2025年10月9日木曜日

10月9日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 打ち豆の味噌汁

 吉川ナス入りみそメンチカツ

 ロングウインナー

 じゃが芋の田舎煮

 小松菜の塩昆布和え

 みかん


 今日は「令和7年度ふくいの食育推進事業」の一環として、普段の給食に、福井県でとれた食材を1つ付け加える「プラスワン」給食です。プラスされた福井県の食材をきっかけにして福井の自然や歴史、伝統文化や産業など、地域のことを楽しく食べて学ぶ取り組みです。 プラスワンとしてつけ加えられるデザートやおかずは、福井県や鯖江市からの補助を受け、10月から3月までの間に6回提供します。今月の第1回目は、「吉川ナスのメンチカツ」です。今日はその吉川ナスの歴史や伝統についてお話します。吉川ナスは1000年以上の歴史があり、吉川村を中心に作られてきました。吉川ナスは昔の育て方がそのまま伝わっており、伝統を大切にしているので改良がされていません。そのため育てるのが難しく、2009年には育てる農家が1軒まで減りました。ついに生産が途絶えかけたとき、「このまま失ってはいけない!」と農家の方々が「伝統野菜を育てる会」をつくりました。たった1人で吉川ナスを守り切れなくなった最後の農家の奥さんから吉川ナスを3個譲り受け、種を取って育てました。始めのうちは400個ほどしかできませんでしたが、色々な工夫を重ね、今では約7万個近くの量が出荷できるようになりました。そして、地域との結びつきの深さや、高い品質の評価があることから、2016年に伝統野菜として全国で初めてGI(地理的表示保護制度)に登録されました。今日は吉川ナスが食べやすくなるように味噌を入れたメンチカツです。みなさん、生産者の方たちに感謝して残さず食べましょう。



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