2020年7月9日木曜日

7月9日(木)


本日の給食です
<献立>
 鯖の味噌煮
 オクラの煮付け
 塩焼きそば
 ひじきと大豆の五目煮
 法連草の白ゴマ和え


 今日は「法連草の白ゴマ和え」の法連草についてお話します。ほうれん草は緑黄色野菜の代表といわれるほど栄養価が高く、とくにカロテンやビタミンC,鉄分を多く含んでいます。カロテンは抗酸化作用があるといわれ、がん予防に効果が期待できるほか、動脈硬化を防ぐ作用もあるとされています。また、カロテンとビタミンCの相乗効果で、肌荒れの防止や風邪予防にも効果があります。
  しかし、ほうれん草には「あく」の成分であるシュウ酸が多く含まれています。シュウ酸は大量に摂取すると体内でミネラルと結びついて結石(けっせき)と言う怖い病気を引き起こす石を作る原因となりますが、ゆでたり炒めると、水に溶け出すので心配ありません。
 今日は人参と一緒にすった白ゴマで和えました。みなさん残さず食べましょう。


2020年7月8日水曜日

7月8日(水)



本日の給食です
<献立>
 手作りトンカツ  1食用中濃ソース
 ボイルキャベツ
 こんにゃくとちくわの炒り煮
 南瓜サラダ
 杏仁パイン

 今日は「かぼちゃサラダ」のかぼちゃについてお話します。かぼちゃはでんぷんや糖質のほか、ビタミン類を豊富に含む緑黄色野菜の代表です。かぼちゃの黄色い実の色はベータカロチンという色素で、体内に入るとビタミンAの働きをします。そのためベータカロチンには、がん細胞の発生を防ぎ、粘膜や皮膚の抵抗力を高め、風邪を予防する効果があります。
 また、ビタミンC・B1・B2も多く含んでおり、特にビタミンCはトマトの約2倍にもなります。そしてカリウムなどのミネラル群と協力して新陳代謝を活発にして血行を良くしてくれるのです。
 かぼちゃは保存が利くので、冬至に食べることが多く、冬野菜なのかな?と思う人も多いと思いますが、実は太陽をサンサンと浴びて育つ夏野菜の1つなので、今の季節は特にみなさんもすすんで食べるようにしましょう。

2020年7月7日火曜日

7月7日(火)



本日の給食です
<献立>
 ホイコーロー風炒め
 角天となすの煮付け
 バンサンスー
 揚げシュウマイ
 七夕デザート(星のソーダ―ゼリー)


 今日は7月7日七夕の日です。みなさんは七夕の行事食といえば何だと思いますか? 実は七夕の行事食は「そうめん」なのです。意外に知られていませんが、千年も前から続いているそうです。
 由来は中国で「索餅(さくべい)」という縄のようにあんだ小麦粉のお菓子を7月7日に食べる習慣が、奈良時代に日本へ伝えられ、麦の収穫時期に「麦餅(むぎもち)」を作る風習とともに、やがてそうめんへと変化したといわれています。
 また、そうめんは暑さで食欲が減退するこの時期にぴったりで、天の川や織姫の織り糸に見立てることもできます。ゆでたそうめんに、輪切りにすると切り口が星形になっているオクラや、型どりした人参やきゅうりをのせて、天の川のようにハムや錦糸玉子を飾るとおいしく楽しく食べられます。

2020年7月6日月曜日

7月6日(月)



本日の給食です
<献立>
 煮込みハンバーグ
 ベジタブルソテー  星ポテト
 青じそとツナのスパゲティ
 枝豆がんもと小松菜の煮浸し
 ブロッコリーサラダ


 今日はみなさんが大好きなおかずの1つでもある「ハンバーグの歴史」についてお話します。みなさんは、ひき肉を炒めた玉ねぎと合わせて焼いた料理をなぜ「ハンバーグ」というか知っていますか?実は、13世紀ごろにモンゴルの部族であったタタール人や遊牧民族が、硬くなった馬の肉をおいしく食べる方法として、肉をたたきつぶして柔らかくしてからスパイスを加えて食べていたのが始まりだそうです。その後ドイツのハンブルグ地方に伝わって、「ハンブルグバーグステーキ」と呼ばれるようになりました。それが今度はアメリカに伝わって、「ハンバーグステーキ」と呼ばれるようになったそうです。
 日本でも大昔の縄文時代のころ、肉に卵や木の実を混ぜてハンバーグと同じように焼いて食べていたことが、遺跡の調査で分かっています。でもそのあと仏教が伝わり、長い間牛や豚は食べることが禁止され、明治維新以降まで食べることはなかったそうです。そのため、実際日本人がハンバーグを食べるようになってからは、まだ100年も経ってないそうです。
 今日はハンバーグをデミグラスソースで煮込みました。みなさん、残さず食べましょう。

2020年7月3日金曜日

7月3日(金)



本日の給食です
<献立>
 冷やしそうめん汁
 白身魚の天ぷら  南瓜の天ぷら
 そうめん  法連草  チキンささみ
 金平ごぼう
 大豆サラダ


 今日は「冷やしそうめん汁」のそうめんについてお話します。そうめんは、ツルツルッと食べられる味わいは涼感たっぷりですが、ただ単に冷たいと感じるだけではありません。プツンと歯切れのよいそうめんを食べることで、脳にアルファ波が計測されるそうです。アルファ波とは、リラックスした状態で集中力や免疫力が高まっているときに出るものなので、そうめんの爽やかな食感が、これからの暑い季節の不快感を解消させているのかもしれませんね。
 またそうめんはたっぷりのお湯でゆでて水洗いするため、糖質以外の栄養成分は流出してしまいます。つゆにつけて食べるだけでは、ビタミンB群が不足して夏バテの原因にもなりやすいので、「ぶっかけそうめん」がおすすめです。うなぎや、今日のようなゆでた法連草や、チキンささみなどをそうめんの上にのせて、薄めのつゆをかけると、食欲がないときにも食べやすくなるので、みなさんも試してみてくださいね。

7月2日(木)



本日の給食です
<献立>
 手作りチキンカツ  1食用中濃ソース
 チンゲン菜ソテー
 じゃが芋の田舎煮
 春雨サラダ
 オレンジ

 今日は「春雨サラダ」の春雨についてお話しします。春雨は何から作られているか知っていますか?主にじゃが芋やさつま芋のデンプンから出来ていますが、今日は「緑豆春雨」といって緑豆(りょくとう)という豆から作られています。主に中国や韓国、タイなどで栽培されており、日本ではもやしを作る材料として使われています。
 緑豆春雨は普通の春雨と比べて、カリウムが3倍近く多く、食餅繊維も2倍以上多く含まれています。なので、体内の塩分を排泄してむくみをとり、便秘を解消してお腹をスッキリさせる効果があります。夏バテには最適なので、中国では夏の薬膳料理には欠かせない食品だそうです。
 今日はきゅうりと人参とハムと一緒にドレッシングでサラダにしました。 みなさん、残さず食べましょう。

2020年7月1日水曜日

7月1日(水)



本日の給食です
<献立>
 肉団子の酢豚風
 キャベツとごぼうのサラダ  1食用ゴマドレッシング
 俵コロッケ
 ナタデココフルーツ

 今日は「肉団子の酢豚風」に使われているお酢についてお話します。お酢の主成分である酢酸(さくさん)は疲労回復に対しての効果や、食欲を増進させる効果があります。疲れた時にはしっかりと食べて栄養を取らなければいけないのに、なぜか食べられないという状況になるときがありますよね。そんなときにお酢をちょっと加えれば、その酸味が臭覚と味覚を刺激して、食欲がわいてきて食べられるようになります。
 また、その酢酸の酸味自身が、だ液や消化液の分泌を良くするので、消化吸収も良くしてくれます。今日の甘酢のように糖分と一緒に取ることが疲労回復を高めることが出来るので、残さず食べましょう。