2025年5月29日木曜日

5月29日(木)

 


本日の給食は愛知県の郷土料理です

<献立>

 沢煮椀

 とんかつ  1食用味噌ダレ

 キャベツとじゃが芋の塩昆布炒め

 厚揚げと三角こんにゃくの煮物 

 温州みかんゼリー



 先月の長崎県の郷土料理に引き続き、毎月1回、「全国各地の郷土料理」を献立に取り入れていきます。今月は愛知県にまつわる料理について紹介します。愛知と言ったら、どんな食材や料理を思い出しますか?ひつまぶし、きしめんなどがありますが、八丁味噌を使った「味噌煮込みうどん」や「味噌カツ」も有名です。ではなぜ愛知県では味噌を使った料理が広がったのでしょうか。八丁味噌はその昔、愛知県三河(みかわ)出身の徳川家康が、こよなく愛した食材と言われています。徳川家康のご機嫌をとるために、大名たちがこぞって八丁味噌を使ったことからその地に広がり、食文化として根付いたと言われています。今日はトンカツに1食用の味噌ダレを付けました。味噌カツにして味わってみてください。また愛知県の郷土料理である「沢煮椀」や、生産量が全国1位であるキャベツをじゃが芋や塩昆布と一緒に炒めました。みなさん残さず食べましょう。





5月28日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 醤油野菜ラーメンスープ

 チーズはんぺんフライ

 ラーメン

 豚肉と茎わかめの金平

 オクラのゴマ和え



 今日は「豚肉と茎わかめの金平」の茎わかめについてお話します。「茎わかめ」とは、わかめの中心である芯(しん)の部分をカットして加工した食品のことを言います。普段みなさんが食べている「わかめ」は葉の部分で、昔から芯の部分はほとんど食べることはありませんでした。しかし、漁師の間では、茎の部分を好んで食べていたことが分かり、大切な栄養素が豊富に含まれていることが分かりました。そのため、最近ではおやつやおつまみ用として、茎わかめがお店でも買えるようになりました。今日は豚肉や玉ねぎなどの野菜と一緒に炒めて金平風にしました。みなさん残さず食べましょう。


2025年5月27日火曜日

5月27日(火)

 


本日の給食です

<献立> 

 厚揚げとワカメの味噌汁

 肉じゃが

 ちくわの2色揚げ(カレー・青のり)

 切干大根のはりはり漬け

 厚焼き玉子



 今日はカルシウムたっぷりの歯ッピー献立の日です。主に厚揚げ・小松菜・切干大根・刻み昆布に多く含まれています。今日はカルシウムが、なぜそんなに必要なのか、カルシウムの役割についてお話しします。カルシウムというと「骨」を連想する方が多いと思いますが、実は脳細胞や神経細胞が働くためにも、血中のカルシウムが重要な役割を果たしています。また、筋肉を動かしたり、物を見たり、情報を伝達したりするときにもカルシウムが必要です。カルシウムは人間の体を動かすバッテリーのようなものなのです。体内には60兆個もの細胞がありますが、そのすべてを動かすためにカルシウムが使われているのです。一生のうちで1番骨が成長するのは、男子は特に中学生時代、女子は小学校高学年の頃から始まっています。この時期には、年間で平均11%くらい骨密度が上がるので、骨を丈夫にするために、カルシウムをたくさん取って、しっかり運動しましょう。


5月26日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 ミネストローネ

 ハンバーグ ホワイトソースかけ

 法連草コーンソテー

 大豆とレンコンのゴマ炒め

 大根のシャキシャキサラダ

 ナタデココフルーツ



 今日は「ミネストローネ」についてお話します。ミネストローネとは、主にトマトを使ったイタリアの野菜スープを言います。イタリアでは、使う野菜も季節や地方によって様々であり、決まったレシピはなく、田舎の家庭料理として広がっています。そのため、トマトを入れてないものでも「ミネストローネ」と呼ばれることがあり、イタリア語で「具沢山」「ごちゃ混ぜ」などの意味を表すそうです。今日はこれからの季節が旬のトマトや、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、ウインナーが入っています。ビタミンCやB・リコピンが豊富に取ることができて、疲労回復に効果的なスープです。みなさん残さず食べましょう。 


2025年5月23日金曜日

5月23日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 ハヤシシチュー

 野菜コロッケ

 きのこペペロンチーノスパゲティー

 イタリアンサラダ

 バナナ



 今日は「きのこペペロンチーノスパゲティー」のペペロンチーノについてお話します。 「ペペロンチーノ」の正式名称は「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」と言い、イタリア語で「アーリオ」はニンニク、「オーリオ」はオリーブオイル、「ペペロンチーノ」は唐辛子のことを意味しています。イタリアの中南部では、年に1度「唐辛子祭」が行われるほど唐辛子を愛している地域だそうです。 日本ではスパゲティーとして馴染みがありますが、本場イタリアでは簡単な材料で簡単に作れるため、レストランのメニューにはないそうです。日本の「卵かけご飯」のような身近な料理だそうです。今日はしめじや椎茸などをペペロンチーノ風スパゲティーにしました。みなさん残さず食べましょう。


2025年5月22日木曜日

5月22日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 ワカメスープ

 ヤムニョムチキン

 ポテトサラダ   1食用マヨネーズ

 ひじきとごぼうの炒り煮

 小松菜ソテー


 今日は「ちくわとこんにゃくの炒り煮」の「こんにゃく」についてお話します。こんにゃくの97%は水分と言われ、栄養価はほとんどありません。しかし、グルコマンナンというヒトの消化酵素では消化できない食物繊維を含んでいます。この食物繊維は、消化されずに腸まで届くため、腸の働きが活発になり、腸内で体内の老廃物や毒素を吸収し、体外に排出する働きがあります。またこんにゃくは食物繊維と水分だけでなく、カルシウムの摂取も期待できます。カルシウムといえば、牛乳・乳製品や小魚を思い浮かべますが、こんにゃくもカルシウムの含有量が多く、体内に吸収しやすいのが特徴です。日ごろのカルシウム摂取の心がけで、骨粗しょう症を防ぎ、骨や歯を丈夫にすることが大切です。イライラすることも抑えられるので、みなさんもこんにゃくをすすんで食べるようにしましょう。


5月20日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 なめこと麩の味噌汁

 鯖の南部焼き

 新じゃがの揚げ煮

 キャベツともやしのゆかり和え

 ミートボール



 今日は「じゃがいも」の中でも今の時期しかとれない新じゃがについてお話します。 もともとは、その産地でその年の最初にとれた新物のじゃがいもを「新じゃが」と呼んでいましたが、3~5月頃に九州などから出荷される早出しの小粒な じゃがいもをすべて「新じゃが」と呼ぶようになりました。じゃがいもに多く含まれるビタミンCはでんぷんに包まれているため、熱に強いのが大きな特徴です。青野菜に比べると、一度にたくさんの量を食べることができます。また、新じゃがは収穫直後に出回るので、普通のじゃがいもに比べると小粒で皮が薄く柔らかく、水分が多く甘味があります。ビタミンCもりんごのおよそ8倍もあると言われています。今の時期にしか食べることができない新じゃがをみなさんも残さず食べましょう。


5月19日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 ポタージュスープ

 ソースメンチカツ

 北海道カップグラタン

 彩り野菜と大豆のトマト煮

 法連草のゴマ和え



 今日は「彩り野菜と大豆のトマト煮」の「トマト」についてお話しします。これからが旬な真っ赤なトマトには栄養がたくさん含まれています。特に「リコピン」や「ベータカロテン」という栄養素の名前をよく耳にするのではないでしょうか。そんなトマトを食べてほしい理由が2つあるので、紹介します。まずは「疲労回復効果」です。トマトにはクエン酸やリンゴ酸が多く含まれていて、疲労物質である乳酸が体に溜まらないように働いてくれます。そして2つ目は女性にうれしい「ダイエット効果」です。トマトに含まれるリコピンと食物繊維には、基礎代謝を促進する効果があると言われています今日はズッキーニやナス、パプリカなどの彩り野菜や大豆やツナをトマトで煮込みました。みなさん残さず食べましょう。


2025年5月16日金曜日

5月16日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 キャベツの味噌汁

 手作り白身フライ  1食用中濃ソース

 高野豆腐の玉子とじ

 ブロッコリーマカロニサラダ

 パイン缶詰



 今日は「高野豆腐の玉子とじ」の高野豆腐についてお話します。高野豆腐はおよそ800年前の鎌倉時代に高野山の修行僧が冬の寒い日に、豆腐を凍らせてしまったことがきっかけで生まれたと伝えられています。そのため、「高野豆腐」は高野山を中心とした関西の周りでの呼び名だそうです。長野県や東北地方では「凍み(しみ)豆腐」と呼ばれています。これは、「凍みる(しみる)」という方言から付きました。 武田信玄が軍隊の食糧として作らせたのが始まりといわれています。また、農林水産省で決められた正式な食品名は「凍り(こおり)豆腐」だそうです。高野豆腐は、豆腐を凍結・乾燥して作られる日本の伝統的な健康食品です。そのため、豆腐の持つ良質なたんぱく質、脂質、カルシウム、鉄などの優れた栄養成分がぎゅっとつまっています。みなさん残さず食べましょう。



2025年5月15日木曜日

5月15日(木)


 本日の給食です

<献立>

 玉子の中華スープ

 ホイコーロー

 春雨サラダ

 ししゃもの天ぷら

 オレンジ



 今日は「ししゃもの天ぷら」のししゃもについてお話します。みなさんはふだん家庭で「ししゃも」を食べることはありますか?本来の「ししゃも」は、10~11月の2カ月間の旬の時期しか獲れず、しかも北海道の太平洋沿岸の一部のみで漁獲量もわずかだそうです。そのため、お店で売っていて、みなさんが知っている「ししゃも」は「カラフトししゃも」といって、アイスランドやノルウェーから生干し加工後に冷凍されて輸入されています。どちらの「ししゃも」も骨がやわらかいので丸ごと食べることができます。そのため、カルシウムや脳の栄養になるDHAやEPAを他の魚よりも多く摂ることができます。今日は衣を付けて天ぷらにしました。みなさん頭から残さず食べましょう。


2025年5月14日水曜日

5月14日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 けんちんうどんだし

 鶏肉の唐揚げ

 うどん

 麻婆野菜炒め

 さつま芋のひじきサラダ



 今日は「けんちんうどん」のけんちんの名前の由来についてお話します。昔、中国にある建長寺(けんちょうでら)の小坊主が、豆腐を床に落としてグチャグチャにしてしまい、困っていると、寺の偉いお坊さんが、壊れた豆腐と野菜を煮込み、とてもおいしい「建長寺汁」を作ってくれたからと言われています。「建長寺」を中国語読みすると、「ケンチャンスー」になり、その「ケンチャンスー」が「ケンチンジル」になまって名づけられたそうです。ちなみにまんじゅう、そば、うどんなども中国から来たお坊さんによってもたらされたものだそうです。 今日は油揚げや大根、人参、白菜などが入ったすましのだしにうどんを入れる、「具たくさんのけんちんうどん」です。みなさん、汁まで残さず食べましょう。


2025年5月13日火曜日

5月13日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 若竹汁

 いわしの蒲焼き

 鶏すき焼き風煮

 小松菜ののり和え

 蒸しシュウマイ



 今日は「いわしの蒲焼き」のいわしについてお話します。いわしは漢字では“魚”+(プラス)“弱い”で「鰯(いわし)」と表記されます。これはいわしが水揚げ後すぐに死んでしまうことから“弱し”が転じて「鰯(いわし)」になったといわれています。いわしは海水魚の一種で、DHAやEPAなどの必須脂肪酸が豊富に含まれており、血液をサラサラにすることで、生活習慣病の予防にも効果があるといわれています。また、DHAやEPAは脳の働きを良くする効果があり、カルシウムやリンなどの骨をつくるために必要なミネラル類も豊富に含まれています。今の成長期に強い骨や歯をつくるため、将来、骨粗しょう症を予防するためにも、いわしを積極的に食べましょう。


2025年5月12日月曜日

5月12日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 豚汁

 エビグラタンフライ

 青じそとツナのスパゲティー(しらす入り)

 おとうふがんもとチンゲン菜の煮浸し

 黄桃缶詰



 今日は「チンゲン菜の煮浸し」のチンゲン菜についてお話します。チンゲン菜は、中国野菜の中で最もポピュラーな野菜で、ビタミンAやビタミンCを豊富に含んでいます。油との相性が良いため、炒め物にするとビタミンの吸収が良くなります。また、今日のように煮たりゆでたりすることによって細胞内の水分が減り、ビタミンAはさらに多く取ることができるので、煮浸しやスープに入れるのもおすすめです。これらのビタミンは風邪の予防に役立つほか、胸やけや胃のむかつきに効くと言われています。その他にも、ミネラル・食物繊維を豊富に含むので、みなさんもすすんで食べるようにしましょう。


2025年5月9日金曜日

5月9日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 チンゲン菜とベーコンのコンソメスープ

 タンドリーチキン

 春野菜ビーフン炒め(平インゲン・竹の子)

 コールスローひじきサラダ

 ほたて風フライ   ケチャップ添え



 今日は「タンドリーチキン」についてお話しします。みなさんはタンドリーチキンという料理を知っていますか?インドで作られている鶏肉料理であり、「タンドール」という円筒(えんとう)型の土カマの中で焼くため、この名前が付けられたそうです。カレーと一緒に食べる「ナン」もこのカマで作るそうです。タンドリーチキンはヨーグルトや香辛料を合わせたものに数時間漬けこんで焼きます。ヨーグルトの乳酸菌によって肉の筋繊維をつなぐ膜が溶かされて、すき間ができるため、柔らかく出来上がります。また、ウコンや食紅でオレンジ色に焼き上げるのが特徴で、骨付きの鶏肉を使うことが多いそうですが、今日は骨なしの鶏もも肉を使用しています。みなさん残さず食べましょう。


2025年5月8日木曜日

5月8日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐と小松菜の味噌汁

 白身魚の天ぷら  えびの天ぷら

 1食用天つゆ

 レンコンサラダ

 刻み昆布の煮物

 ブロッコリーかつお和え



 今日は鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。主に、刻み昆布・小松菜・ほき・味噌に多く含まれています鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があります。魚や肉類などの動物性食品に含まれているものをヘム鉄、打ち豆や厚揚げ・味噌の原材料である大豆や、野菜・果物などの植物性食品に含まれているものを非ヘム鉄といいます。これらの違いは体内への吸収率であり、ヘム鉄は10〜30%、非ヘム鉄は5%未満と言われています。また、たんぱく質と一緒に摂ることが大切です。それは、体の中で鉄分が使われるときは必ずたんぱく質と結合して運ばれていくからです。もちろん野菜や果物に含まれるビタミンやミネラルが必要となります。このように貧血や肌荒れにならないためにも、色々な食材を食べることが大切なので、みなさん残さず食べましょう。



2025年5月7日水曜日

5月7日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 コーンスープ

 ハンバーグ デミグラスソースかけ  

 フライドポテト添え

 マカロニナポリタン

 法連草とささみのゴマ和え

 フルーツカクテル



 今日は「コーンスープ」の、とうもろこしについてお話します。みなさんは、とうもろこしは好きですか?実は甘くておいしいだけではなく身体のエネルギーになる炭水化物や、ビタミンB1、B2、Eなどのビタミン類、 食物繊維、そしてカルシウム、マグネシウムなどの各種ミネラルをバランスよく含んでいる栄養豊富な食品です。とくに、食物繊維の量は他の野菜やいも類と比べても、多く含まれています。食物繊維は、脂質の吸収を抑えて、便秘の予防や改善、大腸がんの予防、コレステロール値の吸収を抑える効果があります。また、甘味成分である糖質は消化吸収が早いので、疲れやすいときのエネルギー補給にぴったりです。みなさん、残さず食べましょう。


2025年5月2日金曜日

5月2日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 ポークカレー

 プレーンオムレツ

 海藻サラダ

 福神漬け

 グレープフルーツ



 今日は「ポークカレー」に入っている豚肉についてお話しします。 豚肉には野菜と同じようなかしこい栄養素が含まれていることをみなさんは知っていますか?それはビタミン類です。特にビタミンB1は牛肉の約10倍も含まれています。ビタミンB1は肝臓でブドウ糖をエネルギーに変える時に必要なビタミンです。炭水化物をしっかり食べても、ビタミンB1が不足していてはブドウ糖がエネルギーにならず、疲労物質である乳酸になってしまいます。ストレスが強い時には、ビタミンB1が多く消費されるので、普段から豚肉料理を食べるのはおすすめです。みなさん、すすんで豚肉料理を食べるようにしましょう。


5月1日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 鶏団子とあおさの味噌汁

 ほっけの照り焼き

 ソース焼うどん

 竹の子とこんにゃくのおかか煮

 法連草の彩り和え

 柏餅



 今日、5月1日は何の日か、みなさんは知っていますか? 「八十八夜」といって、立春から数えて88日目にあたる日のことをいいます。八十八夜は季節の移り変わりの目安となる「雑節(ざっせつ)」のひとつです。この頃に、種まきや田植え、茶摘みなどの春の農作業を始める目安とされてきました。八十八夜といえば、古くから新茶を飲む日として知られています。「♪夏も近づく八十八夜〜」と童謡でも歌われているように、八十八夜は「茶摘み」にもっとも適した季節だからです。そしてこの時期に摘み取ったお茶を「新茶」と呼びます。5月5日の端午の節句に食べると縁起が良いといわれている「柏餅」と一緒に、おいしい新茶を飲んで、春の疲れを癒すのもおすすめです。今日は春の食材である竹の子やあおさが入った献立です。みなさん残さず食べましょう。