2022年1月26日水曜日

1月26日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 玉子の中華スープ

 八宝菜

 揚げギョウザ

 ツナ大豆煮

 小松菜のしらす和え


 今日も福井県の郷土料理についてお話します。みなさんは、「すこ」という料理を聞いたことはありますか?お正月におせちとして、赤い棒状で歯ごたえがシャキシャキしている酢の物を食べた人もいると思います。これは里芋の茎であるずいきを酢漬けしたものです。酢のパワーによって、ずいきそのものの鮮やかな赤色がでるそうです。昔から、「古い血を洗う」効果があると言われていて、鉄分やカルシウムを多く含みます。また、この時期にコタツに入って食べる物で、みかん以外に何を思い出しますか?冷たく冷やした「水羊かん」がありますよね。ほとんどの地域では夏に食べる事が多いのに、福井では冬に食べる習慣があります。福井の水羊かんは、丁稚羊羹(でっちようかん)とも言われます。隠し味で黒糖を使っていることが多く、添加物を一切使用していません。そのため冷蔵庫がない時代、少しでも日持ちがするように冬の時期に作られていたそうです。


2022年1月25日火曜日

1月25日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 じゃが芋と豆腐の味噌汁

 鶏肉の唐揚げ

 大根の炒り煮

 シェルマカロニサラダ   1食用マヨネーズ

 オレンジ


 今日は福井の郷土料理の1つでもある「おろしそば」についてお話します。去年の大晦日に年越しそばとして、おろしそばを食べた人も多いのではないでしょうか。福井のおろしそばが「越前おろしそば」として全国に広まったのは、昭和22年以降になります。昭和22年10月、昭和天皇が福井に来られた際、2杯ものおろしそばを召し上がられました。その後、皇居に戻られた後、召し上がられたおろしそばを懐かしく思い、「越前のそばは大変おいしかった」という天皇のお言葉から広がったそうです。そばは、大根おろしと一緒に食べることで、ビタミンのバランスがとれ、相乗効果があります。解毒作用、消化促進のほかに、カロリーも少なく生活習慣病予防にも最適です。


1月24日(月)

 

本日の給食です

<献立>

 花麩とワカメのすまし汁

 アジの照り焼き  かにカマの天ぷら

 ミニオムレツ  ミートソースかけ

 手作りうの花

 ブロッコリーのゴマ和え


 今日は福井県の郷土料理についてお話します。郷土料理とは、地方ごとにある独特な料理のことをいいます。地方の特産物や、各地域の気候や風土に適した食材や調理法があります。福井県の郷土料理の特徴は、京料理のような凝ったものより、むしろ手を加えないシンプルなものが多いそうです。それは豊かな海の幸、山の幸に恵まれていて食材そのものが美味しいからでしょうね。嶺北地方で見られる郷土料理に、「たくあんの煮もの」があります。大根を保存するために作るたくあんは、雪深い地方ならではの保存食です。年の暮れに漬けて翌年の春から秋にかけて食べます。夏頃には「古たくあん」とよばれこれを醤油と赤唐辛子で煮て作られます。各家庭によって作り方や味付けなどがバラバラですが、福井県周辺でしか、あまり見られない調理法だそうです。


1月19日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 大根とワカメの味噌汁

 ほっけの照り焼き  手作り小エビのかき揚げ

 金平ごぼう

 大豆とひき肉のカレー炒め

 みかん


 今日は昨日に引き続き、「おせち料理」についてお話します。おせち料理といったら、昨日お話した「黒豆、ごまめ、数の子」以外に、みなさんは何を食べましたか?縁起が良いということで、紅白かまぼこやなますを食べた人も多いと思います。紅白かまぼこは、半円の形が初日の出を連想させ、紅はめでたさと喜び、白は神聖を表します。また、なますがおせち料理の一品である理由は、人参と大根の紅白の彩りがめでたいからだそうです。みなさんが大好きな、栗きんとんは、色が金貨の色に似ていることから、「財産が貯まるように」との願いが込められています。栗のまわりについている黄色のあんは、栗を潰したものだと思っていた人もいるかもしれませんが、実はさつま芋を蒸して潰したものなのですよ。このようにおせち料理は、正月元旦の朝に出し、年神さまを迎えて健やかな新年をお祝いし、1年の幸福を祈りながら食べる日本の伝統食です。


1月18日(火)


 

本日の給食です

<献立>

 ラーメンスープ

 揚げ団子のチリソース煮

 ラーメン  ハム  コーン

 イカリングフライ

 白菜の磯部和え


 新学期が始まって1週間がたちましたが、まだお正月休み気分の人もいるのではないでしょうか。正月の食事といったら「おせち料理」ですが、みなさんは何種類くらい食べましたか? おせちには、実はそれぞれの願いが込められています。今日は、「祝い肴(さかな)三種」と言われている3品についてお話します。1つ目は、黒豆です。黒豆は、肌を美しくする良質なたんぱく質を含みます。また、コレステロールや脂肪酸の増加を抑えるリノレン酸を含み、ビタミンBも多く含むため、疲労回復に効果的です。そんな黒豆は、「1年を“まめ”に暮らせますように」と願いが込められています。2つ目は、カタクチイワシの稚魚(ちぎょ)を干して、甘辛く炊いたごまめです。イワシは田んぼの肥料に使われていた事もあり、田作りとも呼ばれ、「豊作の願い」が込められています。3つ目は、数の子です。数の子は何という魚の卵か知っていますか? 実は、にしんの卵です。たまごの数にあやかり、「子孫繁栄を願う」意味があります。数の子はたんぱく質やビタミンEなどを豊富に含む栄養満点な食材です。明日は残りの2品を紹介します。



1月17日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 打ち豆の味噌汁

 ハンバーグ トマトソースかけ  フライドポテト添え

 ブロッコリーサラダ

 乱切レンコンのおかか煮

 ナタデココフルーツ


 今日は鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。 主に鉄分の多い食材は、合いミンチ・打ち豆・味噌です。4月から毎月、鉄分・カルシウムといったみなさんの身体に大切な栄養素について色々なお話をしてきました。そして今のみなさんにはどれだけこれらの栄養素は大切なものかということが分かってきたと思います。しかし、最近は栄養補助食品という不足した栄養を補えるという商品が増えています。ドラックストアーにいくと、色々なサプリメントが置いてありますよね。しかし、これらは成長期であるみなさんにとって本当に必要なものなのでしょうか?例えば、鉄欠乏によって現れる貧血の大きな原因は、これまでの食生活の積み重ねです。いくら有効的にサプリメントで栄養をとっても、これだけでは改善できないのです。なので、鉄分を多く含む食材はもちろん、その吸収を助けてくれる肉や魚・豆腐などの良質たんぱく質や、野菜や果物に多く含まれるビタミンCなどをバランスよく摂れる食生活を心がけていきましょう。               


2022年1月14日金曜日

1月14日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 ポークカレー

 野菜コロッケ

 コールスローサラダ

 小松菜ソテー

 福神漬け


 昨日に引き続き、今日は、受験生のみなさんのために試験当日の昼食の取り方についての大切な2つのポイントをお話します。1つ目は、「腹持ちが良いものを食べよう!」そして2つ目は「良く噛んで食べるものを選ぼう!」です。そしてこの2つのポイントに合った食べ物があるので、それも最後に紹介したいと思います。午前中の試験が終わり、ほっと一息つきたいところですが、また午後からの試験に備えなければいけません。実は昼休みの食事は、午後の試験の結果を左右してしまうほど大切です。まず、そのためには腹持ちの良い「ご飯」を中心に食べましょう。パンや麺類は消化吸収が良いので、食べた後すぐに運動をするときは最適ですが、じっとイスに座って集中してエネルギーを使う時にはおすすめできません。また、よく噛む必要のあるものを食べることで、眠気が吹き飛び、脳が活発になるので、「のり巻き」がおすすめです。のり巻きにはかんぴょうや玉子、きゅうり、椎茸といった色々な食材が入っており、バランスよく食べることができます。しかもよく噛まなければ飲み込むことができません。噛むことで心もリラックスして頭も働いてくるので、みなさんも試してくださいね。


1月13日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 ポタージュスープ

 鶏肉のスパイス焼き   マカロニソテー添え

 もやしと玉子のソテー

 ひじきと豆のサラダ

 フルーツカクテル


 1月も中旬に入り、受験生にとっては大切な時期に突入しました。今日はそんな3年生のみなさんや、これからに向けて1・2年生のみなさんのために、試験当日の朝食の取り方について、大切な2つのポイントをお話します。1つ目は「糖質を中心に、脂っこい物はとらない!」2つ目は「ご飯の代わりにそばを食べよう!」です。それぞれのポイントにはちゃんとした理由があるのですよ。まず私たちの体は、寝ている間は体温が低くなっています。しかし朝起きて、朝ごはんを食べることにより体温を上げることができます。そのときに朝から菓子パンやピザ、カップラーメンなどの油脂分が多い物を食べてしまうと、体はいつまでたっても言うことを聞いてくれません。脳へのエネルギー源は唯一、ブドウ糖だけです。余分なものが含まれてないご飯を食べて、脳を働かせると、やる気や集中力が出て、良い結果を導くことができます。また、炭水化物でも大切な試験当日は、「そば」を食べることをおすすめします。そばにはイライラ感や不安な気分を静めてくれるビタミンBや記憶力を向上させてくれるルチンという栄養素がたくさん含まれています。のどごしも良く、あっさりしているので、食欲の出ない朝にはそばを食べて試験を乗り切りましょう。


2022年1月12日水曜日

1月12日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 豚汁

 鯖のみぞれ煮

 ポテトサラダ  1食用マヨネーズ

 さつま揚げの金平

 カリフラワーのゆかり和え

 

 みなさんは元旦の朝にお雑煮は食べましたか?お雑煮は、室町時代に正月の祝いの膳として武家社会で食べられており、それが江戸時代頃から庶民の間にも普及されるようになりました。「雑煮(ぞうに)」は「雑多(ざった)に色々煮る」と言う意味で使われ、現在のように地方や各家庭により様々な具になったようです。例えば、角餅か丸餅か、餅を煮るか焼くか、汁はすましか味噌かで分かれてきます。福井県は丸餅を煮て、合わせ味噌で食べる家庭が多いと思いますが、東京などの関東地方では、焼いた角餅を鶏肉や青菜と一緒にすまし汁で食べます。関西地方では1日目は丸餅を白味噌で煮たものを食べ、2日目は焼いた丸餅をすまし汁で頂くところもあるそうです。また、ちょっと変わった食べ方をするのが香川県です。白味噌仕立ての汁の中に、あんこ入りの丸餅を焼かずに入れるそうです。一体どんな味がするのでしょうね。 


2022年1月11日火曜日

1月11日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐とワカメの味噌汁

 メンチカツ   1食用中濃ソース

 青じそとツナのスパゲティ

 大野里芋とがんもの煮物

 法連草のかつお和え


 みなさん、本日1月11日は何の日か知っていますか?毎年1月11日は鏡開きの日と言われています。鏡開きとは、旧年の無事を神様に感謝しながら、お正月に神様に供えた鏡餅をいただく儀式です。実際にはお餅を「切る」わけですが、縁起を担いで開運の意味も込めて「開く」という言葉を使います。そのためお餅を食べた者には、力を授けられるといわれています。神様へのお供え物をいただくことによって、1年の家族の無事息災が約束されるという意味もあるそうです。元々は1月20日に行われていましたが、江戸幕府の第三代将軍でもある徳川家光が亡くなったのが20日であったため、この日を避けて1月11日になったそうです。大阪などの関西地方は1月15日か20日、京都では1月4日に毎年、鏡開きを行うそうです。