2020年10月13日火曜日

10月12日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 けんちん味噌汁

 ソースメンチカツ  ブロッコリーのゴマ和え添え

 シェルマカロニサラダ  1食用マヨネーズ

 金平ごぼう

 パイン缶詰


今日は「けんちん汁」についてお話します。みなさんは、けんちん汁の名前の由来を知っていますか? その昔、中国にある建長寺(けんちょうでら)の小坊主が、豆腐を床に落としてグチャグチャにしてしまい、困っていると、寺の偉いお坊さんが、壊れた豆腐と野菜を煮込み、とてもおいしい「建長寺汁」を作ってくれたそうです。「建長寺」を中国語読みすると、「ケンチャンスー」になります。その「ケンチャンスー」が「ケンチンジル」になまって名づけられたそうです。ちなみにまんじゅう、そば、うどんなども中国から来たお坊さんによってもたらされたものです。仏教だけではなく、色々なものが大陸から渡って来たのですね。けんちん汁は地域によっては味噌で作ったり、すまし汁として作ったりと色々あるそうです。今日は豆腐、油揚げ、白菜、ねぎ、人参が入った味噌汁です。みなさん残さず食べましょう。


2020年10月12日月曜日

10月9日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 具たくさんコーンスープ

 煮込みハンバーグ  粉ふきいも添え

 カニクリーミーコロッケ  中濃ソース添え

 海藻サラダ

 フルーツ杏仁


今日は「コーンスープ」に入っているとうもろこしについてお話します。とうもろこしが好きな人は多いと思いますが、実はとうもろこしは甘くておいしいだけじゃないのです。身体のエネルギーになる炭水化物を主として、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEなどのビタミン群リノール酸食物繊維、そしてカルシウム、マグネシウムなどの各種ミネラルをバランスよく含んでいる栄養豊富な食品です。とくに、食物繊維の量は他の野菜やいも類と比べても、多く含まれているのです。食物繊維は、脂質の吸収を抑えて、便秘の予防・改善、大腸がんの予防、コレステロール値の吸収抑制に効果があります。また、甘味成分である糖質は消化吸収が早いので、疲れやすいときのエネルギー補給にぴったりです。今日は玉ねぎと人参とキャベツとウインナーも一緒に入ったコーンスープです。みなさん、残さず食べましょう。


2020年10月8日木曜日

10月8日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 かき玉すまし汁

 さんまの蒲焼き

 マカロニミートソース炒め

 ひじきと大根の炒り煮

 法連草と白菜のゴマ和え


今日は「ひじきと大根の炒り煮」大根についてお話します。みなさんは「大根役者」という言葉は聞いたことがありますよね。では、演技の下手な役者を大根役者というのはナゼでしょう?これにはちゃんとわけがあるのです。大根おろし、煮物、汁物と、ダイコンは、どんな料理にしても食あたりしないということにちなんでいるのだそうです。つまり、演技の下手な役者は、がんばっても当たった試しがないという意味なのです。ダイコンどきの医者いらず」とも言われるように、大根は、デンプン、タンパク質、脂肪の消化を助ける働きがあります。天ぷらや焼き魚におろしダイコンを添えるのもちゃんと理由があるのですね。その他、ガン細胞を抑制するリグニンという繊維を含む優れもの食品です。みなさん残さず食べましょう。


10月7日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 じゃが芋とえのきの味噌汁

 豚肉と野菜の生姜炒め

 高野豆腐の玉子とじ

 カリフラワーのツナサラダ

 りんご


今日はこれからの季節においしくなる「りんご」についてお話します。みなさんは「りんご」と聞いてどんな事をイメージしますか?お通じに良いとかおとぎ話に出てくる「毒りんご」とか、色々ありますよね。りんごに多く含まれる「ペクチン」という食物繊維は、腸を掃除してくれたり、コレステロールや中性脂肪を減らしてくれることは良く知られていますが、実はりんごを皮のまま丸かじりすると、「眠気覚まし」の効果があるそうです。歯をかみ合わせる動作は、脳を刺激して眠気を覚ましてくれ、コーヒーよりも即効性があるとも言われています。みなさんも試してみてくださいね。

 


10月6日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 ワカメスープ

 鶏肉の唐揚げ

 枝豆がんもとじゃが芋の煮物

 春雨サラダ

 キャベツのゆかり和え


今日は毎日の給食にほとんど欠かさずに入っている、にんじんについてお話します。にんじんはカロテンという栄養素を大量に含んでいる緑黄色野菜の王様です。カロテンにはいくつかの種類がありますが、特ににんじんにはβ(ベーター)カロテンが豊富に含まれています。βカロテンは抗酸化作用を発揮して活性酸素による攻撃を防ぐだけではなく、体内で必要な量だけビタミンAに変わって、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。また血中のカロテン量が多いと、ガンの発生率が低くなると言われており、すい臓ガン、肺ガンなどの喫煙に関するガンや動脈硬化を抑えるための健康維持に役立ちます。生で食べるより、油で炒めたりドレッシングと和えたりして、油と一緒に採るとカロテンの吸収率が上がります。今日は「春雨サラダ」と「ゆかり和え」に入っています。みなさん、残さず食べましょう。


2020年10月5日月曜日

10月5日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 麩と大根の味噌汁

 鯖の漬け焼き

 ソース焼きそば

 小松菜のナムル

 ナタデココフルーツ


今日は「すまし汁」に入っている麩(ふ)についてお話します。麩の歴史は古く、中国では1200年前の唐(から)の時代から食べられていました。日本には鎌倉時代に伝わり、室町時代にはお寺で修行する僧たちにとって重要なタンパク源として精進料理に盛んに利用されました。麩の原料であるグルテンには体に必要なアミノ酸が豊富に含まれており、その中でも特にグルタミン酸が多く、記憶力の維持や脳の活性化に役立つといわれています。しかも低カロリーなのに消化吸収力が高いため、「ヘルシー食品」として注目され、最近はいろいろな料理に使用されるようになっています。みなさんも、麩をいろいろな料理で楽しんで下さいね。


10月1日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 コンソメスープ

 鶏肉の照り焼き  ブロッコリーかつお和え添え

 ポテトサラダ  1食用マヨネーズ

 切干大根の旨煮

 蒸しシュウマイ


 今日は「蒸しシュウマイ」シュウマイについてお話します。みなさんはシュウマイを漢字で書けますか?実は「焼く」に「売る」と書いて「焼売(しゅうまい)」と呼びます。元々中国料理の1つですが、漢字の由来は野菜や肉の売れ残りを捨てるのはもったいないので、全部まとめて団子状にして加熱して売ったのが始まりと言われています。今では、色んな具材を使って「えびシュウマイ」や「イカシュウマイ」、「小松菜シュウマイ」まであるそうです。また、スーパーや飲食店で出てくるシュウマイにはグリンピースがのっていることがありますよね。実はこれは日本だけの文化だそうです。50年ほど前に、シュウマイを作っている食品会社が、学校給食で出すときに子供たちを喜ばせたいという思いで、ショートケーキのイチゴに見立てて、真ん中にグリンピースをのせることにしたそうです。みなさん残さず食べましょう。