2025年12月12日金曜日

12月12日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 麻婆豆腐

 プレーンオムレツ

 バンサンスーサラダ

 アメリカンドッグ  ケチャップ添え

 オレンジ



寒い日が続いていますが、みなさんは体調を崩していませんか?風邪をひかないように、といって部屋の中にとじこもってばかりいませんか?外出をしたり、運動をすることも実は予防のひとつです。それでも風邪をひいてしまった時のために、今日は症状によってどのような物を食べると良いかをお話したいと思います。まず、ひき始めの時は、なべ料理など汗が出やすい物を食べて体を温めましょう。特に緑黄色野菜や、エネルギー源となる穀類や肉や魚を中心に取るようにしましょう。そして高い熱が出てしまった時は、体温が高くなるので身体の中の栄養素や水分が失われます。甘いスポーツ飲料を薄めて飲むにもあまり飲み過ぎてはいけません。スープや味噌汁などの汁気のある料理で、頻繁(ひんぱん)に水分補給することが大切です。食欲が出ないときは、消化の良い煮込んだうどんやおかゆがおすすめです。また、のどの痛みやせきが出やすくなったら、のどに刺激を与えないように、茶碗蒸しや豆腐料理、かたくり粉やくず粉でとろみをつけたやわらかい食事をとるようにしましょう。このように、症状に分けて食べることは、早く回復するためにも大切なことなので、みなさんも頭に入れておいてくださいね。



12月11日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 打ち豆のみそ汁

 手作りソーストンカツ

 もやしのカレーソテー

 さつま芋サラダ

 二色なます



 今日は「二色なます」についてお話します。なますとは新鮮な生の魚介類や野菜類を細かく切って、二杯酢や甘酢、酢味噌などの酢で和えた料理のことを言い、「生(なま)」の材料を「酢(す)」で調味したことから名づけられたそうです。歴史は古く、奈良時代の『万葉集』に酢料理の「なます」をよんだ歌があるそうです。給食では生の魚介類や野菜は使用できないため、大根と人参をゆでてから調理しています。色が紅白でめでたいことから、正月や結婚式などのお祝いで出されることが多い料理です。またお酢には食欲を増進させてくれる作用があり、疲労物質の乳酸を分解して、疲労回復の効果を発揮します。みなさんも積極的に酢の物を食べるようにしましょう。


2025年12月10日水曜日

12月10日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 かきたますまし汁

 鶏肉と野菜の味噌炒め

 ポテトサラダ   1食用マヨネーズ

 揚げシュウマイ

 ミニフルーツポンチ



 今日は「かきたますまし汁」に入っている麩(ふ)についてお話します。麩の歴史は古く、中国では1200年前の唐(から)の時代から食べられていました。日本には鎌倉時代に伝わり、室町時代にはお寺で修行する僧たちにとって重要なタンパク源として精進(しょうじん)料理によく利用されました。麩の原料であるグルテンには体に必要なアミノ酸が豊富に含まれており、その中でも特にグルタミン酸が多く、記憶力の維持や脳の活性化に役立つといわれています。しかも低カロリーなのに消化吸収力が高いため、「ヘルシー食品」として注目され、最近はいろいろな料理に使用されるようになってきました。給食では「玉子とじ」や「汁物」で食べることが多いのですが、みなさんも色々な麩を探して、食べてみてくださいね。


12月9日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 ポタージュスープ

 エビフライ   1食用タルタルソース

 ブロッコリーサラダ

 金平ごぼう

 うの花の炒り煮



 今日は「エビフライ」のエビについてお話します。 私たちがふだん何気なく食べているエビですが、一体どのくらいの種類があるかみなさんは知っていますか? 車えび、大正エビ、シバエビ、伊勢エビ、ブラックタイガー、聞いたことがある名前はこれくらいではないでしょうか。 エビは世界各地に約3000種も生息しており、日本だけでも約700種がいると言われています。エビという漢字は「海(うみ)」に「老(ろう)」と書きます。これは腰の曲がった姿が老人をイメージさせるところからきているそうです。また、腰が曲がるまで長生きできるということで、縁起のよい食材でもあります。エビの身の部分にはたんぱく質やタウリン、ビタミンEが豊富に含まれています。タウリンは魚介類や甲殻類に多く含まれるアミノ酸の一種で、特に疲労の回復をうながしたりする効果があります。 今日は車えび科の一種である「バナメイエビ」を使用しています。1食用のタルタルソースと一緒に食べましょう。


2025年12月8日月曜日

12月8日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 豚汁

 鯖のみぞれ煮

 大豆とレンコンのゴマ炒め

 ツイストマカロニサラダ

 黄桃缶詰


 今日は「鯖のみぞれ煮」のみぞれ煮についてお話します。 みぞれ煮とは、おろした大根で具材を煮た料理のことを言います。だしが合わさって半透明になった姿が、みぞれ雪に似ていることから名付けられたそうです。生の大根には、ビタミンAやビタミンC、食物繊維や胃腸を整えるアミラーゼなどの栄養素が豊富に含まれています。大根をすりおろして細胞が壊れることで初めて作られる「イソチオシアネート」は、殺菌力があるため、風邪予防効果が期待できます。また、イソチオシアネートは消化を助け、臭みを抜いたりするため、今日の鯖のような、脂が多くクセのある青魚を、さっぱりとした煮物にしてくれます。 鯖以外にも、鶏肉や豚肉や白身魚と一緒に煮ると、大根の栄養と一緒においしく食べることができます。今日のみぞれ煮を残さず食べましょう。


12月5日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 チキンカレー

 ハムカツ

 海藻サラダ

 福神漬け

 みかん


 今日はこれからの季節、欠かせない果物、みかんについてお話しします。みかんはビタミンCが豊富で、1日2個食べるだけで、大人にとって1日に必要なビタミンCを補充することができます。ビタミンCは水洗いすると流失してしまい、熱にも弱いという特性があるのですが、みかんならそのまま食べられるので、ビタミンCも丸ごと摂ることができます。みかんに含まれるビタミンCは、毛細血管を丈夫にし、皮膚、骨、歯などの形成を助けてくれます。 また、ウイルスや細菌の力を弱める効果もあるため、「みかんを食べると風邪をひきにくくなる」と昔から言われるほどです。これからの寒くなる季節に、みかんを食べる習慣がある私たちにとってはありがたいことですね。ヘタの部分が小さくて、皮の色が濃いものが甘いと言われています。みなさんも家で食べる時に探してみてくださいね。


2025年12月2日火曜日

12月2日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 のっぺい汁

 白身魚の天ぷら  さつま芋の天ぷら

 高野豆腐の玉子とじ

 ごぼうとキャベツのサラダ

 法連草ののり和え



 今日はカルシウムたっぷりの「歯ッピー献立の日」です。主にカルシウムを多く含む食材は、高野豆腐と法連草です毎月、カルシウムの大切さについてお話してきました。実は脳や骨以外にもカルシウム効果があることが証明されています。今日はあまり知られていないカルシウム効果を紹介したいと思います。まずは、みなさんが病気にならないための免疫力を働かせるには、カルシウムは欠かせません。カルシウムが不足すると、免疫力が正常に機能しなくなってしまい、体内の害ではない異物に過剰に働いて、アトピー性皮膚炎や花粉症といったアレルギー疾患を発症させます。また、カルシウムはダイエット効果があることが分かりました。脂肪を吸収する胆汁酸という成分とカルシウムが結合することで、小腸から脂肪を吸収できなくなり、摂取カロリーを減らすことが出来るのです。また、体温を上昇させたり、便秘解消にもつながります。低カロリーでカルシウム豊富な緑黄色野菜や豆類・小魚などを積極的に食べてカルシウム効果を実感しましょう。


2025年12月1日月曜日

12月1日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐となめこのみそ汁

 メンチカツ  1食用中濃ソース

 塩焼きそば

 刻み昆布と鶏肉の炒り煮

 ブロッコリーのかつお和え



 12月に入り、3年生のみなさんは受験勉強もラストスパートの時期になってきました。今日は、夜勉強をしていて疲れたときや眠くなったときに食べると効果的な食材についてお話します。疲れてくるとつい何か食べたくなりますよね。手軽にチョコレートなどの甘い物を口に入れると、ついつい1箱を完食してしまうということもあります。 運動量も少なくなってしまうこの時期に、夜お菓子を食べる習慣をつけると、 体重増加の心配も出てきます。  そこで、どうしても口がさみしいときには“冷やしたみかん”がおすすめです。みかんの酸っぱさが頭をスッキリさせ、甘さが即効で脳を活性化してくれます。また、勉強や本を読んでいて眠くなった時は、すぐに布団へ直行できればいいのですが、受験生のみなさんはそうはいきませんよね。そのときはガムや昆布、スルメなどを噛みましょう。“噛む”ことで一時的に頭が目覚めます。「どうしてもここまで済ませたい!」と頑張るなら、ノンシュガーのガムがおすすめです。



11月28日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 クリームシチュー

 豆腐ハンバーグ

 こんにゃくとちくわの炒り煮

 シェルマカロニサラダ

 黄桃缶詰


 今日は「豆腐ハンバーグ」の豆腐についてお話します。豆腐は、大豆を煮て、すり潰して出来た豆乳に、にがりを加えて固めたものです。にがりとは海水から塩を取り出したあとに残る液体のことを言い、塩化マグネシウムを豊富に含みます。そのため、にがりの入った豆腐には、多くのマグネシウムが含まれています。マグネシウムは精神を安定させる成分が含まれているので、不足すると神経が興奮しやすく、イライラしたり、疲れやすくなってしまいます。豆腐の他にも、ひじきやワカメなどの海藻類、あさりなどの貝類、バナナやピーナッツにもマグネシウムは多く含まれています。疲れた時にはこれらの食材を積極的に取るようにしましょう。


2025年11月27日木曜日

11月26日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 大根とさつま揚げのみそ汁

 鯖の照り焼き  揚げギョウザ

 ポテトサラダ   1食用マヨネーズ

 もやしのカレーソテー

 オレンジ



 今日は「餃子」についてお話します。餃子は中国東北部の満州地方が発祥と言われています。中国では主に「水餃子」として食べることがほとんどで、お米の代わりに主食として食べていたそうです。日本には江戸時代くらいに伝わりましたが、今の「日本式の焼き餃子」が広まったのは、第二次世界大戦後だそうです。今では餃子は「完全食」とも言われており、皮の部分が炭水化物、餃子のあんには、豚肉やニンニクをはじめとする野菜のビタミン類も豊富に含まれています。ニンニクに含まれているアリシンという成分には、血行を促進し代謝をアップさせる働きがあるので、疲れ気味の時にはおすすめの成分です。またアリシンは、豚肉に多く含まれているビタミンB2の吸収も高めてくれるので、豚肉との相性が抜群の食材と言われています。しかし、完全食と言われていても、やはり食べ過ぎはよくないので、他の野菜料理などと一緒にバランスよく食べることを心がけましょう。



11月25日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 麻婆豆腐

 コーンコロッケ

 北海道カップグラタン

 小松菜のナムル

 ひじき煮



 今日は月に1度のカルシウムがたっぷりな「歯っぴー献立の日」です。主にグラタン・豆腐・小松菜・ひじきに多く含まれています。カルシウムが不足すると「骨粗鬆症」という恐ろしい病気になりやすいことは、みなさんは知っていますよね。実は今の中学生は40年前の中学生に比べて、骨折になる人の割合が2.5倍も増えているそうです。骨量は小学校の高学年から20歳頃までの成長期に一気に増えると言われています。骨密度が最も増加する今の時期に、きちんと栄養を摂り、運動をすることで骨を育てないと、40代から50代にかけて「骨粗鬆症」を発症しやすくなるのです。「骨粗鬆症」になってから、骨に良いものを食べたり、骨を強くする運動を行っても完全に治ることはもうないそうです。 普段からカルシウムを多く含む乳製品や大豆製品、それらの吸収を助ける野菜や海藻類を食べて、心がけていきましょう。



11月21日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 秋野菜ふくいポークカレー(昇竜まいたけ・県産里芋入り)

 プレーンオムレツ

 コールスローサラダ  1食用フレンチドレッシング

 福神漬け

 りんご


 今日は「令和7年度ふくいの食育推進事業」の一環として、普段の給食に、福井県でとれた食材を1つ付け加える「プラスワン給食」2回目です。今月は鯖江市内で活躍している和洋菓子職人のグループ「ボーノ夢菓房」さんが作った「福井県産米粉使用のクッキー」です。原材料は油脂と米粉とグラニュー糖と生クリームのみを使用しています。普段お店に並ぶクッキーに米粉を使用することは滅多にないらしく、小麦粉と違って生地のかたさの調整が大変だったそうです。米粉と小麦粉の最も大きな違いはグルテンがふくまれているかどうかという点です。小麦粉にはグルテンが含まれており、これが生地に弾力と粘りを与えます。しかし米粉にはグルテンが含まれていないため、バターなどの油脂を入れて調整したそうです。何度も試行錯誤して作った米粉のクッキーを、感謝して味わって食べましょう。





2025年11月20日木曜日

11月20日(木)


 本日の給食です

<献立>

 豚汁

 手作り白身フライ   1食用中濃ソース

 がんものきのこあんかけ

 小松菜とじゃが芋のソテー

 蒸しシュウマイ



 今日は「白身フライ」に使われているホキという魚についてお話します。ホキは、タラ目マクルロヌス科に属する海水魚です。ニュージーランドや南オーストラリア周辺の水深200~800mの大陸棚に群れをつくって生活しています。 近年は白身魚の代表でもある「すけそうだら」が減っているため、ホキが冷凍食品やすり身には欠かせない魚になりました。脂肪分が少なく、味はあっさりしており、ビタミンA・B2、ナイアシンを多く含みます。淡泊な肉質なので今日のようなフライや天ぷらに適しています。今日は中濃ソースを付けて残さず食べましょう。



11月19日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ワンタンスープ

 ホイコーロー

 中華風サラダ

 さつま揚げの炒り煮

 ナタデココフルーツ



 今日は「ナタデココフルーツ」のナタデココについてお話します。ナタデココはフィリピンの伝統食品であり、フィリピンでは「ハロハロ」という日本の「みつ豆」のようなデザートによく使われています。原料はココナッツの実です。果肉とココナッツ水に砂糖と水を加え、乳酸菌の1つである「アセトバクター」を加えて、発酵させると、表面に膜ができます。その膜が15mmほどの厚さになったときに取り出したものがナタデココです。独特の歯ごたえのある食感をもち、カロリーが低く食物繊維が多い特徴から、最近ではダイエット食品や特定保健用食品としても利用されているそうです。


2025年11月18日火曜日

11月18日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 ポタージュスープ

 ハンバーグ トマトソースかけ

 さつま芋サラダ

 レンコンの五目煮

 ほたて風フライ



 今日は「さつま芋サラダ」のさつま芋についてお話します。さつま芋は、イモ類のなかで食物繊維が最も多く、ジャガイモの約3倍も含まれています。また、便秘解消効果のあるヤラピンや、血圧抑制効果のあるアントシアニンなど様々な栄養素が含まれています。ヤラピンとアントシアニンは、皮のあたりに主に含まれているため、皮ごと食べるのがオススメです。またビタミンCも多く含み、加熱処理による損失も少ないと言われています。そのため、さつま芋1本で1日に必要なビタミンCが確保でき、免疫力をアップするのに効果的です。11月は一番おいしい旬の時期なので、みなさんすすんで食べましょう。


2025年11月15日土曜日

11月15日(土)

 


本日の給食です

<献立>

 打ち豆のみそ汁

 チーズはんぺんフライ

 ナポリタンスパゲティ

 金平ごぼう

 ブロッコリーのしらす和え



 今日は日本の伝統行事の1つでもある「七五三」です。 3歳、5歳、7歳の子どもの健やかな成長を祝い、感謝と祈願のために神社やお寺へ参拝します。 一般的には11月15日に行われますが、近年では10月から12月上旬の都合のよい日を選んでお祝いすることが多いそうです。七五三のお祝いで、子どもの健やかな成長を願う縁起の良い食べ物が食卓に並びます。特に赤飯や鯛やえびなどが定番ですが、みなさんは神社でお詣りした際に千歳飴(ちとせあめ)をもらったことはありますか?千歳飴とは米と麦芽から作られた長い棒状の飴のことで、長さは最長1メートルまでと決められており、太さも15ミリという制限があるそうです。「千歳(ちとせ)」という言葉には「千年」「長い年月」の意味があり、細長い形状や引っ張るとどこまでも伸びる性質から「長寿」が連想され、千歳飴には「細く長く粘り強く、いつまでも健康で長生きしてほしい」という意味が込められています。 この時期はスーパーや和菓子屋さんで売っているので、みなさんも探してみてくださいね。


2025年11月14日金曜日

11月14日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 ワカメスープ

 手作りソーストンカツ

 厚揚げと大根の田楽鶏そぼろ味噌かけ

 青じそキャベツサラダ

 カクテルゼリー



 今日は月に1度の鉄分たっぷり「アイアン献立の日」です。主に厚揚げ・味噌・豚肉・カクテルゼリーに多く含まれています。 今日は、鉄不足になると貧血以外に、どんな症状が出やすいのかいくつかお話しします。まず、なぜか布団に入ると脚が「むずむず」として不快に思ったり、虫が脚をはう感じがして熟睡できないということはありませんか?これは長期間の鉄分不足によって引き起こされる症状で「むずむず脚症候群」と呼ばれています。この症状は、鉄分から作られる「ドーパミン」というホルモンが正常に機能していないから起こるそうです。成長期の中学生のみなさんは特に寝不足やストレスなどで自律神経に影響が出ると、かかりやすくなります。また、免疫力が低下したり、皮膚にカビが繁殖しやすくなったりもします。女性は過度なダイエットをすることで、鉄分不足におちいり、将来妊娠しづらくなる原因にもなります。普段から鉄分を含む食材や、吸収を助けるビタミンCを多く含む食材を組み合わせてバランスよく食べていきましょう。


2025年11月13日木曜日

11月13日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 キャベツと油揚げの味噌汁

 肉じゃが

 ちくわの2色揚げ(青のり・カレー)

 チンゲン菜のゴマ和え

 厚焼き玉子


 これからの季節は寒くなり、冬野菜がおいしくなる時期でもあります。みなさんは冬野菜といったら何を思い出しますか? ということで、今日は「冬野菜」についてお話しします。まず、大根・人参・れんこん・里いもといった根菜類です。これらの野菜は身体を温める効果があり、秋から冬にかけてゆっくり土の中で育つので、栄養分や甘みが増すことが特徴です。味噌汁や鍋に入れるとたくさん食べることができて、栄養を逃さず吸収できます。そして、法連草・小松菜・白菜・ねぎといった菜っ葉類です。これらの野菜も冬にゆっくり育てて収穫することで、夏に収穫したものよりも、ビタミンやミネラル類が3倍以上に増えます。そのため、風邪を予防して、のどを潤してくれます。 みなさんもすすんで冬野菜を食べるようにしましょう。


 

11月12日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 コーンスープ

 鶏肉のスパイス焼き

 豚肉と茎わかめの金平

 さつま芋の天ぷら

 白菜の煮浸し



 昨日に引き続き世界で活躍しているアスリート選手の食事についてお話します。今日は日本のプロフィギュアスケーターでもあり、2度のオリンピック金メダリストでもある羽生結弦選手の食生活です。昨日の大谷選手に比べて、羽生選手は元々食に対する興味が薄く、一口食べて「ごちそうさま」というほどの小食だったそう。放っておくと全然食べないというほどで、演技が終わった後に立ち上がれない姿が見られることもありました。また、免疫力が低くて風邪をひきやすく、1年の4分の1にあたる3ヵ月は、風邪をひいたり体調不良だったりして、満足に練習ができないほど体調管理に苦しんでいたそうです。しかし羽生選手が「もう食べられない」と食事を終えた後、20分ほどしてからもう一度食事に手を付けたりすることが多い事から、「胃腸が動き出すタイミングが遅いタイプ」だということが分かりました。 それからは鍋物中心の食事をとるように指導されました。うまみ成分であるグルタミン酸は、近年の研究で「胃に入ると粘膜に作用して消化が促進される」ということが分かりました。そのグルタミン酸を多く含んだ「だし」の入っている汁物メニューで胃の動きを活発にさせてからゆっくり食事を摂るという方法を取り入れました。中でも「鍋料理」は味や食材の種類が豊富で、毎日飽きずに続けられます。そのため、それからの羽生選手はしっかり食事がとれるようになったので、小食の人は参考にしてみてくださいね。



11月11日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐のすまし汁

 鯖の味噌煮

 ミートソーススパゲティー

 もやしのゆかり和え

 チキンナゲット



 今日と明日は世界で活躍しているアスリート選手の食事についてお話します。今日はプロ野球選手としてMLBのロサンゼルス・ドジャースに所属している大谷翔平選手の食生活です。大谷選手の活躍の要因の一つとして、筋肉量の増加があります。その理由は徹底したウエイトトレーニングにあるそうです。しかし、筋肉量が増加した理由は、ウエイトトレーニングだけではありません。大谷選手の食事の基本は、脂質が少なく、たんぱく質60グラムのおかずを1日に6~7回に分けてとることだそうです。食事から取るたんぱく質は体内に蓄えられないため、一度にとりすぎると体外に排泄されてしまいます。そのため必要な量をしっかり吸収するためにもこのような食事になるのです。また、エネルギー源となる炭水化物は、練習前や試合前に重点的に摂取します。おにぎりやパスタなどで補充し、持久力を高めているそうです。また試合後には、野菜や果物を積極的に取り入れ、疲労回復をサポートしています。ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜、バナナやベリー類などを選び、身体の炎症や筋肉痛の軽減を図っているそうです。  このように、大谷選手の食事管理は、単に「食べるもの」だけでなく、「いつ、どのように摂取するか」まで計算されています。 みなさんもたんぱく質の摂取量を意識したり、野菜を多めに食べるなど、少しずつ取り入れることで、健康やパフォーマンスの向上に役立てられるので、興味を持った人は調べてみてくださいね。


2025年11月10日月曜日

11月10日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 麩とじゃが芋のみそ汁

 メンチカツ   1食用中濃ソース

 大根の炒り煮

 法連草ベーコンソテー

 パイン缶詰



 今日は「大根の炒り煮」の大根についてお話します。みなさんは「大根役者」という言葉は聞いたことがありますよね。では、演技の下手な役者を大根役者というのはナゼでしょう?これにはちゃんとわけがあるのです。大根おろし、煮物、汁物と、ダイコンはどんな料理にしても「食あたりしない」ということにちなんでいるのだそうです。つまり、演技の下手な役者は、がんばっても当たった試しがないという意味なのです。「ダイコンどきの医者いらず」とも言われるように、大根は、糖質やたんぱく質、脂肪の消化を助ける働きがあります。天ぷらや焼き魚におろしダイコンをそえるのもちゃんと理由があるのですね。その他、ガン細胞を抑制するリグニンという繊維を含む優れもの食品です。これからの季節は旬の時期を迎え、甘みのあるものが増えてきます。みなさんすすんで大根を食べましょう。


2025年11月7日金曜日

11月7日(金)

 



本日の給食です
<献立>
 防災カレー「温めずにおいしい野菜カレー」
 照り焼きハンバーグ
 チョップドサラダ
 みかん 1個



 今日は防災食体験給食です。日本は「災害大国」ともいわれ、地震や洪水などが多く発生する危険があります。2011年3月11日に発生した東日本大震災を機に3月11日に「防災意識を育てる日」。3月、6月、9月、12月の一日(ついたち)を「防災用品点検の日」と定めるなど、様々なタイミングで、自然災害に対する意識を高め、非常時の準備や食に対する理解を深める取り組みを行っています。令和6年1月、「能登半島地震」が発生しました。お隣の石川県で発生したため、鯖江市も大きく揺れ、覚えている人も多いことでしょう。今年は、鹿児島県トカラ列島近海の地震、北海道やカムチャッカ半島付近でも大きな地震が発生しました。大きな災害が起こると私たちの生活にかかせない電気やガス、水道などがとまってしまうことも考えられます。水道やガスがとまってしまったら給食を作ることもできません。そんな時には、長期保存のきく防災食を食べる機会があるかもしれません。災害時を想定して防災食を体験してみましょう。そして、万が一に備えた心構えと防災備品を準備しておく重要性について考えてほしいと思います。これを機会にぜひ、みなさんの考えたことをお家の人とも話をしてみてください。


2025年11月6日木曜日

11月6日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 おでん風煮

 エビマヨネーズ風コロッケ

 ソース焼きそば

 海藻サラダ   1食用青じそドレッシング

 法連草ののり和え



 今日は「おでん」についてお話します。みなさん、おでんは好きですか?おでんといえば練りものが多く、好きな具ばかりを食べてしまうことがありますよね?今日はおでんのそれぞれの具材の特徴と食べ合わせについてお話しします。まず、大根・昆布・こんにゃく、これらは低カロリーで「食物繊維」が豊富に含まれています。万が一食べ過ぎてもエネルギーの摂りすぎにはなりません。はんぺん・ちくわのような魚肉で出来ている練り製品や、がんもどきのような 大豆製品は、たんぱく質が多く脂質は少なく、牛や豚や鶏のような動物性たんぱく質よりも良質な脂(あぶら)が含まれています。しかし、鮮度を保つためや、つなぎの役割を果たすために塩が多く含まれているので、食べ過ぎには注意です。しかも、これらの種類をすべて食べても、ビタミン類や炭水化物が不足してしまうので、おでんを食べる際は今日のような 野菜の和え物やサラダをプラスして、食べ過ぎ予防のためにも、お茶碗1杯のご飯と一緒に食べるようにしましょう。




11月5日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 玉子の中華スープ

 八宝菜

 揚げ肉団子の甘酢煮

 切干大根サラダ

 フルーツ杏仁



 みなさんは口角炎や口内炎に悩まされたことはありませんか? 口の両端が切れて口を開けると痛いですよね。これが口角炎です。一方、口内炎は唇の内側や舌、歯ぐきなどに水疱(すいほう)ができたり、赤くはれたりする症状です。傷は小さいのですが、どちらも痛くて、食事をするのもつらいですよね。口角炎や口内炎の起きる原因は、主に2つあります。1つは、ブドウ球菌などの細菌や、ウイルスやカビ類に感染した場合です。これらは風邪や疲労、ストレスなどで弱っているときに感染しやすくなります。また、虫歯や歯周病などで口の中が不衛生になってしまうことで口内炎を発症することもあるので、外出から帰ってきたら、まずはうがいをする習慣をつけましょう。 もうひとつの原因は、ビタミンB2の不足によるものです。ビタミンB2は水に溶ける性質があるため、体内に蓄積することができません。そのため、できはじめの頃は、ビタミンB2を含む納豆やヨーグルトやアーモンドがおすすめなので試してみてください。


2025年11月4日火曜日

11月4日(火)


 本日の給食です

<献立>

 豆腐と法連草の味噌汁

 たっぷりベーコンフライ

 チャプチェ

 ブロッコリーサラダ

 レンコンのおかか煮



 今日は「レンコンのおかか煮」のかつお節についてお話します。かつお節は味噌や醤油、納豆などと同じ「発酵食品」だという事をみなさんは知っていますか?原材料は生のかつおなのですが、色々な工程によって、最後には削り器で削れるくらいになり、世界で最も硬い食品と言われています。あえてカビを付着させることで、カビに水分をとってもらい、発酵させてうま味を作り出させているのです。かつお節のうま味成分は「イノシン酸」と呼ばれるもので、全身の細胞を活発化させる重要な成分です。また、「ペプチド」と呼ばれる成分も多く含まれ、疲労回復や集中力を高める効果があるので、みなさんもかつお節をすすんで 摂るようにしましょう。


10月31日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 クリームシチュー

 ソースキャベツメンチカツ

 カリフラワーサラダ

 法連草ソテー

 カスタードワッフル



 今日10月31日は「ハロウィン」です。今日は、秋の季節のイベントとして日本でも楽しむようになった「ハロウィン」についてお話します。まずハロウィンとは、古代ヨーロッパのケルト人という民族のための、正月やお盆のような行事が起源といわれています。それが色々と変化してあらゆる国で秋の収穫祭としてお祝いするようになりました。ヨーロッパでは悪霊を追い払うために、カブを怖い顔になるようにくり抜いて、中に火を灯していたそうですが、アメリカに伝わると、その時期に多く収穫される「かぼちゃ」が使われるようになりました。 今では子供たちがおばけや魔女の仮装をして「トリック・オア・トリート」(お菓子をくれないといたずらするぞ)などと言って、お菓子をもらうお祭りになりました。今日は「クリームシチュー」や「キャベツメンチカツ」に「カスタードワッフル」を用意しました。 日ごろの朝昼夕3回の食事に感謝して、残さず食べましょう。


10月30日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 もやしと麩の味噌汁

 肉じゃが

 揚げ出し豆腐 おろしあんかけ

 コールスローハムサラダ

 小松菜の彩り和え



 今日は「免疫力をアップする食材」最後の4つ目についてお話します。これからの寒い季節は風邪をひきやすい時期ですが、食事の工夫で風邪をある程度予防することができることが分かりましたよね。免疫力を高めてくれる食品を選ぶことで、より抵抗力も高めてくれ、風邪の原因になるウイルスや細菌にも感染しにくくなります。この抵抗力をつけて身近にある食品は「きのこ類」です。しいたけ、まいたけ、しめじ、えのきたけ、などに含まれる多糖類やたんぱく質には、抗がん作用や活性酸素除去作用があります。きのこ類は秋からが旬の時期になり、もっとも美味しくなります。頻繁に食卓に上がるようになるのは、これからの寒い時期を迎えるために免疫力を蓄えておくためだからなのです。今日の「小松菜の和え物」にはしめじが入っています。みなさんもすすんできのこを食べるようにしましょう。



10月29日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ミネストローネ

 エビグラタンフライ

 豚肉と茎わかめの金平

 切干大根の中華サラダ

 オレンジ



 今日も昨日に続き、「免疫力アップする食材」についてお話しします。みなさんは毎日、牛乳以外の乳製品を積極的にとっていますか? 実はヨーグルトやチーズといった乳製品に含まれている細菌は免疫力をアップしてくれるのです。よくヨーグルトのテレビコマーシャルで、乳酸菌やビフィズス菌やガセリ菌という言葉を耳にしませんか?これらは細菌の種類で、「腸内で良いことをしてくれる生きた菌」、つまり善玉菌と呼ばれています。私たちの免疫システムは腸の近くに集まっています。ビフィズス菌を初めとする菌は、そこで悪い菌から守ってくれます。肉食中心に偏った食生活を続けていると、分解・吸収しきれないたんぱく質が大腸に送られて、有毒ガスを発生しながら分解され、腸粘膜が傷つき、色々な病気を引き起こしてしまいます。これを守るためにも、細菌が必要なのです。市販のヨーグルトには食べるタイプと飲むタイプがありますが、効果は変わりません。また食前の空腹な時よりも食後にとるほうが、菌が元気に働いてくれるので、みなさんも積極的に取ってみましょう。



10月28日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 味噌野菜ラーメンスープ

 鶏肉の唐揚げ

 ラーメン

 さつま芋サラダ

 インゲンのしらす和え



 今日は免疫力をアップしてくれる最大の味方、「ネバネバ食品」についてお話します。みなさんはネバネバ食品といったら、何を思いだしますか?納豆、なめこ、オクラ、モロヘイヤなどがありますよね。 実はネバネバする成分そのものに免疫力を強くする作用があります。例えば納豆は、納豆菌の発酵によって大豆に含まれる成分がパワーアップし、大豆そのものより栄養成分が消化吸収されやすい形になります。そしてネバネバする成分は血液をサラサラにしてくれて、腸内環境を整えて免疫力を高めます。これからの寒い季節は、なめこの入った味噌汁や、里芋料理、納豆などのネバネバ食品を積極的に食べていきましょう。



 

10月27日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐のすまし汁

 鯖の味噌煮

 ポテトサラダ  1食用マヨネーズ

 五目金平

 揚げシュウマイ



今週は先週に引き続き、免疫力と食事についてお話します。今日は免疫力をアップしてくれる食材、野菜類についてお話します。野菜をたくさん食べる人は健康で、ガンにもかかりにくいということをみなさんは知っていますか?その野菜の中でも、よく耳にするのは、ほうれん草や人参、トマトなどの色鮮やかな緑黄色野菜です。それに比べて、キャベツや大根、玉ねぎなどの色の薄い淡色野菜は脇役的存在です。しかし最近、淡色野菜に多く含まれているイオウ化合物には、免疫力をアップさせて、生活習慣病などの怖い病気の予防に効果があることが発見されました。野菜の種類によっては緑黄色野菜を上回る良い働きがあるそうです。そのため淡色野菜も緑黄色野菜と同じくらい大切な効果があります。これからの寒い季節においしくなる、大根やレンコン、白菜などをすすんで食べるようにしましょう。


10月24日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 さつま汁

 秋鮭の照り焼き  厚焼玉子

 がね(さつま芋のかき揚げ)

 さつま揚げの金平

 オクラの塩昆布和え


 今日は毎月1回の「全国各地の郷土料理」を紹介する日です。今月は鹿児島県にまつわる献立です。みなさんは鹿児島県といったら、どんな食べ物が思いつきますか? 黒豚や黒砂糖などが有名ですが、やはり昔、西郷隆盛や大久保利通などの出身である薩摩藩(さつまはん)が大活躍したので、「さつまいも」や「さつまあげ」などの「さつま」が付く食べ物を思い出す人も多いと思います。また、離島が多い鹿児島県は、北から南まで600キロに及ぶことから、温帯、亜熱帯、冷温帯と3つの気候帯があるのが、世界的には珍しい地域だと言われています。さつまいもやオクラは生産量が全国で1位と言われ、牛肉や豚肉・鶏肉すべてにおいて畜産が盛んな県です。今日は「さつま揚げの金平」や、鶏肉を使った汁物「さつま汁」を用意しました。また代表的な郷土料理の1つとして「がね」というさつまいもを使ったかき揚げがあります。形が鹿児島弁で「がね」と呼ばれる「カニ」に似ていることから名付けられたそうで、正月に欠かせないめでたい料理でもあり、普段でもお酒のつまみや子ども達のおやつとしても親しまれているそうです。みなさん、残さず食べましょう。



10月23日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 豆乳スープ

 たっぷりベーコンフライ

 ブロッコリーサラダ

 うの花の炒り煮

 ダイスカットゼリー(あまおう)



 今日は「免疫力低下の原因」についてお話します。みなさんは夜遅くまで起きていたりして、不規則な生活になっていませんか?特に睡眠不足で常に体が疲れている状態だと、大量の活性酸素という悪い酸素が発生して、免疫力を低下させます。また、運動不足や体力の低下も免疫力を低下させます。そして食品添加物がたくさん入ったインスタント食品や、加工したお菓子などの食べ物からくる影響でも、免疫力を低下させてしまうのです。このようにいくつかの原因がありますが、私たちにとってはどれも当てはまりやすいものばかりです。1番栄養を摂らなければならない成長期に、添加物たっぷりのおかしやハンバーガーばかり食べていては、病気になった時の抵抗力も弱くなります。生活習慣を変えるのは大変な事ですが、健康のために少しずつ意識していく必要があります。来週は免疫力をアップしてくれる食材をいくつか紹介したいと思います。



10月22日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 キャベツと油揚げの味噌汁

 手作りソーストンカツ

 きのこペペロンチーノスパゲティー

 大根サラダ

 バナナ


 今日は昨日に引き続き「免疫力の仕組み」についてお話します。免疫力とは、私たちが自分を守るために本来持っている防衛機能の事をいいます。 例えば大気中の細菌やウイルスが、体内に侵入してきた時に、私たちの防衛機能はそれを異物と感知すると同時に、攻撃してくれます。また、ホコリや塵(ちり)を吸ってしまうとくしゃみが出るのも、花粉症で体内に入ろうとする花粉を阻止する為に涙や鼻水が止まらなくなるのも免疫症状なのです。こうして体内の異常細胞の発生を細かくキャッチしてくれるおかげで、私たちの体の健康を守ってくれます。今現在、私たちを悩ます病気のほとんどは、免疫の低下や異常から来るものだと言われています。では明日はどういった事が原因で免疫力が低下してしまうのかについてお話します。


2025年10月21日火曜日

10月21日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 玉子の中華スープ

 酢鶏(黒酢風あんかけ)

 刻み昆布とじゃが芋の五目煮

 もやしのナムル

 こんにゃくのおかか煮


今年もあと2ヶ月近くになりました。これからの寒い時期、体調を崩しやすくなり、風邪をひいてしまう人が多いですよね。同じ生活をしていても、風邪をひきやすい人と、ひきにくい人がいます。また、風邪をひいた後、すぐに回復する場合と、いつまでも症状が長引く場合があります。これは、人それぞれの免疫力の差によるものです。今日は、みなさんの免疫力が低下していないかどうか、また免疫力が弱っている場所はどこかを簡単にテストしてみたいと思います。今から質問する4項目のうち、自分に当てはまるものはいくつあるかチェックしてみてください。また何番が当てはまったかもチェックしてみてください。

      たまに立ちくらみがする。

      下痢や便秘をしやすい。

      人ごみに出ると、のどがイガイガする。

      普段イライラしやすい。

 さあ、どうでしょう?4項目中いくつ当てはまりましたか?実は1項目でも当てはまったら要注意です。また、免疫力が弱い場所によってそれぞれ症状が違います。①は白血球、②は胃腸、③は目や鼻のどの粘膜、④は神経系の免疫力低下の恐れがあるそうです。明日は、免疫力とは何かをお話したいと思います。


2025年10月20日月曜日

10月20日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 ABCマカロニスープ

 ハンバーグデミグラスソースかけ  

 フライドポテト添え

 北海道カップグラタン

 ひじきと大根の炒りに

 黄桃缶詰


 本日はカルシウムたっぷりの「歯ッピー献立の日」です。 主に「グラタン・小松菜」に多く含まれています。みなさんは、カルシウムを効率よく摂取するには、食事だけではなく、体を動かすことが大切なことを知っていましたか?ウォーキングなどの適度な運動によって酸素が活発に体に取り入れられ、新陳代謝が高まります。そのため血液の流れる量が増え、カルシウムやたんぱく質などがより多く骨に運ばれるのです。また、カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDは日光に当たることで皮膚の下で作られます。そのため天気の良い日は積極的に外へ出ることをおすすめします。骨を強くするためには、カルシウムはもちろん、魚類やきのこに多く含まれるビタミンDや、大豆製品や海藻類に多く含まれるマグネシウムを積極的にとり、太陽の下で体を動かすことが大切だということを、 みなさんも意識していきましょう。


2025年10月17日金曜日

10月17日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 ワカメスープ

 厚切りハムカツ

 根菜の炒り煮

 ブロッコリーサラダ

 ミートボール



 今日はこれからの季節においしくなる根菜類についてお話しします。みなさんは、食品には体を温める食品と冷やす食品があるということを知っていますか?体を温めてくれる食品は、大根、にんじん、ごぼう、生姜など、土の中にできる根菜類と呼ばれているものです。これらは旬の時期が冬であるものが多いのが特徴です。反対に体を冷やす食品は、レタス、きゅうり、トマト、なすなど、夏が旬で、生で食べられるものです。夏は体を冷やすもの、冬は体を温めるものが旬とは、自然の恵みはよくできていますよね。では、根菜類になぜ体を温める作用があるのでしょうか。それは水分が少なく、ビタミンC、Eや、鉄分などをはじめとするミネラルを多く含むものが多いためだと言われています。ビタミンEは血行促進作用があり、ミネラルは、血液や筋肉を作る素となり体温を維持してくれるたんぱく質を体内で活用されるのに必要な栄養素なのです。今日の炒り煮には大根とごぼう、にんじんが入っています。みなさん残さず食べましょう。


2025年10月16日木曜日

10月16日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 カレーうどんだし

 鶏肉の天ぷら  さつま芋の天ぷら

 うどん

 キャベツのゆかり和え

 オレンジ


 今日は「キャベツのゆかり和え」のゆかりについてお話します。みなさんは「ゆかり」という商品を知っていますか?ある食品会社が1970年に発売したふりかけですが、呼び名には由来があるそうです。平安時代に作られた、古今和歌集の一首で、「ご縁(えん)」のあるものを、「ゆかり」のあるものとして、むらさき草についてうたわれているところから、「ゆかり(縁)の色」は、「紫色」を言うようになりました。それを赤しそを使った商品が紫色であることと、皆様との「ご縁」を大切にしたいとの思いから、「ゆかり」と命名したそうです。 原料となる「赤しそ」はα(アルファー)リノレン酸という必須脂肪酸が含まれ、ガンやアレルギーを予防する効果があると言われています。また、しその香りの成分、ペリルアルデヒドには、強い防腐作用があり、食中毒を防いでくれます。今日はゆでたキャベツにゆかりを和えました。みなさん残さず食べましょう。


10月15日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐となめこの味噌汁

 豚すき焼き風煮

 ジャーマンポテト

 ごぼうと豆のサラダ

 法連草と切干大根のゴマ和え



 今日は「すき焼き」にまつわる歴史についてお話します。「すき焼き」は江戸時代から人々に食べ伝えられてきたと言われます。しかし、明治時代以降は仏教の影響で、肉を食べる事を禁じられてしまいました。実際は、鳥や鹿など野生の動物は「薬になる」と言っては、こっそり食べていたそうです。ですがさすがに獣(けもの)の肉を家の中で、普段使っている鍋で調理するにはかなりの抵抗があったようです。 そのため当時は、鍋の代わりになる物として、畑を耕す農具として使っていた鋤(すき)の金属部分を火にかけて、その上で肉や魚、豆腐などを焼いて食べたのが、すき焼きの始まりになったそうです。今日のすき焼き風煮は豚肉の他に、白菜・玉ねぎ・にんじん・ねぎ・ふ・しらたきが入っています。みなさん、残さず食べましょう。


2025年10月14日火曜日

10月14日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 コーンスープ

 肉じゃがコロッケ

 塩焼きそば

 大野里芋と絹厚揚げの田楽味噌かけ

 フルーツ杏仁


 今日は「大野の里いもと絹厚揚げの田楽」の田楽についてお話します。みなさんはなぜ「田楽」というのか知っていますか?時代は平安から鎌倉時代にまでさかのぼります。その頃、農村では田植えや祭りなどの時に、田んぼで太鼓に合わせて踊る風習がありました。これらを「田楽踊り」と呼んでおり、田楽法師は白い袴(はかま)をはき、その上に色のついた上着をはおり、単に踊るだけではなく、竹馬のような一本棒にのってピョンピョンはねて踊っていたそうです。 ちょうどこの田楽法師の衣裳と、白い豆腐に色の付いた味噌をつけて食べる串焼きが、そっくりなところから、人々は豆腐の串焼きのことをいつしか「田楽豆腐」、略して「田楽」と呼ぶようになったそうです。今日は今が旬の大野の里芋と絹厚揚げに甘めの味噌を添えました。みなさん残さず食べましょう。


2025年10月10日金曜日

10月10日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 麻婆豆腐

 春巻き  揚げギョウザ

 角天と三角こんにゃくの煮物

 さつま芋サラダ

 切干大根のハリハリ漬け


 今日は鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。主に春巻き・豆腐・切干大根に鉄分が豊富に含まれています。みなさんの年齢は男子、女子ともに、体の急激な成長により、鉄分が不足しやすくなります。そのために、毎月紹介している鉄分が豊富な食材を摂ることが大切ですが、魚や肉類、菜っ葉類は料理しなければ食べることができないので、今日は手軽にとれるおすすめの食材を紹介します。それは「ドライフルーツ」です。レーズンやプルーンはよくお店で見かけますが、色々な種類があります。その中でも「いちじく」が鉄分補給にはおすすめです。生のいちじくの鉄分量は100gあたり0.3mgほどですが、ドライフルーツになると1.4mgと4倍以上増えるのです。あんずも生に比べると8倍近く増えるので、みなさんも鉄分豊富なドライフルーツに挑戦してみましょう。


2025年10月9日木曜日

10月9日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 打ち豆の味噌汁

 吉川ナス入りみそメンチカツ

 ロングウインナー

 じゃが芋の田舎煮

 小松菜の塩昆布和え

 みかん


 今日は「令和7年度ふくいの食育推進事業」の一環として、普段の給食に、福井県でとれた食材を1つ付け加える「プラスワン」給食です。プラスされた福井県の食材をきっかけにして福井の自然や歴史、伝統文化や産業など、地域のことを楽しく食べて学ぶ取り組みです。 プラスワンとしてつけ加えられるデザートやおかずは、福井県や鯖江市からの補助を受け、10月から3月までの間に6回提供します。今月の第1回目は、「吉川ナスのメンチカツ」です。今日はその吉川ナスの歴史や伝統についてお話します。吉川ナスは1000年以上の歴史があり、吉川村を中心に作られてきました。吉川ナスは昔の育て方がそのまま伝わっており、伝統を大切にしているので改良がされていません。そのため育てるのが難しく、2009年には育てる農家が1軒まで減りました。ついに生産が途絶えかけたとき、「このまま失ってはいけない!」と農家の方々が「伝統野菜を育てる会」をつくりました。たった1人で吉川ナスを守り切れなくなった最後の農家の奥さんから吉川ナスを3個譲り受け、種を取って育てました。始めのうちは400個ほどしかできませんでしたが、色々な工夫を重ね、今では約7万個近くの量が出荷できるようになりました。そして、地域との結びつきの深さや、高い品質の評価があることから、2016年に伝統野菜として全国で初めてGI(地理的表示保護制度)に登録されました。今日は吉川ナスが食べやすくなるように味噌を入れたメンチカツです。みなさん、生産者の方たちに感謝して残さず食べましょう。



2025年10月8日水曜日

10月8日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ポトフ風スープ

 ハンバーグ ホワイトソースかけ

 ナポリタンスパゲティー

 ごぼうとキャベツのサラダ

 ほたて風フライ



 今日は「ポトフ風スープ」のポトフについてお話します。ポトフはフランスの家庭料理のひとつであり、「火にかけた鍋」という意味で、肉と野菜を1つの鍋で煮込んだシンプルな料理です。よく煮込みことで、たくさんの量の野菜を食べることが出来ます。また、コンソメで味付けをしてあり、コンソメとは、もともとフランス料理の澄んだ琥珀色(こはくいろ)をしたスープのことを言います。フランス語で「完成された」という意味があるそうで、どんな食材にも合い、煮込めば煮込むほどコクがでます。今日はじゃがいも・玉ねぎ・にんじん・小松菜が入っています。みなさん味わって残さず食べましょう。


2025年10月7日火曜日

10月7日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 豚汁

 鯖の照り焼き

 じゃが芋と小松菜のそぼろあんかけ

 イタリアンサラダ

 ナタデココパイン


 今日は「イタリアンサラダ」に入っているカリフラワーについてお話します。カリフラワーはブロッコリーと同じくキャベツや白菜、菜の花などの仲間で、アブラナの一種です。ブロッコリーが緑黄色野菜なのに対し、カリフラワーは 淡色野菜になります。一般にカリフラワーは白いというイメージがありますが、近頃は紫色の「バイオレットクイーン」や、オレンジ色の「オレンジブーケ」などのカラフルなものがお店で見られるようになってきました。疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止に効果があるビタミンCや、とり過ぎたナトリウムを排泄する役割があるカリウムが豊富に含まれています。今日は枝豆とコーンとカニカマと一緒にイタリアンドレッシングで和えました。みなさん残さず食べましょう。


2025年10月6日月曜日

10月6日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 生姜味噌おでん

 チーズはんぺんフライ

 キャベツカレーソテー

 ミニオムレツ  ケチャップ添え

 ブロッコリーのかつお和え



 今日は「生姜味噌おでん」に使用している生姜についてお話します。みなさんは生姜を口にする機会はありますか?魚料理などの臭みを取るためや隠し味に使用したり、豆腐やそうめんの薬味として登場しますが、辛いというイメージがあると思います。しかし、そのほかにも生姜に含まれている「ジンゲロール」という栄養成分には色々な効果や効能があるのです。例えば、味覚を刺激して交感神経を活性化させ、脂肪を盛んに燃焼させます。そのため体を温めたり、血行をよくしたり、熱を下げるといった体の調整を助けてくれる効果があります。しかも強い殺菌力があり食中毒の予防も期待できます。今日は大根・にんじん・じゃがいもと一緒にちくわとがんもどきを、味噌おでん風に煮込みました。みなさん残さず食べましょう。


10月3日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 チキンカレー

 手作り白身フライ

 海藻サラダ

 福神漬け

 りんご



 今日はこれからの季節においしくなる「りんご」についてお話します。みなさんは「りんご」と聞いてどんな事をイメージしますか?お通じに良いとか、おとぎ話に出てくる「毒りんご」とか、色々ありますよね。りんごに多く含まれる「ペクチン」という食物繊維は、腸を掃除してくれて、コレステロールや中性脂肪を減らしてくれることは良く知られていますが、実はりんごを皮のまま丸かじりすると、「眠気覚まし」の効果があるそうです。歯をかみ合わせる動作は、脳を刺激して眠気を覚ましてくれ、コーヒーよりも即効性があるとも言われています。みなさんも試してみてくださいね。


10月2日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 ワンタンスープ

 八宝菜

 バンサンスー

 アメリカンドッグ  ケチャップ添え

 レンコンのおかか煮



 今日は「アメリカンドッグ」についてお話します。アメリカンドッグといったら、その名前からアメリカ発祥と思われがちですが、実際にはその名称の商品はアメリカでは見かけないそうです。 アメリカンドッグの名前の由来には諸説ありますが、その一つにアメリカの「コーンドッグ」があります。コーンドッグは、ソーセージをトウモロコシ粉のコーンミールの生地で包んで揚げたもので、日本ではコーンドッグに似たこの食べ物が「アメリカっぽいドッグ」として「アメリカンドッグ」と名付けられたといわれています。 ちなみに、「ドッグ」は昔ドイツからの移民がアメリカに持ち込んだフランクフルターというソーセージが、犬の形に似ていることからドッグと呼ばれるようになったそうです。今日は下に盛り付けてあるケチャップに付けて食べましょう。


2025年10月1日水曜日

10月1日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 じゃが芋とワカメの味噌汁

 鶏肉の照り焼き

 マカロニミートソース炒め

 金平ごぼう

 法連草の海苔和え



 今日は「金平ごぼう」のごぼうについてお話します。ごぼうは、今から千年以上も前に、薬草として中国から伝わりました。それから日本では、風味と歯ざわりを楽しみながら食べられるようになりました。しかし実は、根の部分を食用として栽培し利用しているのは、世界中でも日本と韓国だけだそうです。欧米では若葉をサラダとして食べるくらいなので、戦争中に日本でごぼうを食卓に出されたアメリカ人は「木の根を食べさせられるのは虐待だ」と裁判になったほどだそうです。ごぼうの根は、体を温め、解毒、解熱、発汗、利尿に良い野菜です。また、豊富に含まれている食物繊維には、腸の働きを刺激して、腸内の善玉菌を増やす作用もあります。みなさん、すすんで食べましょう。


2025年9月30日火曜日

9月30日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 きのこコンソメスープ

 肉じゃがコロッケ

 豚しゃぶサラダ  1食用ゴマドレッシング

 枝豆がんもと三角こんにゃくの煮物

 巨峰


 今日は「秋の味覚」の一つであるきのこについてお話します。きのこといったらしいたけ、まいたけ、しめじ、えのきたけ、などがありますが、これらは食物繊維が多く、低カロリーでヘルシーというイメージをもっている人が多いと思います。しかし、きのこはそれだけではありません。例えば、体内のカルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDが豊富にふくまれているので、骨を丈夫にしてくれます。そのビタミンDはインフルエンザなどの怖い病気を予防する効果もあります。また、きのこに含まれる多糖類やたんぱく質には、抗がん作用や活性酸素を除去する作用があります。今日の「コンソメスープ」には「しめじ」と「えのき」が入っています。 みなさん残さず食べましょう。