2022年7月19日火曜日

7月15日(金)

 


本日は1学期最後の給食です。

<献立>

 夏野菜チキンカレー

 肉入りコロッケ

 コールスローサラダ

 小松菜とウインナーのソテー

 福神漬け

 冷凍みかん



 まだまだ暑い日が続きますが、「だるい」「疲れやすい」「食欲がない」…いわゆる夏バテで悩まされる人が出てくる時期でもありますよね。来週から始まる夏休みを元気に過ごすために、今日は夏バテ防止の食生活についてお話します。まずなぜ夏バテになるのでしょうか?その理由は大きく分けて2つあります。1つ目は、体内の水分とミネラルの不足です。夏になると気温が上昇して体温も上がるため、体は汗をかいて体温を下げようとします。しかし汗は、体内の水分と一緒にミネラル分も体外へ排出してしまうため、身体に必要なミネラル分も大量に失われてしまいます。そのため、水分を十分摂ることは必要ですが,一度にたくさん飲むことや,甘い飲み物は控えましょう。冷たいものをとりすぎると、胃腸の働きが抑えられてしまい、甘味は食欲を減退させてしまうので、飲む物や飲む時間帯を自分で考えて水分補給をしましょう。2つ目は、暑さによる消化機能の低下によって起こる栄養不足です。この問題を解決するには、食事は量より質であるということです。食欲がなくても、1日3食、しかも同じ時間帯にしっかりとることが大切です。胃に負担がかけない消化のよい卵や肉、魚、牛乳などのたんぱく質、野菜や果物などのビタミン、牛乳や海藻に含まれているミネラルをバランスよく、少しずつでもいいので色々な種類の食品をとりましょう。これらの事を守れば、体は無理なく夏を乗り切ってくれるので、 みなさんも実践してみてください。


7月14日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 冷やしうどんだし

 白身魚の磯部天   ちくわの天ぷら(黒ゴマ)

 うどん  刻み揚げ煮  ワカメ

 五目煮豆

 鶏肉のチリソース炒め



 今日はうどんについてお話します。 うどんの原料である小麦粉の成分は、約70%はでんぷんです。でんぷんは、栄養素でいうと炭水化物と呼ばれ、体内ではブドウ糖に変わり、体や脳のエネルギー源となります。うどんは他の食べ物に比べて、非常に消化吸収のスピードが速く、即効的にエネルギー源として使われるのが特徴です。そのため、頭の働きを良くして集中力を発揮してくれます。また、熱を出して食欲がない時にうどんを食べるのも、消化するのに無駄なエネルギーがかからないので、白血球がウイルスをスムーズにやっつけてくれるため、もっとも適した食べ物なのです。今日はお椀に冷たいだし汁を入れて、うどんや、甘く煮てある油揚げやワカメと一緒に残さず食べましょう。


7月13日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ワンタンスープ

 ホイコーロー風炒め

 ポテトサラダ  1食用マヨネーズ

 厚揚げのみぞれあんかけ

 チキンナゲット



 もうすぐで夏休みです。暑い日が続く中、知らぬ間にみなさんの体調も弱ってきていますよね。そういう時期だからこそ、食べ物による病気を予防して元気で夏を乗り切るために、今日は、食中毒防止に役立つ食材についてお話します。みなさんは、家から持ってくるご飯の上に梅干しはのっていますか? 実はお弁当のご飯に梅干しをのせるだけで、ご飯が傷みにくくなり、食中毒を予防する効果があります。また、梅干しに豊富に含まれるクエン酸が胃腸の働きを活発にして、食欲を増進させてくれます。食欲が出ると、疲れをためにくくしてくれるので疲労回復にも効果的です。しかし、梅干しは食塩の含有量が多いので、1日1個にして、毎日食べるように心がけてみましょう。


2022年7月12日火曜日

7月12日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 ミネストローネ

 鶏肉の唐揚げ

 ビーフンの五目炒め

 切干大根と打ち豆の煮物

 フルーツカクテル



 今日は「ビーフンの五目炒め」に入っているピーマンについてお話しします。ピーマンは唐辛子の仲間で、コロンブスがヨーロッパに持ち帰り、香辛料として広まったといわれています。日本には16世紀、ポルトガル人により伝えられました。一般に普及してからも、独特のくせと苦みから、子どもに嫌われる野菜ナンバー1でしたが、最近は改良されて、くせが少なくなり健康野菜として人気を集めるようになりました。ピーマンはビタミンA、C、Eが豊富で、ビタミンCはレモンの約2倍、トマトの約5倍はあるといわれています。これらのビタミンは加熱調理しても栄養価が消失しにくいのが特徴で、加熱により匂いや苦味がやわらぎ、カロテンの吸収率もアップします。今日はビーフンやむきエビ、玉ねぎと一緒に中華風に炒めてあります。みなさん残さず食べましょう。


2022年7月11日月曜日

7月11日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐と油揚げの味噌汁

 鯖の塩焼き

 角天と揚げナスの煮物

 ブロッコリーサラダ

 アスパラソテー



 今日は「角天と揚げなすの煮物」の、なすについてお話します。なすは「成功する」という言葉を連想させるためか、昔から縁起のよい野菜として親しまれてきました。主な成分は水分と糖質で、ビタミンとミネラルの含有量は少なめです。しかしナスの鮮やかな紫色のアントシアニンという成分は、抗酸化作用があるので、ガンを予防する効果や便秘の改善にもなるといわれています。また、温まった体温を下げる作用があり、「秋なすは嫁に食わすな」という「ことわざ」があります。このことわざを聞いて、なんて意地悪なことわざなのだろうと誤解している人はいませんか?これは、なすは体を冷やす効果があるので、涼しくなる秋にお嫁さんが体調をくずさないようにという気遣いを示す、思いやりの言葉なのです。これからの暑くなる季節には欠かせない野菜です。どんな調理法や食材にも合う、かしこい野菜なので、みなさんもすすんで食べましょう。



2022年7月8日金曜日

7月8日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 コーンスープ

 鶏肉のスパイス焼き   チンゲン菜ツナソテー添え

 ナポリタンマカロニ 

 枝豆がんもとかぼちゃの煮物

 オレンジ



 今日は「鶏肉のスパイス焼き」に使われている、スパイスについてお話します。世界各国でのスパイスの種類や使い方は様々です。日本で和食を作るときに、使われているスパイスのほとんどは、薬味や生野菜として、いつも私たちが食べているものです。また食卓に季節感を演出するための大切なわき役でもあります。春は木の芽、生姜、ふきのとう。夏はわさび、みょうが、青じそ、にんにく。秋は柚子、すだち、わさび。冬は唐辛子、山椒(さんしょう)などが旬の香味(こうみ)です。このようなスパイスは、食材の味を引き出してくれたり、食欲を増進させてくれます。これからの暑い時期には、色々なスパイスを取り入れることで、血の巡りが良くなって体温が上がるので、汗をかきます。この汗が皮膚の温度を下げる効果をもたらし、真夏の暑さから身体を守ってくれます。今日の鶏肉の味付けには、コショウや、ニンニク、マスタードが使われています。みなさん、この夏は色々なスパイスに挑戦してみましょう。


2022年7月7日木曜日

7月7日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 冷やしそうめん汁

 手作りソーストンカツ   粉ふきいも添え

 そうめん  錦糸玉子  きゅうり

 短冊ごぼうの金平炒め

 星型オクラのゴマひじき和え



 今日は7月7日七夕の日です。みなさんは七夕の行事食といえば何だと思いますか?実は七夕の行事食は「そうめん」なのです。意外に知られていませんが、千年も前から続いているそうです。由来は中国で「索餅(さくべい)」という縄のようにあんだ小麦粉のお菓子を7月7日に食べる習慣が、奈良時代に日本へ伝えられ、麦の収穫時期に「麦餅(むぎもち)」を作る風習とともに、やがてそうめんへと変化したといわれています。また、そうめんは暑さで食欲が減退するこの時期にぴったりで、天の川や織姫の織り糸に見立てることもできます。ゆでたそうめんに、輪切りにすると切り口が星形になっているオクラや、型どりした人参やきゅうりをのせて、天の川のようにハムや錦糸玉子を飾るとおいしく楽しく食べられます。今日はそうめんと一緒に錦糸玉子ときゅうりを、冷たいお汁の中に入れて、そうめん汁を味わってくださいね。


2022年7月6日水曜日

7月6日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 打ち豆の味噌汁

 あじの照り焼き  かにカマの天ぷら添え

 ごぼうとキャベツのサラダ  1食用ゴマドレッシング

 ミニオムレツ  ミートソースかけ

 ワカメの酢の物



 今日は鉄分が豊富な「アイアン献立の日」です。主にあじや、打ち豆、玉子、味噌に多く含まれています。そして、それらの吸収を高めてくれる食材もあるのですが、みなさんは何か分かりますか?実はビタミンCが豊富な食材です。普段みなさんが食べているブロッコリーやかぼちゃ、ピーマンに特に多く含まれています。これらの食材を一緒に食べれば、食事でとった鉄の吸収を高めてくれます。ビタミンCは、鉄分だけでなく、カルシウムやマグネシウムの吸収を高めてくれるので、イライラした気持ちを落ち着かせ、貧血の予防にも役立ちます。色々な食材を残さず食べて、これからの暑い時期を乗り切りましょう。


7月5日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 麻婆豆腐

 たっぷりベーコンフライ

 こんにゃくとちくわの炒り煮

 大豆サラダ

 黄桃缶詰



 今日は「こんにゃくとちくわの炒り煮」の「こんにゃく」についてお話します。こんにゃくの97%は水分と言われ、栄養価はほとんどありません。しかし、グルコマンナンというヒトの消化酵素では消化できない食物繊維を含んでいます。この食物繊維は、消化されずに腸まで届くため、腸の働きが活発になり、腸内で体内の老廃物や毒素を吸収し、体外に排出する働きがあります。またこんにゃくは食物繊維と水分だけでなく、カルシウムの摂取も期待できます。カルシウムといえば、牛乳・乳製品や小魚を思い浮かべますが、こんにゃくもカルシウムの含有量が多く、体内に吸収しやすいのが特徴です。日ごろのカルシウム摂取の心がけで、骨粗しょう症を防ぎ、骨や歯を丈夫にすることが大切です。イライラすることも抑えられるので、みなさんもこんにゃくをすすんで食べるようにしましょう。


7月4日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 野菜コンソメスープ

 ハンバーグ トマトソースかけ  スパゲティソテー

 ジャーマンポテト

 高野豆腐の含め煮

 ブロッコリーのしらすかつお和え



 今日は「ハンバーグのトマトソースかけ」の「トマト」についてお話しします。今が旬な真っ赤なトマトには栄養がたくさん含まれています。特に「リコピン」や「ベータカロテン」という栄養素の名前をよく耳にするのではないでしょうか。そんな夏トマトを食べてほしい理由が3つあるので、紹介します。まずは「疲労回復効果」です。トマトにはクエン酸やリンゴ酸が多く含まれていて、疲労物質である乳酸が体に溜まらないように働いてくれます。そして2つ目は「体温を下げる効果」です。トマトに含まれるカリウムが持つ利尿作用により、今の暑い時期にでも、体の余分な熱を外に出してくれます。3つ目は女性にうれしい「ダイエット効果」です。トマトに含まれるリコピンと食物繊維には、基礎代謝を促進する効果があると言われています。今日のようなスープやトマトジュースをそのまま飲むことで脂肪燃焼効果も期待できるので、これからの季節に夏トマトを食べて、元気に夏を乗り切りましょう。


2022年7月1日金曜日

7月1日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 玉子の中華スープ

 肉団子の酢豚風

 厚揚げとじゃが芋の煮物

 揚げギョウザ

 法連草ソーンソテー



 今日はカルシウムたっぷりの歯っぴー献立の日です。主に法連草と厚揚げ、玉子に多く含まれています。今日はカルシウムが、なぜそんなに必要なのか、カルシウムの役割についてお話しします。カルシウムというと「骨」を連想する方が多いと思いますが、実は脳細胞や神経細胞が働くためにも、血中のカルシウムが重要な役割を果たしています。また、筋肉を動かしたり、物を見たり、情報を伝達したりするときにもカルシウムが必要です。カルシウムは人間の体を動かすバッテリーのようなものなのです。体内には60兆個もの細胞がありますが、そのすべてを動かすためにカルシウムが使われているのです。一生のうちで一番骨が成長するのは、男子は特に中学生時代、女子は小学校高学年の頃から始まっています。この時期には、年間で平均11%くらい骨密度が上がるので、骨を丈夫にするために、カルシウムをたくさん取って、しっかり運動しましょう。