2022年11月30日水曜日

11月30日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 信州きのこ汁

 鶏肉の山賊焼き  フライドポテト添え

 高野豆腐の玉子とじ

 寒天入りサラダ  1食用中華ドレッシング

 りんご



 今日は毎月1回の「全国各地の郷土料理」を紹介する日です。今月は長野県にまつわる料理を献立にしてみました。まずは「鶏肉の山賊焼き」です。「山賊焼き」とは、松本市や塩尻市を中心とする中信地方で親しまれている、鶏の一枚肉をタレに漬け込み、片栗粉をまぶして揚げたご当地グルメと言われています。名前の由来は諸説あるそうですが、山賊は物を“とりあげる”から、“鶏を揚げる”料理を「山賊焼き」と呼ぶようになったそうです。揚げ物料理なのに「焼き」がついているのは、昔は油が貴重だったので、少量の油で焼いていたためで、現在一部の店舗では「山賊揚げ」とも呼ばれているそうです。その他には長野県には、生産量全国1位を誇る高野豆腐や、出荷量が青森県に次いで2位のりんごなどの食材があります。また、海のない県なのに、海藻を原料とする寒天作りも盛んです。特に諏訪(すわ)地方では恵まれた水や、冬は日中でも氷点下から5度くらいまでしか上がらず乾燥した環境のために、寒天作りには最適な土地だそうです。今日は「鶏肉の山賊焼き」の他に「高野豆腐の玉子とじ」や「寒天入りサラダ」「りんご」を用意しました。みなさん残さず食べましょう。


2022年11月29日火曜日

11月29日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 塩ラーメンスープ

 ラーメン  なると  コーン

 揚げギョウザ

 麻婆大根炒め

 チンゲン菜と切干大根の煮浸し



 これからの季節は寒くなり、冬野菜がおいしくなる時期でもあります。みなさんは冬野菜といったら何を思い出しますか?ということで、今日は「冬野菜」についてお話しします。まず、大根・人参・れんこん・里いもといった根菜類です。これらの野菜は身体を温める効果があり、秋から冬にかけてゆっくり土の中で育つので、栄養分や甘みが増すことが特徴です。味噌汁や鍋に入れるとたくさん食べることができて、栄養を逃さず吸収できます。そして、ほうれん草・小松菜・白菜・ねぎといった菜っ葉類です。これらの野菜も冬にゆっくり育てて収穫することで、夏に収穫したものよりも、ビタミンやミネラル類が3倍以上に増えます。そのため、風邪を予防して、のどを潤してくれます。今日の給食には、今が旬の大根や人参、ねぎが使われています。みなさんもすすんで冬野菜を食べるようにしましょう。


2022年11月28日月曜日

11月28日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐となめこの味噌汁

 ほっけの照り焼き

 ポテトサラダ   1食用マヨネーズ

 さつま揚げの金平

 揚げシュウマイ



 今日は「ほっけの照り焼き」のほっけについてお話します。ほっけを漢字で書くと、魚へんに「花」と書きます。この漢字表記の由来は、ほっけの幼魚(ようぎょ)がとてもきれいな青緑色をしていて、群れで泳ぐと花のようなのであり、主な漁場が北海道や東北地方など北の方であった事から、北の花と表現されました。そこから北の花の読み方を変え、ほくか、そしてほっけとなった説があるそうです。ほっけには、ビタミンA・B・D、カルシウムなどが豊富に含まれており、特にカルシウム含有量は魚の中でもトップクラスで、サンマの2倍以上、アジの4倍以上にもなります。そのため骨粗しょう症予防、骨・歯の強化に良い食材です。今日は照り焼きにしました。みなさん残さず食べましょう。


2022年11月25日金曜日

11月25日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 昇竜舞茸入り打ち豆の味噌汁

 県産ソースチキンカツ

 厚揚げと大根の煮物

 もやしの彩り和え 

 小松菜ソテー

 鯖江市産きなこクリーム大福



 今日は鯖江市が開催する「地場産学校給食の日」です。顔が見える地元生産者の野菜を食べ、郷土の農産物への関心や給食にかかわる人たちへ感謝の気持ちを高めてもらおうと、14年前から毎年6月と11月に行われることになりました。鯖江市産の食材は、「大根・玉ねぎ・もやし・白菜・小松菜・かぶ」、福井県産は「昇竜まいたけ・打ち豆・きなこ」です。その中でも今日は、「昇竜まいたけ」についてお話します。昇竜まいたけは、「九頭竜まいたけ」とも言われ、標高1,000m余りの深い山に自生する幻のきのこです。運よく発見出来れば、舞うほどに喜んだことから、その名が付けられたといわれています。そのおいしさを特産品として広めようと昭和63年頃から人工栽培が始められました。昇竜まいたけは、味、香りとも良く、歯ごたえもあり、大野市の山間部の厳しい寒さが、味にいい影響を与えています。また、きのこ類の中でも特に、食物繊維やビタミンDが多く含まれ、今では全国的に注目されている食材です。今日は、打ち豆や白菜・かぶと一緒に味噌汁に入れました。 みなさん残さず感謝して食べましょう。


11月24日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 根菜のすまし汁

 鯖の味噌煮  白ネギの煮物

 マカロニミートソース炒め

 大学芋風

 法連草の煮浸し




 今日は「大学いも」についてお話します。乱切りにしたさつま芋を油で揚げて、水あめや砂糖にからめたものを「大学いも」と言いますが、なぜこの名前がついたかみなさんは知っていますか?色々な説があるのですが、大正時代に東京の大学生がこれを好んで食べていたためこの名前が付いたという説や、昭和初期に東京大学の学生が学費を稼ぐためにこれを作って売ったのが名前の由来だと言われています。どちらにしても、食べ盛りの若い人たちが好んで食べた理由は、さつま芋の栄養価が高く、しかも油で揚げるのでエネルギー量が高く、砂糖でからめるので糖分も豊富であり、栄養価の高い食べ物なので、大人気になったのでしょうね。今日はコロコロに切ったさつま芋を油で揚げて、水あめなどでからめました。みなさん残さず食べましょう。



2022年11月22日火曜日

11月22日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐の中華スープ

 酢鶏

 チャプチェ 

 大豆とレンコンのゴマ炒め

 黄桃缶詰


今日も引き続き「免疫力をアップする食材」についてお話します。冬は風邪をひきやすい季節ですが、食事の工夫で風邪をある程度予防することができます。免疫力を高めてくれる食品を選ぶことで、より抵抗力も高めてくれ、風邪の原因になるウイルスや細菌にも感染しにくくなります。この抵抗力をつける食品の代表は「きのこ類」です。しいたけ、まいたけ、しめじ、えのきたけ、などに含まれる多糖類やたんぱく質には、抗がん作用や活性酸素除去作用があります。きのこ類は秋からが旬の時期になり、もっとも美味しくなります。頻繁に食卓に上がるようになるのは、これからの寒い時期を迎えるために免疫力を蓄えておくためだからなのですね。今日の中華スープにはしめじが入っています。みなさんもすすんできのこを食べるようにしましょう。


2022年11月21日月曜日

11月19日(土)

 


本日の給食です

<献立>

 麩と玉ねぎの味噌汁

 ハムカツ

 豚肉と茎ワカメの金平

 手作りうの花

 大根のゆかり和え



 今日も引き続き「免疫力がアップする食材」である「ネバネバ食品」についてお話します。みなさんはネバネバ食品といったら、何を思いだしますか?納豆、なめこ、オクラ、モロヘイヤなどがありますよね。実はネバネバする成分そのものに免疫力を強くする作用があります。例えば納豆は、納豆菌の発酵によって大豆に含まれる成分がパワーアップし、大豆そのものより栄養成分が消化吸収されやすい形になります。そしてネバネバする成分は血液をサラサラにしてくれて、腸内環境を整えて免疫力を高めます。これからの寒い季節は、なめこの味噌汁や、納豆などのネバネバ食品を積極的に食べていきましょう。


2022年11月18日金曜日

11月18日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 クリームシチュー

 照り焼きハンバーグ

 ナポリタンスパゲティ

 ブロッコリーのしらすゴマ和え

 フルーツカクテル



 今日も昨日に続き、「免疫力アップする食材」についてお話しします。みなさんは毎日、牛乳以外の乳製品を積極的にとっていますか?実はヨーグルトやチーズといった乳製品に含まれている細菌は免疫力をアップしてくれるのです。よくヨーグルトのテレビコマーシャルで、乳酸菌やビフィズス菌やガセリ菌という言葉を耳にしませんか?これらは細菌の種類で、「腸内で良いことをしてくれる生きた菌」、つまり善玉菌と呼ばれています。私たちの免疫システムは腸の近くに集まっています。ビフィズス菌を初めとする菌は、そこで悪い菌から守ってくれます。肉食中心に偏った食生活を続けていると、分解・吸収しきれないたんぱく質が大腸に送られて、有毒ガスを発生しながら分解され、腸粘膜が傷つき、色々な病気を引き起こしてしまいます。これを守るためにも、細菌が必要なのです。市販のヨーグルトには食べるタイプと飲むタイプがありますが、効果は変わりません。また食前の空腹な時よりも食後にとるほうが、菌が元気に働いてくれるので、みなさんも積極的に取ってみましょう。


11月17日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 かき玉にゅうめん汁

 手作りかき揚げ  かにカマの天ぷら

 そうめん  焼きかまぼこ

 金平ごぼう

 小松菜のかつお和え



 今日は免疫力アップの食材でもある「野菜類」についてお話します。野菜をたくさん食べる人は健康で、ガンにもかかりにくいということをみなさんは知っていますか?その野菜の中でも、よく耳にするのは、ほうれん草や人参、トマトなどの色鮮やかな緑黄色野菜です。それに比べて、キャベツや大根、玉ねぎなどの色の薄い淡色野菜は脇役的存在です。しかし最近、淡色野菜に多く含まれているイオウ化合物には、免疫力をアップさせて、生活習慣病などの怖い病気の予防に効果があることが発見されました。野菜の種類によっては緑黄色野菜を上回る良い働きがあるそうです。そのため淡色野菜も緑黄色野菜と同じくらい大切な効果があります。今日の給食には3種類の淡色野菜が入っています。みなさんはどれか分かりますか?答えは「玉ねぎ」と「白菜」と「ごぼう」です。これからの寒い季節においしくなる野菜ばかりなので、すすんで食べるようにしましょう。


2022年11月17日木曜日

11月16日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 おでん風煮

 白身魚のフリッター

 もやしとひき肉のカレーソテー

 キャベツのゴマドレサラダ

 法連草ののり和え



 今日は「免疫力低下の原因」についてお話します。みなさんは夜遅くまで起きていたりして、不規則な生活になっていませんか?特に睡眠不足で常に体が疲れている状態だと、大量の活性酸素という悪い酸素が発生して、免疫力を低下させます。また、運動不足や体力の低下も免疫力を低下させます。そして食品添加物がたくさん入ったインスタント食品や、加工したお菓子などの食べ物からくる影響でも、免疫力を低下させてしまうのです。このようにいくつかの原因がありますが、私たちにとってはどれも当てはまりやすいものばかりです。1番栄養を摂らなければならない成長期に、添加物たっぷりのおかしやハンバーガーばかり食べていては、病気になった時の抵抗力も弱くなります。生活習慣を変えるのは大変な事ですが、健康のために少しずつ意識していく必要があります。明日は免疫力をアップしてくれる食材をいくつか紹介したいと思います。


11月15日(火)

 


本日の給食です

<献立> 

 コーンスープ

 鶏肉のスパイス焼き  ブロッコリーともやしのソテー

 野菜たっぷりトマト煮

 ごぼうとひじきのサラダ

 みかん



 今日は「免疫力の仕組み」についてお話します。免疫力とは、私たちが自分を守るために本来持っている防衛機能の事をいいます。例えば大気中の細菌やウイルスが、体内に侵入してきた時に、私たちの防衛機能はそれを異物と感知すると同時に、攻撃してくれます。また、ホコリや塵(ちり)を吸ってしまうとくしゃみが出るのも、花粉症で体内に入ろうとする花粉を阻止する為に涙や鼻水が止まらなくなるのも免疫症状なのです。こうして体内の異常細胞の発生を細かくキャッチしてくれるおかげで、私たちの体の健康を守ってくれます。今現在、私たちを悩ます病気のほとんどは、免疫の低下や異常から来るものだと言われています。では明日はどういった事が原因で免疫力が低下してしまうのかについてお話します。


2022年11月14日月曜日

11月14日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 ワカメスープ

 チーズはんぺんフライ

 ソース焼きそば

 チンゲン菜のナムル

 枝豆がんも煮



 今年もあと2ヶ月を切りました。これからの寒い時期、体調を崩しやすくなり、風邪をひいてしまう人が多いですよね。同じ生活をしていても、風邪をひきやすい人と、ひきにくい人がいます。また、風邪をひいた後、すぐに回復する場合と、いつまでも症状が長引く場合があります。これは、人それぞれの免疫力の差によるものです。今日は、みなさんの免疫力が低下していないかどうか、また免疫力が弱っている場所はどこかを簡単にテストしてみたいと思います。

 今から質問する4項目のうち、自分に当てはまるものはいくつあるかチェックしてみてください。また何番が当てはまったかもチェックしてみてください。

たまに立ちくらみがする。

下痢や便秘をしやすい。

人ごみに出ると、のどがイガイガする。

普段イライラしやすい。

 さあ、どうでしょう?4項目中いくつ当てはまりましたか?実は1項目でも当てはまったら要注意です。また、免疫力が弱い場所によってそれぞれ症状が違います。①は白血球、②は胃腸、③は目や鼻、のどの粘膜、④は神経系の免疫力低下の恐れがあるそうです。明日は、免疫力とは何かをお話したいと思います。


2022年11月11日金曜日

11月11日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 チキンカレー

 プレーンオムレツ

 コールスローハムサラダ

 福神漬け

 バナナ



 みなさんは口角炎や口内炎に悩まされたことはありませんか?口の両端が切れて口を開けると痛いですよね。これが口角炎です。一方、口内炎は唇の内側や舌、歯ぐきなどに水疱(すいほう)ができたり、赤くはれたりする症状です。傷は小さいのですが、どちらも痛くて、食事をするのもつらいですよね。口角炎や口内炎の起きる原因は、主に2つあります。1つは、ぶどう球菌などの細菌や、ウイルスやカビ類に感染した場合です。これらは風邪や疲労、ストレスなどで弱っているときに感染しやすくなります。また、虫歯や歯周病などで口の中が不衛生になってしまうことで口内炎を発症することもあるので、外出から帰ってきたら、まずはうがいをする習慣をつけましょう。 もうひとつの原因は、ビタミンB2の不足によるものです。ビタミンB2は水に溶ける性質があるため、体内に蓄積することができません。そのため、できはじめの頃は、ビタミンB2を含むうなぎや納豆、ヨーグルトをとるようにしましょう。また、炎症がひどくなって痛むときは、傷を治す作用のあるビタミンCを多く含むオレンジなどのかんきつ類や、イモ類をとりましょう。


2022年11月10日木曜日

11月10日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 玉子の中華スープ

 ホイコーロー

 クリーミーコーンコロッケ  ケチャップ添え

 切干大根とじゃが芋の煮物

 フルーツ杏仁



 今日は「ホイコーロー」という料理についてお話します。ホイコーローは中国の四川料理の1つで、豚肉と野菜を豆板醤や甘辛い味噌で炒めたものを言います。漢字では回鍋肉「1回2回の回(かい)に鍋(なべ)に肉(にく)」と書きますが、なぜ「鍋を回す」と書くのでしょうか。それは、鍋に沸かしたお湯で豚肉をゆでて臭みをとり、同じ鍋でもう一度野菜や肉を炒めるためで、「鍋を使い回す」という意味からきているそうです。今の日本でなじみのあるホイコーローは豚肉の薄切りをキャベツなどの野菜と一緒に炒めたものですが、実はこれは陳建民(ちんけんみん)という料理人が日本に来てから、日本人に合うように考案して広めたと言われています。本場のホイコーローは豚肉のかたまりを使用し、野菜は葉ニンニクのみで、すごく辛い調味料だけで作られるそうです。今日は豚肉・キャベツ・玉ねぎ・にんじん・ネギを使った、日本風のホイコーローです。みなさん、残さず食べましょう。


11月9日(水)

 

本日の給食です

<献立>

 ワンタンスープ

 鶏肉の磯部揚げ

 大野里芋と角天の煮物

 ブロッコリーサラダ

 大豆とエビのチリソース炒め



 今日は「ブロッコリーサラダ」に入っているツナについてお話します。現在は、サラダやサンドイッチはもちろん、おにぎりやお寿司、さらに炒め物や煮物、和え物など、さまざまな料理に使われるツナですが、日本で初めてツナ缶が作られたのは昭和4年だそうです。静岡県の食品会社がアメリカへの輸出用に製造したのが最初で、その後昭和33年に「はごろもフーズ」という食品製造会社が「シーチキン」と名付けることで有名になりました。ツナ缶といえば誰もが「シーチキン」の名を思い浮かべると思いますが、これはツナ缶の総称ではなく商品名なのです。また、シーチキンという名前は、ツナが蒸した鶏肉にそっくりだったことが由来になっているそうです。ツナ缶は主にマグロやカツオが使われており、缶詰に加工される過程で、これらの栄養成分は失われることなく、ほぼそのまま入っています。なので、脳の働きに作用して記憶力の向上するDHAや、血液をサラサラにしてくれるEPAがたくさん含まれているので、みなさん残さず食べましょう。


2022年11月8日火曜日

11月7日(月)


 

本日の給食です

<献立>

 ミネストローネ

 ソースメンチカツ

 青じそとツナのスパゲティ

 ビーンズサラダ

 パイン缶詰



 今日は「ミネストローネ」についてお話します。ミネストローネとは、主にトマトを使ったイタリアの野菜スープを言います。イタリアでは、使う野菜も季節や地方によって様々であり、決まったレシピはなく、田舎の家庭料理として広がっています。そのため、トマトを入れてないものでも「ミネストローネ」と呼ばれることがあり、イタリア語で「具沢山」「ごちゃ混ぜ」などの意味を表すそうです。今日は、じゃが芋、玉葱、人参、鶏肉が入っています。そしてトマト味になっているので、ビタミンCやB・リコピンを豊富に取ることができ、疲労回復に効果的なスープです。みなさん残さず食べましょう。 


2022年11月4日金曜日

11月4日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 打ち豆入りポタージュスープ

 県産さわらフライ   1食用中濃ソース

 カリフラワーサラダ

 こんにゃくとちくわの炒り煮

 法連草と切干大根の和え物

 水ようかん



 今年度、県によって「福井産給食推進事業」の補助制度が創設されました。そのため11月から3月までの間、県内の小中学校の給食で、地場産食材や特産品を多く使用していきます。そのため、みなさんにもっと福井県の食材を知って食べてもらうことで、コロナ禍において生産資材高騰などの影響を受けている農林漁業者の皆さんへの支援にもつながります。今月は今日と25日の「地場産学校給食の日」に実施します。今日は県産の「打ち豆」と「さわらのフライ」と「水ようかん」を献立に入れてみました。その中でも今日は「水ようかん」についてお話します。水ようかんは、大正から昭和にかけて、京都に奉公に出た「丁稚(でっち)」と言われる「住み込みで働いた見習い少年」が、正月に福井へ里帰りする際に、持ち帰った羊羹が発祥とも言われ、別名「でっちようかん」と呼ばれます。福井の水ようかんは一般的な練羊羹と比べて、水分を多くして柔らかく作るのが特長で、その分、糖度が低くなっています。糖度が低く作られているので、常温では日持ちせず冷蔵が必要です。冷蔵庫がなかった昔は、室外の廊下を冷蔵庫がわりにして保存していたそうです。そのため福井では暑い夏ではなく、寒い冬に食べられるようになったと言われています。今日は福井づくしの給食です。生産者の方たちに感謝しながら残さず食べましょう


2022年11月2日水曜日

11月2日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 白菜とさつま揚げの味噌汁

 鯖の塩焼き  さつま芋の天ぷら添え

 ビーフンの五目炒め

 がんも煮のきのこあんかけ

 オレンジ



 今日は「白菜とさつま揚げの味噌汁」の白菜についてお話します。白菜の栄養成分は、キャベツと似ていますが、キャベツに比べて甘みが少ない分、カロリーが少ないのが特徴です。しかし、バランスよく色々な栄養素を含み、白菜1枚中のビタミンCは、みかん1個と同じ量を含んでいます。しかもカルシウムは、牛乳50ml相当もあるそうです。また食事で大量に摂ってしまった塩分を、体外に排泄してくれるカリウムも多く含んでいます。そのため、白菜には風邪の予防効果や、美肌効果、便秘を改善する効果が期待できます。これからの季節は、甘みが増して繊維もやわらかくなります。みなさん、すすんで食べるようにしましょう。


11月1日(火)

 


本日の給食です

<献立> 

 コンソメスープ

 ハンバーグトマトソースかけ  フライドポテト添え

 北海道カップグラタン

 大根の炒り煮

 ひじきサラダ



 今日はカルシウムたっぷり「歯っぴー献立の日」です。主にカルシウムを多く含む食材は、カップグラタン・ひじきです。カルシウムを豊富に含む食品の1つでもある「ひじき」や「切干大根」や「干しシイタケ」のような乾物には、他の保存法にはない優れた特徴があることをみなさんは知っていますか?それは、天日乾燥することで、旨みや香り、栄養が増すということです。例えば、「生大根」と乾物の「切り干し大根」を同じ重さで比べてみると、エネルギーは約15倍、食物繊維は約16倍、カルシウムはなんと約23倍、にもなるという結果があります。その他のビタミンやミネラル類もぐんと増し、「生大根」はより栄養価の高い食品である「切り干し大根」に生まれ変わるのです。また、しいたけを天日干しすることで、中に含まれているエリゴステロールがビタミンDに変化します。ビタミンDはカルシウムを体内に効率よく吸収するために大切な栄養素です。天日乾燥するだけで、見た目のカサは減るのに見えないところで栄養がぐんと増えるとは、おもしろい現象ですね。みなさんも乾物をすすんで食べるようにしましょう。