわにわん)」についてお話します。みなさんは沢煮椀という料理は聞いたことがありますか?
 沢煮椀の由来は、昔、山に狩りに行った猟師が、とったイノシシの肉を沢(山を流れる川)で洗って煮て食べたことが始まりだそうです。肉と一緒に入ってしまった砂をコショウで表し、吸い口にコショウが付いたすまし汁です。給食ではコショウは入っていませんが、千切りの野菜がたくさん入っています。沢煮の沢は「盛り沢山(だくさん)」に由来するといわれ、これは沢の底に生えた水草を表しています。季節によって千切りの野菜が変わりますが、今日は 「大根、にんじん、もやし、えのきたけ」が入っています。みなさん残さず食べましょう。




10月15日(火)



本日の給食です
<献立>
 おつゆ麩と豆腐の味噌汁
 煮込みハンバーグ  ほうれん草ソテー添え
 プチベーコングラタン
 ひじきと大豆の五目煮
 カリフラワーのかつお和え


 今日はカルシウムたっぷり「歯っぴー献立の日」です。主にカルシウムを多く含む食材は、豆腐・大豆・ほうれん草です。
 カルシウムを豊富に含む食品の1つでもある「ひじき」や「切干大根」のような乾物には、他の保存法にはない優れた特徴があることをみなさんは知っていますか?それは、天日乾燥することで、旨みや香り、栄養が増すということです。例えば、「生大根」と乾物となった「切り干し大根」を同じ重さで比べてみると、エネルギーは約15倍、食物繊維は約16倍、カルシウムはなんと約23倍、にもなるという結果があります。その他のビタミンやミネラル類もぐんと増し、「生大根」はより栄養価の高い食品「切り干し大根」に生まれ変わるのです。
 天日乾燥するだけで、見た目のカサは減るのに、見えないところで栄養がぐんと増えるとは、おもしろい現象ですね。 みなさんも乾物をすすんで食べるようにしましょう。

2019年10月10日木曜日

10月10日(木)




本日の給食です
<献立>
 うどんのだし
 鶏肉の唐揚げ  厚焼き玉子
 うどん ワカメ 焼きかまぼこ
 大豆とポテトのサラダ
 小松菜のナムル


 今日は「鶏肉の唐揚げ」の鶏肉についてお話します。鶏肉は、たんぱく質を豊富に含み、牛肉・豚肉と比べて、味は淡白で身もやわらかく消化が良いという利点があります。脂質は豚や牛の約半分で、コレステロールを低下させる不飽和脂肪酸を多く含んでいます。特に、ささみの部分は最も脂肪が少なく、胃腸の弱い人にとっては大切なたんぱく源です。鶏肉からとれる良質のたんぱく質は、病後の体力回復にも効果を発揮します。
 その他にも、ビタミンAは豚肉の約3倍以上、牛肉の約10倍も多く含まれ、夜盲症(やもうしょう)などに有効に働きます。ナイアシンも豊富で、ビタミンAと一緒に働き、皮膚や粘膜を丈夫にしてくれます。
 今日はみなさんに人気のある唐揚げにしました。残さず食べましょう。

10月9日(水)



本日の給食です
<献立>
 白菜とえのきの味噌汁
 豚肉と野菜の生姜炒め
 高野豆腐の玉子とじ
 俵コロッケ
 グレープフルーツ


 今日は「白菜とえのきの味噌汁」に入っている白菜についてお話します。白菜の栄養成分は、キャベツと似ていますが、キャベツに比べて甘みが少ない分、カロリーが少ないのが特徴です。しかし、バランスよく各栄養素を含み白菜1枚中のビタミンCは、みかん1個と同じ量を含んでいます。しかもカルシウムは、牛乳50ml相当もあるそうです。また食事で大量に摂ってしまった塩分を、体外に排泄してくれるカリウムも多く含んでいます。 そのため、白菜には風邪の予防効果や、美肌効果、便秘の改善する効果が期待できます。
 これからの季節、甘みが増して繊維もやわらかくなります。みなさん、すすんで食べるようにしましょう。

10月8日(火)



本日の給食です
<献立>
 豆腐とワカメのすまし汁
 さんまの蒲焼き
 なすとしめじの味噌炒め
 もやしとキャベツのゆかり和え
 揚げシュウマイ


 今日は「揚げシュウマイ」のシュウマイについてお話します。みなさんはシュウマイを漢字で書けますか?実は「焼く」に「売る」と書いて「焼売(しゅうまい)」と呼びます。元々中国料理の1つですが、漢字の由来は野菜や肉の売れ残りを捨てるのはもったいないので、全部まとめて団子状にして加熱して売ったのが始まりと言われています。
 今では、色んな具材を使って「えびシュウマイ」や「イカシュウマイ」、「小松菜シュウマイ」まであるそうです。また、スーパーや飲食店で出てくるシュウマイにはグリンピースがのっていることがありますよね。実はこれは日本だけの文化だそうです。50年ほど前に、シュウマイを作っている食品会社が、学校給食で出すときに子供たちを喜ばせたいという思いで、ショートケーキのイチゴに見立てて、真ん中にグリンピースをのせることにしたそうです。
 今日のシュウマイにはグリンピースはのっていませんが、みなさん残さず食べましょう。

10月7日(月)



本日の給食です
<献立>
 打ち豆の味噌汁
 肉じゃがコロッケ ブロッコリー 1食用中濃ソース
 青じそとツナのスパゲティ
 笹かまぼこと結び昆布の煮物
 フルーツ杏仁


 今日は鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。主に打ち豆・味噌に鉄分が豊富に含まれています。
 みなさんの年齢は男の子、女の子ともに、体の急激な成長により、鉄分が不足しやすくなります。そのために、毎月紹介している鉄分が豊富な食材を摂ることが大切ですが、魚や肉類、菜っ葉類は料理しなければ食べることができないので、今日は手軽にとれるおすすめの食材を紹介します。
 それは「ドライフルーツ」です。レーズンやプルーンはよくお店で見かけますが、色々な種類があります。その中でも「いちじく」が鉄分補給にはおすすめです。生のいちじくの鉄分量は100gあたり0.3mgほどですが、ドライフルーツになると1.4mgと4倍以上増えるのです。あんずも生に比べると8倍近く増えるので、みなさんも鉄分豊富なドライフルーツに挑戦してみましょう。


2019年10月3日木曜日

10月3日(木)



本日の給食です
<献立>
 にゅうめん汁
 手作りソースチキンカツ  キャベツサラダ添え
 そうめん  ほうれん草  刻みアゲ煮
 レンコンの金平 
 さつま芋の甘煮


 今日は「さつま芋の甘煮」のさつま芋についてお話します。さつま芋は、イモ類のなかで食物繊維が最も多く、ジャガイモの約3倍も含まれています。また、便秘解消効果のあるヤラピンや、血圧抑制効果のあるアントシアニンなど様々な栄養素が含まれています。ヤラピンとアントシアニンは、皮のあたりに主に含まれているため、皮ごと食べるのがオススメです。
 またビタミンCも多く含み、加熱処理による損失も少ないと言われています。そのため、さつま芋1本で1日に必要なビタミンCが確保でき、免疫力をアップするのに効果的です。9月から11月にかけて一番おいしい旬の時期です。みなさん、すすんで食べましょう。