2022年2月28日月曜日

2月28日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 ワンタンスープ

 ソースハムカツ

 ビーフンの五目炒め

 小松菜のナムル

 フルーツ杏仁


 みなさんはストレスを感じる事はありますか?ストレスとは本来、外敵から身を守るために体を緊張させる防御反応のことです。けっして悪者ではなく、適度なストレスがあるからこそ、私たちはスポーツや仕事、勉強などを頑張ろうという気持ちになるのです。しかし、人間関係がうまくいかなかったり、疲れがたまりすぎたりして過剰なストレスがかかると、心や体に悪影響を及ぼしてしまいます。ストレスを解消するには、「その原因を取り除く」、「考え方のクセを変える」「よく眠る」「楽しいコミュニケーションの時間を持つ」などが必要です。さらに、ストレスに負けない体を作ることも大切です。栄養のバランスが崩れると、ストレスに対する抵抗力が弱くなりやすいので、「1日3食きちんと食事を摂る」事が基本です。その上で、精神や神経を安定させるビタミンB群、イライラを抑えるカルシウムやマグネシウムなどを積極的に摂るように心がけてみましょう。


2022年2月25日金曜日

2月25日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 クリームシチュー

 照り焼きハンバーグ

 野菜がんもの煮物

 大豆サラダ

 グレープフルーツ


 今日の「グレープフルーツ」のような果物が、給食では毎週2回ほど出ますが、みなさん果物は好きですか? また、いつ食べることが多いですか?実は「朝の果物は金、昼は銀、夜は銅」ということわざがあります。これは、朝に果物を食べると効果が高いということを表します。スベスベお肌のもとであるビタミンをたくさん含む果物は、胃の働きを活発にして、起きたばかりの体をスッキリ目覚めさせてくれます。イギリスでは「午前中の果物は金、昼から三時までは銀、三時から六時までは鉄、六時以降は鉛(なまり)」と言われているそうです。寝る前に果物を食べるのは逆効果であり、胃にもたれて、せっかくの効用が台無しになってしまうそうです。みなさんもこれからは、このことわざのように、果物を食べる時間を意識してみましょう。


2022年2月22日火曜日

2月22日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 おでん風煮

 カレーコロッケ  1食用中濃ソース

 コールスローツナサラダ

 ツイストマカロニソテー

 黄桃缶詰


 今日は花粉症にならないために、なっている人は症状を抑えてくれる食材をいくつか紹介したいと思います。1つ目はヨーグルトです。ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、悪玉菌の増殖を抑えて善玉菌を増やし、腸内細菌のバランスを整えてくれます。腸が元気になると、免疫力もアップして、花粉症の症状を和らげてくれます。その他には鯖やイワシなどの青魚です。これらに多く含まれているEPAやDHAは免疫力の働きを正常にしてアレルギー症状を抑える働きがあります。また、鯛などの白身魚に多い良質のたんぱく質にも免疫機能を正常に保つ働きがあるのですすんで食べましょう。そして普段飲んでいる緑茶に含まれるカテキンにも、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンを防ぐ働きがあります。このように少しでも体質の改善につながるように、アレルギー症状を抑え、免疫力を整えるといわれる食材を普段の食事からとり入れてみましょう。もちろんこれらに偏ることなく、バランスのとれた食事をしていくことも大切です。


2月21日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐と大根の味噌汁

 鯖の塩焼き   粉ふきいも添え

 金平ごぼう

 春雨風サラダ

 菜の花の黒ゴマ和え



 今日は、「花粉症にかかりにくくする食生活」についてお話します。一番大切なのは、アレルギー反応を起こさない抵抗力のある身体をつくる事です。ただし、あまり神経質になりすぎると、ストレスもアレルギーの原因の一つと考えられているので、いくつかポイントをあげてみましょう。まずは季節に合った野菜などで食物繊維をたっぷり摂りましょう。ただし、生野菜は、思ったより量が食べられず、食べ過ぎると体を冷やしやすいので、温野菜を積極的に食べましょう。免疫力を高めるビタミンやミネラルを摂ることができます。また、白砂糖でできたクッキーやケーキなどの洋菓子、炭酸飲料や清涼飲料水などは炎症反応を強くする作用があるので、できるだけ摂りすぎないようにしましょう。そして、身体を温めてくれる食材を食べましょう。穀類ではもち米、とうもろこし、イモ類ではじゃが芋、さつま芋、野菜類では大根、人参、玉葱、カボチャがおすすめです。このようにバランスよく色々な食材をたべて身体のリズムを壊さないようにしましょう。


2022年2月18日金曜日

2月18日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 ミネストローネ

 鶏肉の唐揚げ

 北海道カップグラタン

 豚しゃぶサラダ   1食用ゴマドレッシング

 パイン缶詰


 これからの季節、暖かくなり花粉がちらほら飛び始め、花粉症で大変な人も多いのではないでしょうか。 花粉症になっていない人は予防するためにも、来週2日間は、「花粉症のしくみ」や、「対策の食材」についてお話したいと思います。花粉症は、からだに侵入した花粉を敵だと認識して、その敵に対応する反応が過敏な体質の人に起こります。特にアレルギー体質の人は、花粉を体内に取り込んだ時につくられる反応物質が徐々に蓄積されます。そしてある量に達すると、「花粉症」としてアレルギー症状が現れるようになります。そのため、今までは花粉症でなかった人でも、ある年から急に症状がでてきます。また、生活習慣や住環境、食生活などによっても起こりやすく、昔に比べて花粉の量も増えています。排気ガスなどに含まれる物質も花粉症を引き起こすそうです。来週は花粉症にかかりにくくする食生活についてお話します。


2022年2月17日木曜日

2月17日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 かきたますまし汁

 ほっけの照り焼き  野菜かき揚げ

 切干大根の旨煮

 さつま芋サラダ

 カリフラワーのかつお和え


 今日は体を温めてくれる食事についての大切なポイントを3つお話します。まず1つ目は、「白より赤・茶・黒!」です。これは色の濃い食品は体を温めてくれるので、すすんで食べましょうという意味です。砂糖より黒糖、白米より玄米、うどんよりそばを食べた方が体を温めてくれます。2つ目は、「軟らかいより固い!」です。これは軟らかい食べ物より固い食べ物の方が体を温めてくれるという意味です。パンより米、まんじゅうよりもせんべい、葉野菜より根菜類がおすすめです。そして3つ目は、「笑顔で楽しく感謝して!」です。これはもうみなさんは出来ていますよね。食事の時間はみんなと笑顔で楽しく食べることで、消化も良くなり体もポカポカしてきます。また、色んな人たちが給食に関わっていることを忘れずに残さず食べることで、バランスよく栄養を吸収することが出来ます。これらの事に気をつけて、病気を吹き飛ばす身体を作っていきましょう。



2022年2月16日水曜日

2月16日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 なめこと大根の味噌汁

 すき焼き風煮

 大野里芋と焼き豆腐の田楽

 小松菜の磯部和え

 オレンジ


 今日は体温の変化と学力にも深いつながりがあるということで、「体温とテストの点数の関係」についてお話します。みなさんは毎日、朝ご飯をしっかり食べていますか?実は朝食を食べているかいないかでテストの成績も大きく変わってくるのです。ではなぜ朝食を食べないと成績が下がるのでしょうか?その理由の1つに、朝食を満足に食べないのは夜型人間に多いということがあります。朝型人間と夜型人間には体温変動の違いがあり、朝型人間は起床時の体温が比較的高く、午前中早い時間に急速に体温が上がります。そのため、朝から頭の回転が良く、前日に理解した事や暗記した事を思い出しやすくなります。 しかし夜型人間は起床時の体温が低く、午前中の体温は低いままで、昼近くになってようやくエンジンがかかり、またその日の夜半まで体温は高くて眠れなくなってしまうのです。そのため、せっかく勉強したことを思い出すのに時間がかかり、テストの時間に実力を発揮できなくなってしまうのです。早寝早起きをする!朝ごはんをしっかりたべる!まずはこれをきちんと守ればテストの点数も変わってくるはずです。もう一度今までの生活のリズムを見直してみましょう。


2月15日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 野菜コンソメスープ

 たっぷりベーコンフライ

 大根とひじきの炒り煮

 ブロッコリーの白ゴマ和え

 蒸しシュウマイ


 みなさんは普段、体温はどれくらいありますか?ちゃんと36度以上はありますか? 実は36度未満は「低体温」と言われ、体温が低いと身体に色んなトラブルが起きてきます。人の体温は朝が一番低く、午後から夕方にかけて高くなるという変動を繰り返し、その変動幅は1℃以内が普通と言われています。また、日ごろからの食事の内容によっても変化するのです。例えば、みなさんは夜遅くまで起きていて寝不足になったり、朝ごはんを食べない日が続いたり、テレビを見たりゲームをする時間が増えて運動不足になっていませんか?実はこれらの生活習慣の乱れや睡眠リズムのずれによって、自律神経の働きがうまく機能しなくなり、それまで反射的に行われてきた体温調整ができにくくなります。また白砂糖がたくさん入った甘いお菓子や、食品添加物が含まれるインスタント食品も体温を下げる食品といわれているので、みなさんも普段の食生活を見直してみましょう。


2022年2月15日火曜日

2月14日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 ポタージュスープ

 煮込みハンバーグ   フライドポテト添え

 青じそとツナのスパゲティ

 法連草ソテー

 手作りうの花

 バレンタインチョコレートプリン


 今日14日はバレンタインデーです。この日に欠かせないのはチョコレートですよね。実はチョコレートやココアには色々な効果があります。それをいくつか紹介したいと思います。まずチョコレートとココアの違いは何か知っていますか?原材料は共にカカオですが、カカオ豆をすりつぶして、砂糖などと一緒に油分を加えて、よく練り上げて固めたものをチョコレートといいます。その加工の途中でカカオ豆に含まれる油分を取り除いて、粉状にしたものをココアといいます。どちらにも食物繊維や、カルシウム、マグネシウム、鉄分などのミネラルがバランスよく含まれています。しかもカカオポリフェノールと呼ばれる、活性酸素から体を守ってくれる抗酸化物質も含まれています。抗酸化物質は、動脈硬化を防ぎ血液をサラサラにして、ガン細胞の増殖を抑えてくれます。しかし、チョコレートには糖質や脂質が多く含まれているので、いつでも好きなだけ食べるのではなく、食べるタイミングを心がけたり、脂質分の少ないココアにしたり、効率よく摂取しましょう。


2月9日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 にゅうめん汁

 鶏肉の天ぷら  ちくわの天ぷら

 そうめん  刻みアゲ煮  錦糸玉子

 高野豆腐の含め煮

 法連草のしらすかつお和え


 今日は栄養面から見る、「トンカツなどの揚げ物に対しての誤解」についてお話します。 みなさんは、次の日の試験や部活の試合に備えて、「勝つ!」ということでトンカツを夕食に食べることがありますよね。しかし、実は大切な日の前日の夜にトンカツなどの揚げ物を食べることはオススメできません。その理由は、普段は脂っこいものを食べても平気だとしても、受験や試合を目前にして、緊張や不安があるため、消化や吸収の能力が下がっています。その鈍った胃袋に消化吸収しにくい揚げ物が入ると、余計に胃腸に負担をかけてしまい、夜の眠りを妨げてしまうのです。しかし、豚肉に含まれているビタミンB1は、受験生にとってエネルギーを効率よく生み出すために欠かせない大切な栄養素です。エネルギー源となる糖質である炭水化物をいっぱい取っても、ビタミンB1が足りないと糖質をうまくエネルギーに変換できません。 もし前日に豚肉を食べるとしたら、身体を温めて免疫力を高めてくれる生姜をおろして炒めた「豚肉の生姜焼き」がおすすめです。



2月8日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐ときのこの中華スープ

 ホイコーロー風炒め

 こんにゃくの炒り煮

 俵コロッケ  中濃ソース添え

 大根のゆかり和え


 今日は「大根のゆかり和え」のゆかりについてお話します。みなさんは「ゆかり」という商品を知っていますか?ある食品会社が1970年に発売したふりかけですが、呼び名には由来があるのです。平安時代に作られた、古今和歌集の一首で、「ご縁(えん)」のあるものを、「ゆかり」のあるものとして、むらさき草についてうたわれているところから、「ゆかり(縁)の色」は、「紫色」を言うようになりました。それを赤しそを使った商品が紫色であることと、皆様との「ご縁」を大切にしたいとの思いから、「ゆかり」と命名したそうです。原料となる「赤しそ」はα-リノレン酸という必須脂肪酸が含まれ、ガンやアレルギーを予防する効果があると言われています。また、しその香りの成分、ペリルアルデヒドには、強い防腐作用があり、食中毒を防いでくれます。今日はゆでた大根にゆかりを和えました。みなさん残さず食べましょう。


2月7日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 麩と玉ねぎの味噌汁

 あじの照り焼き  厚焼き玉子

 切干大根とじゃが芋の旨煮

 小松菜マカロニサラダ   1食用マヨネーズ

 ナタデココフルーツ



 今日は「ナタデココフルーツ」のナタデココについてお話します。ナタデココはフィリピンの伝統食品であり、フィリピンでは「ハロハロ」という日本の「みつ豆」のようなデザートによく使われています。「みつ豆」に例えると寒天のような感覚なのでしょうね。原料はココナッツの実です。果肉とココナッツ水に砂糖と水を加え、乳酸菌の1つである「アセトバクター」を加えて、発酵させると、表面に膜ができます。その膜が15mmほどの厚さになったときに取り出したものがナタデココです。名前の由来は、スペイン語で、「ナタ」は「液状に浮く膜」、「デ」は英語のofにあたり、「ココ」はココナッツの意味で、「ココナッツに浮く膜」という意味で名づけられました。独特の歯ごたえのある食感をもち、カロリーが低く食物繊維が多い特徴から、最近ではダイエット食品や特定保健用食品としても利用されています。


2月4日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 チキンカレー

 プレーンオムレツ

 海藻サラダ

 福神漬け

 バナナ


 今日2月4日は「立春の日」です。大寒の1月20日から立春までは、一年のうちで最も寒い季節であり、まだまだ冬真っ只中ですが、立春を過ぎると少しずつ寒さが緩み始め、日中の日差しに春の気配を感じ取ることができます。また「節分の日」というのは、もともと季節の変わり目をあらわす立春、立夏(りっか)、立秋(りっしゅう)、立冬(りっとう)のそれぞれの前日を言い、年に4回あります。しかし、現在では立春の前日のみを「節分の日」と呼ぶようになりました。節分の日には縁起の良いものを食べて、夜には豆をまきをして悪魔払い(あくまばらい)をします。立春がすぎると、温かくなり、少しずつ新しい芽が出てきて、ふきのとうや菜の花、新キャベツがおいしい季節になります。みなさんも春の食材を探してみてくださいね。


2月3日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 けんちんすまし汁

 エビグラタンフライ   1食用中濃ソース

 レンコンの金平

 カリフラワーサラダ

 菜の花の彩和え


 今日は2月3日「節分」です。節分に、大豆や恵方巻やイワシを食べると縁起が良いと言われていますが、その他にもいくつかあるので、今日はそれ以外で、あまり知られていない3つの食べ物についてお話します。まずは豆腐です。古来より白い豆腐には、邪気を追い払うほどの霊力が宿ると伝えられています。立春の前日である2月3日に食べる豆腐は、それまでの罪やけがれをはらい、立春当日の2月4日に食べる豆腐は、健康な体に幸福を呼び込むと言われています。2つ目はこんにゃくです。こんにゃくは、「おなかの砂おろし」「胃のほうき」と言われています。大晦日や節分といった節目で、体の毒素を出すために、食べると良いとされています。また、こんにゃくは、余分なものを出すため、体を清める食べ物と言い伝えられているようです。3つ目はけんちん汁です。けんちん汁は、寒い季節の「えびす講」や「初午(はつうま)」といった行事で、体を温めるために振る舞われたことから、寒い季節の行事である節分の食べ物としても定着したと言われています。今日の給食では、「カリフラワーサラダ」に大豆、「レンコンの金平」に糸コンニャク、そして「けんちん汁」には豆腐が入っています。みなさん食べることで福を呼び込み、春を迎えましょう。


2月2日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐とワカメの味噌汁

 鶏肉の照り焼き   スパゲティソテー添え

 ポテトサラダ   1食用マヨネーズ

 厚揚げのおろしあんかけ

 白菜のゴマ和え


 今日は月に1度の鉄分たっぷり「アイアン献立の日」です。主に厚揚げと味噌に多く含まれています。みなさんが普段給食で食べている、椎茸やひじきのような乾物(かんぶつ)にも鉄分が多く含まれている事を知っていますか?乾物といったら、今日の和え物に入っている干し椎茸や、ワカメやひじきなどの海藻類や、切干大根などがあります。これらは乾燥させることで、栄養がぎゅっと濃縮され、少しの量でも多くの栄養素を補うことができます。特にビタミンCを含む野菜と一緒に摂ることで、鉄分の吸収率は上がります。また、体内で利用されるにはたんぱく質と結合して運ばれるので、たんぱく質を多く含む魚や肉、大豆製品と一緒に摂ることも大切です。給食に入っているこれらの食材を残さず食べることで、鉄分の吸収を高めてくれるので、すすんで食べるようにしましょう。




 

2月1日(火)

 


本日の給食です

<献立> 

 コーンスープ

 肉じゃがコロッケ  1食用中濃ソース

 塩焼きそば

 がんもと三角こんにゃくの煮物

 フルーツカクテル


 今日はこれからの時期にしか、お目にかかることのできない春の食材についてお話しします。みなさんは春の食材といったら何を思い出しますか?ふきのとう、たらの芽、竹の子、ふき、菜の花、よもぎ、と色々ありますよね。これからの季節は少しずつ冬の寒さも和らぎ、すべての生き物が活動を始めます。私達の新陳代謝も活発になり、冬の間に増えた脂肪や色々な毒素を体から追い出そうとします。その手助けをしてくれるのがこれらの春の野菜なのです。これらの春の野菜はアクの強いものが多いですが、身体には良い食材ばかりです。食べると少し苦味を感じるものが多いので、食べたことがない人もいるかもしれませんが、みなさんも春の食材を探して、是非挑戦してみてください。


2022年2月3日木曜日

1月28日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 おでん風煮

 照り焼きハンバーグ

 法連草の炒り玉子

 ササガキごぼうのサラダ

 黄桃缶詰


 今日は福井の冬に重要な保存食とも言われており、代表的な郷土料理である「へしこ」についてお話します。 へしこは、サバやニシン、フグなどを塩と糠(ぬか)に漬け込んで作られます。魚を樽に漬け込むことを福井の方言で「へし込む」と言い、これを略して「へしこ」と呼ばれるようになったそうです。発酵食品である「へしこ」は、ミネラルやアミノ酸をバランスよく含む健康食品でもあります。鯖などの青魚に含まれるDHAや、糠に含まれるビタミンなども、体によい影響を与えてくれます。また、加工前の鯖に比べて「へしこ」は、アミノ酸が2.5倍、ペプチドは5倍もの量になります。この大量のペプチドが血圧上昇を抑える働きをしてくれます。そのことを裏付けるように、長年へしこを食べている福井の人々は血圧の問題を抱えている人が少ないそうです。福井の郷土料理のへしこは健康長寿にも効果的だったのですね。


1月27日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 カレーうどんだし

 手作りソースチキンカツ

 うどん  焼きかまぼこ

 キャベツサラダ  1食用ゴマドレッシング

 ひじき煮


 今日は福井の名物料理とも言える「ソースカツ丼」についてお話します。一般的に「カツ丼」といったら、揚げたカツを卵でとじたものを想像する人が多いのですが、私たち福井県民はソースにつけたカツをご飯にのせてある「ソースカツ丼」を思い出す人も多いと思います。実はこの食文化は主に福井県だけで根付いているそうです。ソースカツ丼の歴史は大正時代までさかのぼります。福井県出身の高畠増太郎さんという人が、ドイツで料理研究をした後に日本人が喜ぶ味になるように工夫して、東京で開かれた料理発表会で初披露したのが「ソースカツ丼」と言われています。その後に、福井県に持ち帰り「ヨーロッパ軒」というお店で始め、福井県内で広がりました。今では福井県の名物料理となって他の県からも食べに来る人もいるほどだそうです。今日は、鶏肉に衣をつけてチキンカツにしたものをソースにつけました。みなさん、残さず食べましょう。