2024年10月31日木曜日

10月31日(木)

 


本日の給食はハロウィンメニューです

<献立>

 コーンスープ

 ハンバーグ デミグラスソース  マカロニソテー

 パンプキンサラダ

 エビフライ

 法連草ソテー


 10月31日は「ハロウィン」です。今日は、秋の季節のイベントとして日本でも楽しむようになった「ハロウィン」についてお話します。まずハロウィンとは、古代ヨーロッパのケルト人という民族のための、正月やお盆のような行事が起源といわれています。それが色々と変化してあらゆる国で秋の収穫祭としてお祝いするようになりました。ヨーロッパでは悪霊を追い払うために、カブを怖い顔になるようにくり抜いて、中に火を灯していたそうですが、アメリカに伝わると、その時期に多く収穫される「かぼちゃ」が使われるようになりました。今では子供たちがおばけや魔女の仮装をして「トリック・オア・トリート」(お菓子をくれないといたずらするぞ)などと言って、お菓子をもらうお祭りになりました。今日は「パンプキンサラダ」や、「ハンバーグ」、「エビフライ」、「コーンスープ」を用意しました。 日ごろの朝昼夕3回の食事に感謝して、残さず食べましょう。


2024年10月30日水曜日

10月30日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 玉子の中華スープ

 八宝菜

 春雨サラダ

 揚げシュウマイ

 オレンジ



 今日は「揚げシュウマイ」のシュウマイについてお話します。みなさんはシュウマイを漢字で書けますか?実は「焼く」に「売る」と書いて「焼売(しゅうまい)」と呼びます。元々中国料理の1つですが、漢字の由来は野菜や肉の売れ残りを捨てるのはもったいないので、全部まとめて団子状にして加熱して売ったのが始まりと言われています。今では、色んな具材を使った「えびシュウマイ」や「イカシュウマイ」、「小松菜シュウマイ」まであるそうです。また、スーパーや飲食店で出てくるシュウマイにはグリンピースがのっていることがありますよね。実はこれは日本だけの文化だそうです。50年ほど前に、シュウマイを作っている食品会社が、学校給食で出すときに子供たちを喜ばせたいという思いで、ショートケーキのイチゴに見立てて、真ん中にグリンピースをのせることにしたそうです。今日のシュウマイにはグリンピースはのっていませんが、みなさん残さず食べましょう。


2024年10月29日火曜日

10月29日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 けんちんすまし汁

 鯖の照り焼き

 大野里芋と法連草のそぼろあんかけ

 ひじきとごぼうの炒り煮

 ほたて風フライ



 今日は「ひじきとごぼうの炒り煮」のごぼうについてお話します。ごぼうは、今から千年以上も前に、薬草として中国から伝わりました。それから日本では、風味と歯ざわりを楽しみながら食べられるようになりました。しかし実は、根の部分を食用として栽培し利用しているのは、世界中でも日本と韓国だけだそうです。欧米では若葉をサラダとして食べるくらいなので、戦争中に日本でごぼうを食卓に出されたアメリカ人は「木の根を食べさせられるのは虐待だ」と裁判になったほどだそうです。ごぼうの根は、体を温め、解毒、解熱、発汗、利尿に良い野菜です。また、豊富に含まれている食物繊維には、腸の働きを刺激して、腸内の善玉菌を増やす作用もあります。みなさん、すすんで食べましょう。


2024年10月28日月曜日

10月28日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 打ち豆の味噌汁

 牛肉コロッケ   1食用中濃ソース

 ナポリタンスパゲティー

 揚げ肉団子の焼き鳥風炒め

 カリフラワーのかつお和え


 今日は鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。主に打ち豆・牛肉コロッケ・ミートボールに鉄分が豊富に含まれています。みなさんの年齢は男子、女子ともに、体の急激な成長により、鉄分が不足しやすくなります。そのために、毎月紹介している鉄分が豊富な食材を摂ることが大切ですが、魚や肉類、菜っ葉類は料理しなければ食べることができないので、今日は手軽にとれるおすすめの食材を紹介します。それは「ドライフルーツ」です。レーズンやプルーンはよくお店で見かけますが、色々な種類があります。その中でも「いちじく」が鉄分補給にはおすすめです。生のいちじくの鉄分量は100gあたり0.3mgほどですが、ドライフルーツになると1.4mgと4倍以上増えるのです。あんずも生に比べると8倍近く増えるので、みなさんも鉄分豊富なドライフルーツに挑戦してみましょう。


10月25日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 カレーうどんだし

 白身魚の天ぷら  ちくわの天ぷら

 うどん

 法連草とツナののり和え

 バナナ



 今日は「法連草ののり和え」の「のり」についてお話します。「のり」はおにぎりやのり巻きなど、私たち日本人には昔からなじみ深い食材であり、毎日何気なく食べていますが、実は多くの栄養素が含まれているのをみなさんは知っていますか。特に多く含まれるのが食物繊維です。海苔の食物繊維は野菜に含まれる食物繊維と違い、柔らかく、胃壁や腸壁を傷つけることなく穏やかな整腸作用をうながしてくれます。その他にもビタミンCやビタミンB1・B2、カルシウムや鉄分が含まれています。海苔には「焼き海苔」や「味付け海苔」「韓国のり」などいろいろな種類があります。「焼き海苔」は低カロリーで低糖質ですが、「味付けのり」は醤油や砂糖で味付けされているので糖質量が高く、「韓国のり」はゴマ油や塩で味付けされているので糖質だけではなく、脂質や塩分が多いのが特徴です。そのため1回に食べる量に気を付けることが大切です。今日は「焼き海苔」を刻んで、法連草や白菜やツナと一緒に和えました。みなさん残さず食べましょう。


2024年10月24日木曜日

10月24日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 じゃが芋とさつま揚げの味噌汁

 鶏肉のスパイス焼き

 揚げ出し豆腐  和風きのこあんかけ

 レンコンの金平

 ブロッコリーのゆかり和え



 今日は「免疫力をアップする食材」4つ目についてお話します。冬は風邪をひきやすい季節ですが、食事の工夫で風邪をある程度予防することができます。免疫力を高めてくれる食品を選ぶことで、より抵抗力も高めてくれ、風邪の原因になるウイルスや細菌にも感染しにくくなります。この抵抗力をつける食品の代表は「きのこ類」です。しいたけ、まいたけ、しめじ、えのきたけ、などに含まれる多糖類やたんぱく質には、抗がん作用や活性酸素除去作用があります。きのこ類は秋からが旬の時期になり、もっとも美味しくなります。頻繁に食卓に上がるようになるのは、これからの寒い時期を迎えるために免疫力を蓄えておくためだからなのですね。今日の「揚げ出し豆腐」にはしめじとえのきが入ったあんがかかっています。みなさんもすすんできのこを食べるようにしましょう。


2024年10月23日水曜日

10月23日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ワカメと肉団子のスープ

 かに入りクリーミーコロッケ

 塩焼きそば

 さつまいもサラダ 

 黄桃缶詰



 今日も昨日に続き、「免疫力アップする食材」についてお話しします。みなさんは毎日、牛乳以外の乳製品を積極的にとっていますか?実はヨーグルトやチーズといった乳製品に含まれている細菌は免疫力をアップしてくれるのです。よくヨーグルトのテレビコマーシャルで、乳酸菌やビフィズス菌やガセリ菌という言葉を耳にしませんか?これらは細菌の種類で、「腸内で良いことをしてくれる生きた菌」、つまり善玉菌と呼ばれています。私たちの免疫システムは腸の近くに集まっています。ビフィズス菌を初めとする菌は、そこで悪い菌から守ってくれます。肉食中心に偏った食生活を続けていると、分解・吸収しきれないたんぱく質が大腸に送られて、有毒ガスを発生しながら分解され、腸粘膜が傷つき、色々な病気を引き起こしてしまいます。これを守るためにも、細菌が必要なのです。市販のヨーグルトには食べるタイプと飲むタイプがありますが、効果は変わりません。また食前の空腹な時よりも食後にとるほうが、菌が元気に働いてくれるので、みなさんも積極的に取ってみましょう。



10月22日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐となめこの味噌汁

 肉じゃが

 シェルマカロニサラダ   1食用マヨネーズ

 春巻き

 ワカメの酢の物



 今日は免疫力をアップしてくれる最大の味方、「ネバネバ食品」についてお話します。みなさんはネバネバ食品といったら、何を思いだしますか?納豆、なめこ、オクラ、モロヘイヤなどがありますよね。実はネバネバする成分そのものに免疫力を強くする作用があります。例えば納豆は、納豆菌の発酵によって大豆に含まれる成分がパワーアップし、大豆そのものより栄養成分が消化吸収されやすい形になります。そしてネバネバする成分は血液をサラサラにしてくれて、腸内環境を整えて免疫力を高めます。これからの寒い季節は、今日のような、なめこの入った味噌汁や、里芋料理、納豆などのネバネバ食品を積極的に食べていきましょう。


2024年10月21日月曜日

10月21日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 ポタージュスープ

 ソースメンチカツ

 ジャーマンポテト

 ごぼうサラダ

 チンゲン菜のしらす和え



 今週は先週に引き続き、免疫力と食事についてお話します。今日は免疫力をアップしてくれる食材、「野菜類」についてお話します。野菜をたくさん食べる人は健康で、ガンにもかかりにくいということをみなさんは知っていますか?その野菜の中でも、よく耳にするのは、ほうれん草や人参、トマトなどの色鮮やかな緑黄色野菜です。それに比べて、キャベツや大根、玉ねぎなどの色の薄い淡色野菜は脇役的存在です。しかし最近、淡色野菜に多く含まれているイオウ化合物には、免疫力をアップさせて、生活習慣病などの怖い病気の予防に効果があることが発見されました。野菜の種類によっては緑黄色野菜を上回る良い働きがあるそうです。そのため淡色野菜も緑黄色野菜と同じくらい大切な効果があります。これからの寒い季節においしくなる、大根やレンコン、白菜などをすすんで食べるようにしましょう。


10月18日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 クリームシチュー

 プレーンオムレツ

 切干大根サラダ

 アメリカンドッグ

 りんご


 今日は「免疫力低下の原因」についてお話します。みなさんは夜遅くまで起きていたりして、不規則な生活になっていませんか?特に睡眠不足で常に体が疲れている状態だと、大量の活性酸素という悪い酸素が発生して、免疫力を低下させます。また、運動不足や体力の低下も免疫力を低下させます。そして食品添加物がたくさん入ったインスタント食品や、加工したお菓子などの食べ物からくる影響でも、免疫力を低下させてしまうのです。このようにいくつかの原因がありますが、私たちにとってはどれも当てはまりやすいものばかりです。1番栄養を摂らなければならない成長期に、添加物たっぷりのおかしやハンバーガーばかり食べていては、病気になった時の抵抗力も弱くなります。生活習慣を変えるのは大変な事ですが、健康のために少しずつ意識していく必要があります。来週は免疫力をアップしてくれる食材をいくつか紹介したいと思います。


2024年10月17日木曜日

10月17日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 麩とワカメのすまし汁

 さんまの蒲焼き

 きのこ和風スパゲティー

 三角揚げと南瓜の煮物

 法連草のゴマ和え



 今日は昨日に引き続き「免疫力の仕組み」についてお話します。免疫力とは、私たちが自分を守るために本来持っている防衛機能の事をいいます。例えば大気中の細菌やウイルスが、体内に侵入してきた時に、私たちの防衛機能はそれを異物と感知すると同時に、攻撃してくれます。また、ホコリや塵(ちり)を吸ってしまうとくしゃみが出るのも、花粉症で体内に入ろうとする花粉を阻止する為に涙や鼻水が止まらなくなるのも免疫症状なのです。こうして体内の異常細胞の発生を細かくキャッチしてくれるおかげで、私たちの体の健康を守ってくれます。今現在、私たちを悩ます病気のほとんどは、免疫の低下や異常から来るものだと言われています。では明日はどういった事が原因で免疫力が低下してしまうのかについてお話します。


2024年10月16日水曜日

10月16日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 白菜としめじの味噌汁

 おでん3種類(大根・角天・玉子)

 豚肉と茎ワカメの金平

 イカリングフライ

 うの花の炒り煮


 今年もあと2ヶ月近くになりました。これからの寒い時期、体調を崩しやすくなり、風邪をひいてしまう人が多いですよね。同じ生活をしていても、風邪をひきやすい人と、ひきにくい人がいます。また、風邪をひいた後、すぐに回復する場合と、いつまでも症状が長引く場合があります。これは、人それぞれの免疫力の差によるものです。今日は、みなさんの免疫力が低下していないかどうか、また免疫力が弱っている場所はどこかを簡単にテストしてみたいと思います。今から質問する4項目のうち、自分に当てはまるものはいくつあるかチェックしてみてください。また何番が当てはまったかもチェックしてみてください。

たまに立ちくらみがする。

下痢や便秘をしやすい。

人ごみに出ると、のどがイガイガする。

普段イライラしやすい。

 さあ、どうでしょう?4項目中いくつ当てはまりましたか?実は1項目でも当てはまったら要注意です。また、免疫力が弱い場所によってそれぞれ症状が違います。①は白血球、②は胃腸、③は目や鼻、のどの粘膜、④は神経系の免疫力低下の恐れがあるそうです。明日は、免疫力とは何かをお話したいと思います。


2024年10月15日火曜日

10月15日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐と小松菜の味噌汁

 キーマカレーコロッケ

 北海道カップグラタン

 ブロッコリーと豆のサラダ

 巨峰ダイスゼリー



 本日はカルシウムたっぷりの「歯ッピー献立の日」です。 主に「グラタン・小松菜・豆類・豆腐」に多く含まれています。みなさんは、カルシウムを効率よく摂取するには、食事だけではなく、体を動かすことが大切なことを知っていましたか?ウォーキングなどの適度な運動によって酸素が活発に体に取り入れられ、新陳代謝が高まります。そのため血液の流れる量が増え、カルシウムやたんぱく質などがより多く骨に運ばれるのです。また、カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDは日光に当たることで、皮膚の下で作られます。そのため天気の良い日は積極的に外へ出ることをおすすめします。骨を強くするためには、カルシウムはもちろん、魚類やきのこに多く含まれるビタミンDや、大豆製品や海藻類に多く含まれるマグネシウムを積極的にとり、太陽の下で体を動かすことが大切だということを、みなさんも意識していきましょう。


2024年10月12日土曜日

10月11日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 麻婆豆腐

 鶏肉の唐揚げ

 野菜の中華旨煮

 もやしのナムル

 杏仁豆腐



 今日の献立の「麻婆豆腐」や「野菜の中華うま煮」といった料理は、一般的に「中華料理」と呼ばれ、日本人に合うようにアレンジされた中国風料理のことをいいます。例えば「八宝菜」という料理がありますが、これは「五目うま煮」という名前で中国でも食べられていますが、これをご飯にかけて丼ぶりにした「中華丼」は日本で生み出された料理です。また、中国で食べられている「餃子(ぎょうざ)」は主に「水餃子」で、普段皆さんが食べている「焼き餃子」は中国の家庭ではあまり食べないそうです。その他にも、「天津飯」や「エビチリ」、「担々麺(たんたんめん)」も日本独自で開発された料理なのです。4000年の長い歴史がある、本場の「中国料理」は気候や風土の違いによって地域ごとに大きな特徴が変わります。宮廷料理が多く北京ダックなどの料理が知られている「北京料理」、小籠包や豚の角煮などが有名な「上海料理」、酢豚やシュウマイが知られる「広東料理」、豆板醤などを使用することが多い「四川料理」の4つに分類されます。みなさんも中国の料理の歴史について調べてみましょう。


2024年10月10日木曜日

10月10日(木)


 本日の給食です

<献立>

 花麩と法連草の味噌汁

 鯖のおろし煮

 もやしとひき肉のカレーソテー

 金平ごぼう

 大学いも



 今日は「大学いも」についてお話します。乱切りにしたさつま芋を油で揚げて、水あめや砂糖にからめたものを「大学いも」と言いますが、なぜこの名前がついたかみなさんは知っていますか?色々な説があるのですが、大正時代に東京の大学生がこれを好んで食べていたためこの名前が付いたという説や、昭和初期に東京大学の学生が学費を稼ぐためにこれを作って売ったのが名前の由来だと言われています。どちらにしても、食べ盛りの若い人たちが好んで食べた理由は、さつま芋の栄養価が高く、しかも油で揚げるのでエネルギー量が高く、砂糖でからめるので糖分も豊富であり、栄養価の高い食べ物なので、大人気になったのでしょうね。今日はさつま芋を油で揚げて、水あめなど使った蜜にからめました。みなさん残さず食べましょう。


 

2024年10月9日水曜日

10月9日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ミネストローネ

 もちもち肉みそフライ

 ポテトサラダ   1食用マヨネーズ

 刻み昆布とさつま揚げの炒り煮

 オレンジ



今日は「刻み昆布とさつま揚げの炒り煮」の昆布についてお話します。昆布は各種ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含むため、「海の野菜」とも言われる食材です。特に水溶性食物繊維が豊富に含まれ、昆布のぬめりのもととなっているアルギン酸は、がん予防やコレステロール、血圧、血糖値の低下に効果のある栄養成分です。また、ヨウ素の含有量は食べ物の中ではナンバー1です。ヨウ素は、甲状腺ホルモンを正常化して、新陳代謝を良くして、血中コレステロールの低下や、美肌効果、老化予防などにも役立ちます。みなさん、よく噛んで残さず食べましょう。


2024年10月8日火曜日

10月8日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 にゅうめん汁

 かしわのすき焼き

 にゅうめん具材(そうめん・錦糸玉子・椎茸煮)

 レンコンサラダ

 きな粉わらびもち



 今日は毎月1回の「全国各地の郷土料理」を紹介する日です。今月は奈良県にまつわる料理を献立にしてみました。奈良県は古くから日本の文化の中心として栄えた地であり、大和(やまと)と呼ばれていました。飛鳥時代から奈良時代にかけて都があった奈良盆地には、全国から様々な食べ物などの物資が運び込まれました。また、朝鮮半島や中国との交流も盛んで、遣唐使や中国からやってきた僧や技術者達が大陸の文化を伝えたそうです。そうめんも中国から伝わった技法で作られており、寒い時期には温かいおだしで食べる「にゅうめん」が広がったそうです。また、関西地方では食用鶏肉のことを「かしわ」と呼び、奈良県ではお祝いの際に牛肉ではなく「かしわのすき焼き」を作っていたそうです。今日は「かしわのすき焼き」や、4つの具材が入った「にゅうめん」や、東大寺のお坊さんが若草山のわらびの根っこを採って、くず粉のように固めたことが始まりといわれる「わらび餅」を用意しました。みなさん味わって残さず食べましょう。


2024年10月7日月曜日

10月7日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 ポトフ風スープ

 ハンバーグ  ホワイトソースかけ

 ブロッコリーとエビのマカロニソテー

 がんもと人参の煮物

 チキンナゲット  ケチャップ添え



 今日は「ポトフ風スープ」に入っている小松菜についてお話します。小松菜は緑黄色野菜の1つでもあり、栄養成分は法連草に似ています。しかし、カルシウムは法連草の約5倍も含んでおり、非常に多いのが特徴です。また法連草と同じくらい含まれているカロテンやビタミンCは風邪の予防や美肌効果に最適です。カルシウムは、ビタミンDを多く含む「しらす」や「かつお節」、「卵」、「ゴマ」などと一緒に摂ると吸収が良くなるそうです。また、これらの栄養素は水に溶けやすいので、今日のスープだと小松菜の栄養をそのまま食べることができます。みなさん、残さず食べましょう。


2024年10月4日金曜日

10月4日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 チキンカレー

 チーズはんぺんフライ

 コールスローサラダ

 福神漬け

 みかん



 今日はこれからの季節、欠かせない果物、みかんについてお話しします。みかんはビタミンCが豊富で、1日2個食べるだけで、大人にとって1日に必要なビタミンCを補充することができます。ビタミンCは水洗いすると流失してしまい、熱にも弱いという特性があるのですが、みかんならそのまま食べられるので、ビタミンCも丸ごと摂ることができます。みかんに含まれるビタミンCは、毛細血管を丈夫にし、皮膚、骨、歯などの形成を助けてくれます。 また、ウイルスや細菌の力を弱める効果もあるため、「みかんを食べると風邪をひきにくくなる」と昔から言われるほどです。これからの寒くなる季節に、みかんを食べる習慣がある私たちにとってはありがたいことですね。ヘタの部分が小さくて、皮の色が濃いものが甘いと言われています。みなさんも家で食べる時に探してみてくださいね。


2024年10月3日木曜日

10月3日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 ワンタンスープ

 豚肉のプルコギ風炒め

 絹揚げと三角こんにゃくの煮物

 ししゃもの天ぷら

 法連草のナムル



 今日は「豚肉のプルコギ風炒め」のプルコギについてお話しします。韓国語で「プル」は「火」、「コギ」は「肉」のことを言い、「焼いた肉」という意味がありますが、韓国では甘辛いタレに漬けこんだ牛肉や豚肉を野菜と一緒に焼くので、焼肉というよりはすき焼きに似た料理だそうです。韓国の家庭ではお客様が来た時のおもてなしとしてや、誕生日など特別な日に食べるごちそうとして親しまれているそうです。最近ではプルコギ味の肉を乗せて焼いた「プルコギピザ」や、ハンバーガーのミートパティにプルコギの味付けをした「プルコギバーガー」などといったものが、韓国以外でも広がっています。今日は豚肉と一緒に4種類の野菜を炒めました。ビタミン類とたんぱく質を同時にとることができます。みなさん残さず食べましょう。



2024年10月2日水曜日

10月2日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 豆乳野菜スープ

 手作りチキンカツ  1食用中濃ソース

 ミートソーススパゲティー

 大根とひじきの炒り煮

 玉子ロール



 今日は「豆乳野菜スープ」の豆乳についてお話します。まずみなさんは、豆乳は何から作られているかは知っていますか?実は水に浸した大豆をすり潰してしぼり、おからを取り除いたものです。普段みなさんが飲んでいる牛乳との違いは、植物由来か動物由来かどうかで、牛乳にはカルシウムや脂質が多く含まれていますが、豆乳にはたんぱく質や鉄分・マグネシウムが多く含まれています。しかしどちらも骨の成長をサポートするための大切な栄養素が多く含まれているので、普段から適度に取ることをおすすめします。豆乳にはその他にはイソフラボンやサポニンという栄養素が含まれており、体内の活性酸素を除去して、肥満の予防や肌あれを予防する働きがあると言われています。今日はいつものコンソメスープに豆乳を少し加えて豆乳スープにしました。野菜と一緒にスープまで残さず食べましょう。


2024年10月1日火曜日

10月1日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 豚汁

 ほっけの照り焼き

 高野豆腐の玉子とじ

 ちくわの2色揚げ(青のり・カレー)

 平インゲンの黒ゴマ和え



 今日は「豚汁」に入っている白菜についてお話します。白菜の栄養成分は、キャベツと似ていますが、キャベツに比べて甘みが少ない分、カロリーが少ないのが特徴です。しかし、バランスよく色々な栄養素を含み、白菜1枚に含まれるビタミンCの量は、みかん1個と同じ量を含んでいます。しかもカルシウムは、牛乳50ml相当もあるといわれています。 また食事で大量に摂ってしまった塩分を、体外に排泄してくれるカリウムも多く含んでいます。そのため、白菜には風邪の予防効果や、美肌効果、便秘を改善する効果が期待できます。これからの季節は、甘みが増して繊維もやわらかくなります。味噌汁や鍋に入っていたら、残さずすすんで食べるようにしましょう。