2016年5月31日火曜日
5月31日(火)
本日の給食です
<献立>
うどんのだし
えびの天ぷら 野菜のかき揚げ
うどん 刻みアゲ煮 ほうれん草
五目ごぼう
小女子の佃煮
今日は「五目ごぼう」のごぼうについてお話します。
ごぼうは、今から千年以上も前に、薬草として中国から伝わりました。それから日本では、風味と歯ざわりを楽しみながら食べられるようになりました。
しかし実は、根の部分を食用として栽培し利用しているのは、世界中でも日本と韓国だけだそうです。欧米では若葉をサラダとして食べるくらいなので、戦争中に日本でごぼうを食卓に出されたアメリカ人は「木の根を食べさせられるのは虐待だ」と裁判になったほどだそうです。
しかしごぼうは、体を温め、解毒、解熱、発汗、利尿に良い野菜です。また、豊富に含まれている食物繊維には、腸の働きを刺激して、腸内の善玉菌の発育を助ける作用もあります。みなさん、すすんで食べましょう。
2016年5月30日月曜日
5月30日(月)
本日の給食です
<献立>
打ち豆の味噌汁
豚肉と野菜の生姜炒め
じゃが芋の田舎煮
ブロッコリーサラダ
チキンナゲット ケチャップ添え
今日は「打ち豆の味噌汁」の打ち豆についてお話します。
打ち豆と聞くと、「何か新しい豆の品種かな?」と思う人もいるかもしれませんが、古くから福井では伝統的な大豆の保存食として使われてきた食材で、大豆を石臼の上でつぶし、乾燥させたものなのです。豆を潰してあるので火の通りも早く、すぐに調理できる事から、省エネにもつながります。これは昔の人の知恵ですね。また、大豆ペプチド、大豆イソフラボン、大豆サポニン、ポリフェノールといった大豆が持つ代表的な栄養成分がそのまま残っています。
みなさんも色々な打ち豆料理を探してみましょう。
2016年5月27日金曜日
5月27日(金)
本日の給食です
<献立>
もやしとさつま揚げの味噌汁
手作りソースカツ キャベツサラダ添え
ナポリタンスパゲティ
がんもとこんにゃくの煮物
オレンジ
今日は「こんにゃくの煮物」の「こんにゃく」についてお話します。
こんにゃくの97%は水分と言われ、栄養価はほとんどありません。しかし、グルコマンナンというヒトの消化酵素では消化できない食物繊維を含んでいます。この食物繊維は、消化されずに腸まで届くため、腸の働きが活発になり、腸内で体内の老廃物や毒素を吸収し、体外に排出する働きがあります。
またこんにゃくは食物繊維と水分だけでなく、カルシウムの摂取も期待できます。カルシウムといえば、牛乳・乳製品や小魚を思い浮かべますが、こんにゃくもカルシウムの含有量が多く、酸に溶けやすいため体内吸収がしやすいのが特徴です。
日ごろのカルシウム摂取の心がけで、骨粗しょう症を防ぎ、骨や歯を丈夫にすることが大切です。イライラすることも抑えられるので、みなさんもこんにゃくをすすんで食べるようにしましょう。
2016年5月25日水曜日
5月25日(水)
本日の給食です
<献立>
さつま汁
ほっけの照り焼き
揚げ出し豆腐 きのこあんかけ
ツイストマカロニサラダ
ひじきの炒り煮
今日は「ほっけの照り焼き」のほっけについてお話します。
みなさんは「ほっけ」はどういう感じを書くか知っていますか。実は「魚へんに花(𩸽)」と書きます。ほっけと言えば開きで見ることが多いですが、実は今から40年前の昭和50年代に入るまで馴染みのない魚だったそうです。
ほっけはビタミンA・B1・Dなどのビタミン類やカルシウムなどのミネラルが多く含まれています。特にビタミンAの含有量がすばらしく、優れた抗酸化作用によって、さまざまな生活習慣病の予防効果や眼の疲労の改善や皮膚病の予防にも十分な効果が期待されています。
今日は食べやすいように照り焼きにしました。みなさんも、残さずにすすんで食べるようにしましょう。
2016年5月24日火曜日
5月24日(火)
本日の給食です
<献立>
ワンタン野菜スープ
酢鶏
バンサンスーサラダ
じゃが芋とちくわの煮物
パイン缶詰
今日は「バンサンスー」についてお話します。
バンサンスーは中華料理の1つで、拌(バン)は「あえること」、三(サン)は「三種類の具材」、絲(スー)は「糸のように細長く切ったもの」という意味があります。
今日はマロニーともやし・きゅうり・人参・ツナをお酢でサッパリと和えてあります。お酢の主成分である酢酸(さくさん)は疲労回復に対しての効果や、食欲を増進させる効果があるので、みなさん残さず食べましょう。
5月23日(月)
本日の給食です
<献立>
切り麩の味噌汁
ホイコーロー
根菜の炒り煮
フランクドッグ
ほうれん草のかつお和え
今日は「切り麩の味噌汁」の切り麩についてお話します。
麩の歴史は古く、中国では1200年前の唐の時代から食べられていました。日本には鎌倉時代に伝わり、室町時代にはお寺で修行する僧たちにとって重要なタンパク源として精進料理に盛んに利用されました。
麩の原料であるグルテンには体に必要なアミノ酸が豊富に含まれており、その中でも特にグルタミン酸が多く、記憶力の維持や脳の活性化に役立つといわれています。しかも低カロリーなのに消化吸収力が高いため、「ヘルシー食品」として注目されています。みなさんも積極的にとるようにしましょう。
2016年5月23日月曜日
5月20日(金)
本日の給食です
<献立>
ワカメスープ
鶏肉と野菜の味噌炒め
プチベーコングラタン
大豆とさつま芋のゴマからめ
小松菜のしらす和え
今日は「大豆とさつま芋のゴマからめ」の大豆についてお話します。
大豆はたんぱく質・脂質を含む量が他の作物より多く、肉類に近いことから「畑の肉」と呼ばれています。良質のたんぱく質は消化吸収が良く、脂質は植物性脂肪の「リノール酸」を多く含んでいます。リノール酸は血管壁に付着するコレステロールを取り除く作用をもっている大切な脂肪酸です。また、イライラを抑える効果があるカルシウムや、貧血を予防するために必要な鉄分などが豊富に含まれています。
みなさんも色々な大豆製品を食べて、大豆の栄養パワーをもっと取り入れていきましょう。
2016年5月19日木曜日
5月18日(水)
本日の給食です
<献立>
沢煮椀
鯖の味噌煮
野菜がんもと大根の煮物
かぼちゃサラダ
キャベツのゆかり和え
今日は「沢煮椀(さわにわん)」についてお話します。みなさんは沢煮椀という料理は聞いたことがありますか?
沢煮椀の由来は、昔、山に狩りに行った猟師が、とったイノシシの肉を沢(山を流れる川)で洗って煮て食べたことが始まりだそうです。肉と一緒に入ってしまった砂をコショウで表し、吸い口にコショウが付いたすまし汁です。給食ではコショウは入っていませんが、千切りの野菜がたくさん入っています。沢煮の沢は「盛り沢山(だくさん)」に由来するといわれ、これは沢の底に生えた水草を表しています。季節によって千切りの野菜が変わりますが、今日は豚肉、ごぼう、人参、大根が入っています。みなさん残さず食べましょう。
2016年5月18日水曜日
5月17日(火)
本日の給食です
<献立>
けんちん汁
鶏肉の磯辺揚げ キャベツサラダ添え
もやしのカレーソテー
レンコンの金平
バナナ
今日は「けんちん汁」についてお話します。
みなさんは、けんちん汁の名前の由来を知っていますか? その昔、中国にある建長寺(けんちょうでら)の小坊主が、豆腐を床に落としてグチャグチャにしてしまい、困っていると、寺の偉いお坊さんが、壊れた豆腐と野菜を煮込み、とてもおいしい「建長寺汁」を作ってくれたそうです。
「建長寺」を中国語読みすると、「ケンチャンスー」になります。その「ケンチャンスー」が「ケンチンジル」になまって名づけられたそうです。ちなみにまんじゅう、そば、うどんなども中国から来たお坊さんによってもたらされたものです。仏教だけではなく、色々なものが大陸から渡って来たのですね。色々あるのでみなさんも探してみましょう。
2016年5月16日月曜日
5月16日(月)
本日の給食です
<献立>
キャベツと油揚げの味噌汁
ハンバーグ トマトソースかけ 粉ふきいも添え
ビーフンの中華炒め
俵コロッケ
大豆の五目煮
今日は「ビーフンの中華炒め」のビーフンについてお話します。みなさんは、ビーフンは何から作られているか知っていますか?
実はお米から作られているライスヌードルの一種なのです。ビーフンの発祥の地は中国南部といわれ、日本にも中国から伝わりました。歴史は浅く、伝わってまだ60年ほどだそうです。
ビーフンは炒め物にしたり、スープに入れて食べる事が多く、原料がお米なので消化がよく、腹持ちがいいのが特徴です。また小麦のめんよりカロリーも低いのもうれしいですよね。今日は色んな野菜を入れて中華風に味付けをした炒め物です。みなさん、残さず食べましょう。
2016年5月13日金曜日
5月13日(金)
本日の給食です
<献立>
キーマカレー
ベーコンポテトバーグ もやしソテー添え
キャベツサラダ 1食用中華ドレッシング
福神漬け
杏仁みかん
今日は「キーマカレー」についてお話します。
みなさんは「キーマ」という言葉は、どんな意味があるのか知っていますか?
元々は英語ではなく、カレー発祥の地であるインドの言葉が語源だそうです。ヒンディー語で「細かいもの」という意味があり、ひき肉や野菜を細かく切ったカレーのことを「キーマカレー」と言うようになったのです。ドライカレーと似ていますが、キーマカレーはとろみの付いた汁気のあるものを言うそうです。
今日のカレーは豚ひき肉、鶏ひき肉、玉ねぎ、じゃがいも、ミックスベジタブルが入っています。残さず食べましょう。
2016年5月12日木曜日
5月12日(木)
本日の給食です
<献立>
豆腐ともやしの味噌汁
手作りチキンカツ ボイルキャベツ添え 1食用中濃ソース
ひじきと大根の炒り煮
ごぼうサラダ
グレープフルーツ
今日はカルシウムたっぷりの歯ッピー献立の日です。主に牛乳・豆腐・ちくわ・ごぼうに多く含まれています。
今日はカルシウムが、なぜそんなに必要なのか、カルシウムの役割についてお話しします。 カルシウムというと「骨」を連想する方が多いと思いますが、実は脳細胞や神経細胞が働くためにも、血中のカルシウムが重要な役割を果たしています。また、筋肉を動かしたり、物を見たり、情報を伝達したりするときにもカルシウムが必要です。カルシウムは人間の体を動かすバッテリーのようなものなのです。体内には60兆個もの細胞がありますが、そのすべてを動かすためにカルシウムが使われているのです。
一生のうちで一番骨が成長するのは、男子は特に中学生時代、女子は小学校高学年の頃から始まっています。この時期には、年間で平均11%くらい骨密度が上がるので、骨を丈夫にするために、カルシウムをたくさん取って、しっかり運動しましょう。
2016年5月11日水曜日
5月11日(水)
本日の給食です
<献立>
ラーメンスープ
八宝菜
ラーメン・ワカメ・なると
春巻き
小松菜の磯辺和え
今日は中華料理の中でも良く知られている「八宝菜」ついてお話します。
「はっぽうさい」は漢字で、「八つの宝の菜」と書きますが、必ず8種類の食材が入っているというわけではないそうです。中国では「8」という数字は縁起がよく、「たくさんの」「数多くの」という意味もあるので名付けられたそうです。
今日の八宝菜にはイカ、豚肉、白菜、玉葱、人参、もやしの6つの食材が入っています。ビタミンやミネラルが豊富に含まれているので、残さず食べましょう。
2016年5月10日火曜日
5月10日(火)
本日の給食です
<献立>
豚汁
さんまの蒲焼き ほうれん草ソテー添え
ポテトサラダ 1食用マヨネーズ
さつま揚げの金平
竹の子のおかか煮
今日は月に1度の鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。
今日の給食で鉄分の多い食材はどれだと思いますか? 青魚の代表でもあるさんま、そしてさつま揚げや、ほうれん草などに含まれています。しかしそれだけではありません。みなさんが普段よく食べている豚肉や牛肉といった肉類にも鉄分は豊富に含まれています。
しかも、鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があります。肉や魚などの動物性食品に含まれているものをヘム鉄、野菜や果物に含まれているものを非ヘム鉄といいます。これらの違いは体内への吸収率であり、ヘム鉄は10〜30%、非ヘム鉄は5%未満と言われています。また、たんぱく質と一緒に摂ることが大切です。それは、体の中で鉄分が使われるときは必ずたんぱく質と結合して運ばれていくからです。もちろん野菜や果物に含まれるビタミンやミネラルも必要となります。このように貧血や肌荒れにならないためにも、みなさんは色々な食材を食べることが大切なので、残さず食べましょう。
2016年5月9日月曜日
5月9日(月)
本日の給食です
<献立>
ミネストローネ
プルコギ風コロッケ ボイルキャベツ 1食用中濃ソース
丸天と結び昆布の煮物
塩焼きそば
アスパラのゴマ和え
今日は「プルコギ風コロッケ」のプルコギについてお話します。
みなさんはプルコギという料理は知っていますか。「プル」は「火」、「コギ」は「肉」を意味しています。 韓国の代表的な料理で、下味をつけた肉に野菜を入れて煮たり焼いたりしたものです。日本の「焼き肉」よりは「すき焼き」に近い料理で、専用の鍋のプルコギパンを使って調理されることが多いようです。 プルコギパンは円形で中央が盛り上がっていて、周りに溜まった肉汁をつけながら中央で肉や野菜を炒め焼きます。
今日のコロッケはそのプルコギ風の味付けの具材が入っています。みなさん、残さず食べましょう。
2016年5月6日金曜日
5月6日(金)
本日の給食です
<献立>
わかめと切り麩のすまし汁
メンチカツ ボイルキャベツ添え 1食用中濃ソース
青じそとツナのスパゲティ
じゃが芋と枝豆がんもの煮物
ブロッコリーのかつお和え
今日は「若竹汁」についてお話します。
若竹汁とは、春に採れる新ワカメと新たけのこを使ったすまし汁のことを言います。ワカメも竹の子も低カロリーであり、ワカメにはミネラルがたっぷり含まれています。また、竹の子は食物繊維を豊富に含み、さらに旨み成分の1つであるアスパラギン酸が含まれています。そのアスパラギン酸は疲労回復に効果があるといわれています。竹の子もワカメも今がおいしい時期なので、おすすめです。
2016年5月2日月曜日
5月2日(月)
本日の給食です
<献立>
大根と油揚げの味噌汁
鮭の漬け焼き さつま芋の天ぷら
マカロニミートソース炒め
金平ごぼう
チンゲン菜の菜種和え
柏餅
今日は5月5日の端午の節句には欠かせない、「柏餅」についてお話します。
柏餅とは、あんこを挟んだ「しんこ餅」というお餅を柏の木の葉っぱで包んだお菓子のことです。この柏の葉は、新芽が出てくるまで古い葉が落ちないという特徴があり、これを「子供が産まれるまで親は死なない」=「家系が途絶えない」という縁起に結びつけて、「子孫繁栄」の意味を持つと言われています。そこで、子供の日でもある端午の節句に柏餅を食べるようになったそうです。
今日は端午の節句には少し早いですが、柏餅を味わってみてください。
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