2023年12月21日木曜日

12月21日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 塩ラーメンスープ

 チーズはんぺんフライ

 ラーメン・コーン

 レンコンの金平

 冬至なんきん

 お米のムース(リクエストデザート)



 今日は冬至(とうじ)についてお話します。冬至とは、太陽の高さが最も低くなり、昼が一年中で1番短く、逆に夜が1番長い日の事をいいます。毎年12月21~23日頃と言われ、今年は明日12月22日がその日にあたります。この日に「冬至かぼちゃ」と言って、かぼちゃを食べると病気にならないと、古くから言い伝えられています。その理由は、冬至の頃になると、秋野菜の収穫も終わって、食べられる野菜もほとんどなくなってしまいます。そこで冬を元気に過ごせるようにと願いを込め、栄養もあって、保存もきく、かぼちゃをよく食べていたようです。そのため、かぼちゃと小豆を一緒に甘く炊いたものを「冬至なんきん」とよぶ地域も多いそうです。今日で2学期の給食は終わりです。給食にかかわる人達や食材に感謝して、味わって残さず食べましょう。


12月20日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ハヤシシチュー

 鶏肉の唐揚げ

 北海道カップグラタン

 切干大根のサラダ

 ナタデココフルーツ

 Xmasカップデザート



 今日はリクエスト献立の日です。みなさんが選んだ「ハヤシシチュー」「鶏肉のから揚げ」「グラタン」「フルーツポンチ」を栄養面も考慮して組み合わせました。味わって残さず食べましょう。 今日は「年末年始の食生活」についてお話します。一年中でもっともバタバタするのが年末年始です。大晦日から正月にかけて、手をかけた家庭料理が少なくなり、外食(がいしょいく)や中食(なかしょく)が多くなります。みなさんは「中食(なかしょく)」という言葉を知っていますか?レストランやファーストフード店で食べる食事を「外食」と言いますよね。それとは反対に、家庭で料理して食べる食事を「内食(うちしょく)」といいます。そして、お店で買ってきたお惣菜やお弁当を家で食べることを「中食(なかしょく)」と言うのです。外食や中食はどうしても、新鮮な野菜やカルシウムなどが不足しがちになります。野菜に多く含まれる、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足すると、体がだるくなったり、便秘になったりと悪影響が出てきます。新しい年を迎えるにあたって、良い体調を維持するためにも、野菜や果物を十分に取るよう心がけましょう。また、牛乳をはじめとした乳製品も忘れずにとるようにしましょう。

2023年12月19日火曜日

12月19日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 ワカメと肉団子の中華スープ

 ホイコーロー

 じゃが芋の田舎煮

 シェルマカロニサラダ  1食用マヨネーズ

 りんご



 今日は「ホイコーロー」という料理についてお話します。ホイコーローは中国の四川料理の1つで、豚肉と野菜を豆板醤や甘辛い味噌で炒めたものを言います。漢字では回鍋肉「1回2回の回(かい)に鍋(なべ)に肉(にく)」と書きますが、なぜ「鍋を回す」と書くのでしょうか。それは、鍋に沸かしたお湯で豚肉をゆでて臭みをとり、同じ鍋でもう一度野菜や肉を炒めるためで、「鍋を使い回す」という意味からきているそうです。今の日本でなじみのあるホイコーローは豚肉の薄切りをキャベツなどの野菜と一緒に炒めたものですが、実はこれは陳建民(ちんけんみん)という料理人が日本に来てから、日本人に合うように考案して広めたと言われています。本場のホイコーローは豚肉のかたまりを使用し、野菜は葉ニンニクのみで、すごく辛い調味料だけで作られるそうです。今日は豚肉・キャベツ・玉ねぎ・チンゲン菜・ネギを使った、日本風のホイコーローです。みなさん、残さず食べましょう。


2023年12月18日月曜日

12月18日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐となめこの味噌汁

 メンチカツ  1食用中濃ソース

 鮭の南部焼き

 刻み昆布と鶏肉の炒り煮

 ブロッコリーのかつお和え



 今日は毎月1回の「全国各地の郷土料理」を紹介する日です。今月は岩手県にまつわる料理を献立にしてみました。みなさんは岩手県といったらどんな食べ物や料理を思い浮かべますか? 「わんこそば」や「盛岡冷麺」や「じゃじゃ麺」といった色々な麺類がありますが、黒毛和牛の一つである「前沢牛」や、三陸地方で獲れるワカメや昆布などの海藻類も有名です。今日の「さけの南部焼き」の南部焼きは、肉や魚などに下味をつけ、ゴマを全体にまぶして焼いた料理のことを言います。岩手県と青森県にまたがる南部地方がごまの名産地であることから、このように呼ばれるようになりました。さけに多く含まれるビタミンDは、カルシウムを多く含むゴマと一緒に食べることで、効率よくカルシウムを吸収することができます。みなさん、残さず食べましょう。


12月15日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 クリームシチュー

 プレーンオムレツ

 バンサンスーサラダ

 ミニアメリカンドッグ  ケチャップ添え

 オレンジ



 寒い日が続いていますが、みなさんは体調を崩していませんか?風邪をひかないように、といって部屋の中にとじこもってばかりいませんか?外に出て遊んだり、運動することも実は予防のひとつです。それでも風邪をひいてしまった時のために、今日は症状によってどのような物を食べると良いかをお話したいと思います。まず、ひき始めの時は、なべ料理など汗が出やすい物を食べて体を温めましょう。特に緑黄色野菜や、エネルギー源となる穀類や肉や魚を中心に取るようにしましょう。そして高い熱が出てしまった時は、体温が高くなるので身体の中の栄養素や水分が失われます。甘いスポーツ飲料を薄めて飲むのもいいですが、 あまり飲み過ぎてはいけません。スープや味噌汁などの汁気のある料理で、頻繁(ひんぱん)に水分補給することが大切です。食欲が出ないときは、消化の良い煮こんだうどんやおかゆがおすすめです。また、のどの痛みやせきが出やすくなったら、のどに刺激を与えないように、茶碗蒸しや豆腐料理、かたくり粉やくず粉でとろみをつけたやわらかい食事をとるようにしましょう。


12月14日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 打ち豆の味噌汁

 手作りソーストンカツ

 もやしとエビのカレーソテー

 さつま芋サラダ

 二色なます



 今日は「二色なます」についてお話します。なますとは新鮮な生の魚介類や野菜類を細かく切って、二杯酢や甘酢、酢味噌などの酢で和えた料理のことを言い、「生(なま)」の材料を「酢(す)」で調味したことから名づけられたそうです。歴史は古く、奈良時代の『万葉集』に酢料理の「なます」をよんだ歌があるそうです。給食では生の魚介類や野菜は使用できないため、大根と人参をゆでてから調理しています。色が紅白でめでたいことから、正月や結婚式などのお祝いで出されることが多い料理です。またお酢には食欲を増進させてくれる作用があり、疲労物質の乳酸を分解して、疲労回復の効果を発揮します。みなさんも積極的に酢の物を食べるようにしましょう。


 

2023年12月13日水曜日

12月13日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 きのこ入りコンソメスープ

 タンドリーチキン  星ポテト

 ナポリタンスパゲティ

 白菜のコールスローサラダ

 小松菜の煮浸し



 今日は「白菜のコールスローサラダ」の白菜についてお話します。白菜の栄養成分は、キャベツと似ていますが、キャベツに比べて甘みが少ない分、カロリーが少ないのが特徴です。しかし、バランスよく色々な栄養素を含み、白菜1枚中のビタミンCは、みかん1個と同じ量を含んでいます。しかもカルシウムは、牛乳50ml相当もあるそうです。また食事で大量に摂ってしまった塩分を、体外に排泄してくれるカリウムも多く含んでいます。そのため、白菜には風邪の予防効果や、美肌効果、便秘を改善する効果が期待できます。これからの季節は、甘みが増して繊維もやわらかくなります。みなさん、すすんで食べるようにしましょう。


12月12日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 豚汁

 鯖のみぞれ煮

 大豆とレンコンのゴマ炒め

 ツイストマカロニサラダ

 黄桃缶詰



 今日は鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。 主に鉄分の多い食材は、さば・大豆・味噌です。今日は、「ダイエットと鉄分不足の関係」についてお話しします。寒い時期は、暑い時期に比べて運動量が減り、代謝も悪くなります。なので、体重が増加しやすくなる季節でもあります。しかしそれを改善しようと、食べる量を制限するだけのダイエットには実は大きな落とし穴があるのです。無理な食事制限だけのダイエットの結果、栄養が偏(かたよ)って鉄分の補給が追い付かず、貧血になってしまうのです。しかも、みなさんは「お肉を食べると太る」と思っていませんか?しかしこれは勘違いです。太るのは肉の脂身の部分です。肉の摂取量が少ないと、筋肉が減って代謝が悪くなり、かえって太りやすい体になってしまいます。健康的なダイエットのためにも、お肉を食べることは大切です。バランスよく食事をして、食べた分体を動かすように心がけましょう。


12月11日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 ポタージュスープ 

 エビフライ   1食用タルタルソース

 ブロッコリーサラダ

 金平ごぼう

 うの花の炒り煮



 今日はバランスよく食事をするための合言葉についてお話したいと思います。バランスのとれたおかずの基本は「マゴワヤサシイ」と覚えてみましょう。この言葉は、いろいろなところで言われるようになり、覚えている人も多いと思います。マは豆類、ゴはゴマなどの種実類。ワはワカメなどの海藻類。ヤは野菜類。サは魚などの魚介類。シはシイタケなどのきのこ類。イはイモ類です。これらの食材を取り入れることで、日本人に必要な栄養素をまんべんなく摂取できるのです。他の食材を摂ってはいけないというのではなく、これらの食材を積極的に、単品ではなく多くの種類を少しずつでも食べることが大切です。今日の献立にはマは「おから」、ゴは「白ゴマやゴマ油」、ワは「ひじき」、ヤは「ブロッコリー・玉ねぎ・にんじん・ごぼう」、サは「えびやツナ」が入っています。みなさんも「マ・ゴ・ワ・ヤ・サ・シ・イ」を覚えて、バランスの良い食事を楽しみましょう。


2023年12月11日月曜日

12月8日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 キーマカレー

 ハムカツ

 海藻サラダ

 福神漬け

 みかん



 12月に入り、3年生のみなさんは受験勉強もラストスパートの時期になってきました。今日は、夜勉強をしていて疲れたときや眠くなったときに食べると効果的な食材についてお話します。疲れてくるとつい何か食べたくなりますよね。手軽にチョコレートなどの甘い物を口に入れると、ついつい1箱を完食してしまうということもあります。運動量も少なくなってしまうこの時期に、夜お菓子を食べる習慣をつけると、体重増加の心配も出てきます。そこで、どうしても口がさみしいときには“冷やしたみかん”がおすすめです。みかんの酸っぱさが頭をスッキリさせ、甘さが即効で脳を活性化してくれます。また、勉強や本を読んでいて眠くなった時は、すぐに布団へ直行できればいいのですが、受験生のみなさんはそうはいきませんよね。そのときはガムや昆布、スルメなどを噛みましょう。“噛む”ことで一時的に頭が目覚めます。「どうしてもここまで済ませたい!」と頑張るなら、ノンシュガーのガムがおすすめです。


12月7日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 ワンタン野菜スープ

 鶏肉の照り焼き

 青じそとツナのスパゲティー

 小松菜のナムル

 ほたて風フライ



 今日は「小松菜のナムル」に使われているゴマ油についてお話します。ゴマ油の歴史は今からさかのぼること紀元前2600年ほど前、インダス文明のころと言われています。なんとクレオパトラも愛用していたと言われており、ゴマ油には長い歴史があるのです。また、ゴマ油の約半分はリノール酸という成分で出来ており、私たちの身体の中では作ることができず、食品から摂取しなくてはいけない必須脂肪酸(ひっすうしぼうさん)の一種です。ゴマ油は、普段炒め物や揚げ物に使用しているサラダ油に比べて、独特のこうばしい香りが特徴です。しかし長時間加熱すると風味が飛んでしまうので、今日のような和え物や、「金平ごぼう」や「炒り煮」のような料理の場合は最後に香り付けで使っています。みなさん今日のナムルも残さず食べましょう。


12月6日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 じゃが芋とチンゲン菜の味噌汁

 すき焼き風煮

 ギョウザの天ぷら

 ブロッコリーのかつお和え

 パイン缶詰



 今日は「すき焼き」にまつわる歴史についてお話します。「すき焼き」は江戸時代から人々に食べ伝えられてきたと言われます。しかし、明治時代以降は仏教の影響で、肉を食べる事を禁じられてしまいました。実際は、鳥や鹿など野生の動物は「薬になる」と言っては、こっそり食べていたそうです。ですがさすがに獣(けもの)の肉を家の中で、普段使っている鍋で調理するにはかなりの抵抗があったようです。そのため当時は、鍋の代わりになる物として、畑を耕す農具として使っていた鋤(すき)の金属部分を火にかけて、その上で肉や魚、豆腐などを焼いて食べたのが、すき焼きの始まりになったそうです。今日のすき焼き風煮は豚肉の他に、白菜・玉ねぎ・ねぎ・にんじん・麩・しらたきが入っています。みなさん、残さず食べましょう。


2023年12月6日水曜日

12月5日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 のっぺい汁

 白身魚の天ぷら  野菜かき揚げ

 1食用天つゆ

 高野豆腐の玉子とじ

 ごぼうとキャベツのサラダ

 法連草ののり和え



 今日はカルシウムたっぷり「歯っぴー献立の日」です。 主にカルシウムを多く含む食材は、高野豆腐・法連草・油揚げです。カルシウムを豊富に含む食品の1つでもある「高野豆腐」や「切干大根」のような乾物には、他の保存法にはない優れた特徴があることをみなさんは知っていますか?それは、天日(てんぴ)乾燥することで、うまみや香り、栄養が増すということです。例えば、「生大根」が乾物となった「切り干し大根」を同じ重さで比べてみると、エネルギーは約15倍、食物繊維は約16倍、カルシウムはなんと約23倍、にもなるという結果があります。その他のビタミンやミネラル類もぐんと増し、「生大根」はより栄養価の高い食品「切り干し大根」に生まれ変わるのです。これからは乾物をすすんで食べるようにしましょう。


12月4日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 コーンスープ

 ハンバーグデミグラスソースかけ

 ケチャップマカロニソテー添え

 俵コロッケ

 カリフラワーと豆のサラダ

 切干大根煮



 今日は「カリフラワーと豆のサラダ」のカリフラワーについてお話します。カリフラワーはブロッコリーと同じくキャベツや白菜、菜の花などの仲間で、アブラナの一種です。ブロッコリーが緑黄色野菜なのに対し、カリフラワーは 淡色野菜になります。カリフラワーは収穫時期を変えながら全国で栽培され、出回る量は秋頃から増え始め、最もおいしい旬の時期は11月頃から3月頃までの寒い冬の時期になります。疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止に効果があるビタミンCや、とり過ぎたナトリウムを排泄する役割があるカリウムが豊富に含まれています。今日は5種類の豆と人参とツナと合わせたサラダです。みなさん残さず食べましょう。


11月29日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ポトフ風スープ

 ハンバーグホワイトソースかけ

 レンコンの金平

 ビーンズサラダ

 ほたて風フライ



 みなさんは口角炎や口内炎に悩まされたことはありませんか?口の両端が切れて口を開けると痛いですよね。これが口角炎です。一方、口内炎は唇(くちびる)に歯ぐきなどに水疱(すいほう)ができたり、赤くはれたりする症状です。傷は小さいのですが、どちらも痛くて、食事をするのもつらいですよね。口角炎や口内炎の起きる原因は、主に2つあります。1つは、ぶどう球菌などの細菌や、ウイルスやカビ類に感染した場合です。これらは風邪や疲労、ストレスなどで弱っているときに感染しやすくなります。また、虫歯や歯周病などで口の中が不衛生になってしまうことで口内炎を発症することもあるので、外出から帰ってきたら、まずはうがいをする習慣をつけましょう。 もうひとつの原因は、ビタミンB2の不足によるものです。ビタミンB2は水に溶ける性質があるため、体内に蓄積することができません。そのため、できはじめの頃は、ビタミンB2を含む納豆やヨーグルトをとるようにしましょう。


11月28日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 おでん風煮

 かぼちゃひき肉フライ

 塩焼きそば

 海藻サラダ

 みかん



 今日は「おでん」のそれぞれの具材の特徴についてお話します。まず、大根・昆布・こんにゃく、これらは低カロリーで「食物繊維」が豊富に含まれています。万が一食べ過ぎてもエネルギーの摂りすぎにはなりません。はんぺん・ちくわのような魚肉で出来ている練り製品や、がんもどきのような 大豆製品は、たんぱく質が多く、脂質は少なく、動物性たんぱく質よりも良質な脂(あぶら)が含まれていることが特徴です。しかし、鮮度を保つためや、つなぎの役割を果たすために塩が多く含まれているので、食べ過ぎには注意です。しかもこれらの種類をすべて食べても、ビタミン類や炭水化物が不足してしまい、バランスの良い食事とは言えません。おでんを食べる際は今日のような 野菜が入った炒め物やサラダをプラスして、おでんの食べ過ぎ予防のためにも、ご飯をお茶碗1杯と一緒に食べるようにしましょう。


11月27日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 なめこと小松菜の味噌汁

 鯖の塩焼き

 豚肉と茎ワカメの金平

 大野里芋と絹厚揚げの煮物

 カリフラワーのゴマ和え



 今日は月に1度の鉄分たっぷり「アイアン献立の日」です。主にさば・小松菜味噌に多く含まれています。今日は、鉄不足になると貧血以外に、どんな症状が出やすいのかをお話しします。まず、なぜか布団に入ると足が「むずむず」として不快に思ったり、虫が足をはう感じがして熟睡できないということはありませんか?これは長期間の鉄分不足によって引き起こされる症状で「むずむず脚症候群」と呼ばれています。この症状は、鉄分から作られる「ドーパミン」というホルモンが正常に機能していないから起こるそうです。成長期の中学生のみなさんは特に寝不足やストレスなどで自律神経に影響が出ると、かかりやすくなります。普段から、鉄分を含む食材や、吸収を助けるビタミンCを多く含む食材を組み合わせてバランスよく食べていきましょう。


11月24日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 クリームシチュー

 豆腐ハンバーグ

 こんにゃくとちくわの炒り煮

 シェルマカロニサラダ

 黄桃缶詰



 今日は「シェルマカロニサラダ」のマカロニについてお話します。マカロニは、イタリア料理であるパスタの一種で、イタリア語の「マッケローニ」が語源と言われています。原料は主に小麦粉で、穴が開いた短い形状のものや、ひねったもの、など色々な種類があります。今日のシェルマカロニの「シェル」は英語で貝殻という意味があり、グラタンやサラダなど様々な料理に利用されます。マカロニは小麦粉からできているので、主に糖質が多く、ビタミンやミネラルなどの栄養素をバランス良く含み、グラタンやサラダなど様々な料理に利用されます。今日のサラダには、貝殻の形をしたマカロニと玉ねぎ、人参、グリンピース、コーンが一緒に入っています。みなさん残さず食べましょう。


11月22日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 地場産食材のコンソメスープ

 鶏肉の山うに風味唐揚げ

 春雨と白菜の中華炒め

 大学いも

 羽二重餅



 今日は鯖江市が開催する「地場産学校給食の日」です。顔が見える地元生産者の野菜を食べ、郷土の農産物への関心や給食にかかわる人たちへ感謝の気持ちを高めてもらおうと、15年前から毎年6月と11月に行われることになりました。今日の鯖江市産の食材は、「玉ねぎ・白菜・小松菜・山うに」で、福井県産は「打ち豆・昇竜まいたけ」です。その中でも今日は、「昇竜まいたけ」についてお話します。昇竜まいたけは、「九頭竜まいたけ」とも言われ、標高1,000m余りの深い山に自生する幻のきのこです。運よく発見出来れば、舞うほどに喜んだことから、その名が付けられたといわれています。そのおいしさを特産品として広めようと昭和63年頃から人工栽培が始められました。昇竜まいたけは、味、香りとも良く、歯ごたえもあり、大野市の山間部の厳しい寒さが、味にいい影響を与えています。また、きのこ類の中でも特に、食物繊維やビタミンDが多く含まれ、今では全国的に注目されている食材です。今日は豆腐や小松菜・玉ねぎ・にんじんと一緒にコンソメスープに入れました。 みなさん残さず感謝して食べましょう。


11月21日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 白菜とさつま揚げの味噌汁

 ほっけの照り焼き  野菜かき揚げ

 ポテトサラダ  1食用マヨネーズ

 もやしのカレーソテー

 バナナ


 今日は「ほっけの照り焼き」のほっけについてお話します。ほっけを漢字で書くと、魚へんに「花」と書きます。この漢字表記の由来は、ほっけの幼魚(ようぎょ)がとてもきれいな青緑色をしていて、群れで泳ぐと花のようなのであり、主な漁場が北海道や東北地方など北の方であった事から、北の花と表現されました。そこから北の花の読み方を変え、ほくか、そしてほっけとなった説があるそうです。ほっけには、ビタミンA・B・D、カルシウムなどが豊富に含まれており、特にカルシウム含有量は魚の中でもトップクラスで、サンマの2倍以上、アジの4倍以上にもなります。そのため骨粗しょう症予防、骨・歯の強化に良い食材です。今日は照り焼きにしました。みなさん残さず食べましょう。


2023年11月20日月曜日

11月18日(土)

 


本日の給食です

<献立>

 博多とんこつラーメンスープ

 鶏肉の旨辛唐揚げ

 ラーメン  なると

 根菜の炒り煮

 法連草のかつお和え



 今日は毎月1回の「全国各地の郷土料理」を紹介する日です。今月は福岡県にまつわる料理を献立にしてみました。 福岡県の食材や料理といったら、みなさんはまず何を思い出しますか?とんこつラーメンやもつ鍋、水炊き、辛子明太子を思い出す人も多いと思います。 今日はその中でも、博多とんこつラーメンについてお話します。明治時代に「水炊き」という料理を食べた後のスープに中華麺を入れて食べていたことが始まりのようで、豚の骨ではなく鶏がらのあっさりとした「しょう油ラーメン」が元祖だったそうです。その後、豚骨もブレンドするようになり、「博多ラーメン」と呼ばれるようになりました。麺は細くてまっすぐで、乳白色の濃厚なスープが特徴で、お店では麺を追加で注文する替え玉(かえだま)というサービスがあるそうです。スープにはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれており、必須アミノ酸やコラーゲンなどの栄養素が多く含まれているので、美肌や美髪(びはつ)効果があるかもしれませんね。今日は豚骨スープに5種類の野菜が入っています。みなさんとんこつ味を味わってみましょう。


11月17日(金)


 本日の給食です

<献立>

 チキンカレー

 プレーンオムレツ

 コールスローサラダ

 福神漬け

 ナタデココフルーツ



 今日はカレーを食べる時には欠かせない「福神漬け」についてお話します。みなさんは福神漬けの名前の由来を知っていますか?幸福の福に神様の神と書くように、いかにもおめでたい名前ですよね。福神漬けは、明治時代初期に東京の上野の漬け物屋さんが7種類の野菜を入れて漬けたのが始まりと言われています。その漬け物が評判となり、「この漬物さえあれば他にご飯のおかずはいらない!食費が安く済み、お金がたまる!」ということで、当時の人達は「まるで七福神が家に訪れたようだ」と喜んでいたそうです。そしてその漬け物は、七福神にちなみ、福神漬けと名付けられたそうです。


11月16日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 豚汁

 手作り白身フライ  1食用ウスターソース

 がんものきのこあんかけ

 小松菜ソテー

 蒸しシュウマイ


 これからの季節は寒くなり、冬野菜がおいしくなる時期でもあります。今日は「冬野菜」についてお話しします。まず、大根・人参・れんこん・里いもといった根菜類は身体を温める効果があり、秋から冬にかけてゆっくり土の中で育つので、栄養分や甘みが増すことが特徴です。味噌汁や鍋に入れるとたくさん食べることができて、栄養を逃さず吸収できます。そして、ほうれん草・小松菜・白菜・ねぎといった菜っ葉類も、冬にゆっくり育てて収穫することで、夏に収穫したものよりも、ビタミンやミネラル類が3倍以上に増えます。そのため、風邪を予防して、のどを潤してくれます。今日の給食には、今が旬の大根や人参、白菜、小松菜、ねぎが使われています。みなさんもすすんで冬野菜を食べるようにしましょう。


2023年11月15日水曜日

11月15日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ワンタンスープ

 ホイコーロー

 春雨風中華サラダ

 さつま揚げと刻み昆布の炒り煮

 りんご



 今日は「さつま揚げの炒り煮」のさつま揚げについてお話します。さつま揚げは魚肉のすり身を成型して油で揚げたものです。1846年に今でいう沖縄、琉球(りゅうきゅう)から伝わったと言われています。 琉球には「チキアーギ」と呼ばれる魚肉のすり身を油で揚げた食べ物がありました。それを鹿児島県の薩摩(さつま)に持ち帰り、独特の製法で造り上げたのがさつまあげのはじまりと言われています。今では、地域によって人参やゴボウなどが入っていたり、色んな種類が楽しめます。また、栄養面ではカルシウムやビタミンB12が豊富に含まれています。ビタミンB12は神経系の働きを正常にしてくれて記憶力や集中力の低下を防いでくれるので、みなさん、さつま揚げを残さず食べましょう。


11月14日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 ポタージュスープ

 ハンバーグトマトソースかけ

 さつま芋サラダ

 レンコンの五目煮

 チキンナゲット


 今日は「ポタージュ」についてお話します。「ポタージュ」とは、フランス語でブイヨンスープ全般を指します。フランス語の「pot(ポット)」には「鍋」という意味があり、「収集する」という意味の「-age(エージーイー)」を組み合わせて「potage(ポタージュ)」となります。語源は鍋で食材を煮込んでブイヨンを作ったことに由来するため、フランスではコンソメやヴィシソワーズ、ブイヤベース、ポトフなどはすべてポタージュに分類されるそうです。今日は、玉ねぎやベーコンを使っています。みなさん残さず食べましょう。


2023年11月14日火曜日

11月13日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 打ち豆の味噌汁

 チーズはんぺんフライ

 ナポリタンスパゲティ

 金平ごぼう

 ブロッコリーのゆかりしらす和え



 今日は「打ち豆の味噌汁」の打ち豆についてお話します。打ち豆と聞くと、「何か新しい豆の品種かな?」と思う人もいるかもしれませんが、古くから福井では伝統的な大豆の保存食として使われてきた食材で、大豆を石臼の上でつぶし、乾燥させたものなのです。豆を潰してあるので火の通りも早く、すぐに調理できる事から、省エネにもつながります。これは昔の人の知恵ですね。また、大豆ペプチド、大豆イソフラボン、大豆サポニン、ポリフェノールといった大豆が持つ代表的な栄養成分がそのまま残っています。今日は大根とにんじんと油揚げと福井県の郷土料理でもある味噌汁にしました。みなさん残さず食べましょう。


11月10日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 コーンスープ

 手作りソースチキンカツ

 厚揚げと大根の田楽

 青じそキャベツサラダ

 カクテルゼリー



 今日は月に1度のカルシウムがたっぷりな「歯っぴー献立の日」です。主に厚揚げに多く含まれています。カルシウムが不足すると「骨粗鬆症」という恐ろしい病気になりやすいことは、みなさんは知っていますよね。実は今の中学生は40年前の中学生に比べて、骨折になる人の割合が2.5倍も増えているそうです。骨量は小学校の高学年から20歳頃までの成長期に一気に増えると言われています。骨密度が最も増加する今の時期に、きちんと栄養を摂り、運動をすることで骨を育てないと、40代から50代にかけて「骨粗鬆症」を発症しやすくなるのです。「骨粗鬆症」になってから、骨に良いものを食べたり、骨を強くする運動を行っても完全に治ることはもうないそうです。普段からカルシウムを多く含む乳製品や大豆製品、それらの吸収を助ける野菜や海藻類を食べて、心がけていきましょう。


2023年11月9日木曜日

11月9日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 キャベツと油揚げの味噌汁

 肉じゃが

 ちくわの2色揚げ(カレー・黒ゴマ)

 チンゲン菜ののり和え

 厚焼き玉子


 今日は「チンゲン菜ののり和え」の「のり」についてお話します。「のり」はおにぎりやのり巻きなど、私たち日本人には昔からなじみ深い食材であり、毎日何気なく食べていますが、実は多くの栄養素が含まれているのをみなさんは知っていますか。 特に多く含まれるのが食物繊維です。のりの食物繊維は野菜に含まれる食物繊維とちがい柔らかく、胃壁や腸壁を傷つけることなく穏やかな整腸作用を促してくれます。その他にもビタミンCやビタミンB1・B2、カルシウムや鉄分が含まれています。しかし、商品によっては糖質や塩分の多い「味付けのり」や脂質や塩分の多い「韓国のり」は1回に食べる量に気を付けましょう。


11月8日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ワカメスープ

 鶏肉のスパイス焼き  さつま芋の天ぷら

 チャプチェ

 ブロッコリーサラダ

 オレンジ


 今日は「チャプチェ」についてお話します。チャプチェは、春雨と色とりどりの野菜や肉などを炒め合わせた韓国の家庭では非常によく作られるおかずです。チャプチェは漢字で複雑の「雑(ざつ)」と菜っ葉の「菜(な)」で「雑菜(チャプチェ)」と書きますが、雑(チャプ)は「数々のものを混ぜ合わせる」、菜(チェ)は「細切りにした食材」や「おかず」という意味を表しています。今日の「チャプチェ」はタイ産の緑豆春雨を使い、ウインナーや玉ねぎ、ピーマン、人参を一緒に炒めました。みなさん残さず食べましょう。


2023年11月6日月曜日

11月6日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 麩とじゃがいもの味噌汁

 メンチカツ   1食用中濃ソース

 大根の炒り煮

 法連草ベーコンソテー

 パイン缶詰



 今日は「大根の炒り煮」の大根についてお話します。みなさんは「大根役者」という言葉は聞いたことがありますよね。では、演技の下手な役者を大根役者というのはナゼでしょう?これにはちゃんとわけがあるのです。大根おろし、煮物、汁物と、ダイコンはどんな料理にしても「食あたりしない」ということにちなんでいるのだそうです。つまり、演技の下手な役者は、がんばっても当たった試しがないという意味なのです。「ダイコンどきの医者いらず」とも言われるように、大根は、糖質やたんぱく質、脂肪の消化を助ける働きがあります。天ぷらや焼き魚におろしダイコンを そえるのもちゃんと理由があるのですね。 これからの季節は旬の時期を迎え、甘みのあるものが増えてきます。みなさんすすんで大根を食べましょう。


2023年11月2日木曜日

11月2日(木)

 

本日の給食です

<献立>

 カレーうどん汁

 鶏肉の唐揚げ

 うどん

 法連草と白菜のゴマ和え

 大豆サラダ



 今日は「ほうれん草と白菜のゴマ和え」のほうれん草についてお話します。ほうれん草は緑黄色野菜の代表といわれるほど栄養価が高く、とくにカロテンやビタミンC,鉄分を多く含んでいます。カロテンは抗酸化作用があるといわれ、がん予防に効果が期待できるほか、カロテンとビタミンCの相乗効果で、肌荒れの防止や風邪予防にも効果があります。11月から2月までが旬と言われ、甘みと栄養分がぐっと増します。みなさんもこれからの季節、積極的に食べるようにしましょう。


11月1日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 玉子の中華スープ

 八宝菜

 揚げ肉団子の甘酢煮

 切干大根サラダ

 フルーツ杏仁


 今日は「八宝菜」エビについてお話します。私たちがふだん何気なく食べているエビですが、一体どのくらいの種類があるのでしょうか。実は、エビは世界各地に約3000種も生息(せいそく)しており、日本だけでも約700種がいると言われています。エビの身の部分にはたんぱく質やタウリン、ビタミンEが豊富に含まれています。タウリンは魚介類や甲殻類(こうかくるい)に多く含まれるアミノ酸の一種で、特に疲労回復の効果があります。今日は車えび科の一種である「ヨシエビ」を使用しています。みなさん、野菜と一緒に残さず食べましょう。


2023年10月31日火曜日

10月31日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 打ち豆のポタージュスープ

 デミグラスソースハンバーグ  星ポテト添え

 青じそとツナのスパゲティー

 かぼちゃとがんもの煮物

 法連草ののり和え


 今日は免疫力アップの食材でもある「野菜類」についてお話します。野菜をたくさん食べる人は健康で、ガンにもかかりにくいということをみなさんは知っていますか?その野菜の中でも、よく耳にするのは、ほうれん草や人参、トマトなどの色鮮やかな緑黄色野菜です。それに比べて、キャベツや大根、玉ねぎなどの色の薄い淡色野菜は脇役的存在です。しかし最近、淡色野菜に多く含まれているイオウ化合物には、免疫力をアップさせて、生活習慣病などの怖い病気の予防に効果があることが発見されました。野菜の種類によっては緑黄色野菜を上回る良い働きがあるそうです。そのため淡色野菜も緑黄色野菜と同じくらい大切な効果があります。これからの寒い季節においしくなる、大根やレンコン、白菜などをすすんで食べるようにしましょう。


10月30日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐となめこの味噌汁

 カレーコロッケ

 豚肉と茎ワカメの金平

 大野里芋と大根の田楽

 蒸しシュウマイ


 今週も免疫力アップの食材についてお話します。今日は「ネバネバ食品」についてですが、みなさんはネバネバ食品といったら、何を思いだしますか?納豆、なめこ、オクラ、モロヘイヤなどがありますよね。実はネバネバする成分そのものに免疫力を強くする作用があります。例えば納豆は、納豆菌の発酵によって大豆に含まれる成分がパワーアップし、大豆そのものより栄養成分が消化吸収されやすい形になります。そしてネバネバする成分は血液をサラサラにしてくれて、腸内環境を整えて免疫力を高めます。これからの寒い季節は、今日のような、なめこの味噌汁や、里芋料理、納豆などのネバネバ食品を積極的に食べていきましょう。


2023年10月30日月曜日

10月27日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 クリームシチュー

 プレーンオムレツ

 マカロニナポリタン

 キャベツサラダ

 オレンジ



 今日も昨日に続き、「免疫力アップする食材」についてお話しします。みなさんは毎日、牛乳以外の乳製品を積極的にとっていますか?実はヨーグルトやチーズといった乳製品に含まれている細菌は免疫力をアップしてくれるのです。よくヨーグルトのテレビコマーシャルで、乳酸菌やビフィズス菌やガセリ菌という言葉を耳にしませんか?これらは細菌の種類で、「腸内で良いことをしてくれる生きた菌」、つまり善玉菌と呼ばれています。私たちの免疫システムは腸の近くに集まっています。ビフィズス菌を初めとする菌は、そこで悪い菌から守ってくれます。肉食中心に偏った食生活を続けていると、分解・吸収しきれないたんぱく質が大腸に送られて、有毒ガスを発生しながら分解され、腸粘膜が傷つき、色々な病気を引き起こしてしまいます。これを守るためにも、細菌が必要なのです。市販のヨーグルトには食べるタイプと飲むタイプがありますが、効果は変わりません。また食前の空腹な時よりも食後にとるほうが、菌が元気に働いてくれるので、みなさんも積極的に取ってみましょう。


10月26日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 ワカメスープ

 手作りソーストンカツ

 レンコン入りビーフン炒め

 小松菜のゴマ和え

 黄桃缶詰



 今日は「免疫力をアップする食材」についてお話します。冬は風邪をひきやすい季節ですが、食事の工夫で風邪をある程度予防することができます。免疫力を高めてくれる食品を選ぶことで、より抵抗力も高めてくれ、風邪の原因になるウイルスや細菌にも感染しにくくなります。この抵抗力をつける食品の代表は「きのこ類」です。しいたけ、まいたけ、しめじ、えのきたけ、などに含まれる多糖類やたんぱく質には、抗がん作用や活性酸素除去作用があります。今日の和え物にはしめじが入っています。みなさんもすすんできのこを食べるようにしましょう。


10月25日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 じゃが芋と小松菜の味噌汁

 豚すき焼き風煮

 大根の中華風サラダ

 揚げギョウザ

 厚焼き玉子

 


 今日は「免疫力低下の原因」についてお話します。みなさんは夜遅くまで起きていたりして、不規則な生活になっていませんか?特に睡眠不足で常に体が疲れている状態だと、大量の活性酸素という悪い酸素が発生して、免疫力を低下させます。また、運動不足や体力の低下も免疫力を低下させます。そして食品添加物がたくさん入ったインスタント食品や、加工したお菓子などの食べ物からくる影響でも、免疫力を低下させてしまうのです。このようにいくつかの原因がありますが、私たちにとってはどれも当てはまりやすいものばかりです。1番栄養を摂らなければならない成長期に、添加物たっぷりのおかしやハンバーガーばかり食べていては、病気になった時の抵抗力も弱くなります。生活習慣を変えるのは大変な事ですが、健康のために少しずつ意識していく必要があります。明日は免疫力をアップしてくれる食材をいくつか紹介したいと思います。


2023年10月25日水曜日

10月24日(火)

 


 


本日の給食です

<献立>
 打ち豆の味噌汁
 鯖の照り焼き
 おでん風煮
 芋なんきんサラダ
 法連草ソテー



今日は鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。主に鯖・打ち豆・法連草に鉄分が豊富に含まれています。今日は昨日に引き続き「免疫力の仕組み」についてお話します。免疫力とは、私たちが自分を守るために本来持っている防衛機能の事をいいます。 例えば大気中の細菌やウイルスが、体内に侵入してきた時に、私たちの防衛機能はそれを異物と感知すると同時に、攻撃してくれます。また、ホコリや塵(ちり)を吸ってしまうとくしゃみが出るのも、花粉症で体内に入ろうとする花粉を阻止する為に涙や鼻水が止まらなくなるのも免疫症状なのです。こうして体内の異常細胞の発生を細かくキャッチしてくれるおかげで、私たちの体の健康を守ってくれます。今現在、私たちを悩ます病気のほとんどは、免疫の低下や異常から来るものだと言われています。では明日はどういった事が原因で免疫力が低下してしまうのかについてお話します。


10月23日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 チンゲン菜のコンソメスープ

 肉じゃがコロッケ

 ソース焼きそば

 カリフラワーサラダ

 平インゲンの黒ゴマ和え



 今年もあと2ヶ月近くになりました。これからの寒い時期、体調を崩しやすくなり、風邪をひいてしまう人が多いですよね。同じ生活をしていても、風邪をひきやすい人と、ひきにくい人がいます。また、風邪をひいた後、すぐに回復する場合と、いつまでも症状が長引く場合があります。これは、人それぞれの免疫力の差によるものです。今日は、みなさんの免疫力が低下していないかどうか、また免疫力が弱っている場所はどこかを簡単にテストしてみたいと思います。今から質問する4項目のうち、自分に当てはまるものはいくつあるかチェックしてみてください。また何番が当てはまったかもチェックしてみてください。

たまに立ちくらみがする。

下痢や便秘をしやすい。

人ごみに出ると、のどがイガイガする。

普段イライラしやすい。

 さあ、どうでしょう?4項目中いくつ当てはまりましたか?実は1項目でも当てはまったら要注意です。また、免疫力が弱い場所によってそれぞれ症状が違います。①は白血球、②は胃腸、③は目や鼻、のどの粘膜、④は神経系の免疫力低下の恐れがあるそうです。明日は、免疫力とは何かをお話したいと思います。




10月20日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 醤油野菜ラーメン

 鶏肉の唐揚げ

 ラーメン・コーン

 ひじきと大豆の炒り煮

 カリフラワーのゆかり和え


 今日は「カリフラワーのゆかり和え」のゆかりについてお話します。みなさんは「ゆかり」という商品を知っていますか?ある食品会社が1970年に発売したふりかけですが、呼び名には由来があるそうです。平安時代に作られた、古今和歌集の一首で、「ご縁(えん)」のあるものを、「ゆかり」のあるものとして、むらさき草についてうたわれているところから、「ゆかり(縁)の色」は、「紫色」を言うようになりました。それを赤しそを使った商品が紫色であることと、皆様との「ご縁」を大切にしたいとの思いから、「ゆかり」と命名したそうです。 原料となる「赤しそ」はα(アルファー)リノレン酸という必須脂肪酸が含まれ、ガンやアレルギーを予防する効果があると言われています。今日は、ゆでたカリフラワーにゆかりを和えました。みなさん残さず食べましょう。


2023年10月20日金曜日

10月19日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 芋煮汁 

 ほっけの味噌焼き

 たっぷりベーコンフライ

 玉こんにゃくの炒り煮

 法連草のナムル

 ラ・フランスゼリー


 今日は月に1度の「全国各地の郷土料理の日」です。今月は山形県にまつわる料理です。みなさんは山形といったらどんな食材や料理を思い浮かべますか?さくらんぼなどのフルーツや、米沢牛、お米がおいしいのが有名ですよね。今日は山形の秋の風物詩として知られる「芋煮汁」や、お祭りなどでは欠かせない「玉こんにゃく」や、全国の生産量の80%を占めている「ラ・フランス」のゼリーを用意しました。「芋煮汁」は地域によって、味付けが異なり、内陸地方では醤油味、庄内地方では味噌ベースの芋煮が作られています。今日は牛肉と里芋、ごぼう、にんじん、しめじ、ネギ、油揚げを醤油味で煮込みました。みなさん、味わって残さず食べましょう。




10月18日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ミネストローネ

 手作りチキンカツ  1食用中濃ソース

 じゃがいもの田舎煮

 春雨サラダ

 りんご



 今日はこれからの季節においしくなる「りんご」についてお話します。みなさんは「りんご」と聞いてどんな事をイメージしますか?お通じに良いとか、おとぎ話に出てくる「毒りんご」とか、色々ありますよね。りんごに多く含まれる「ペクチン」という食物繊維は、腸を掃除してくれたり、コレステロールや中性脂肪を減らしてくれることは良く知られていますが、実はりんごを皮のまま丸かじりすると、「眠気覚まし」の効果があるそうです。歯をかみ合わせる動作は、脳を刺激して眠気を覚ましてくれ、コーヒーよりも即効性があるとも言われています。みなさんも試してみてくださいね。


10月17日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 かぼちゃと油揚げの味噌汁

 豚肉と野菜の生姜炒め

 揚げ出し豆腐 きのこあんかけ

 つくね串団子

 切干大根のハリハリ漬け



 今日は「豚肉と野菜の生姜炒め」に使用している生姜についてお話します。みなさんは生姜を口にする機会はありますか?料理の隠し味に使用したり、豆腐やそうめんの薬味として登場しますが、辛いというイメージしかありませんよね。しかし、この生姜に含まれている「ジンゲロール」という栄養成分には、脂肪を盛んに燃焼させ、体を温めたり、血行をよくしたり、熱を下げる効果があります。しかもジンゲロールには、強い殺菌力があり食中毒の予防も期待できます。今日は豚肉とキャベツ・玉葱・チンゲン菜・人参の4種類の野菜を生姜醤油で炒めてあります。みなさん、残さず食べましょう。

2023年10月17日火曜日

10月16日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 ワンタンスープ

 エビグラタンフライ  1食用中濃ソース

 がんもと大根の煮物

 ごぼうと豆のサラダ

 杏仁パイン



 今日は「ワンタンスープ」に入っている小松菜についてお話します。小松菜は緑黄色野菜の1つでもあり、栄養成分は法連草に似ています。しかし、カルシウムは法連草の約5倍も含んでおり、非常に多いのが特徴です。また法連草と同じくらい含まれているカロテンやビタミンCは風邪の予防や美肌効果に最適です。カルシウムは、ビタミンDを多く含む「しらす」や「かつお節」、「卵」、「ゴマ」などと一緒に摂ると吸収が良くなるそうです。また、これらの栄養素は水に溶けやすいので、今日のスープだと小松菜の栄養をそのまま食べることができます。みなさん、残さず食べましょう。


10月13日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 かきたますまし汁

 鶏肉の旨辛揚げ

 塩焼きそば

 じゃが芋とブロッコリーのサラダ

 チンゲン菜の煮浸し



 今日は「塩焼きそば」に入っているちくわについてお話しします。ちくわはある魚を原料としていますが、みなさんは何という魚か知っていますか?日本で作られるちくわのほとんどは、スケトウダラという白身の魚が原料だそうです。そのため、カルシウムや鉄分を含み、たんぱく質の多いのが特徴です。また、名前由来は、切り口が竹を割ったように見えることから、竹(たけ)の輪と書いて「竹輪(ちくわ)」とよばれるようになったそうです。ちくわは、そのまま食べても、炒めても、サラダに入れてもおいしい食材なので、みなさんも色々な調理法で食べてみましょう。



10月12日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 チキンカレー

 照り焼きハンバーグ

 コールスローサラダ   1食用ゴマドレッシング

 福神漬け

 バナナ



 今日は「コールスローサラダ」についてお話します。実は「コールスローサラダ」の歴史は長く、おそらくは古代ローマ時代から食べられてきたと考えられています。コールスローサラダとは一般的にサラダのひとつで細かく切ったキャベツを使ったサラダの事を指しています。コールスローの名前は、元々18世紀頃、オランダ語の「キャベツサラダ」を意味する単語を短縮した「コールスラ」から生まれたものだそうです。今日の「コールスローサラダ」にはキャベツの他に、人参、きゅうり、ハム、コーンが入っています。1食用のゴマドレッシングをかけて、みなさん残さず食べましょう。


2023年10月11日水曜日

10月11日(水)


 

本日の給食です

<献立>

 豚汁

 ほっけの照り焼き  さつま芋の天ぷら

 高野豆腐の含め煮

 ツイストマカロニサラダ

 フルーツカクテルゼリー


 今日は「さつま芋の天ぷら」のさつま芋についてお話します。さつま芋は、イモ類のなかで食物繊維が最も多く、ジャガイモの約3倍も含まれています。また、便秘解消効果のあるヤラピンや、血圧抑制効果のあるアントシアニンなど様々な栄養素が含まれています。ヤラピンとアントシアニンは、皮のあたりに主に含まれているため、皮ごと食べるのがオススメです。9月から11月にかけて一番おいしい旬の時期です。みなさん、すすんで食べましょう。


10月10日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐とワカメの味噌汁

 ハムカツ

 北海道カップグラタン

 小松菜とさつま揚げの煮浸し

 大豆サラダ



 本日はカルシウムたっぷりの「歯ッピー献立の日」です。 主に「グラタン・小松菜・大豆・豆腐」に多く含まれています。みなさんは、カルシウムを効率よく摂取するには、食事だけではなく、体を動かすことが大切なことを知っていましたか?ウォーキングなどの適度な運動によって酸素が活発に体に取り入れられ、新陳代謝が高まります。そのため血液の流れる量が増え、カルシウムやたんぱく質などがより多く骨に運ばれるのです。また、カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDは日光に当たることで、皮膚の下で作られます。そのため天気の良い日は積極的に外へ出ることをおすすめします。骨を強くするためには、カルシウムはもちろん、魚類やきのこに多く含まれるビタミンDや、大豆製品や海藻類に多く含まれるマグネシウムを積極的にとり、太陽の下で体を動かすことが大切だということを、みなさんも意識していきましょう。


2023年10月6日金曜日

10月6日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 麻婆豆腐

 春巻き

 海藻サラダ

 もやしとウインナーのソテー

 オレンジ


 今日は「麻婆豆腐」に入っている豆腐についてお話します。豆腐は、大豆を煮てすり潰して出来た豆乳ににがりを加えて固めたものです。にがりとは海水から塩を取り出したあとに残る液体のことを言い、塩化マグネシウムを豊富に含みます。そのため、にがりの入った豆腐には多くのマグネシウムが含まれています。マグネシウムは精神を安定させる成分が含まれているので、不足すると神経が興奮しやすく、イライラしたり、疲れやすくなってしまいます。豆腐の他にも、ひじきやワカメなどの海藻類、あさりなどの貝類、バナナやピーナッツにもマグネシウムは多く含まれています。疲れた時にはこれらの食材を積極的に取るようにしましょう。


2023年10月5日木曜日

10月5日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 コーンスープ

 鶏肉の照り焼き

 レンコンの金平

 厚揚げと平サヤいんげんの煮物

 玉子ロール  ケチャップ添え


 今日は「厚揚げと平インゲンの煮物」の平インゲンについてお話します。平インゲンは正式には「平さやいんげん」と言い、一般的なインゲンに比べると、大きく平たいのが特徴です。インゲンには色々な栄養素を含まれており、カリウムやマグネシウムといった私たちの身体には大切なミネラル類や、食物繊維が豊富です。また、自分の体内では必要な量が合成できず、食べ物で補わないといけない必須アミノ酸9種類すべてが含まれています。今日は厚揚げと一緒に煮ました。みなさん、残さず食べましょう。