2020年6月30日火曜日

6月30日(火)



本日の給食です
<献立>
 鶏肉の磯辺揚げ
 スパゲティソテー
 絹厚揚げとじゃが芋の煮物
 糸こんにゃくの炒り煮
 小松菜のかつお和え


 今日はコロッケやサラダ、煮物などの色々な料理に使われているじゃが芋についてお話します。じゃが芋にはいくつもの品種がありますが、よく知られているのが、「メークイン」と「男爵(だんしゃく)芋」ですよね。他にも「きたあかり」や「インカのめざめ」などといった品種もありますが、普段私たちが食べているじゃが芋料理は「メークイン」と「男爵芋」のどちらかが使われていることが多いのです。
 例えば、みなさんが大好きなカレーやシチュー、今日のような煮物にはメークインが適しています。メークインに含まれるデンプンの量が少ないため、加熱しても細胞の形がほとんど変わりません。そのため細胞は崩れにくくてきれいに仕上がります。また、コロッケやマッシュポテトのように潰して使う料理には 
 男爵芋(だんしゃくいも)が適しています。男爵芋はデンプンの量が多いため、加熱するとデンプンが膨らみ細胞が丸くなります。そのため細胞が崩れやすくなるので、ホクホクとした食感になります。普段、家庭ではどちらを使っているか、みなさんもおうちの人に聞いてみてくださいね。

6月29日(月)


本日の給食です
<献立>
 鯖の塩焼き
 厚焼き玉子
 マカロニミートソース炒め
 ごぼうサラダ
 ワカメと枝豆の生姜和え


 今日は「鯖の塩焼き」のさばについてお話します。みなさんはサバやいわし、アジといった青魚は好きですか? 青魚には良質な脂肪分が豊富に含まれています。その脂肪分には、植物油や豚、牛には含まれないEPAやDHAが含まれています。EPAは血液の凝固を抑制することにより、血液をサラサラにしてくれます。また、DHAは脳を活性化する作用があるため、「魚をたくさん食べると頭が良くなる」とも言われているのは、このおかげです。EPAやDHAには、血中コレステロール値を下げる効果もあり、動脈硬化や脳卒中という恐ろしい病気も予防してくれる、かしこい魚です。   みなさんもすすんで食べるように心がけましょう。


2020年6月26日金曜日

6月26日(金)



本日の給食です
<献立>
 手作りソーストンカツ
 アスパラソテー添え
 法連草の炒り玉子
 切干大根の旨煮
 オレンジ


 今日は「切干大根の旨煮」の切干大根についてお話します。切干大根は、生の大根を細かく切り、寒い時期に一昼夜(いっちゅうや) 外で自然乾燥させたものです。かつて切干大根は、日本の冬の食卓になくては ならない食品でした。生の大根1本は約500~600gありますが、それを天日干し(てんぴぼし)すると、およそ1/10の50gの切干大根になります。それだけ切干大根には栄養がギュッと凝縮されています。
 また、骨の形成を助けるカルシウムは牛乳の約4倍と多く、「畑のいりこ」と言われるほどです。うま味成分のグルタミン酸やブドウ糖も含み、ビタミンB1・B2、鉄分、食物繊維も豊富です。
 このようにたくさんの栄養素を含むため、新鮮な野菜が出回らず栄養不良に陥りがちな寒い時期には、実にありがたい食べ物だったそうです。外食の多い現代人の私たちにとっても、事情は同じですよね。とくに便秘や体調が良くない人は積極的に食べるようにしましょう。

 

2020年6月25日木曜日

6月25日(木)



本日の給食です
<献立>
 鶏肉の南部焼き
 ナポリタンスパゲティ
 ひじきとごぼうの炒り煮
 玉子豆腐
 オクラのかつお和え


 今日は「オクラのかつお和え」のオクラについてお話しします。オクラといえば、ネバネバする野菜の1つですが、このネバネバ成分である「ムチン」や「ペクチン」という栄養素にはこれからの季節になりやすい夏バテの症状をやっつける効果があります。
 まずは、暑くなると冷たい食べ物を取りすぎてしまい、胃腸が弱ってしまうことが多いのですが、ムチンは胃の粘膜を保護してくれてたんぱく質の消化、吸収を高めてくれます。また、ペクチンは胃の壁を保護して、豊富に含まれるビタミンCやカロテンなどと共に、スタミナ強化に役立ち、疲労回復につながります。
 これからの季節が旬でおいしくなります。みなさんもオクラを積極的に食べるようにしましょう。

2020年6月24日水曜日

6月24日(水)



本日の給食です
<献立>
 カレーコロッケ  1食用中濃ソース
 ボイルキャベツ
 高野豆腐の含め煮
 小松菜と鶏肉の中華炒め
 金時煮豆


 今日は「高野豆腐の含め煮」の高野豆腐についてお話します。高野豆腐はおよそ800年前の鎌倉時代に高野山の修行僧が冬の寒い日に豆腐を凍らせてしまったことがきっかけで生まれたと伝えられています。そのため、「高野豆腐」は高野山を中心とした関西の周りでの呼び名だそうです。
 長野県や東北地方では「凍み(しみ)豆腐」と呼ばれています。これは、「凍みる(しみる)」という方言から付きました。 武田信玄が兵糧食として作らせたのが始まりといわれています。 また、農林水産省で決められた正式な食品名は「凍り(こおり)豆腐」だそうです。
 高野豆腐は、豆腐を凍結・乾燥して作られる日本の伝統的な健康食品です。そのため、豆腐の持つ良質なたんぱく質、脂質、カルシウム、鉄などのミネラルなどの優れた栄養成分がぎゅっとつまっています。みなさん残さず食べましょう。

2020年6月23日火曜日

6月23日(火)



本日の給食です
<献立>
 豚肉と野菜の生姜炒め
 南瓜と枝豆がんもの煮物
 ブロッコリーサラダ
 ほたて風フライ

 今日は「豚肉と野菜の生姜炒め」に使用している生姜についてお話します。みなさんは生姜を口にする機会はありますか? 料理の隠し味に使用したり、豆腐やそうめんの薬味として登場しますが、辛いというイメージしかありませんよね。しかし、この生姜に含まれている「ジンゲロール」という栄養成分には色々な効果や効能があるのです。
 例えば、味覚を刺激して交感神経を活性化させ、脂肪を盛んに燃焼させます。そのため体を温めたり、血行をよくしたり、熱を下げるといった体の調整を助けてくれる効果があります。しかもジンゲロールには、強い殺菌力があり食中毒の予防も期待できます。また胃の粘膜を鎮めて落ち着かせる成分が含まれているため、乗り物酔いなどの吐き気を抑える効能もあります。
 今日は豚肉と一緒に、キャベツ・玉葱・人参・ピーマン・もやしを生姜醤油で炒めてあります。みなさん、残さず食べましょう。

2020年6月22日月曜日

6月22日(月)



本日の給食です
<献立>
 さんまの蒲焼き
 フライドポテト
 ビーフンの五目炒め
 エビとイカのチリソース煮
 杏仁パイン


 今日は「ビーフンの五目炒め」のビーフンについてお話します。みなさんは、ビーフンは何から作られているか知っていますか?実はお米から作られているライスヌードルの一種なのです。ビーフンの発祥の地は中国南部といわれ、日本にも中国から伝わりました。歴史は浅く、伝わってまだ60年ほどだそうです。
 ビーフンは炒め物にしたり、スープに入れて食べる事が多く、原料がお米なので消化がよく、腹持ちがいいのが特徴です。また小麦のめんよりカロリーも低いのもうれしいですよね。今日は色んな野菜を入れて中華風に味付けをした炒め物です。みなさん、残さず食べましょう


2020年6月19日金曜日

6月19日(金)



本日の給食です
<献立>
 煮込みハンバーグ
 目玉焼き風オムレツ
 ジャーマンポテト
 竹の子のおかか煮
 ブロッコリーのしらす和え

 今日は「竹の子のおかか煮」の「竹の子」についてお話します。竹の子は、竹の地下茎から出てくる若い芽です。つまり竹の子供という意味もありこのような名前で呼ばれるようになりました。しかし、「たけのこ」という字にはもう1つ漢字がありますが、みなさんは書けますか?
 竹冠(たけかんむり)に旬という字を書き、「筍(たけのこ)」と呼びます。筍は成長が速く、約10日間(一旬)で竹に成長するので、そこから来たと言われています。
 竹の子は水分と食物繊維を豊富に含み、食べ応えがあるのにカロリーが低いヘルシーな食材です。さらに旨み成分の1つであるアスパラギン酸が含まれており、疲労回復に効果があるといわれています。4月から6月にかけておいしい時期なので、みなさんも食べてみましょう。


2020年6月18日木曜日

6月18日(木)



本日の給食です
<献立>
 鶏肉の唐揚げ 3個
 ソース焼きそば
 厚揚げとナスの煮付け
 小松菜の磯辺和え


 今日は「厚揚げとなすの煮付け」の、なすについてお話します。なすは「成功する」という言葉を連想させるためか、昔から縁起のよい野菜として親しまれてきました。主な成分は水分と糖質で、ビタミンとミネラルの含有量は少なめです。しかしナスの鮮やかな紫色のアントシアニンという成分は、抗酸化作用があるので、ガンを予防する効果や便秘の改善にもなるといわれています。
 また、温まった体温を下げる作用があり、「秋なすは嫁に食わすな」という「ことわざ」があります。このことわざを聞いて、なんて意地悪なことわざなのだろうと誤解している人はいませんか? これは、なすは体を冷やす効果があるので、涼しくなる秋にお嫁さんが体調をくずさないようにという気遣いを示す、思いやりの言葉なのです。 どんな調理法や食材にも合う、かしこい野菜なので、みなさんもすすんで食べましょう。

2020年6月17日水曜日

6月17日(水)



本日の給食です
<献立>
 すき焼き風煮
 もやしとウインナーのカレーソテー
 俵コロッケ  中濃ソースかけ
 みかん缶詰


 今日は「もやしとウインナーのカレーソテー」のもやしについてお話します。みなさんは、「もやしには栄養がない」と思っていませんか?確かに、もやしの成分のほとんどは水分ですが、決して栄養がないわけではありません。もやしは、大豆などの豆が発芽してできるものです。この発芽する過程で豆にはなかった、ビタミンCとアミラーゼが生まれます。アミラーゼは胃腸を整え、食欲不振を撃退してくれる効果が期待できます。また、肥満や動脈硬化の予防に効果があるビタミンB2は、豆のときの3倍に増えるともいわれています。
 その他、たんぱく質・カルシウム・食物繊維・鉄分なども含まれていて、カロリーが低く、値段も安いので、とってもお得感がありますね。みなさんもいろいろな料理で、もやしを食べてみてください。

6月16日(火)



本日の給食です
<献立>
 さわらの照り焼き
 手作りかき揚げ
 ポテトサラダ  1食用マヨネーズ
 こんにゃくの炒り煮
 大根のゆかり和え
 お米のムース

 今日は「さわらの照り焼き」のさわらについてお話します。みなさんは「さわら」と「さごし」の違いは何か知っていますか?実は「さごし」とは「さわら」の子供で、成長過程により呼び名が変わる出世魚なのです。
 さわらには高血圧予防に良いカリウムや、疲労回復に効果のあるナイアシンなどの栄養成分が豊富に含まれています。また、神経系の働きを助け、脂質や糖質、たんぱく質の代謝に作用するビタミンB群もバランスよく含んでいます。
 また、漢字でさかなへんにはる(鰆)と書いて「さわら」と読むように、春の3月から5月がいちばんおいしい時期です。今日はさわらを醤油ダレに漬けて照り焼きにしました。食べやすくなっているので、みなさん残さず食べましょう。
 

2020年6月15日月曜日

6月15日(月)



本日の給食です
<献立>
 メンチカツ  1食用中濃ソース
 アスパラのゴマ和え
 野菜がんもと小松菜の煮浸し
 大豆サラダ
 ナタデココフルーツ


 みなさんは「歯っぴー給食の日」を知っていますか?普段意識していないと 家庭でも不足しがちなカルシウムを給食で積極的に食べようという日です。福井県の小中学校で月に1日はカルシウムを意識してみようということで、「歯っぴー献立」が出来ました。
 カルシウムは成長期であるみなさんにとっては大切な栄養素です。カルシウムを多く含む食べ物といったら、牛乳・チーズ・小魚・海藻と色々あり、今日の献立では豆腐や大豆に多く含まれています。しかし、実はそれだけを食べていてもみなさんの骨は強くなりません。 
 丈夫な歯を作るには、歯の土台の材料になる、肉や魚、豆腐などの良質なたんぱく質が必要です。また、歯の中で一番固い成分であるエナメル質を作るには、にんじんやほうれん草などに多く含まれるビタミンAや、菜の花やブロッコリーなどに含まれるビタミンCも必要です。
 このような食材をよく噛んで食べることで体の中に効率よく取り込むことができます。みなさんも強い歯を作るために、色んな食材をバランスよく残さず食べましょう。

2020年6月12日金曜日

6月12日(金)


本日の給食です
<献立>
 手作り白身魚フライ  1食用中濃ソース
 キャベツソテー
 麻婆豆腐
 海藻サラダ
 グレープフルーツ


 今日は「麻婆豆腐(マーボドウフ)」の名前の由来についてお話します。昔、中国四川省(しせんしょう)に陳(ちん)さんというお婆さんがいて、安くて美味しい豆腐を作っていました。その豆腐を使った料理がとても美味しく、たちまち村で評判になりました。                      
 この料理を作ったお婆さんの顔には、中国語では「マーズ」と言われる、小さなくぼみがたくさんあり、お婆さん自身が、麻婆(マーボー)と呼ばれていたのです。そのお婆さんが作った豆腐料理という事で、マーボー豆腐と言われるようになったそうです。 今日は豚ひき肉・鶏ひき肉・玉葱・グリンピースが入っています。みなさん、残さず食べましょう。


6月11日(木)


本日の給食です
<献立>
 鶏肉の照り焼き
 マカロニソテー
 高野豆腐の玉子とじ
 チンゲン菜のソテー
 二色なます

 今日は「チンゲン菜のソテー」のチンゲン菜についてお話します。中国野菜の中で最もポピュラーな野菜で、ビタミンAやビタミンCを豊富に含んでいます。油との相性が良いため、今日のような炒め物にするとビタミンの吸収が良くなります。
 また、煮たりゆでたりすることによって細胞内の水分が減り、ビタミンAはさらに多く取ることができるので、煮浸しやスープに入れるのもおすすめです。これらのビタミンは風邪の予防に役立つほか、胸やけや胃のむかつきに効くと言われています。ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含むので、みなさんもすすんで食べるようにしましょう。

2020年6月10日水曜日

6月10日(水)



本日の給食です
<献立>
 八宝菜
 揚げギョウザ
 法連草のナムル
 ツナ大豆煮
 お祝いデザート(いちごショートケーキ)


 今日は「ツナ大豆煮」に入っている大豆についてお話します。大豆はたんぱく質・脂質を含む量が他の作物より多く、肉類に近いことから「畑の肉」と呼ばれています。良質のたんぱく質は消化吸収が良く、脂質は植物性脂肪の「リノール酸」を多く含んでいます。リノール酸は血管壁に付着するコレステロールを取り除く作用をもっている大切な脂肪酸です。また、イライラを抑える効果があるカルシウムや、貧血を予防するために必要な鉄分などが豊富に含まれています。みなさんも色々な大豆製品を食べて、大豆の栄養パワーをもっと取り入れていきましょう。

2020年6月9日火曜日

6月9日(火)


本日の給食です
<献立>
 ハンバーグトマトソース
 粉ふき芋・ウインナー
 北海道産カップグラタン
 キャベツとごぼうのサラダ
 菜の花のしらす和え


 今日は「キャベツとごぼうのサラダ」のごぼうについてお話します。ごぼうは、今から千年以上も前に、薬草として中国から伝わりました。それから日本では、風味と歯ざわりを楽しみながら食べられるようになりました。  
 しかし実は、根の部分を食用として栽培し利用しているのは、世界中でも日本と韓国だけだそうです。欧米では若葉をサラダとして食べるくらいなので、戦争中に日本でごぼうを食卓に出されたアメリカ人は「木の根を食べさせられるのは虐待だ」と裁判になったほどだそうです。
 しかしごぼうは、体を温め、解毒、解熱、発汗、利尿に良い野菜です。また、豊富に含まれている食物繊維には、腸の働きを刺激して、腸内の善玉菌の発育を助ける作用もあります。みなさん、すすんで食べましょう。

2020年6月8日月曜日

6月8日(月)


本日の給食です
<献立>
 肉じゃがコロッケ  1食用中濃ソース
 ブロッコリーのゴマ和え
 青じそとツナのスパゲティ
 大根とひじきの炒り煮
 黄桃缶詰


 今日は「大根とひじきの炒り煮」のひじきについてお話します。みなさんは、ひじきという字を漢字で書けますか?あまり見たことがないですよね。実は鹿(しか)の尾っぽの菜と書いて「鹿尾菜(ひじき)」と呼びます。見た目が鹿の黒くて短いしっぽに似ているところから名付けられたそうです。
 ひじきの栄養で最も注目したいのは、他の海藻に比べて多く含まれる鉄分です。鉄分は吸収されにくく、不足すると貧血の原因になるので、意識して採っていきたい栄養素です。また、他の食品と比べてみても、100gあたり、鉄分はレバーの約6倍、カルシウムは牛乳の約12倍も含んでいます。
 ひじきは今日の献立のように煮物で食べることが多いですが、ドレッシングと和えてサラダにしたり、ご飯に混ぜてお寿司にしたりして、食べるのもいいですね。 みなさん、残さず食べましょう。

2020年6月5日金曜日

6月5日(金)



本日の給食です
<献立>
 鶏肉のスパイス焼き
 小松菜ソテー
 コールスローサラダ
 さつま揚げの金平
 パイン缶詰

 今日は「小松菜ソテー」の小松菜についてお話します。小松菜は緑黄色野菜の1つでもあり、栄養成分は法連草に似ています。しかし、カルシウムは法連草の約5倍も含んでおり、非常に多いのが特徴です。また法連草と同じくらい含まれているカロテンやビタミンCは風邪の予防や美肌効果に最適です。カルシウムは、ビタミンDを多く含む「しらす」や「かつお節」、「卵」、「ゴマ」などと一緒に摂ると吸収が良くなるそうです。また、これらの栄養素は水に溶けやすいので、今日のソテーのように油で炒めるのがおすすめです。みなさん、残さず食べましょう。

2020年6月4日木曜日

6月4日(木)



本日の給食です
<献立>
 ハムカツ     1食用中濃ソース
 キャベツサラダ
 菜の花のマカロニソテー
 ひじきの五目煮
 オレンジ


 今日は春野菜の1つである「菜の花」についてお話します。菜の花はビタミンC、カロテン、カルシウム、食物繊維をたっぷり含む緑黄色野菜です。もともと菜の花は、油を取る目的で栽培されていましたが、明治時代以降は食用としても作られるようになったそうです。独特のほろ苦さがありますが、抵抗力を高める効果や美肌効果があります。
 また、菜の花に含まれるビタミンCはホウレン草の3倍以上、β―カロテンはピーマンの5倍もあります。鉄分も豊富に含まれているので、貧血気味の人は積極的に食べたい食材の1つです。今日はマカロニやウインナーと一緒にソテーしてあります。みなさん残さず食べましょう。

2020年6月3日水曜日

6月3日(水)


本日の給食です
<献立>
 鯖の味噌煮
 大野里芋の煮付け
 厚揚げの鶏そぼろあんかけ
 金平ごぼう
 法連草と白菜のゴマ和え


 みなさんは「アイアンの日」を知っていますか?アイアンとは和訳して「鉄」という意味です。 給食で鉄分たっぷりの献立を提供しようということで、月に1度この日ができました。中学生男子は1日に8g、女子は7から10gは摂取しましょうと言われています。鉄分が不足すると、貧血をはじめ、脳や消化器官などに異常がでてきます。
 主に鉄分を多く含む食品は、鯖やさわらなどの青魚、ワカメやひじきなどの海藻類、小松菜やほうれん草などの青菜類、油揚げや高野豆腐などの大豆製品があります。これから、毎月1度「アイアンメニュー」を提供していきますので、みなさんも鉄分の多い食材をさがしてみましょう。

2020年6月2日火曜日

6月2日(火)



本日の給食です
<献立>
 コーンコロッケ  
 ブロッコリーのかつお和え
 がんもと大根の煮付け
 大豆とツナのトマト煮
 フルーツ杏仁


 今日は「ブロッコリーのかつお和え」のブロッコリーについてお話します。ブロッコリーの原産地は地中海沿岸付近で、キャベツの先祖であるケールという野菜が改良されて出来たものだそうです。イタリアで古くから食用としていたのが始まりで、日本には明治時代初めに伝わってきましたが、一般的には昭和20年頃から食卓に登場するようになりました。
 ブロッコリーは、レモンの2倍のビタミンCを含み、皮膚や粘膜を保護するカロテンやビタミンAも含んでいます。その他にもカリウム、カルシウム、鉄分、食物繊維など、たくさんの栄養素を含んでいます。茎にも栄養が含まれているので、花の部分だけでなく、茎まで残さずきれいに食べましょう。