2021年5月26日水曜日

5月26日(水)

 


本日の給食です

<献立> 

 ラーメンスープ(醤油)

 鶏肉の磯部揚げ

 ラーメン ワカメ なると

 麻婆豆腐

 法連草のナムル


今日は「麻婆豆腐(マーボドウフ)」の名前の由来についてお話します。昔、中国四川省(しせんしょう)に陳(ちん)さんというお婆さんがいて、安くて美味しい豆腐を作っていました。その豆腐を使った料理がとても美味しく、たちまち村で評判になりました。                     この料理を作ったお婆さんの顔には、中国語では「マーズ」と言われる、小さなくぼみがたくさんあり、お婆さん自身が、麻婆(マーボー)と呼ばれていたのです。そのお婆さんが作った豆腐料理という事で、マーボー豆腐と言われるようになったそうです。今日は豚ひき肉・鶏ひき肉・玉葱・人参が入っています。みなさん、残さず食べましょう。

 

2021年5月25日火曜日

5月25日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 なめこと大根の味噌汁

 すき焼き風煮

 ちくわの2色揚げ(カレー・青のり)

 ごぼうとレンコンのサラダ  1食用ゴマドレッシング

 フルーツカクテル



今日はなめこと大根の味噌汁なめこについてお話します。なめこと言えば、ヌルヌルした「ぬめり」が特徴です。この「ぬめり」は「ムチン」と言われる粘性物質で、タンパク質といくつかの多糖類が結合したものです。なめこの他に、オクラモロヘイヤ里いも長いもなどのヌルヌルする食べ物全般に多く含まれています。ムチンは消化管などの粘膜にくっつき、表面を保護して滑りを良くする作用があるため、消化器官では胃潰瘍や胃炎の予防・改善に効果があります。また呼吸器官では鼻の粘膜を丈夫にして、カゼやインフルエンザなどの感染症にかかりにくくする効果があります。みなさん、すすんで残さず食べましょう。


2021年5月24日月曜日

5月24日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐のすまし汁

 さんまの蒲焼き

 角天とじゃが芋の煮物

 大豆とひき肉のカレー炒め

 小松菜のゴマ和え


今日は月に1度の鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。鉄分の多い食材は「さんま・小松菜・大豆」です。鉄にはヘム鉄非ヘム鉄の2種類があります。肉や魚などの動物性食品に含まれているものをヘム鉄、野菜や果物に含まれているものを非ヘム鉄といいます。これらの違いは体内への吸収率であり、ヘム鉄は10〜30%、非ヘム鉄は5%未満と言われています。また、たんぱく質と一緒に摂ることが大切です。それは、体の中で鉄分が使われるときは必ずたんぱく質と結合して運ばれていくからです。もちろん野菜や果物に含まれるビタミンやミネラルも必要となります。このように貧血や肌荒れにならないためにも、色々な食材を食べることが大切なので、みなさん残さず食べましょう。


2021年5月21日金曜日

5月21日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 コーンスープ

 厚切りハムカツ  1食用中濃ソース

 がんもと大根の煮物

 海藻サラダ

 バナナ


今日は「海藻サラダ」海藻についてお話します。海藻の種類は、日本では約700種類あります。そのうち食用としている海藻は大別すると、20種類くらいあるといわれます。海藻はノンカロリーで、食物繊維が豊富です。「ノンカロリー=エネルギー源となる栄養がない=食べなくていい」 と思っている人も多いと思いますが、実は脂質がごくわずかしかなくても、食物繊維がたくさん含まれていて、胃の中で水分を吸収して膨らむため、満足感が得られます。例えば、食物繊維を2g採るために必要な食品の量は、乾燥したワカメなら5gでいいのに、野菜で摂ろうとすると、サツマイモなら86g、人参なら78gになります。こんなにも違うのですね。また、カルシウム、鉄、などのミネラルも含み、貧血防止やお肌の美容効果が期待できるので、海藻をモリモリ食べましょう。


5月20日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 大根とさつま揚げの味噌汁

 鶏肉のスパイス焼き

 ポテキャベサラダ  1食用マヨネーズ

 絹厚揚げと三角こんにゃくの煮物

 きゅうりの酢の物


今日はきゅうりの酢の物」きゅうりについてお話しします。きゅうりの95%以上水分です。ビタミンなどの栄養素も目立って多く含まれるものがなく、「世界一栄養のない野菜」とまでいわれています。しかしそんなきゅうりにも健康パワーはあるのです!それは、カリウムです。カリウムは、体内のナトリウム排出を促し利尿効果もあるため、腎臓の働きを良くし高血圧予防に効果があります。特に加熱したきゅうりを食べると、利尿効果が高まるそうです。また、現在のきゅうりは品種改良され、苦みが少なくかなり食べやすくなっていますが、特有のほんのりとした苦み、青臭みがあります。実はこの香り、苦みの成分はククルビタシンと言い、ガンを抑制する作用があると言われています。きゅうりはビニールハウスでも作られるようにもなり、年中食べることが出来ますが、旬の暑い時期に太陽をサンサンと浴びた、きゅうりには、ビタミンC冬の2倍以上含まれています。みなさんも夏バテ防止のためにも、すすんで食べるようにしましょう。


2021年5月19日水曜日

5月19日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 玉子の中華スープ

 ホイコーロー炒め

 揚げぎょうざ

 切干大根の旨煮

 ブロッコリーのゴマ和え


今日は「ホイコーロー」という料理についてお話します。ホイコーローは中国の四川料理の1つで、豚肉と野菜を豆板醤や甘辛い味噌で炒めたものを言います。漢字では回鍋肉1回2回の回(かい)に鍋(なべ)に肉(にく)」と書きますが、なぜ「鍋を回す」と書くのでしょうか。それは、鍋に沸かしたお湯で豚肉をゆでて臭みをとり、同じ鍋でもう一度野菜や肉を炒めるためで、「鍋を使い回す」という意味からきているそうです。今の日本でなじみのあるホイコーローは豚肉の薄切りをキャベツなどの野菜と一緒に炒めたものですが、実はこれは陳建民(ちんけんみん)という料理人が日本に来てから、日本人に合うように考案して広めたと言われています。本場のホイコーローは豚肉のかたまりを使用し、野菜は葉ニンニクのみで、すごく辛い調味料だけで作られるそうです。今日は日本風のホイコーローです。みなさん、残さず食べましょう。

 

2021年5月18日火曜日

5月18日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 キャベツと油揚げの味噌汁

 鯖の南部焼き  かぼちゃの天ぷら

 ポークビーンズ

 金平ごぼう

 ナタデココフルーツ


今日は「金平ごぼう」についてお話します。みなさんは、なぜ「金平(きんぴら)」が名前の頭に付くか知っていますか?日本昔話でも聞く、「まさかりかついだ金太郎」と呼ばれた坂田金太郎の息子でもあり、江戸時代に流行った浄瑠璃(じょうるり)の主人公でもある坂田金平(さかたきんぴら)の名前から付けられたそうです。その頃は、色々な丈夫なものに「金平」と名付けるのが流行ったそうで、当時作られたごぼう料理にも、そのしっかりした歯ごたえから「金平ごぼう」と付けられました。金平を食べて丈夫になるようにと願いも込められたそうです。今日は糸コンニャクと人参も一緒に入っています。みなさん残さず食べましょう。


5月17日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 じゃが芋と豆腐の味噌汁

 メンチカツ  ゆでブロッコリー  1食用中濃ソースかけ

 北海道カップグラタン

 さつま揚げの炒め煮

 法連草の菜種和え


 今日は「さつま揚げの炒め煮」さつま揚げについてお話します。さつま揚げは魚肉のすり身を成型して油で揚げたものです。1846年に今でいう沖縄、琉球から伝わったと言われています。琉球には「チキアーギ」と呼ばれる魚肉のすり身を油で揚げた食べ物がありました。それを薩摩に持ち帰り、独特の製法で造り上げたのがさつまあげのはじまりと言われています。今では、地域によって人参やゴボウなどが入っていたりして、色んな種類が楽しめます。また、栄養面ではカルシウムビタミンB12が豊富に含まれています。ビタミンB12は神経系の働きを正常にしてくれて記憶力や集中力の低下を防いでくれるので、みなさん、残さず食べましょう。


5月14日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 ポークカレー

 野菜コロッケ

 春キャベツサラダ  1食用ゴマドレッシング

 こんにゃくの炒り煮

 福神漬け


 今日は「春キャベツのサラダ」春キャベツについてお話します。キャベツは1年中スーパで並んでいますが、実は大きく分けて二種類あります。普段みなさんがよく目にする、葉がしっかり巻かれていて、ずっしり重い冬キャベツと、葉のまきがゆるく内部まで黄緑色をしたやわらかい春キャベツです。春キャベツの特徴は水分が多く甘みがあり、生で食べるとおいしいと言われています。キャベツ同様に胃腸の調子を整えるビタミンUやストレス解消に役立つビタミンCが豊富に含まれています。今日はキャベツの他に、菜の花とひじきと人参とコーンを合わせてサラダにしました。ゴマドレッシングをかけて、残さず食べましょう。


5月13日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 麩とワカメの味噌汁

 鶏肉の唐揚げ

 小煮しめ

 菜の花とウインナーのソテー

 オレンジ


今日は「麩とワカメの味噌汁」に入っている麩(ふ)についてお話します。麩の歴史は古く、中国では1200年前の唐(から)の時代から食べられていました。日本には鎌倉時代に伝わり、室町時代にはお寺で修行する僧たちにとって重要なタンパク源として精進料理に盛んに利用されました。麩の原料であるグルテンには体に必要なアミノ酸が豊富に含まれており、その中でも特にグルタミン酸が多く、記憶力の維持や脳の活性化に役立つといわれています。しかも低カロリーなのに消化吸収力が高いため、「ヘルシー食品」として注目され、最近はいろいろな料理に使用されるようになっています。みなさんも、麩をいろいろな料理で楽しんでみて下さいね。


2021年5月12日水曜日

5月12日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ワンタンスープ

 肉団子の酢豚風

 チャプチェ風炒め

 ブロッコリーサラダ

 黄桃缶詰


 今日は「チャプチェ風炒め」チャプチェについてお話します。チャプチェは、春雨と色とりどりの野菜や肉などを炒め合わせた、韓国の家庭では非常によく作られるおかずです。チャプチェは漢字で複雑の「雑(ざつ)」と菜っ葉の「菜(な)」で「雑菜(チャプチェ)」と書きますが、雑(チャプ)は「数々のものを混ぜ合わせる」、菜(チェ)は「細切りにした食材」や「おかず」という意味を表しています。材料の1つである春雨は、日本では約3種類見ることがあります。まず春雨と言えば一番想像しやすいものは、主に中国やタイで、緑豆えんどう豆のでんぷん質から作られている「緑豆春雨」です。また、日本の気候は緑豆の生育に向いていないため、国産のじゃがいもさつまいものでんぷん質を混ぜたものを原料として作られた国産春雨」があります。そして韓国ではさつま芋のでんぷん質を原料とした「タイミョン」という「韓国春雨」が作られています。れぞれ、見た目や食感が違うので、日本では料理によって使い分けるそうです。今日の「チャプチェ風炒め」はタイ産の緑豆春雨を使い、豚肉、チンゲン菜、椎茸、人参と炒めました。みなさん残さず食べましょう。


2021年5月11日火曜日

5月11日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 豚汁

 アジの照り焼き  厚焼き玉子

 高野豆腐の含め煮

 カニ入り俵コロッケ

 法連草のゴマ和え


今日はカルシウムたっぷりの歯ッピー献立の日です。主に高野豆腐あじ法連草などに多く含まれています。今日はカルシウムが、なぜそんなに必要なのか、カルシウムの役割についてお話しします。カルシウムというと「骨」を連想する方が多いと思いますが、実は脳細胞神経細胞が働くためにも、血中のカルシウムが重要な役割を果たしています。また、筋肉を動かしたり、物を見たり、情報を伝達したりするときにもカルシウムが必要です。カルシウムは人間の体を動かすバッテリーのようなものなのです。体内には60兆個もの細胞がありますが、そのすべてを動かすためにカルシウムが使われているのです。一生のうちで1番骨が成長するのは、男子は特に中学生時代女子小学校高学年の頃から始まっています。この時期には、年間で平均11%くらい骨密度が上がるので、骨を丈夫にするために、カルシウムをたくさん取って、しっかり運動しましょう。


5月10日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 じゃが芋と玉ねぎの味噌汁

 エビグラタンフライ   1食用中濃ソース

 ナポリタンスパゲティ

 ひじきと大豆の五目煮

 小松菜の磯部和え


今日は「小松菜の磯部和え」小松菜についてお話します。小松菜は緑黄色野菜の1つでもあり、栄養成分は法連草に似ています。しかし、カルシウムは法連草の約5倍も含んでおり、非常に多いのが特徴です。また法連草と同じくらい含まれているカロテンビタミンCは風邪の予防や美肌効果に最適です。カルシウムは、ビタミンDを多く含む「しらす」や「かつお節」、「」、「ゴマ」などと一緒に摂ると吸収が良くなるそうです。また、これらの栄養素は水に溶けやすいので、ソテーのように油で炒めるのがおすすめです。みなさん、残さず食べましょう。


2021年5月7日金曜日

5月7日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 野菜コンソメスープ

 ハンバーグ トマトソースかけ

 新じゃがの揚げ煮 ゴマしらすからめ

 切干大根のサラダ  1食用ゴマドレッシング

 チキンナゲット


 今日は「新じゃがの揚げ煮 ごましらすからめ」しらすについてお話します。 みなさんは「しらす」は何の魚の稚魚(ちぎょ)か知っていますか?マイワシカタクチイワシウルメイワシなど、主にイワシ類の稚魚だそうです。まるごと骨まで食べられるので、たんぱく質ビタミンDカルシウムマグネシウムが豊富に含まれています。地域によって呼び名が異なる場合がありますが、同じ魚の稚魚でも加工法や乾燥の度合いによって呼び名が違います。まず、釜でゆでただけのものを「釜揚げしらす」と言い、釜ゆでの後、少し乾燥させたものが「しらす干し」、塩を加えて釜でゆでて、天日に干して、しっかり乾燥させたものが「ちりめんじゃこ」と呼ばれています。しらすに多く含まれるビタミンDカルシウムの吸収を助ける働きを持っているので、成長期のみなさんはしらすやちりめんじゃこをすすんで食べるようにしましょう。


2021年5月6日木曜日

5月6日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐とワカメの味噌汁

 肉入りコロッケ  ゆでブロッコリー  1食用中濃ソース

 枝豆がんもとオクラの煮物

 大豆サラダ

 法連草ソテー

 柏餅


 今日は、昨日の5月5日「端午の節句」には欠かせない、「柏餅」についてお話します。柏餅とは、あんこを挟んだ「しんこ餅」というお餅を柏の木の葉っぱで包んだお菓子のことです。この柏の葉は、新芽が出てくるまで古い葉が落ちないという特徴があり、これを「子供が産まれるまで親は死なない」=(イコール)「家系が途絶えない」という縁起に結びつけて、「子孫繁栄(しそんはんえい)」の意味を持つと言われています。そこで、子供の日でもある端午の節句に柏餅を食べるようになったそうです。昨日食べなかった人も、今日は端午の節句には1日遅いですが、柏餅を味わってみてください。