2025年12月12日金曜日

12月12日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 麻婆豆腐

 プレーンオムレツ

 バンサンスーサラダ

 アメリカンドッグ  ケチャップ添え

 オレンジ



寒い日が続いていますが、みなさんは体調を崩していませんか?風邪をひかないように、といって部屋の中にとじこもってばかりいませんか?外出をしたり、運動をすることも実は予防のひとつです。それでも風邪をひいてしまった時のために、今日は症状によってどのような物を食べると良いかをお話したいと思います。まず、ひき始めの時は、なべ料理など汗が出やすい物を食べて体を温めましょう。特に緑黄色野菜や、エネルギー源となる穀類や肉や魚を中心に取るようにしましょう。そして高い熱が出てしまった時は、体温が高くなるので身体の中の栄養素や水分が失われます。甘いスポーツ飲料を薄めて飲むにもあまり飲み過ぎてはいけません。スープや味噌汁などの汁気のある料理で、頻繁(ひんぱん)に水分補給することが大切です。食欲が出ないときは、消化の良い煮込んだうどんやおかゆがおすすめです。また、のどの痛みやせきが出やすくなったら、のどに刺激を与えないように、茶碗蒸しや豆腐料理、かたくり粉やくず粉でとろみをつけたやわらかい食事をとるようにしましょう。このように、症状に分けて食べることは、早く回復するためにも大切なことなので、みなさんも頭に入れておいてくださいね。



12月11日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 打ち豆のみそ汁

 手作りソーストンカツ

 もやしのカレーソテー

 さつま芋サラダ

 二色なます



 今日は「二色なます」についてお話します。なますとは新鮮な生の魚介類や野菜類を細かく切って、二杯酢や甘酢、酢味噌などの酢で和えた料理のことを言い、「生(なま)」の材料を「酢(す)」で調味したことから名づけられたそうです。歴史は古く、奈良時代の『万葉集』に酢料理の「なます」をよんだ歌があるそうです。給食では生の魚介類や野菜は使用できないため、大根と人参をゆでてから調理しています。色が紅白でめでたいことから、正月や結婚式などのお祝いで出されることが多い料理です。またお酢には食欲を増進させてくれる作用があり、疲労物質の乳酸を分解して、疲労回復の効果を発揮します。みなさんも積極的に酢の物を食べるようにしましょう。


2025年12月10日水曜日

12月10日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 かきたますまし汁

 鶏肉と野菜の味噌炒め

 ポテトサラダ   1食用マヨネーズ

 揚げシュウマイ

 ミニフルーツポンチ



 今日は「かきたますまし汁」に入っている麩(ふ)についてお話します。麩の歴史は古く、中国では1200年前の唐(から)の時代から食べられていました。日本には鎌倉時代に伝わり、室町時代にはお寺で修行する僧たちにとって重要なタンパク源として精進(しょうじん)料理によく利用されました。麩の原料であるグルテンには体に必要なアミノ酸が豊富に含まれており、その中でも特にグルタミン酸が多く、記憶力の維持や脳の活性化に役立つといわれています。しかも低カロリーなのに消化吸収力が高いため、「ヘルシー食品」として注目され、最近はいろいろな料理に使用されるようになってきました。給食では「玉子とじ」や「汁物」で食べることが多いのですが、みなさんも色々な麩を探して、食べてみてくださいね。


12月9日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 ポタージュスープ

 エビフライ   1食用タルタルソース

 ブロッコリーサラダ

 金平ごぼう

 うの花の炒り煮



 今日は「エビフライ」のエビについてお話します。 私たちがふだん何気なく食べているエビですが、一体どのくらいの種類があるかみなさんは知っていますか? 車えび、大正エビ、シバエビ、伊勢エビ、ブラックタイガー、聞いたことがある名前はこれくらいではないでしょうか。 エビは世界各地に約3000種も生息しており、日本だけでも約700種がいると言われています。エビという漢字は「海(うみ)」に「老(ろう)」と書きます。これは腰の曲がった姿が老人をイメージさせるところからきているそうです。また、腰が曲がるまで長生きできるということで、縁起のよい食材でもあります。エビの身の部分にはたんぱく質やタウリン、ビタミンEが豊富に含まれています。タウリンは魚介類や甲殻類に多く含まれるアミノ酸の一種で、特に疲労の回復をうながしたりする効果があります。 今日は車えび科の一種である「バナメイエビ」を使用しています。1食用のタルタルソースと一緒に食べましょう。


2025年12月8日月曜日

12月8日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 豚汁

 鯖のみぞれ煮

 大豆とレンコンのゴマ炒め

 ツイストマカロニサラダ

 黄桃缶詰


 今日は「鯖のみぞれ煮」のみぞれ煮についてお話します。 みぞれ煮とは、おろした大根で具材を煮た料理のことを言います。だしが合わさって半透明になった姿が、みぞれ雪に似ていることから名付けられたそうです。生の大根には、ビタミンAやビタミンC、食物繊維や胃腸を整えるアミラーゼなどの栄養素が豊富に含まれています。大根をすりおろして細胞が壊れることで初めて作られる「イソチオシアネート」は、殺菌力があるため、風邪予防効果が期待できます。また、イソチオシアネートは消化を助け、臭みを抜いたりするため、今日の鯖のような、脂が多くクセのある青魚を、さっぱりとした煮物にしてくれます。 鯖以外にも、鶏肉や豚肉や白身魚と一緒に煮ると、大根の栄養と一緒においしく食べることができます。今日のみぞれ煮を残さず食べましょう。


12月5日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 チキンカレー

 ハムカツ

 海藻サラダ

 福神漬け

 みかん


 今日はこれからの季節、欠かせない果物、みかんについてお話しします。みかんはビタミンCが豊富で、1日2個食べるだけで、大人にとって1日に必要なビタミンCを補充することができます。ビタミンCは水洗いすると流失してしまい、熱にも弱いという特性があるのですが、みかんならそのまま食べられるので、ビタミンCも丸ごと摂ることができます。みかんに含まれるビタミンCは、毛細血管を丈夫にし、皮膚、骨、歯などの形成を助けてくれます。 また、ウイルスや細菌の力を弱める効果もあるため、「みかんを食べると風邪をひきにくくなる」と昔から言われるほどです。これからの寒くなる季節に、みかんを食べる習慣がある私たちにとってはありがたいことですね。ヘタの部分が小さくて、皮の色が濃いものが甘いと言われています。みなさんも家で食べる時に探してみてくださいね。


2025年12月2日火曜日

12月2日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 のっぺい汁

 白身魚の天ぷら  さつま芋の天ぷら

 高野豆腐の玉子とじ

 ごぼうとキャベツのサラダ

 法連草ののり和え



 今日はカルシウムたっぷりの「歯ッピー献立の日」です。主にカルシウムを多く含む食材は、高野豆腐と法連草です毎月、カルシウムの大切さについてお話してきました。実は脳や骨以外にもカルシウム効果があることが証明されています。今日はあまり知られていないカルシウム効果を紹介したいと思います。まずは、みなさんが病気にならないための免疫力を働かせるには、カルシウムは欠かせません。カルシウムが不足すると、免疫力が正常に機能しなくなってしまい、体内の害ではない異物に過剰に働いて、アトピー性皮膚炎や花粉症といったアレルギー疾患を発症させます。また、カルシウムはダイエット効果があることが分かりました。脂肪を吸収する胆汁酸という成分とカルシウムが結合することで、小腸から脂肪を吸収できなくなり、摂取カロリーを減らすことが出来るのです。また、体温を上昇させたり、便秘解消にもつながります。低カロリーでカルシウム豊富な緑黄色野菜や豆類・小魚などを積極的に食べてカルシウム効果を実感しましょう。