2014年5月30日金曜日

5月30日(金)



本日の給食です
<献立>
 麻婆豆腐
 手作り白身フライ ブロッコリー添え  各クラス中濃ソース付
 つまみ菜と蒸し鶏のサラダ
 野菜笹かまぼこと大根の煮物
 ミックスフルーツ

 今日は「麻婆豆腐(マーボトウフ)」の名前の由来についてお話します。
 昔、中国四川省(しせんしょう)に陳(ちん)さんというお婆さんがいて、安くて美味しい豆腐を作っていました。その豆腐を使った料理がとても美味しく、たちまち村で評判になりました。                       
 この料理を作ったお婆さんの顔には、中国語では「マーズ」と言われる、小さなくぼみがたくさんあり、お婆さん自身が、麻婆(マーボー)と呼ばれていたのです。そのお婆さんが作った豆腐料理という事で、マーボー豆腐と言われるようになったそうです。
 本格的なマーボー豆腐には花椒(ホワジャオ)という山椒に似た香辛料と、唐辛子の2つは欠かす事はできないそうです。
 

2014年5月29日木曜日

5月29日(木)


本日の給食です
<献立>
 もやしとえのきの味噌汁
 鶏肉の照り焼き  ほうれん草ソテー添え
 イカとじゃが芋の煮物
 シェルマカロニサラダ
 バナナ

 今日は「イカの煮付け」のイカついてお話します。
 イカは種類が多く、日本近海だけでも130種類が生息し、そのうち30種類を食用としているといわれています。
 イカはタウリンを豊富に含んでいます。タウリンは血圧やコレステロール値を下げる効果のある成分で、肝機能の働きを高め、生活習慣病予防にも効果的といわれています。
 私達にとって、イカはとても身近な食材で、さまざまな料理がありますよね。実は日本が世界で一番イカを食べていると言われているほどなんです。みなさんも、積極的に食べましょう。


2014年5月28日水曜日

5月28日(水)



本日の給食です
<献立>
 ミネストローネ
 ハムカツ  ボイルキャベツ添え   各クラス中濃ソースボトル付
 かぼちゃサラダ
 切干大根の旨煮
 チンゲン菜のツナ和え

 今日は「切干大根の旨煮」の切干大根についてお話します。
 切干大根は、生の大根を細かく切り、寒い時期に一昼夜(いっちゅうや)外で自然乾燥させたものです。かつて切干大根は、日本の冬の食卓になくてはならない食品でした。生の大根1本は約500~600gありますが、それを天日干し(てんぴぼし)すると、およそ1/10の50gの切干大根になります。それだけ切干大根には栄養がギュッと凝縮されています。また、骨の形成を助けるカルシウムは牛乳の約4倍と多く、「畑のいりこ」と言われるほどです。うま味成分のグルタミン酸やブドウ糖も含み、ビタミンB1・B2、鉄分、食物繊維も豊富です。
 このようにたくさんの栄養素を含むため、新鮮な野菜が出回らず栄養不良に陥りがちな寒い時期には、実にありがたい食べ物だったそうです。外食の多い現代人の私たちにとっても、事情は同じですよね。とくに便秘や体調が良くない人は積極的に食べるようにしましょう。
 
 

5月27日(火)



本日の給食です
<献立>
 豚汁
 ほっけの照り焼き  ミニかき揚げ添え
 プチベーコングラタン
 さつま揚げの金平
 わかめときゅうりの酢の物

 今日は「ほっけ」についてお話します。 ほっけを漢字で書くと、魚へんに「花」と書きます。この漢字表記の由来は、ほっけの幼魚(ようぎょ)がとてもきれいな青緑色をしていて、群れで泳ぐと花のようなのであり、主な漁場が北海道や東北地方など北の方であった事から、北の花と表現されました。そこから北の花の読み方を変え、ほくか、そしてほっけとなった説があるそうです。
 ほっけには、ビタミンA・B・D、カルシウムなどが豊富に含まれており、特にカルシウム含有量は魚の中でもトップクラスで、サンマの2倍以上、アジの4倍以上にもなります。そのため骨粗しょう症予防、骨・歯の強化に良い食材です。  
 今日は食べやすい照り焼きです。みなさん残さず食べましょう。

2014年5月26日月曜日

5月26日(月)



本日の給食です
<献立>
 けんちん汁
 煮込みハンバーグ  粉ふきいも添え
 ナポリタンスパゲティー
 レンコンの炒り煮 
 ほたて風フライ

 今日は「レンコンの炒り煮」に使われているレンコンについてお話します。
 漢字で「蓮(はす)の根(ね)」と書くように、れんこんは、蓮(はす)の地下茎の肥大した部分のことを言います。
 実際、レンコンを食用としているのは日本や中国などの少数の国々だけだそうです。日本では、穴があいていることから「先が見通せる」と、昔から縁起の良い食材とされ、おせち料理に欠かせない野菜です。
 レンコンにはビタミンCが豊富に含まれており、その量はみかんよりも上だそうです。ビタミンCは免疫力を高めて風邪などの感染症を予防してくれます。
 また、食物繊維も豊富に含まれていて、きのこと同じくらいの量を含んでいるそうです。そのため、便秘の予防・改善の効果があり、血糖値の上昇を抑えてくれたりするので、みなさん、すすんで食べましょう。

2014年5月23日金曜日

5月23日(金)


本日の給食です
<献立>
 ポークカレー
 プレーンオムレツ  クリーミーコロッケ添え 
 海藻サラダ
 福神漬け
 杏仁フルーツ

 今日は「海藻サラダ」の海藻についてお話します。
 海藻の種類は、日本では約700種類あります。そのうち食用としている海藻は大別すると、20種類くらいあるといわれます。海藻はノンカロリーで、食物繊維が豊富です。「ノンカロリー=エネルギー源となる栄養がない=食べなくていい」 と思っている人も多いと思いますが、実は脂質がごくわずかしかなくても、食物繊維がたくさん含まれていて、胃の中で水分を吸収して膨らむため、満足感が得られます。例えば、食物繊維を2g採るために必要な食品の量は、乾燥したワカメなら5gでいいのに、野菜で摂ろうとすると、サツマイモなら86g、人参なら78gになります。こんなにも違うのですね。
 また、カルシウム、鉄、などのミネラルも含み、貧血防止やお肌の美容効果が期待できるので、海藻をモリモリ食べましょう。


2014年5月21日水曜日

5月21日(水)



本日の給食です
<献立>
 もやしと南瓜の味噌汁
 豚肉と野菜の生姜炒め
 ポテトサラダ  各クラスマヨネーズボトル付
 ちくわの2色揚げ(カレー・黒ゴマ)
 小松菜のじゃこ和え


 今日は「豚肉の生姜炒め」の生姜についてお話しします。
 みなさんは生姜を口にする機会はありますか? 料理の隠し味に使ったり、豆腐やそうめんの薬味として登場しますが、辛いというイメージしかありませんよね。しかし、この生姜に含まれている「ジンゲロール」という栄養成分には色々な効果や効能があるのです。
 例えば、味覚を刺激して交感神経を活性化させ、脂肪を盛んに燃焼させます。そのため体を温めたり、血行をよくしたり、熱を下げるといった体の調整を助けてくれる効果があります。しかもジンゲロールには、強い殺菌力があり食中毒の予防も期待できます。また胃の粘膜を鎮めて落ち着かせる成分が含まれているため、乗り物酔いなどの吐き気を抑える効能もあります。
 今日は豚肉とキャベツ・玉ねぎ・人参・ピーマンを生姜醤油で炒めました。  みなさん、残さず食べましょう。

2014年5月20日火曜日

5月20日(火)



本日の給食です
<献立>
 たぬき汁
 鯖の塩焼き  さつま芋の天ぷら添え
 大根の炒り煮
 鶏肉とキャベツの味噌炒め
 りんご缶詰

 

 今日は「鶏肉とキャベツの味噌炒め」の鶏肉についてお話します。
 鶏肉は、たんぱく質を豊富に含み、牛肉・豚肉と比べて、味は淡白で身もやわらかく消化が良いという利点があります。脂質は豚や牛の約半分で、コレステロールを低下させる不飽和脂肪酸を多く含んでいます。特に、ささみの部分は最も脂肪が少なく、胃腸の弱い人にとっては大切なたんぱく源です。鶏肉からとれる良質のたんぱく質は、病後の体力回復にも効果を発揮します。
 その他にも、ビタミンAは豚肉の約3倍以上、牛肉の約10倍も多く含まれ、夜盲症(やもうしょう)などに有効に働きます。ナイアシンも豊富で、ビタミンAと一緒に働き、皮膚や粘膜を丈夫にしてくれます。  今日はキャベツと一緒に味噌で炒めてあります。残さず食べましょう。

2014年5月19日月曜日

5月19日(月)



本日の給食です
<献立>
 豆腐と白菜の味噌汁
 メンチカツ  ボイルキャベツ添え  各クラス中濃ソースボトル付
 ビーフンの五目炒め
 丸天と人参の煮物
 ブロッコリーのゴマ和え

 今日は毎日の給食にほとんど欠かさずに入っている、にんじんについてお話します。
 にんじんは、カロチンという栄養素を大量に含んでいる緑黄色野菜の王様です。カロチンにはいくつかの種類がありますが、特ににんじんにはβ(ベーター)カロチンが豊富に含まれています。βカロチンは抗酸化作用を発揮して活性酸素による攻撃を防ぐだけではなく、体内で必要な量だけビタミンAに変わって、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。
 また血中のカロチン量が多いと、ガンの発生率が低くなると言われ、にんじんのカロチンは、すい臓ガン、肺ガンなどの喫煙に関するガンや動脈硬化を抑えるための健康維持に役立ちます。
 生で食べるより、油で炒めたりドレッシングと和えたりして、油と一緒に採るとカロチンの吸収率が上がります。みなさん、残さず食べましょう。

2014年5月16日金曜日

5月16日(金)



本日の給食です
<献立>
 なめこと大根の味噌汁
 手作りソースカツ  ボイルキャベツ添え
 三角いなりと結び昆布の煮物
 バンサンスー
 ちくわとアスパラの金平


 
 今日は福井の名物料理とも言える「ソースカツ丼」についてお話します。
 一般的に「カツ丼」といったら、揚げたカツを卵でとじたものを想像する人が多いのですが、私たち福井県民はソースにつけたカツをご飯にのせてある「ソースカツ丼」を思い出す人も多いと思います。実はこの食文化は主に福井県だけで根付いているそうです。
 ソースカツ丼の歴史は大正時代までさかのぼります。福井県出身の高畠増太郎さんという人が、ドイツで料理研究をした後に日本人が喜ぶ味になるように工夫して、東京で開かれた料理発表会で初披露したのが「ソースカツ丼」と言われています。その後に、福井県に持ち帰り「ヨーロッパ軒」というお店で始め、福井県内で広がりました。
 今では福井県の名物料理となって他の県からも食べに来る人もいるほどだそうです。

2014年5月15日木曜日

5月15日(木)



本日の給食です
<献立>
 かき玉すまし汁
 鶏肉の味噌焼き  塩焼きそば添え
 枝豆がんもと竹の子の煮物
 ひじきとごぼうの炒り煮
 グレープフルーツ

 今日は春の食材の1つでもある、「竹の子」についてお話します。
 竹の子は、竹の地下茎から出てくる若い芽です。つまり竹の子供という意味もありこのような名前で呼ばれるようになりました。しかし、「たけのこ」という字にはもう1つ漢字がありますが、みなさんは書けますか?
 竹冠(たけかんむり)に旬という字を書き、「筍(たけのこ)」と呼びます。筍は成長が速く、約10日間(一旬)で竹に成長するので、そこから来たと言われています。
 たけのこは水分と食物繊維を豊富に含み、食べ応えがあるのにカロリーが低いヘルシーな食材です。さらに旨み成分の1つであるアスパラギン酸が含まれており、疲労回復に効果があるといわれています。4月後半から5月にかけておいしい時期なので、みなさんも食べてみましょう。

2014年5月13日火曜日

5月13日(火)



本日の給食です
<献立>
 五目豆腐
 サーモンのスパイス焼き  ブロッコリー添え
 もやしのカレー炒め
 春巻き
 パインナタデココ


 今日は「サーモンのスパイス焼き」のサーモンについてお話します。
 食卓の定番として日本人におなじみのサーモン。アメリカでは“まずい川魚”と見られていたそうですが、今では、健康を増進する食べ物として注目されています。と言うのも、サーモンにはタンパク質、脂質、ビタミンA、B1、B2、D、ナイアシンなどがバランス良く含まれているからです。
 特にビタミンB1が足りないと、立ちくらみを起こしたり、集中力や記憶力が低下しやすくなります。サーモンはこのビタミンB1を豊富に含んでいるので、みなさんも積極的に食べるようにしましょう。

5月12日(月)



本日の給食です
<献立>
 野菜コンソメスープ
 照り焼きチキンハンバーグ  インゲンコーンソテー添え
 新じゃがの揚げ煮 
 ツイストマカロニサラダ
 菜の花のかつお和え

 今日はメイン料理に添えてあるインゲンについてお話します。
 インゲンは1年に3度収穫ができることから、「三度豆」とも呼ばれています。さやごと食べられるインゲンは、栄養バランスの良い緑黄色野菜です。グリーンアスパラに匹敵するほどの、たくさんのアスパラギンを含み、疲労回復効果や体の組織の修復を促してくれます。また、ベーターカロテンやビタミンB群を含み、肌や皮膚を整えてくれます。
 和風、洋風、中華のどんな料理にも合う食材なので、すすんで食べて、インゲンの持つ健康パワーをたくさんもらいましょう。

2014年5月9日金曜日

5月9日(金)



本日の給食です
<献立>
 キーマカレー
 野菜コロッケ  キャベツソテー添え
 ブロッコリーサラダ
 ミニ鹿の子とインゲンの煮付け
 福神漬け

 

 今日は「キーマカレー」についてお話します。
 みなさんは「キーマ」という言葉は、どんな意味があるのか知っていますか? 元々は英語ではなく、カレー発祥の地であるインドの言葉が語源だそうです。ヒンディー語で「細かいもの」という意味があり、ひき肉や野菜を細かく切ったカレーのことを「キーマカレー」と言うようになったのです。
 ドライカレーと似ていますが、キーマカレーはとろみの付いた汁気のあるものを言うそうです。
 今日のカレーは豚ひき肉、鶏ひき肉、玉葱、人参、じゃが芋、コーン、グリンピースが入っています。残さず食べましょう。

5月8日(木)



本日の給食です
<献立>
 切り麩のすまし汁
 鯖の味噌煮  大根の煮付け添え
 チンジャオロース風炒め
 春キャベツサラダ
 みかん缶詰

 今日は「切り麩のすまし汁」の切麩についてお話します。
 麩の歴史は古く、中国では1200年前の唐の時代から食べられていました。日本には鎌倉時代に伝わり、室町時代にはお寺で修行する僧たちにとって重要なタンパク源として精進料理に盛んに利用されました。
 麩の原料であるグルテンには体に必要なアミノ酸が豊富に含まれており、その中でも特にグルタミン酸が多く、記憶力の維持や脳の活性化に役立つといわれています。しかも低カロリーなのに消化吸収力が高いため、「ヘルシー食品」として注目されています。 みなさんも積極的にとるようにしましょう。

5月7日(水)



本日の給食です
<献立>
 肉団子の味噌汁
 ハムサンドフライ  ブロッコリー添え
 ソース焼きそば
 かぼちゃの煮付け キヌサヤ添え
 大根のゆかり和え

 
 

 今日は「かぼちゃの煮付け」のかぼちゃについてお話します。
 かぼちゃはでんぷんや糖質のほか、ビタミン類を豊富に含む緑黄色野菜の代表です。かぼちゃの黄色い実の色はベータカロチンという色素で、体内に入るとビタミンAの働きをします。そのためベータカロチンには、がん細胞の発生を防いだり、粘膜や皮膚の抵抗力を高め、風邪を予防する効果があります。 また、ビタミンC・B1・B2も多く含んでいます。特にビタミンCは100g中39mgとトマトの約2倍にもなります。そしてカリウムなどのミネラル群と協力して新陳代謝を活発にして血行を良くしてくれるのです。
 かぼちゃは保存が利くので、冬至に食べることが多く、冬野菜なのかな?と思う人も多いと思いますが、実は太陽をサンサンと浴びて育つ夏野菜の1つなので、これからの季節、みなさんもすすんでかぼちゃを食べましょう。

2014年5月2日金曜日

5月2日(金)



本日の給食です
<献立>
 ワンタンワカメスープ
 酢鶏
 三角こんにゃくとちくわの煮物
 パンプキンサラダ
 小松菜のナムル
 かしわ餅

 今日は5月5日の端午の節句には欠かせない、「柏餅」についてお話します。
 柏餅とは、あんこを挟んだ「しんこ餅」というお餅を柏の木の葉っぱで包んだお菓子のことです。この柏の葉は、新芽が出てくるまで古い葉が落ちないという特徴があり、これを「子供が産まれるまで親は死なない」=「家系が途絶えない」という縁起に結びつけて、「子孫繁栄」の意味を持つと言われています。そこで、子供の日でもある端午の節句に柏餅を食べるようになったそうです。
 今日は端午の節句には少し早いですが、柏餅を味わってみてください。

2014年5月1日木曜日

5月1日(木)



本日の給食です
<献立>
 具たくさんコーンスープ
 手作りエビフライ イカリングフライ  キャベツサラダ添え
 アスパラの和風スパゲティー
 がんもと大根の煮物
 オレンジ


 今日は「具たくさんコーンスープ」のとうもろこしについてお話します。
 とうもろこしが好きな人は多いと思いますが、実はとうもろこしは甘くておいしいだけじゃないのです。身体のエネルギーになる炭水化物を主として、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEなどのビタミン群、リノール酸、食物繊維、そしてカルシウム、マグネシウムなどの各種ミネラルをバランスよく含んでいる栄養豊富な食品です。
 とくに、食物繊維の量は他の野菜やいも類と比べても、多く含まれているのです。食物繊維は、脂質の吸収を抑えて、便秘の予防・改善、大腸がんの予防、コレステロール値の吸収抑制に効果があります。また、甘味成分である糖質は消化吸収が早いので、疲れやすいときのエネルギー補給にぴったりです。