2025年4月30日水曜日

4月30日(水)


 本日の給食です

<献立>

 五目中華スープ

 鶏肉の磯辺揚げ

 大豆とレンコンのゴマ炒め

 チンジャオロース

 イチゴダイスカットゼリー



 今日は「大豆とレンコンのゴマ炒め」のレンコンについてお話します。漢字で「蓮(はす)の根(ね)」と書くように、れんこんは、蓮(はす)という植物の地下茎(ちかけい)の肥大した部分のことを言います。実際、レンコンを食用としているのは日本や中国などの少数の国だけだそうです。日本では、穴があいていることから「先が見通せる」と、縁起の良い食材といわれ、おせち料理に欠かせない野菜です。レンコンにはビタミンCが豊富に含まれており、その量はみかんの1.5倍であり、ごぼうなどの他の根菜類と比べると、約16倍もあるそうです。ビタミンCは免疫力を高めて風邪などの感染症を予防してくれる大切な栄養素です。みなさん、残さず食べましょう。


2025年4月28日月曜日

4月28日(月)


 

本日の給食です

<献立>

 ヒカド(角切野菜のすまし汁)

 九州産キャベツメンチカツ

 アスパラベーコンスパゲティー

 長崎風おでん(がんも・じゃが芋)

 杏仁みかん



 これから月に1回、全国各地の郷土料理や、その都道府県にまつわる献立を提供します。今月は「長崎県」の郷土料理を紹介します。みなさんは長崎県と言ったらどんな料理や食材を思い出しますか?「長崎ちゃんぽん」や「皿うどん」、「カステラ」を思い出す人も多いと思います。 食材はキャベツやじゃがいも、レタスやみかんは全国で5位以内に入るほどの収穫量です。今日はその中でも、九州産のキャベツを使ったメンチカツや、おでんの具材にはめずらしい、じゃがいもを使った「長崎おでん」や、400年以上前に伝わり、ポルトガル語で「細かく刻む」という意味の「ヒカド」という料理を用意しました。「ヒカド」とはさつま芋をすりおろして、とろみや甘さを生かした和風シチューのような料理です。今日は角切りに切った野菜を入れてあっさりとしたすまし汁にしました。みなさん、残さず味わって食べましょう。



2025年4月25日金曜日

4月25日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 麻婆豆腐

 かぼちゃコロッケ

 バンサンスー

 根菜のおかか煮

 バナナ


 今日は「バンサンスー」についてお話します。バンサンスーは中華料理の1つで、拌(バン)は「あえること」、三(サン)は「三種類の具材」、絲(スー)は「糸のように細長く切ったもの」という意味があります。春雨は、さつま芋とじゃが芋を粉にして作られているため、お米やスパゲティに比べて半分のエネルギー量なのに、鉄分やカルシウムが含まれています。また、お酢の主成分である酢酸(さくさん)は疲労回復に対しての効果や、食欲を増進させる効果があります。今日は緑豆春雨と、ハム、きゅうり、人参、もやしをお酢でサッパリと和えてあるので、みなさん残さず食べましょう。



2025年4月24日木曜日

4月24日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 なめこと豆腐の味噌汁

 すき焼き風煮

 ハッシュドポテト  ケチャップ添え

 春野菜サラダ

 厚焼き玉子



 今日は「春野菜サラダ」の春野菜についてお話します。みなさんは春野菜と言ったら何を思い出しますか?菜の花やアスパラ、うどやタラの芽、竹の子といった食材があります。実はこれらの野菜には独特の苦みがありますが、この苦みは体の中の老廃物(ろうはいぶつ)を解毒し、代謝を高めてくれるといわれています。また、春は気温も上がり、暖かくなることで、すべての生き物が活動を始めます。私達の新陳代謝も活発になり、冬の間に増えた脂肪や色々な毒素を体から追い出そうとします。その手助けをしてくれるのがこれらの春の野菜なので、みなさんもすすんで食べるようにしましょう。


2025年4月23日水曜日

4月23日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 塩野菜ラーメンスープ

 揚げにらまんじゅう  揚げシュウマイ

 ラーメン

 大豆とひき肉のカレー炒め

 小松菜ののり和え


 今日は「大豆とひき肉のカレー炒め」の大豆についてお話します。 大豆はたんぱく質・脂質を含む量が他の作物より多く、肉類に近いことから「畑の肉」と呼ばれています。良質のたんぱく質は消化吸収が良く、脂質は植物性脂肪の「リノール酸」を多く含んでいます。リノール酸は血管壁に付着するコレステロールを取り除く作用をもっている大切な脂肪酸です。また、イライラを抑える効果があるカルシウムや、貧血を予防するために必要な鉄分などが豊富に含まれています。みなさんも色々な大豆製品を食べて、大豆の栄養パワーをもっと取り入れていきましょう。


2025年4月22日火曜日

4月22日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 麩とえのきたけの味噌汁

 さごしの塩こうじ焼き

 揚げ出し豆腐のおろしあんかけ

 法連草とささみのソテー

 フルーツナタデココ


 今日は「さごしの照り焼き」のさごしについてお話します。みなさんはさごしという名前は聞きなれないのではないでしょうか。実は「さごし」とは「さわら」という魚の子供で、成長過程により呼び名が変わる出世魚なのです。さごしには高血圧予防に良いカリウムや、疲労回復に効果のあるナイアシンなどの栄養成分が豊富に含まれています。また、神経系の働きを助け、脂質や糖質、たんぱく質の代謝に作用するビタミンB群もバランスよく含まれています。また、今日の味付けに使用した塩こうじにもビタミンB1が豊富に含まれており、腸内環境を整え、疲労回復や免疫力を高めてくれます。みなさん残さず食べましょう。


2025年4月21日月曜日

4月21日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 コーンスープ

 エビフライ   1食用タルタルソース

 マカロニミートソース炒め

 切干大根のツナ塩昆布和え

 枝豆がんも煮



 今日は「枝豆がんもの煮物」のがんもについてお話します。がんもはがんもどき(雁擬き)を略した言葉で、豆腐の加工品のひとつです。もともとは精進料理で肉の代用品として作られました。最も知られている名前の由来は、雁(がん)という鳥の肉に味を似せたとされることから「がんもどき」と呼ばれるようになったという説です。他にも、がんもどきの中に安物の昆布を代用したら、丸めた形の表面に糸昆布が現れて、その様子は雁が飛んでいるかのように見えたため、名付けられたという説があります。 「がんもどき」は主に東京などの関東方面の呼び名であり、大阪や京都などの関西では「ひりょうず」や「ひろうす」と呼ばれているそうです。 今日はたっぷりのおだしでおいしく炊いてあります。みなさん残さず食べましょう。


4月18日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 チキンカレー

 照り焼きハンバーグ

 コールスローハムサラダ

 福神漬け

 オレンジ


 今日は「コールスローサラダ」についてお話します。実は「コールスローサラダ」の歴史は長く、おそらくは古代ローマ時代から食べられてきたと考えられています。コールスローサラダとは細かく切ったキャベツを使ったサラダの事を指しています。コールスローの名前は、元々18世紀頃、オランダ語の「キャベツサラダ」を意味する単語を短縮した「コールスラ」から生まれたものだそうです。今日の「コールスローサラダ」にはキャベツの他に、ハム、きゅうり、人参、コーンが入っています。みなさん残さず食べましょう。


2025年4月17日木曜日

4月17日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 ワンタンワカメスープ

 豚肉と野菜の生姜炒め

 ちくわの2色揚げ(青のり・黒ゴマ)

 うの花の炒り煮

 法連草のナムル



 今日は「うの花の炒り煮」のうの花という料理についてお話します。実はうの花とは「おから」のことを言うのですが、「おから」は空っぽのように聞こえるため、昔の人は縁起が悪いと考え、見た目が白くて小さく春に咲く「うのはな」に似ているため、この名前が付けられたそうです。うの花は大豆からできた豆乳のしぼりカスですが、大豆の良質なたんぱく質やカルシウムがそのまま残っており、さらに豆乳や豆腐にはない食物繊維が豊富に含まれています。今日はひじきや人参、油揚げと一緒に炒めてから炊きました。 みなさん残さず食べましょう。



2025年4月16日水曜日

4月16日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 豆乳野菜スープ

 肉じゃがコロッケ

 青じそとツナのスパゲティー

 短冊大根の煮物

 蒸しシュウマイ



 今日は「豆乳野菜スープ」の豆乳についてお話します。まずみなさんは、豆乳は何から作られているかは知っていますか?実は水に浸した大豆をすり潰してしぼり、おからを取り除いたものです。普段みなさんが飲んでいる牛乳との違いは、植物由来か動物由来かどうかで、牛乳にはカルシウムや脂質が多く含まれていますが、豆乳にはたんぱく質や鉄分・マグネシウムが多く含まれています。しかしどちらも骨の成長をサポートするための大切な栄養素が多く含まれているので、普段から適度に取ることをおすすめします。豆乳にはその他にはイソフラボンやサポニンという栄養素が含まれており、体内の活性酸素を除去して、肥満の予防や肌あれを予防する働きがあると言われています。今日はいつものコンソメスープに豆乳を少し加えて豆乳スープにしました。野菜と一緒にスープまで残さず食べましょう。


4月15日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 花麩のすまし汁

 鯖の味噌煮

 豚しゃぶサラダ  1食用ゴマドレッシング

 厚揚げのカニカマあんかけ

 パイン缶詰



 今日は「鯖の味噌煮」のさばについてお話します。みなさんはさばやいわし、アジといった青魚は好きですか?青魚には良質な脂肪分が豊富に含まれています。その脂肪分には、植物油や豚、牛には含まれないEPAやDHAが含まれています。EPAは血液の凝固を抑制することにより、血液をサラサラにしてくれます。また、DHAは脳を活性化する作用があるため、「魚をたくさん食べると頭が良くなる」とも言われているのは、このおかげです。EPAやDHAには、血中コレステロール値を下げる効果もあり、動脈硬化や脳卒中という恐ろしい病気も予防してくれる、かしこい魚です。みなさんもすすんで食べるように心がけましょう。



2025年4月14日月曜日

4月14日(月)


 

本日の給食です

<献立>

 打ち豆の味噌汁

 チーズはんぺんフライ

 ソース焼きそば

 ブロッコリーと切干大根のサラダ

 ミートボール



 今日は「打ち豆の味噌汁」の打ち豆についてお話します。打ち豆と聞くと、「何か新しい豆の品種かな?」と思う人もいるかもしれませんが、古くから福井では伝統的な大豆の保存食として使われてきた食材で、大豆を石臼の上でつぶし、乾燥させたものなのです。豆を潰してあるので火の通りも早く、すぐに調理できる事から、省エネにもつながります。これは昔の人の知恵ですね。 また、大豆ペプチド、大豆イソフラボン、大豆サポニン、ポリフェノールといった大豆が持つ代表的な栄養成分がそのまま残っています。今日は大根とにんじんと油揚げと福井県の郷土料理でもある味噌汁にしました。みなさん残さず食べましょう。


2025年4月11日金曜日

4月11日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 野菜コンソメスープ

 手作りソーストンカツ

 北海道カップグラタン

 ポテトサラダ  1食用マヨネーズ

 ブロッコリーのゆかり和え



 今日は「ポテトサラダ」などのサラダやカレーやシチュー、煮物などの色々な料理に使われているじゃがいもについてお話します。じゃがいもにはいくつもの品種がありますが、よく知られているのが、「メークイン」と「男爵(だんしゃく)芋」です。肉じゃがなどの煮込み料理には、メークインが適していると言われています。他のじゃがいもに比べて、メークインに含まれるデンプンの量は少ないため、加熱しても細胞の形がほとんど変わりません。そのため細胞は崩れにくくてきれいに仕上がります。また、コロッケやマッシュポテトのようにつぶして使う料理には、男爵芋が適しています。男爵芋はデンプンの量が多いため、加熱するとデンプンが膨らみ細胞が丸くなります。そのため細胞が崩れやすくなるので、ホクホクとした食感になります。 季節によっても品種が変わるので、今日のポテトサラダはどちらの品種かも吟味(ぎんみ)しながら、1食用のマヨネーズを付けて残さず食べましょう。



2025年4月10日木曜日

4月10日(木)

 


 新1年生のみなさん、入学おめでとうございます。新2、3年生のみなさん、進級おめでとうございます。中学生の3年間は、身体(からだ)がいちじるしく成長する時期です。勉強や部活動とやりたいことが沢山ある中で、皆さんが健やかに成長できるように、この給食の時間をつかい、毎日の給食の食材や栄養の豆知識をお届けします。


本日の給食です

<献立>

 ハンバーグ デミグラスソース

 目玉焼き風オムレツ

 ジャーマンポテト

 切干大根の旨煮

 法連草と白菜のかつお和え



 今日は「切干大根の旨煮(うまに)」の切干大根についてお話します。切干大根は、生の大根を細かく切り、寒い時期に一昼夜(いっちゅうや)外で自然乾燥させたものです。かつて切干大根は、日本の冬の食卓になくては ならない食品でした。生の大根1本は約500~600gありますが、それを天日干し(てんぴぼし)すると、およそ1/10の50gの切干大根になります。それだけ切干大根には栄養がギュッと凝縮されています。また、骨の形成を助けるカルシウムは牛乳の約4倍と多く、「畑のいりこ」と言われるほどです。うま味成分のグルタミン酸やブドウ糖も含み、ビタミンB1・B2や鉄分、 食物繊維が豊富です。 便秘気味な人や体調がすぐれない人は特に、積極的に食べるようにしましょう。