2017年5月31日水曜日

5月31日(水)



本日の給食です
<献立>
 もやしと大根の味噌汁
 豚すき焼き風煮
 揚げ出し豆腐  かにカマあんかけ
 ほうれん草の黒ゴマ和え
 玉子ロール


 今日は「ほうれん草の黒ゴマ和え」のほうれん草についてお話します。ほうれん草は緑黄色野菜の代表といわれるほど栄養価が高く、とくにカロテンやビタミンC,鉄分を多く含んでいます。カロテンは抗酸化作用があるといわれ、がん予防に効果が期待できるほか、動脈硬化を防ぐ作用もあるとされています。また、カロテンとビタミンCの相乗効果で、肌荒れの防止や風邪予防にも効果があります。
 しかし、ほうれん草には「あく」の成分であるシュウ酸が多く含まれています。シュウ酸は大量に摂取すると体内でミネラルと結びついて結石(けっせき)と言う怖い病気を引き起こす石を作る原因となりますが、ゆでたり炒めると、水に溶け出すので心配ありません。
 ほうれん草は1年中出回っていますが、夏場に採れるものより、冬から春にかけて採れるものの方が、ビタミンCが3倍も多く含まれています。みなさん、残さず食べましょう。



5月30日(火)


本日の給食です
<献立>
 ワカメスープ
 鶏肉の磯辺揚げ  キャベツサラダ添え
 枝豆がんもとじゃが芋の煮物
 大豆とウインナーのトマト煮
 チンゲン菜の和え物


 今日は「チンゲン菜の和え物」のチンゲン菜についてお話します。中国野菜の中で最もポピュラーな野菜で、ビタミンAやビタミンCを豊富に含んでいます。油との相性が良いため、今日のような炒め物にするとビタミンの吸収が良くなります。
 また、煮たりゆでることによって細胞内の水分が減り、ビタミンAはさらに多く取ることができるので、煮浸しやスープに入れるのもおすすめです。これらのビタミンは風邪の予防に役立つほか、胸やけや胃のむかつきに効くと言われています。ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含むので、みなさんもすすんで食べるようにしましょう。


2017年5月29日月曜日

5月29日(月)




本日の給食です
<献立>
 打ち豆と白菜の味噌汁
 アジの漬け焼き  ブロッコリーかつお和え
 ビーフンの五目炒め
 かに入り俵コロッケ ケチャップ添え
 ナタデココフルーツ


 今日は「あじの漬け焼き」の魚のあじについてお話します。あじは名前からも分かるように、昔から味が良いから、「あじ」と言われるようになった魚だそうです。あじにはDHAやEPA、タウリン、カルシウム、ビタミン類などが豊富に含まれており、これらの栄養素を成長期の皆さんには欠かせない栄養素ばかりです。
 特にDHAは脳を活性化する働きがあるため、脳の栄養素とも呼ばれています。また、神経細胞の発育を活性化させ、機能維持に重要な役割を果たしているため、記憶力や学習能力を向上させるために必要不可欠な成分です。
 これからの時期に採れる「あじ」はアミノ酸が豊富に含まれているため、うま味が増します。ビタミンB群も含まれているので、夏バテ予防にはおすすめの食材です。みなさん、残さず食べましょう。

2017年5月26日金曜日

5月26日(金)



本日の給食です
<献立>
 ミネストローネ
 手作りソースカツ  ボイルキャベツ添え
 こんにゃくの炒り煮
 ブロッコリーサラダ
 バナナ


 今日は「こんにゃくの炒り煮」に入っているピーマンについてお話しします。ピーマンは唐辛子の仲間で、コロンブスがヨーロッパに持ち帰り、香辛料として広まりました。日本には16世紀、ポルトガル人により伝えられました。
 一般に普及してからも、独特のくせと苦みから、子どもに嫌われる野菜ナンバー1でしたが、最近は改良されて、くせが少なくなり健康野菜として人気を集めるようになりました。
 ピーマンはビタミンA、C、Eが豊富で、ビタミンCはレモンの2倍、トマトの約5倍はあるといわれています。これらのビタミンは加熱調理しても栄養価が消失しにくいのが特徴で、加熱により匂いや苦味がやわらぎ、カロテンの吸収率もアップします。
 みなさん、ピーマンを残さずすすんで食べるようにしましょう。

5月25日(木)



本日の給食です
<献立>
 なめことおつゆ麩の味噌汁
 タンドリーチキン  粉ふき芋添え
 もやしのカレーソテー
 ひじきの煮付け
 肉団子のケチャップ煮

 今日は月に1度の鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。今日の給食で鉄分の多い食材はどれだと思いますか? 青魚の代表でもあるさんま、そしてさつま揚げや、ほうれん草などに含まれています。しかしそれだけではありません。みなさんが普段よく食べている豚肉や牛肉といった肉類にも鉄分は豊富に含まれています。
 しかも、鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があります。肉や魚などの動物性食品に含まれているものをヘム鉄、野菜や果物に含まれているものを非ヘム鉄といいます。これらの違いは体内への吸収率であり、ヘム鉄は10〜30%、非ヘム鉄は5%未満と言われています。また、たんぱく質と一緒に摂ることが大切です。それは、体の中で鉄分が使われるときは必ずたんぱく質と結合して運ばれていくからです。もちろん野菜や果物に含まれるビタミンやミネラルも必要となります。このように貧血や肌荒れにならないためにも、みなさんは色々な食材を食べることが大切なので、残さず食べましょう。


2017年5月24日水曜日

5月24日(水)



本日の給食です
<献立>
 うどんだし
 白身魚の天ぷら  ちくわの天ぷら
 うどん  アゲ煮  錦糸玉子
 小松菜の煮浸し
 竹の子の土佐煮


 今日は「竹の子の土佐煮」の土佐煮についてお話します。まず土佐と言ったら現在の何県にあたるか、みなさんは分かりますか?実は四国にある高知県のことをいいます。竹の子やごぼう、ふき、などの季節の食材を、濃い目にとったかつおダシと醤油で煮て、仕上げに高知県の特産物であるかつお節を加えた、しっかりとした味の煮物です。高知県の郷土料理としても昔から愛されていています。
 かつお節には良質なたんぱく質が豊富に含まれており、その他にはビタミンDやEなどの色々な種類のビタミン類が含まれています。また、うま味成分であるイノシシ酸は体内に入ると、細胞が活性化され、新陳代謝が促されます。肌がきれいになったり、風邪を引きにくくなる効果があると言われています。みなさん、今日の竹の子の土佐煮を残さず食べましょう。

2017年5月23日火曜日

5月23日(火)




本日の給食です
<献立>
 豆腐と玉子の中華スープ
 八宝菜
 塩焼きそば
 もやしのナムル
 揚げシュウマイ


 今日は中華料理の中でも良く知られている「八宝菜」ついてお話します。「はっぽうさい」は漢字で、「八つの宝の菜」と書きますが、必ず8種類の食材が入っているというわけではないそうです。中国では「8」という数字は縁起がよく、「たくさんの」「数多くの」という意味もあるので名付けられたそうです。
 今日の八宝菜にはえび、豚肉、白菜、玉葱、人参、チンゲン菜の6つの食材が入っています。特に白菜やチンゲン菜に含まれるビタミンやミネラルなどの栄養素は、ゆでたり煮たりすると、そのゆで汁と一緒に流れて失われてしまいますが、八宝菜は煮汁に片栗粉でとろみをつけるので、そのまま栄養を摂ることが出来ます。みなさん、残さず食べましょう。