2023年4月28日金曜日

4月28日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 クリームシチュー

 たっぷりベーコンフライ

 ブロッコリーサラダ   1食用ゴマドレッシング

 レンコンの金平

 バナナ



 今日はコロッケやサラダ、昨日の肉じゃがなどの煮物やカレーやシチューンなどの色々な料理に使われているじゃがいもについてお話します。じゃがいもにはいくつもの品種がありますが、よく知られているのが、「メークイン」と「男爵(だんしゃく)芋」ですよね。他にも「きたあかり」や「インカのめざめ」といった品種もあります。今日のようなシチューやカレー、肉じゃがなどの煮物にはメークインが適していると言われています。メークインに含まれるデンプンの量が少ないため、加熱しても細胞の形がほとんど変わりません。そのため細胞は崩れにくくてきれいに仕上がります。また、コロッケやマッシュポテトのように潰して使う料理には、男爵芋が適しています。男爵芋はデンプンの量が多いため、加熱するとデンプンが膨らみ細胞が丸くなります。そのため細胞が崩れやすくなるので、ホクホクとした食感になります。じゃがいもは年中、お店に並んでおり、旬はないと言われていますが、4月から10月にかけて多く収穫され、春先から6月にかけて出るものを新じゃがと呼び、皮が薄くみずみずしいのが特徴です。みなさんもすすんで食べるようにしましょう。


4月27日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 うどんだし(法連草・椎茸入り)

 肉じゃが風煮

 うどん・三角アゲ煮

 ちくわの2色揚げ(青のり・カレー粉)

 白菜のゆかり和え



 今日はうどんについてお話します。 うどんの原料である小麦粉の成分は、約70%はでんぷんです。でんぷんは、栄養素でいうと炭水化物と呼ばれ、体内ではブドウ糖に変わり、体や脳のエネルギー源となります。うどんは他の食べ物に比べて、非常に消化吸収のスピードが速く、即効的にエネルギー源として使われるのが特徴です。そのため、頭の働きを良くして集中力を発揮してくれます。また、熱を出して食欲がない時にうどんを食べるのも、消化するのに無駄なエネルギーがかからないので、白血球がウイルスをスムーズにやっつけてくれるため、もっとも適した食べ物なのです。今日はお椀に温かいだし汁を入れて、副食箱のうどんと三角アゲを一緒に入れて、汁まで残さず食べましょう。



4月26日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ワカメスープ

 鶏肉と野菜の生姜炒め

 揚げギョウザ

 竹の子とこんにゃくのおかか煮

 玉子ロール



 今日は「竹の子とこんにゃくのおかか煮」の「竹の子」についてお話します。竹の子は、竹の地下茎から出てくる若い芽です。つまり竹の子供という意味もありこのような名前で呼ばれるようになりました。しかし、「たけのこ」という字にはもう1つ漢字がありますが、みなさんは書けますか?竹冠(たけかんむり)に旬という字を書き、「筍(たけのこ)」と呼びます。筍は成長が速く、約10日間(一旬)で竹に成長するので、そこから来たと言われています。竹の子は水分と食物繊維を豊富に含み、食べ応えがあるのにカロリーが低いヘルシーな食材です。さらに旨み成分の1つであるアスパラギン酸が含まれており、疲労回復に効果があるといわれています。4月から6月にかけておいしい時期なので、みなさんも残さず食べましょう。


4月25日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 豚汁

 さごしの照り焼き

 高野豆腐の玉子とじ

 小松菜きのこソテー

 チキンナゲット  ケチャップ添え

 カスタードプリン



 今日は「アイアン献立の日」です。今日の給食で特に鉄分を多く含む食材は、さごし・小松菜・高野豆腐・玉子・味噌です。みなさんは「アイアンの日」を知っていますか?アイアンとは和訳して「鉄」という意味です。給食で鉄分たっぷりの献立を提供しようということで、小中学校では月に1度この日ができました。中学生男子は1日に8g、女子は7gから10gは摂取しましょうと言われています。鉄分が不足すると、貧血をはじめ、脳や消化器官などに異常がでてきます。主に鉄分を多く含む食品は、今日のさごしや鯖などの青魚、ワカメやひじきなどの海藻類、小松菜やほうれん草などの青菜類、油揚げや高野豆腐・味噌などの大豆製品があります。これから、毎月1度「アイアンメニュー」を提供していきます。みなさんも鉄分の多い食材を積極的にとるようにしましょう。



4月24日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 麻婆豆腐

 野菜コロッケ   1食用中濃ソース

 ビーフンの五目炒め

 アスパラと春野菜のしらす和え

 杏仁フルーツ



 今日は「アスパラと春キャベツのしらす和え」のアスパラについてお話します。アスパラガスは1日になんと6~8センチの芽を伸ばすくらい生命力の強い野菜です。またホワイトとグリーンの2種類があり、この色の違いは、育ち方によるものだそうです。ホワイトは光が当たらないように土をかぶって育ちます。一方、グリーンアスパラガスは太陽の光をさんさんと浴びて育つため、鮮やかな緑色をしています。色が違ってもエネルギーはほぼ変わりませんが、ビタミンA、E、K、葉酸がホワイトよりもグリーンのほうに多く含まれています。また、アスパラガスはアミノ酸の一種であるアスパラギンを多く含むことからこの名前が付いたそうです。アスパラギンは、新陳代謝を活発にして、疲労回復や美肌を保つ働きがあるので、これからが旬のアスパラガスをすすんで食べましょう。


2023年4月21日金曜日

4月21日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 チキンカレー

 照り焼きハンバーグ

 法連草サラダ

 福神漬け

 オレンジ



 今日はみなさんが大好きなカレーについてお話します。カレーは1皿で、炭水化物、タンパク質、ビタミンなど豊富な栄養素が、バランスよく含まれています。その上、カレーに含まれるスパイスには脂肪燃焼や血行促進などの効果もあります。辛いカレーを食べると、どうしても水分が欲しくなりますよね。多くの人は水を飲むと思います。しかし実は、水には辛さを和らげる効果は全くありません。むしろ辛さを広げてしまい、消化を抑制してしまいます。実は、辛さを和らげるのに最適な飲み物は、乳性飲料なのです。そのためカレー発祥の地であるインドでは、ラッシーやチャイという乳製品が入った飲み物が定番となっています。私たちの毎日飲んでいる牛乳は、カレーとはとても合い、栄養バランスも良くなるので、カレーを食べて汗をかいて、牛乳を飲んで胃をスッキリさせましょう。


2023年4月20日木曜日

4月20日(木)


本日の給食です

<献立>

 コーンスープ

 エビフライ   1食用中濃ソース

 ナポリタンスパゲティ

 海藻サラダ

 ミートボール



 今日は「海藻サラダ」の海藻についてお話します。海藻の種類は、日本では約700種類あります。そのうち食用としている海藻は大別すると、20種類くらいあるといわれます。海藻はノンカロリーで、食物繊維が豊富です。「ノンカロリー=エネルギー源となる栄養がない=食べなくていい」と思っている人も多いと思いますが、実は脂質がごくわずかしかなくても、食物繊維がたくさん含まれていて、胃の中で水分を吸収して膨らむため、満足感が得られます。例えば、食物繊維を2g採るために必要な食品の量は、乾燥したワカメなら5gでいいのに、野菜で摂ろうとすると、サツマイモなら86g、人参なら78gになります。こんなにも違うのですね。また、カルシウム、鉄、などのミネラルも含み、貧血防止やお肌の美容効果が期待できるので、海藻をモリモリ食べましょう


2023年4月19日水曜日

4月19日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐となめこの味噌汁

 豚すき焼き風煮

 大豆とレンコンのゴマ炒め

 かにカマの天ぷら

 ブロッコリーのゴマ和え



 今日は「ブロッコリーのゴマ和え」のブロッコリーについてお話します。ブロッコリーの原産地は地中海沿岸付近で、キャベツの先祖であるケールという野菜が改良されて出来たものだそうです。イタリアで古くから食用としていたのが始まりで、日本には明治時代初めに伝わってきましたが、一般的には昭和20年頃から食卓に登場するようになりました。ブロッコリーは、レモンの2倍のビタミンCを含み、皮膚や粘膜を保護するカロテンやビタミンAも含んでいます。その他にもカリウム、カルシウム、鉄分、食物繊維など、たくさんの栄養素を含んでいます。茎にも栄養が含まれているので、花の部分だけでなく、茎まで残さずきれいに食べましょう。


4月18日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 ミネストローネ

 メンチカツ   1食用中濃ソース

 北海道カップグラタン

 平さやいんげんサラダ

 手作りうの花



 今日はカルシウムたっぷりの歯っぴー献立の日です。今日の給食で特にカルシウムを多く含む食材は、グラタン・おから・ひじきです。みなさんは「歯っぴー給食の日」を知っていますか?普段意識していないと家庭でも不足しがちなカルシウムを給食で積極的に食べようという日です。福井県の小中学校で月に1日はカルシウムを意識してみようということで、「歯っぴー献立」が出来ました。カルシウムは成長期であるみなさんにとっては大切な栄養素です。カルシウムを多く含む食べ物といったら、乳製品・小魚・海藻類・大豆製品と色々あります。しかし、実はそれだけを食べていてもみなさんの骨は強くなりません。丈夫な歯を作るには、歯の土台の材料になる、肉や魚、豆腐などの良質なたんぱく質が必要です。また、歯の中で一番固い成分であるエナメル質を作るには、にんじんやほうれん草などに多く含まれるビタミンAや、今日のインゲンやブロッコリーなどの野菜に含まれるビタミンCも必要です。このような食材をよく噛んで食べることで体の中に効率よく取り込むことができます。みなさんも強い歯を作るために、色んな食材をバランスよく残さず食べましょう。


 

4月17日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 花麩のすまし汁

 鯖の味噌煮    白ネギの煮物

 ひじきと大根の炒り煮

 ツイストマカロニカレーソテー

 パインみかん缶



 今日は「鯖の味噌煮」のさばについてお話します。みなさんはサバやいわし、アジといった青魚は好きですか?青魚には良質な脂肪分が豊富に含まれています。その脂肪分には、植物油や豚、牛には含まれないEPAやDHAが含まれています。EPAは血液の凝固を抑制することにより、血液をサラサラにしてくれます。また、DHAは脳を活性化する作用があるため、「魚をたくさん食べると頭が良くなる」とも言われているのは、このおかげです。EPAやDHAには、血中コレステロール値を下げる効果もあり、動脈硬化や脳卒中という恐ろしい病気も予防してくれる、かしこい魚です。みなさんもすすんで食べるように心がけましょう。



4月14日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 打ち豆の味噌汁

 手作りソーストンカツ

 もやしとウインナーのソテー

 大野里芋と焼き豆腐の田楽 

 小松菜ののり和え



 今日は福井県にまつわる献立や郷土料理、県産の食材を紹介する「ふるさと給食の日」です。今日の献立の「ソースカツ」や「大野里芋」は福井県を代表されるものですが、みなさんは他にどんな料理があるか知っていますか?まずは、冷たいそばに大根おろしと削りかつお節をたっぷりのせた「越前おろしそば」があります。福井県はソバの生産量が全国7位というそば処(どころ)でもあり、2022年には「全国おいしいそば産地大賞」のグランプリになったそうです。昔からおろしそばを年越しそばとして食べる家庭も多いですよね。その他には「焼き鯖」や「へしこ」、「たくあんの煮物」も福井で愛されている郷土料理です。みなさんも福井県の郷土料理や特産物を探してみましょう。


 

 

2023年4月13日木曜日

4月13日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 ポタージュスープ

 デミグラスソースハンバーグ  フライドポテト添え

 青じそとツナのスパゲティー

 切干大根の旨煮

 大豆サラダ



 今日は「切干大根の旨煮」の切干大根についてお話します。切干大根は、生の大根を細かく切り、寒い時期に一昼夜(いっちゅうや)外で自然乾燥させたものです。かつて切干大根は、日本の冬の食卓になくては ならない食品でした。生の大根1本は約500~600gありますが、それを天日干し(てんぴぼし)すると、およそ1/10の50gの切干大根になります。それだけ切干大根には栄養がギュッと凝縮されています。また、骨の形成を助けるカルシウムは牛乳の約4倍と多く、「畑のいりこ」と言われるほどです。うま味成分のグルタミン酸やブドウ糖も含み、ビタミンB1・B2、鉄分、食物繊維も豊富です。このようにたくさんの栄養素を含むため、新鮮な野菜が出回らず栄養不良になりがちな寒い時期には、実にありがたい食べ物だったそうです。外食やお店で買ったものを家で食べる中食(なかしょく)が多い現代人の私たちにとっても、事情は同じですよね。とくに便秘や体調がすぐれない人は積極的に食べるようにしましょう。


2023年4月12日水曜日

4月12日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 野菜コンソメスープ

 鶏肉の唐揚げ

 ポテトサラダ  1食用マヨネーズ

 金平ごぼう

 菜の花の菜種和え



 今日は春野菜の1つである「菜の花」についてお話します。菜の花はビタミンC、カロテン、カルシウム、食物繊維をたっぷり含む緑黄色野菜です。もともと菜の花は、油を取る目的で栽培されていましたが、明治時代以降は食用としても作られるようになったそうです。独特のほろ苦さがありますが、抵抗力を高める効果や美肌効果があります。また、菜の花に含まれるビタミンCはホウレン草の3倍以上、β―カロテンはピーマンの5倍もあります。鉄分も豊富に含まれているので、貧血気味の人は積極的に食べたい食材の1つです。今日は、もやしや玉子と一緒に和えて春らしい菜種和えにしました。みなさん残さず食べましょう。


2023年4月11日火曜日

4月11日(火)

 


ご入学・ご進学おめでとうございます。本日から給食が始まります。

これから毎回みなさんにとって必要な栄養や食材についてお伝えします。


<献立>

 鶏肉の照り焼き  厚焼き玉子 

 マカロニミートソース炒め

 絹厚揚げとじゃが芋の煮物

 ブロッコリーと切干大根のかつお和え

 お米のムース



 今日は「絹厚揚げとじゃがいもの煮物」の厚揚げについてお話しします。みなさんは知っていましたか?私たちが住んでいる福井県は、厚揚げやがんもなどの、油揚げ類の一世帯あたりの購入額が、全国1位と言われています。もともと浄土真宗の信仰が強い福井県では、昔から行事やお祝い事があれば、昼食時には油揚げ料理が添えられていたそうです。また、分厚い油揚げを焼いて、大根おろしと醤油をかける食べ方は、福井県ならではの料理です。その他、今日のような煮物、味噌汁、炒め物、炊き込みごはんなど、あらゆる料理に使われ、私たちにとってはなくてはならない食材です。油揚げは豆腐を切って油で揚げたものなので、大豆由来の成分はほぼ変わらず、良質なたんぱく質が豊富に含まれています。みなさんも残さず、すすんで食べるようにしましょう。