2016年1月29日金曜日
1月29日(金)
本日の給食です
<献立>
麻婆大根
カレーコロッケ ほうれん草ソテー添え
コールスローサラダ 1食用フレンチドレッシング
ミニウインナーオムレツ
みかん缶詰
今日はコロッケやサラダ、煮物などの色々な料理に使われているじゃが芋についてお話します。
じゃが芋にはいくつもの品種がありますが、よく知られているのが、「メークイン」と「男爵(だんしゃく)芋」ですよね。他にも「きたあかり」や「インカのめざめ」などといった品種もありますが、普段私たちが食べているじゃが芋料理は「メークイン」と「男爵芋」のどちらかが使われていることが多いのです。
例えば、みなさんが大好きなカレーやシチュー、肉じゃがのような煮込み料理にはメークインが適しています。メークインに含まれるデンプンの量が少ないため、加熱しても細胞の形がほとんど変わりません。そのため細胞は崩れにくくてきれいに仕上がります。
また、コロッケやマッシュポテトのように潰して使う料理には男爵芋(だんしゃくいも)が適しています。男爵芋はデンプンの量が多いため、加熱するとデンプンが膨らみ細胞が丸くなります。そのため細胞が崩れやすくなるので、ホクホクとした食感になります。
今日の「カレーコロッケ」に使用しているのは「男爵芋」です。家庭では普段どちらを使っているか、みなさんもおうちの人に聞いてみてくださいね。
2016年1月28日木曜日
1月28日(木)
本日の給食です
<献立>
じゃが芋とえのきの味噌汁
手作りソースカツ キャベツサラダ添え
厚揚げと結び昆布の煮物
もやしとエビの塩炒め
グレープフルーツ
今日はカルシウムたっぷりの「歯ッピー献立の日」です。主にカルシウムを多く含む食材は、厚揚げ・結び昆布・さつま揚げです。毎月、カルシウムの大切さについてお話してきました。しかし脳や骨以外にもカルシウム効果があるので、今日はあまり知られていないカルシウム効果を紹介したいと思います。
まずは、みなさんが病気にならないための免疫力を働かせるには、カルシウムは欠かせません。カルシウムが不足すると、免疫力が正常に機能しなくなってしまい、体内の害ではない異物に過剰に働いて、アトピー性皮膚炎や花粉症といったアレルギー疾患を発症させます。
また、カルシウムはダイエット効果があることが分かりました。脂肪を吸収する胆汁酸という成分とカルシウムが結合することで、小腸から脂肪を吸収できなくなり、摂取カロリーを減らすことが出来るのです。また、体温を上昇させたり、便秘解消にもつながります。
低カロリーでカルシウム豊富な緑黄色野菜や小魚・豆腐類を積極的に食べてカルシウム効果を実感しましょう。
2016年1月27日水曜日
1月27日(水)
本日の給食です
<献立>
さつま汁
鯖の塩焼き 厚焼き玉子
クリーミーコロッケ 中濃ソース添え
ひじきと大豆の炒り煮
水菜とキャベツのお浸し
今日は福井の冬に重要な保存食とも言われている「へしこ」についてお話します。へしこは、サバやニシン、フグなどを塩と糠(ぬか)に漬け込んで作られます。魚を樽に漬け込むことを福井の方言で「へし込む」と言い、これを略して「へしこ」と呼ばれるようになったそうです。
発酵食品である「へしこ」は、ミネラルやアミノ酸をバランスよく含む健康食品でもあります。鯖などの青魚に含まれるDHAや、糠に含まれるビタミンなども、体によい影響を与えてくれます。
また、加工前の鯖に比べて「へしこ」は、アミノ酸が2.5倍、ペプチドは5倍もの量になります。この大量のペプチドが血圧上昇を抑える働きをしてくれます。そのことを裏付けるように、長年へしこを食べている福井の人々は血圧の問題を抱えている人が少ないそうです。福井の郷土料理のへしこは健康長寿にも効果的だったのですね。
2016年1月26日火曜日
1月26日(火)
本日の給食です
<献立>
にゅうめん汁
とり天 野菜かき揚げ
そうめん・ほうれん草・焼きかまぼこ
手作り卯の花
蒸しシュウマイ
今日は「とり天」についてお話しします。「とり天」とは「鶏肉の天ぷら」のことを示しますが、大分県の郷土料理の「とり天」が発祥だと言われています。
大分県は鶏肉の消費量が日本一です。鶏肉といっても色々な料理がありますが、その中でも「とり天」は昭和30年代に大分市内の食堂で誕生しました。 それから大分の家庭料理の定番として親しまれ、今では大分県内のあちこちに「とり天屋」があるそうです。
鶏の唐揚げと違って、下味をつけた鶏肉に天ぷら粉を付けて揚げて、酢醤油とからしで食べることで、区別されているそうです。お店によって味付けは違いますが、大分県では根強く愛されている料理です。
今日は酢醤油とからしは付いていませんが、普段の唐揚げよりもふんわりと柔らかく揚がっています。みなさん、残さず食べましょう。
2016年1月25日月曜日
1月25日(月)
本日の給食です
<献立>
ワカメスープ
八宝菜
ビーフンの五目炒め
じゃが芋と笹かまぼこの煮物
インゲンのごまよごし
今日は「インゲンのごまよごし」の「ごま」についてお話しします。
まず、みなさんは「ごまよごし」という言葉を聞いたことがありますか?「ごま和え」と同じ調理法なのですが、一般的には黒ゴマで和えたものを「ごまよごし」と呼び、白ゴマで和えたものは「ゴマ和え」というそうです。
ごまは大きく分けると黒ゴマ・白ゴマ・金ゴマの3種類に分かれます。基本的な栄養成分にほとんど違いはありませんが、薬膳として考えると作用が若干異なるそうです。まず、黒ゴマの皮にはアントシアニンという成分が含まれており、腎臓に効くと言われています。白ゴマは、黒ゴマに比べて脂質が多く含まれており、肺に効くそうです。また、あまり口にすることのない金ゴマは、最も脂質が多く、フラボノイドという成分も含まれています。豆腐と一緒に食べることで、胃腸や便秘解消に良いそうです。
このように、普段みなさんが食べているごまには、小さいながらも色々な栄養素が含まれています。みなさんも積極的に摂るようにしましょう。
2016年1月22日金曜日
1月22日(金)
本日の給食です
<献立>
クリームシチュー
ハムカツ ブロッコリー添え 1食用中濃ソース
大根と肉団子の煮物
大豆サラダ
ナタデココフルーツ
今日は福井県の郷土料理についてお話します。
みなさんは、「すこ」という料理を聞いたことはありますか?お正月におせちとして、赤い棒状で歯ごたえがシャキシャキしている酢の物を食べた人もいると思います。これは里芋の茎であるずいきを酢漬けしたものです。酢のパワーによって、ずいきそのものの鮮やかな赤色がでるそうです。昔から、「古い血を洗う」効果があると言われていて、鉄分やカルシウムを多く含みます。
また、この時期にコタツに入って食べる物で、みかん以外に何を思い出しますか? 冷たく冷やした「水羊かん」がありますよね。ほとんどの地域では夏に食べる事が多いのに、福井では冬に食べる習慣があります。
福井の水羊かんは、丁稚羊羹(でっちようかん)とも言われます。隠し味で黒糖を使っていることが多く、添加物を一切使用していません。そのため冷蔵庫がない時代、少しでも日持ちがするように冬の時期に作られていたそうです。
2016年1月21日木曜日
1月21日(木)
本日の給食です
<献立>
打ち豆の味噌汁
さんまの蒲焼き キャベツカレー炒め添え
ポテトサラダ 1食用マヨネーズ
丸天と小松菜の煮浸し
二色なます
今日は鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。主に鉄分の多い食材は、さんま・小松菜・打ち豆です。
今日は、「ダイエットと鉄分不足の関係」についてお話しします。寒い時期は、暑い時期に比べて運動量が減り、代謝も悪くなります。なので、体重が増加しやすくなる季節でもあります。しかしそれを改善しようと、食べる量を制限するだけのダイエットには実は大きな落とし穴があるのです。無理な食事制限だけのダイエットの結果、栄養が偏って鉄分の補給が追い付かず、貧血になってしまうのです。
しかも、みなさんは「お肉を食べると太る」と思っていませんか?しかしこれは勘違いです。太るのは肉の脂身の部分です。肉の摂取量が少ないと、筋肉が減って代謝が悪くなり、かえって太りやすい体になってしまいます。
健康的なダイエットのためにも、お肉を食べることは大切です。バランスよく食事をして、食べた分体を動かすように心がけましょう。
2016年1月20日水曜日
1月20日(水)
本日の給食です
<献立>
コンソメスープ
鶏肉のスパイス焼き もやしソテー添え
大野里芋とイカげその煮物
シェルマカロニサラダ
オレンジ
今日は福井の郷土料理の1つでもある「おろしそば」についてお話します。去年の大晦日に年越しそばとして、おろしそばを食べた人も多いのではないでしょうか。
福井のおろしそばが「越前おろしそば」として全国に広まったのは、昭和22年以降になります。昭和22年10月、昭和天皇が福井に来られた際、2杯ものおろしそばを召し上がられました。その後、皇居に戻られた後、召し上がられたおろしそばを懐かしく思い、「越前のそばは大変おいしかった」という天皇のお言葉から広がったそうです。
そばは、大根おろしと一緒に食べることで、ビタミンのバランスがとれ、相乗効果があります。解毒作用、消化促進のほかに、カロリーも少なく生活習慣病予防にも最適です。
2016年1月19日火曜日
1月19日(火)
本日の給食です
<献立>
ラーメンスープ
酢豚
ラーメン・なると・ワカメ
がんもと白菜の煮物
もやしのナムル
昨日に引き続き、今日は、受験生のみなさんのために試験当日の昼食の取り方についての大切な2つのポイントをお話します。
1つ目は、「腹持ちが良いものを食べよう!」そして2つ目は「良く噛んで食べるものを選ぼう!」です。そしてこの2つのポイントに合った食べ物があるので、それも最後に紹介したいと思います。
午前中の試験が終わり、ほっと一息つきたいところですが、また午後からの試験に備えなければいけません。実は昼休みの食事は、午後の試験の結果を左右してしまうほど大切です。
まず、そのためには腹持ちの良い「ご飯」を中心に食べましょう。パンや麺類は消化吸収が良いので、食べた後すぐに運動をするときは最適ですが、じっとイスに座って集中してエネルギーを使う時にはおすすめできません。また、よく噛む必要のあるものを食べることで、眠気が吹き飛び、脳が活発になるので、「のり巻き」がおすすめです。のり巻きにはかんぴょうや玉子、きゅうり、椎茸といった色々な食材が入っており、バランスよく食べることができます。しかもよく噛まなければ飲み込むことができません。噛むことで心もリラックスして頭も働いてくるので、みなさんも試してくださいね。
2016年1月18日月曜日
1月18日(月)
本日の給食です
<献立>
けんちん汁
メンチカツ ボイルキャベツ添え 1食用中濃ソース
切干大根の旨煮
ごぼうサラダ
ブロッコリーのかつお和え
1月も中旬に入り、受験生にとっては大切な時期に突入しました。今日はそんな3年生のみなさんや、これからに向けて1・2年生のみなさんのために、試験当日の朝食の取り方について、大切な2つのポイントをお話します。
1つ目は「糖質を中心に、脂っこい物はとらない!」2つ目は「ご飯の代わりにそばを食べよう!」です。それぞれのポイントにはちゃんとした理由があるのですよ。
まず私たちの体は、寝ている間は体温が低くなっています。しかし朝起きて、朝ごはんを食べることにより体温を上げることができます。そのときに朝から菓子パンやピザ、カップラーメンなどの油脂分が多い物を食べてしまうと、体はいつまでたっても言うことを聞いてくれません。脳へのエネルギー源は唯一、ブドウ糖だけです。余分なものが含まれてないご飯を食べて、脳を働かせると、やる気や集中力が出て、良い結果を導くことができます。また、炭水化物でも大切な試験当日は、「そば」を食べることをおすすめします。
そばにはイライラ感や不安な気分を静めてくれるビタミンBや記憶力を向上させてくれるルチンという栄養素がたくさん含まれています。
のどごしも良く、あっさりしているので、食欲の出ない朝にはそばを食べて試験を乗り切りましょう。
2016年1月15日金曜日
1月15日(金)
本日の給食です
<献立>
チキンカレー
野菜コロッケ ボイルキャベツ添え 1食用中濃ソース
海藻春雨サラダ
福神漬け
杏仁パイン
今日は福井県の郷土料理についてお話します。
郷土料理とは、地方ごとにある独特な料理のことをいいます。地方の特産物や、各地域の気候や風土に適した食材や調理法があります。福井県の郷土料理の特徴は、京料理のような凝ったものより、むしろ手を加えないシンプルなものが多いそうです。それは豊かな海の幸、山の幸に恵まれていて食材そのものが美味しいからでしょうね。
嶺北地方で見られる郷土料理に、「たくあんの煮もの」があります。大根を保存するために作るたくあんは、雪深い地方ならではの保存食です。年の暮れに漬けて、翌年の春から秋にかけて食べます。夏頃には「古たくあん」とよばれ、これを醤油と赤唐辛子で煮て作られます。各家庭によって作り方や味付けなどがバラバラですが、福井県周辺でしか、あまり見られない調理法だそうです。
1月14日(木)
本日の給食です
<献立>
豚汁
おでん3種類(大根・がんも・こんにゃく)
ペンネマカロニサラダ 1食用マヨネーズ
金平ごぼう
小女子の佃煮
今日は昨日に引き続き、おせち料理についてお話します。おせち料理といったら、昨日お話した黒豆、ごまめ、数の子以外に、みなさんは何を食べましたか?
縁起が良いということで、紅白かまぼこやなますを食べた人も多いと思います。 紅白かまぼこは、半円の形が初日の出を連想させ、紅はめでたさと喜び、白は神聖を表します。 また、なますがおせち料理の一品である理由は、人参と大根の紅白の彩りがめでたいからだそうです。
みなさんが大好きな、栗きんとんは、色が金貨の色に似ていることから、「財産が貯まるように」との願いが込められています。栗のまわりについている黄色のあんは、栗を潰したものだと思っていた人もいるかもしれませんが、実はさつま芋を蒸して潰したものなのですよ。
このようにおせち料理は、正月元旦の朝に出し、年神さまを迎えて健やかな新年をお祝いし、1年の幸福を祈りながら食べる日本の伝統食です。
1月13日(水)
本日の給食です
<献立>
麩ともやしの味噌汁
鶏肉の唐揚げ キャベツサラダ添え
刻み昆布とじゃが芋の煮物
ブロッコリーソテー
りんご
正月の食事といったら「おせち料理」ですが、みなさんは何種類くらい食べましたか? おせちには、実はそれぞれの願いが込められています。
今日は、「祝い肴(さかな)三種」と言われている3品についてお話します。
1つ目は、黒豆です。黒豆は、肌を美しくする良質なたんぱく質を含みます。また、コレステロールや脂肪酸の増加を抑えるリノレン酸を含み、ビタミンBも多く含むため、疲労回復に効果的です。そんな黒豆は、「1年を“まめ”に暮らせますように」と願いが込められています。
2つ目は、カタクチイワシの稚魚(ちぎょ)を干して、甘辛く炊いたごまめです。イワシは田んぼの肥料に使われていた事もあり、田作りとも呼ばれ、「豊作の願い」が込められています。
3つ目は、数の子です。数の子は何という魚の卵か知っていますか?実は、にしんの卵です。たまごの数にあやかり、「子孫繁栄を願う」意味があります。数の子はたんぱく質やビタミンEなどを豊富に含む栄養満点な食材です。
明日はその他の代表的なおせち料理についてお話します。
2016年1月12日火曜日
1月12日(火)
本日の給食です
<献立>
具たくさんコーンスープ
煮込みハンバーグ フライドポテト添え
青じそとツナのスパゲティー
大根の炒り煮
鯖江市産枝豆
みなさん、昨日は何の日だったか知っていますか?
1月11日は鏡開きの日です。鏡開きとは、旧年の無事を神様に感謝しながら、お正月に神様に供えた鏡餅をいただく儀式です。実際にはお餅を「切る」わけですが、縁起を担いで開運の意味も込めて「開く」という言葉を使います。そのためお餅を食べた者には、力を授けられるといわれています。神様へのお供え物をいただくことによって、1年の家族の無事息災が約束されるという意味もあるそうです。
元々は1月20日に行われていましたが、江戸幕府の第三代将軍でもある徳川家光が亡くなったのが20日であったため、この日を避けて1月11日になったそうです。
2016年1月8日金曜日
1月8日(金)
今日から新学期が始まりました。
本日の給食です
<献立>
豆腐とワカメの味噌汁
すき焼き風煮
塩焼きそば
根菜サラダ 1食用マヨネーズ
みかん1/2個
みなさんは元旦の朝にお雑煮は食べましたか?
お雑煮は、室町時代に正月の祝いの膳として武家社会で食べられており、それが江戸時代頃から庶民の間にも普及されるようになりました。
「雑煮(ぞうに)」は「雑多(ざった)に色々煮る」と言う意味で使われ、現在のように地方や各家庭により様々な具になったようです。
例えば、角餅か丸餅か、餅を煮るか焼くか、汁はすましか味噌かで分かれてきます。 福井県は丸餅を煮て、合わせ味噌で食べる家庭が多いと思いますが、東京などの関東地方では、焼いた角餅を鶏肉や青菜と一緒にすまし汁で食べます。関西地方では1日目は丸餅を白味噌で煮たものを食べ、2日目は焼いた丸餅をすまし汁で頂くところもあるそうです。
また、ちょっと変わった食べ方をするのが香川県です。白味噌仕立ての汁の中に、あんこ入りの丸餅を焼かずに入れるそうです。一体どんな味がするのでしょうね。
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