2019年4月26日金曜日

4月26日(金)



本日の給食です
<献立>
 クリームシチュー
 照り焼き豆腐ハンバーグ  マカロニソテー添え
 ごぼうとキャベツのサラダ  1食胡麻ドレッシング
 切干大根の旨煮
 グレープフルーツ


 今日は「切干大根の旨煮」の切干大根についてお話します。切干大根は、生の大根を細かく切り、寒い時期に一昼夜(いっちゅうや)外で自然乾燥させたものです。かつて切干大根は、日本の冬の食卓になくては ならない食品でした。生の大根1本は約500~600gありますが、それを天日干し(てんぴぼし)すると、およそ1/10の50gの切干大根になります。それだけ切干大根には栄養がギュッと凝縮されています。また、骨の形成を助けるカルシウムは牛乳の約4倍と多く、「畑のいりこ」と言われるほどです。うま味成分のグルタミン酸やブドウ糖も含み、ビタミンB1・B2、鉄分、食物繊維も豊富です。
 このようにたくさんの栄養素を含むため、新鮮な野菜が出回らず栄養不良に陥りがちな寒い時期には、実にありがたい食べ物だったそうです。外食の多い現代人の私たちにとっても、事情は同じですよね。とくに便秘や体調が良くない人は積極的に食べるようにしましょう。

2019年4月25日木曜日

4月25日(木)



 
 本日の給食です
<献立>
 野菜コンソメスープ
 たっぷりベーコンフライ ブロッコリーサラダ
 麻婆豆腐
 こんにゃくの炒り煮
 バナナ

 本日の鯖江市産食材は「もやし」です。
 
  今日は「こんにゃくの炒り煮」の「こんにゃく」についてお話します。
 こんにゃくの97%は水分と言われ、栄養価はほとんどありません。しかし、グルコマンナンというヒトの消化酵素では消化できない食物繊維を含んでいます。この食物繊維は、消化されずに腸まで届くため、腸の働きが活発になり、腸内で体内の老廃物や毒素を吸収し、体外に排出する働きがあります。
  またこんにゃくは食物繊維と水分だけでなく、カルシウムの摂取も期待できます。カルシウムといえば、牛乳・乳製品や小魚を思い浮かべますが、こんにゃくもカルシウムの含有量が多く、体内に吸収しやすいのが特徴です。
  日ごろのカルシウム摂取の心がけで、骨粗しょう症を防ぎ、骨や歯を丈夫にすることが大切です。イライラすることも抑えられるので、みなさんもこんにゃくをすすんで食べるようにしましょう。
 

4月24日(水)



 
 本日の給食です
<献立>
 豆腐と油揚げの味噌汁
 鶏肉の照り焼き 粉ふき芋
 大根の炒り煮
 菜の花とキャベツのソテー
 大豆入りカレー炒め

 本日の鯖江市産食材は「もやし」です。
 
  みなさんは「歯っぴー給食の日」を知っていますか?普段意識していないと家庭でも不足しがちなカルシウムを給食で積極的に食べようという日です。福井県の小中学校で月に1日はカルシウムを意識してみようということで、「歯っぴー献立」が出来ました。
 カルシウムは成長期であるみなさんにとっては大切な栄養素です。カルシウムを多く含む食べ物といったら、牛乳・チーズ・小魚・海藻と色々あり、今日の献立では豆腐や大豆に多く含まれています。しかし、実はそれだけを食べていてもみなさんの骨は強くなりません。 
  丈夫な歯を作るには、歯の土台の材料になる、肉や魚、豆腐などの良質なたんぱく質が必要です。また、歯の中で一番固い成分であるエナメル質を作るには、にんじんやほうれん草などに多く含まれるビタミンAや、菜の花やブロッコリーなどに含まれるビタミンCも必要です。
  このような食材をよく噛んで食べることで体の中に効率よく取り込むことができます。みなさんも強い歯を作るために、色んな食材をバランスよく残さず食べましょう。

2019年4月23日火曜日

4月23日(火)



本日の給食です
<献立>
 大根とえのきのすまし汁
 鯖の味噌煮
 大学いも
 レンコンの金平炒め
 三色ゴマ和え


 今日は「鯖の味噌煮」のさばについてお話します。みなさんはサバやいわし、アジといった青魚は好きですか? 青魚には良質な脂肪分が豊富に含まれています。その脂肪分には、植物油や豚、牛には含まれないEPAやDHAが含まれています。EPAは血液の凝固を抑制することにより、血液をサラサラにしてくれます。また、DHAは脳を活性化する作用があるため、「魚をたくさん食べると頭が良くなる」とも言われているのは、このおかげです。EPAやDHAには、血中コレステロール値を下げる効果もあり、動脈硬化や脳卒中という恐ろしい病気も予防してくれる、かしこい魚です。みなさんもすすんで食べるように心がけましょう。

2019年4月22日月曜日

4月22日(月)



本日の給食です
<献立>
 コーンスープ
 メンチカツ  ボイルキャベツ添え  1食用中濃ソース
 青じそとツナのスパゲティ
 枝豆がんもと人参の煮物
 カリフラワーのかつお和え


 今日は「枝豆がんもの煮物」のがんもについてお話します。がんもはがんもどき(雁擬き)を略した言葉で、豆腐の加工品のひとつです。もともとは精進料理で肉の代用品として作られました。最も知られている名前の由来は、雁(がん)という鳥の肉に味を似せたとされることから「がんもどき」と呼ばれるようになったという説です。他にも、がんもどきの中に安物の昆布を代用したら、丸めた形の表面に糸昆布が現れて、その様子は雁が飛んでいるかのように見えたため、名付けられたという説があります。「がんもどき」は主に東京などの関東方面の呼び名であり、大阪や京都などの関西では「ひりょうず」や「ひろうす」と呼ばれているそうです。
 今日はおだしたっぷりでおいしく炊いてあります。みなさん残さず食べましょう。

2019年4月19日金曜日

4月19日(金)



 
 本日の給食です
<献立>
 打ち豆の味噌汁
 手作りソースカツ キャベツのかつお和え
 もやしのカレー炒め
 大根とひじきの炒り煮
 オレンジ

 本日の鯖江産食材は「もやし」で、福井県産食材は「打ち豆」です。

 今日は福井県内の食材や昔から食べられている郷土料理を紹介する「ふるさと献立」の日です。
 「ソースカツ」や「打ち豆の味噌汁」は福井県を代表される郷土料理ですが、みなさんは他にどんな料理があるか知っていますか?
 まずは冷たいそばに大根おろしと削りかつお節をたっぷりのせた「越前おろしそば」です。福井県はソバの生産量が全国5位というそば処(どころ)でもあります。年越しそばとして食べる家庭も多いですよね。
 他には「焼き鯖」や「へしこ」、「たくあんの煮物」も福井で愛されている郷土料理です。みなさんも福井県の郷土料理や特産物を探してみましょう。

2019年4月18日木曜日

4月18日(木)



本日の給食です
<献立>
 ミネストローネ
 鶏肉のスパイス焼き
 海藻サラダ  1食用中華ドレッシング
 角天とじゃが芋の煮物
 ほうれん草ソテー


 今日は「海藻サラダ」の海藻についてお話します。海藻の種類は、日本では約700種類あります。そのうち食用としている海藻は大別すると、20種類くらいあるといわれます。
 海藻はノンカロリーで、食物繊維が豊富です。「ノンカロリー=エネルギー源となる栄養がない=食べなくていい」 と思っている人も多いと思いますが、実は脂質がごくわずかしかなくても、食物繊維がたくさん含まれていて、胃の中で水分を吸収して膨らむため、満足感が得られます。
 例えば、食物繊維を2g採るために必要な食品の量は、乾燥したワカメなら5gでいいのに、野菜で摂ろうとすると、サツマイモなら86g、人参なら78gになります。こんなにも違うのですね。
 また、カルシウム、鉄、などのミネラルも含み、貧血防止やお肌の美容効果が期待できるので、海藻をモリモリ食べましょう。

2019年4月17日水曜日

4月17日(水)



本日の給食です
<献立>
 もやしと玉子の中華スープ
 ホイコーロー炒め
 がんもと結び昆布の煮物
 シェルマカロニサラダ  1食用マヨネーズ
 パイン缶詰


 今日は「ホイコーロー」という料理についてお話します。ホイコーローは中国の四川料理の1つで、豚肉と野菜を豆板醤や甘辛い味噌で炒めたものを言います。 漢字では回鍋肉「1回2回の回(かい)に鍋(なべ)に肉(にく)」と書きますが、なぜ「鍋を回す」と書くのでしょうか。それは、鍋に沸かしたお湯で豚肉をゆでて臭みをとり、同じ鍋でもう一度野菜や肉を炒めるためで、「鍋を使い回す」という意味からきているそうです。
 今の日本でなじみのあるホイコーローは豚肉の薄切りをキャベツなどの野菜と一緒に炒めたものですが、実はこれは陳建民(ちんけんみん)という料理人が日本に来てから、日本人に合うように考案して広めたと言われています。本場のホイコーローは豚肉のかたまりを使用し、野菜は葉ニンニクのみで、すごく辛い調味料だけで作られるそうです。今日は日本風のホイコーローです。みなさん、残さず食べましょう。

4月16日(火)



本日の給食です
<献立>
 麩とワカメのすまし汁
 さごしの照り焼き  手作りかき揚げ添え
 高野豆腐の玉子とじ
 大根とこんにゃくの田楽
 もやしのゆかり和え


 みなさんは「アイアンの日」を知っていますか?アイアンとは和訳して「鉄」という意味です。給食で鉄分たっぷりの献立を提供しようということで、月に1度この日ができました。中学生男子は1日に8g、女子は7から10gは摂取しましょうと言われています。鉄分が不足すると、貧血をはじめ、脳や消化器官などに異常がでてきます。
 主に鉄分を多く含む食品は、鯖やさわらなどの青魚、ワカメやひじきなどの海藻類、小松菜やほうれん草などの青菜類、油揚げや高野豆腐などの大豆製品があります。これから、毎月1度「アイアンメニュー」を提供していきますので、みなさんも鉄分の多い食材をさがしてみましょう。

2019年4月15日月曜日

4月15日(月)




本日の給食です
<献立>
 豚汁
 コーンコロッケ  ボイルキャベツ添え  1食中濃ソース
 ナポリタンスパゲティ
 金平ごぼう
 ブロッコリーじゃこ和え
 イチゴゼリー(入学・進学お祝いデザート)


 今日は「ブロッコリーのじゃこ和え」のブロッコリーについてお話します。ブロッコリーの原産地は地中海沿岸付近で、キャベツの先祖であるケールという野菜が改良されて出来たものだそうです。イタリアで古くから食用としていたのが始まりで、日本には明治時代初めに伝わってきましたが、一般的には昭和20年頃から食卓に登場するようになりました。
 ブロッコリーは、レモンの2倍のビタミンCを含み、皮膚や粘膜を保護するカロテンやビタミンAも含んでいます。その他にもカリウム、カルシウム、鉄分、食物繊維など、たくさんの栄養素を含んでいます。茎にも栄養が含まれているので、花の部分だけでなく、茎まで残さずきれいに食べましょう。

4月12日(金)




本日の給食です
<献立>
 チキンカレー
 プレーンオムレツ  小松菜ソテー添え
 コールスローサラダ
 福神漬け
 フルーツ杏仁


 今日は「小松菜ソテー」の小松菜についてお話します。小松菜は緑黄色野菜の1つでもあり、栄養成分は法連草に似ています。しかし、カルシウムは法連草の約5倍も含んでおり、非常に多いのが特徴です。また法連草と同じくらい含まれているカロテンやビタミンCは風邪の予防や美肌効果に最適です。カルシウムは、ビタミンDを多く含む「しらす」や「かつお節」、「卵」、「ゴマ」などと一緒に摂ると吸収が良くなるそうです。また、これらの栄養素は水に溶けやすいので、今日のソテーのように油で炒めるのがおすすめです。みなさん、残さず食べましょう。

2019年4月11日木曜日

4月11日(木)



本日の給食です
<献立>
 鶏肉の唐揚げ  粉ふき芋添え
 ビーフンの五目炒め
 肉団子の甘酢煮
 菜の花のかつお和え

 今日は春野菜の1つである「菜の花」についてお話します。菜の花はビタミンC、カロテン、カルシウム、食物繊維をたっぷり含む緑黄色野菜です。もともと菜の花は、油を取る目的で栽培されていましたが、明治時代以降は食用としても作られるようになったそうです。独特のほろ苦さがありますが、抵抗力を高める効果や美肌効果があります。
 また、菜の花に含まれるビタミンCはホウレン草の3倍以上、β―カロテンはピーマンの5倍もあります。鉄分も豊富に含まれているので、貧血気味の人は積極的に食べたい食材の1つです。今日は人参と一緒にかつおで和えてあります。みなさん残さず食べましょう。