2018年7月12日木曜日

7月12日(木)



 
 本日の献立です
<献立>
 おぼろ昆布汁
 まだいのフライ キャベツソテー
 大野里芋と三角蒟蒻の田楽味噌かけ
 金平ごぼう
 こっぱなます
 冷凍ミカン
 
  今日の鯖江市産の食材は「玉ねぎ・人参・キャベツ・大根・もやし」で、福井県産食材は「真鯛(まだい)・おぼろ昆布・大野里芋」です。
 今日の給食は「きらめき港給食」です。敦賀でとれた食材をメインに、福井県産の食材を多く使用しています。おぼろ昆布はお汁に入れて食べてみて下さい。
 今年から福井県が、今まで以上に福井県の特産食材を学校給食で使用できるように補助金を出してくれるようになりました。そこで、今日の給食に真鯛のフライを使用しました。これは敦賀で水揚げされた真鯛をフライにしています。
 福井県には、三国・越廼(こしの)・小浜・高浜などの港がありますが、真鯛の水揚げ量は敦賀が1番多く、2番目に多い小浜の2倍くらいあります。敦賀などの福井の海はリアス式海岸といって、入り組んでいて波の穏やかな地形を利用し、魚の養殖が盛んです。敦賀では真鯛の養殖も行われているため、敦賀港でたくさん水揚げされるのですね。
 また、敦賀は別名「人道の港」とも呼ばれています。なぜ「人道の港」と言われるようになったのでしょうか。それは、第2次世界大戦中にヨーロッパ各地で迫害を受けていたユダヤ人難民を、当時の外交官だった杉原千畝(すぎはら ちうね)が、日本が発行していなかったビザを、自分の判断だけで発行して、日本に行くことを指示しました。約1万キロの道のりを経て、敦賀港にたどり着いた難民たちを敦賀の人たちは温かく迎え入れ、食べ物を譲ったり、お風呂に入れてあげたりして、約3000人もの命を救うことが出来ました。その命を救ったビザはのちに「命のビザ」と呼ばれるようになり、戦争も差別もない町だった敦賀港は「人道の港」と呼ばれるようになったのです。
  そんな温かい心を持った敦賀の漁師さんやフライに加工してくれた人の思いが込められている真鯛のフライを味わって食べて下さいね。

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