2024年12月20日金曜日

12月20日(金)

 


本日の給食はクリスマス献立です

<献立>

 コーンスープ

 タンドリーチキン

 ツナと小松菜のパスタ

 ブロッコリーシーザーサラダ

 玉子ロール  ボロネーゼソースかけ

 ミニクレープ(いちご)


 今日は「年末年始の食生活」についてお話します。一年中でもっともバタバタするのが年末年始です。大晦日から正月にかけて、手をかけた家庭料理が少なくなり、外食(がいしょいく)や中食(なかしょく)が多くなります。みなさんは「中食(なかしょく)」という言葉を知っていますか?レストランやファーストフード店で食べる食事を「外食」と言いますよね。それとは反対に、家庭で料理して食べる食事を「内食(うちしょく)」といいます。そして、お店で買ってきたお惣菜やお弁当を家で食べることを「中食(なかしょく)」と言うのです。外食や中食はどうしても、新鮮な野菜やカルシウムなどが不足しがちになります。野菜に多く含まれる、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足すると、体がだるくなったり、便秘になったりと悪影響が出てきます。新しい年を迎えるにあたって、良い体調を維持するためにも、野菜や果物を十分に取るよう心がけましょう。また、牛乳をはじめとした乳製品も忘れずにとるようにしましょう。今日で2学期の給食は終わりです。 給食にかかわる人達や食材に感謝して、味わって残さず食べましょう。


12月19日(木)

 


本日の給食は冬至献立です

<献立>

 豆腐となめこの味噌汁

 手作りソーストンカツ

 南瓜と金時豆のいとこ煮

 根菜の金平

 ワカメの酢の物


 今日は冬至(とうじ)についてお話します。冬至とは、太陽の高さが最も低くなり、昼が一年中で1番短く、逆に夜が1番長い日の事をいいます。毎年12月21~23日頃と言われ、今年は12月21日土曜日がその日にあたります。この日に「冬至かぼちゃ」と言って、かぼちゃを食べると病気にならないと、古くから言い伝えられています。その理由は、冬至の頃になると、秋野菜の収穫も終わって、食べられる野菜もほとんどなくなってしまいます。そこで冬を元気に過ごせるようにと願いを込め、栄養もあって、保存もきく、かぼちゃをよく食べていたようです。そのため、かぼちゃと小豆を一緒に甘く炊いたものを「冬至なんきん」とよぶ地域も多いそうです。今日は金時豆と一緒に甘めに仕上げました。残さず食べましょう。



2024年12月18日水曜日

12月18日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 オニオンスープ

 鶏肉のカレー風味唐揚げ

 おでん風煮

 白菜の即席漬け

 オレンジ


 今日は「オニオンスープ」の「玉ねぎ」についてお話します。必ずと言っていいほど、毎日みなさんが食べている給食には、玉ねぎが必ず入っていますが、玉ねぎにはいろいろな栄養素が含まれています。まずアリシンには血液をサラサラにする働きがあります。また、ケルセチンという成分には強い抗菌作用があり、細胞を傷つけて健康に影響を与える「活性酸素」を除去するため、免疫力アップにも役立つと言われています。また、硫化アリルには体温を高める作用があり、これも免疫力の向上につながります。疲労回復効果と免疫力アップ効果が期待される玉ねぎは、これからのみなさんにとって大切な食材です。みなさんこれからの寒い時期はすすんで食べるようにしましょう。


2024年12月17日火曜日

12月17日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 玉子の中華スープ

 豚肉と野菜の旨辛炒め

 きすの天ぷら

 平インゲンのサラダ

 ひじきとごぼうの炒り煮



 今日は魚に含まれていて、私たちにとって大切な5つの栄養素についてお話します。みなさん、5つの栄養素は何なのか思いつきますか? 栄養素の働きと一緒に特に大切な3つをお話します。まず1つ目は、「血管の掃除をしてくれるEPA(イーピーエー)」です。EPA(エイコサペンタエン酸)は、背の青い魚に特に多く含まれています。摂りすぎたコレステロールや脂肪は血液の流れを悪くします。それらを減らしてくれるのが、このEPAです。魚介類にだけ含まれており、脳血栓や心筋梗塞といった怖い病気を予防する働きを持っています。 2つ目は、「食べ続けて頭が良くなるDHA(ディーエッチエー)」です。人間の脳をつくる大切な栄養で、食べ続ける事でアップするそうです。3つ目は、「目がよく見えるようになるタウリン」です。タウリンという栄養素は、疲れをとる働きや血管をきれいにお掃除する力を持っています。そして歯っぴー献立の日にもお伝えしている「歯や骨を丈夫にするカルシウム」、身体を強くするためにとても大切な「良質たんぱく質」5つです。このように魚には色々な栄養素が含まれています。みなさんもお魚パワーを信じて積極的に食べましょう。


2024年12月16日月曜日

12月16日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 麻婆豆腐

 チーズはんぺんフライ

 短冊大根の煮物

 春雨中華風サラダ

 蒸しシュウマイ



 今日はカルシウムたっぷりの「歯ッピー献立の日」です。主にカルシウムを多く含む食材は、チーズと豆腐です。毎月、カルシウムの大切さについてお話してきました。実は脳や骨以外にもカルシウム効果があることが証明されています。今日はあまり知られていないカルシウム効果を紹介したいと思います。まずは、みなさんが病気にならないための免疫力を働かせるには、カルシウムは欠かせません。カルシウムが不足すると、免疫力が正常に機能しなくなってしまい、体内の害ではない異物に過剰に働いて、アトピー性皮膚炎や花粉症といったアレルギー疾患を発症させます。また、カルシウムはダイエット効果があることが分かりました。脂肪を吸収する胆汁酸という成分とカルシウムが結合することで、小腸から脂肪を吸収できなくなり、摂取カロリーを減らすことが出来るのです。また、体温を上昇させたり、便秘解消にもつながります。低カロリーでカルシウム豊富な緑黄色野菜や豆類・小魚などを積極的に食べてカルシウム効果を実感しましょう。


2024年12月13日金曜日

12月13日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 クリームシチュー

 照り焼きハンバーグ  

 チョップドサラダ

 糸こんにゃくの炒り煮

 りんご


 みなさんは「チョップドサラダ」を知っていますか?具材をすべて「チョップする(叩くように切る)」サラダのことを言い、すべての具材が細かく刻んであるためスプーンやフォークですくって食べられる新感覚サラダとして 近年話題になっています。ニューヨークが発祥と言われており、ヘルシー志向の若者に人気が高く、初めから小さくカットされているため食べやすく、たくさんの量を食べることができ、苦手な野菜もチョップされることで食べやすくなるので、若者の野菜不足を解消させるメニューとして愛されています。今日はキャベツや人参に5種類の豆やハムを入れて、イタリアンドレッシングで和えました。みなさん残さず食べましょう。


2024年12月12日木曜日

12月12日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 味噌野菜ラーメンスープ

 揚げにらまんじゅう

 ラーメン

 大豆とひき肉のカレー炒め

 法連草のナムル



 今日は「にらまんじゅう」の「ニラ」についてお話します。ニラと言ったら、みなさんの中では苦手だという印象の人が多いのではないでしょうか。それは独特の匂いや辛みがあるからだと思いますが、実はこれらの成分はみなさんの身体に良い効果があるのです。まずビタミンB1が豊富に含まれているのですが、ビタミンB1が極端に不足してしまうと、疲労感や倦怠感(けんたいかん)を生む原因になってしまいます。しかしニラには特有の香り成分でもある「アリシン」という栄養素も含まれており、このアリシンがビタミンB1の吸収を助けてくれるのです。そして結合して体内に長時間とどまって、疲れた身体をいやしてくれます。今日は国産のニラと豚肉と竹の子を合わせた具材が入った「にらまんじゅう」を油で揚げて、もちっとおいしく仕上げました。みなさん残さず食べましょう。


2024年12月11日水曜日

12月11日(水)

 


本日の給食は静岡県の郷土料理です

<献立>

 おざく汁

 桜えびのかき揚げ   1食用天つゆ

 富士宮風焼きそば

 小松菜のわさび和え

 みかん



 今日は毎月1回の「全国各地の郷土料理」を紹介する日です。今月は静岡県にまつわる料理を献立にしてみました。みなさんは静岡県といったらどんな食材を思い出しますか?緑茶やうなぎやみかんが有名ですが、「B級グルメ」を競う「B-1(ビーワン)グランプリ」という地域おこしのイベントの第一回と二回、2年続けてグランプリとった、富士宮市の「富士宮焼きそば」が有名です。また、「おざく汁」は大根、にんじんなどの野菜をだし汁で煮た野菜の汁物です。静岡県の東部で、結婚式や葬式、祭りなど人が集まるときに、隣近所がそれぞれの畑で収穫した野菜を持ち寄ってつくった郷土料理だそうです。その他にも漁獲量日本一の「桜えび」や生産高一位の「わさび」も静岡県を代表する食材です。今日は桜えびを入れたかき揚げや、おざく汁、富士宮風焼きそばや、小松菜のわさび和えを用意しました。みなさん残さず食べましょう。




12月10日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 ワンタンスープ

 ホイコーロー

 絹揚げとチンゲン菜のおろし煮

 ポテトサラダ   1食用マヨネーズ

 フルーツカクテル



 今日は「絹揚げとチンゲン菜のおろし煮」の大根についてお話します。みなさんは「大根役者」という言葉は聞いたことがありますよね。では、演技の下手な役者を大根役者というのはナゼでしょう?これにはちゃんとわけがあるのです。大根おろし、煮物、汁物と、ダイコンはどんな料理にしても「食あたりしない」ということにちなんでいるのだそうです。つまり、演技の下手な役者は、がんばっても当たった試しがないという意味なのです。「ダイコンどきの医者いらず」とも言われるように、大根は、糖質やたんぱく質、脂肪の消化を助ける働きがあります。天ぷらや焼き魚におろしダイコンを そえるのもちゃんと理由があるのですね。その他、ガン細胞を抑制するリグニンという繊維を含む優れもの食品です。これからの季節は旬の時期を迎え、甘みのあるものが増えてきます。みなさんすすんで大根を食べましょう。


12月9日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 打ち豆の味噌汁

 クリーミーコーンコロッケ  1食用中農ソース

 豚肉と茎わかめの金平

 冬野菜サラダ

 さつまいもの甘煮

 


 今日は「絹揚げとチンゲン菜のおろし煮」の大根についてお話します。みなさんは「大根役者」という言葉は聞いたことがありますよね。では、演技の下手な役者を大根役者というのはナゼでしょう?これにはちゃんとわけがあるのです。大根おろし、煮物、汁物と、ダイコンはどんな料理にしても「食あたりしない」ということにちなんでいるのだそうです。つまり、演技の下手な役者は、がんばっても当たった試しがないという意味なのです。「ダイコンどきの医者いらず」とも言われるように、大根は、糖質やたんぱく質、脂肪の消化を助ける働きがあります。天ぷらや焼き魚におろしダイコンを そえるのもちゃんと理由があるのですね。その他、ガン細胞を抑制するリグニンという繊維を含む優れもの食品です。これからの季節は旬の時期を迎え、甘みのあるものが増えてきます。みなさんすすんで大根を食べましょう。



2024年12月6日金曜日

12月6日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 キーマカレー

 野菜コロッケ

 コールスローかにカマサラダ

 福神漬け

 杏仁パイン



 寒い日が続いていますが、みなさんは体調を崩していませんか?風邪をひかないように、といって部屋の中にとじこもってばかりいませんか?外出したり、運動することも実は予防のひとつです。それでも風邪をひいてしまった時のために、今日は症状によってどのような物を食べると良いかをお話したいと思います。まず、ひき始めの時は、なべ料理など汗が出やすい物を食べて体を温めましょう。特に緑黄色野菜や、エネルギー源となる穀類や肉や魚を中心に取るようにしましょう。そして高い熱が出てしまった時は、体温が高くなるので身体の中の栄養素や水分が失われます。甘いスポーツ飲料を薄めて飲むにもあまり飲み過ぎてはいけません。スープや味噌汁などの汁気のある料理で、頻繁(ひんぱん)に水分補給することが大切です。食欲が出ないときは、消化の良い煮込んだうどんやおかゆがおすすめです。また、のどの痛みやせきが出やすくなったら、のどに刺激を与えないように、茶碗蒸しや豆腐料理、かたくり粉やくず粉でとろみをつけたやわらかい食事をとるようにしましょう。このように、症状に分けて食べることは、早く回復するためにも大切なことなので、みなさんも頭に入れておいてくださいね。


2024年12月5日木曜日

12月5日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 ワカメスープ

 豚肉と白菜の中華炒め

 揚げ出し豆腐  チリソースかけ

 芋南瓜サラダ

 平インゲンのゴマ和え



 12月に入り、3年生のみなさんは受験勉強もラストスパートの時期になってきました。今日は、夜勉強をしていて疲れたときや眠くなったときに食べると効果的な食材についてお話します。疲れてくるとつい何か食べたくなりますよね。手軽にチョコレートなどの甘い物を口に入れると、ついつい1箱を完食してしまうということもあります。運動量も少なくなってしまうこの時期に、夜お菓子を食べる習慣をつけると、体重増加の心配も出てきます。そこで、どうしても口がさみしいときには“冷やしたみかん”がおすすめです。みかんの酸っぱさが頭をスッキリさせ、甘さが即効で脳を活性化してくれます。また、勉強や本を読んでいて眠くなった時は、すぐに布団へ直行できればいいのですが、受験生のみなさんはそうはいきませんよね。そのときはガムや昆布、スルメなどを噛みましょう。“噛む”ことで一時的に頭が目覚めます。「どうしてもここまで済ませたい!」と頑張るなら、ノンシュガーのガムがおすすめです。


2024年12月2日月曜日

12月2日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 大根と小松菜の味噌汁

 鯖の塩こうじ焼き

 じゃがいもとひじきの旨煮

 ツイストマカロニカレーソテー

 ブロッコリーのゆかり和え



 今日は鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。主に鉄分の多い食材は、さば・ひじき・味噌です。今日は、「ダイエットと鉄分不足の関係」についてお話しします。寒い時期は、暑い時期に比べて運動量が減り、代謝も悪くなります。なので、体重が増加しやすくなる季節でもあります。しかしそれを改善しようと、食べる量を制限するだけのダイエットには実は大きな落とし穴があるのです。無理な食事制限だけのダイエットの結果、栄養が偏って鉄分の補給が追い付かず、貧血になってしまうのです。しかも、みなさんは「お肉を食べると太る」と思っていませんか?しかしこれは勘違いです。太るのは肉の脂身の部分で、赤身部分の摂取量が少ないと、筋肉が減って代謝が悪くなり、かえって太りやすい体になってしまいます。健康的なダイエットのためにも、お肉を食べることは大切です。バランスよく食事をして、食べた分体を動かすように心がけましょう。


2024年11月29日金曜日

11月29日(金)


 本日の給食です

<献立>

 クリームシチュー

 たっぷりベーコンフライ

 ブロッコリーサラダ

 切干大根とさつま揚げの煮物

 オレンジ



 みなさんは口角炎や口内炎に悩まされたことはありませんか? 口の両端が切れて口を開けると痛いですよね。これが口角炎です。一方、口内炎は唇の内側や舌、歯ぐきなどに水疱(すいほう)ができたり、赤くはれたりする症状です。傷は小さいのですが、どちらも痛くて、食事をするのもつらいですよね。口角炎や口内炎の起きる原因は、主に2つあります。1つは、ぶどう球菌などの細菌や、ウイルスやカビ類に感染した場合です。これらは風邪や疲労、ストレスなどで弱っているときに感染しやすくなります。また、虫歯や歯周病などで口の中が不衛生になってしまうことで口内炎を発症することもあるので、外出から帰ってきたら、まずはうがいをする習慣をつけましょう。 もうひとつの原因は、ビタミンB2の不足によるものです。ビタミンB2は水に溶ける性質があるため、体内に蓄積することができません。そのため、できはじめの頃は、ビタミンB2を含む納豆やヨーグルトやアーモンドは気軽にとれるのでおすすめです。


2024年11月28日木曜日

11月28日(木)

 


本日の給食は三重県の郷土料理です

<献立>

 豆腐と白菜の味噌汁

 津ぎょうざ

 とんてき  キャベツ添え

 あいまぜ

 白玉の赤福風こしあん添え



 今日は毎月1回の「全国各地の郷土料理」を紹介する日です。今月は三重県にまつわる料理を献立にしてみました。みなさんは三重県がどこにあるかすぐに思い浮かびますか?紀伊半島の東部にあり、南北に長い件です。伊勢神宮や長嶋スパーランドがありますよね。食べ物では、伊勢エビや松坂うしといった高級食材が有名ですが、B級グルメグランプリで有名になった四日市市の「とんてき」や、県庁所在地の津市のご当地グルメである「津ぎょうざ」があります。「津ぎょうざ」は直径15cmの皮を使って揚げてあることが定義らしく、1985年ごろに学校給食から生まれた料理だそうです。今日は保温の状態の大きな揚げギョウザと、とんてき風に味付けした豚ソテー、そして赤福をイメージして白玉団子にこしあんを添えてみました。みなさんも三重県について調べてみましょう。


11月27日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 花麩入りきのこすまし汁

 鯖の味噌煮

 マカロニミートソース炒め

 レンコンサラダ

 小松菜の煮浸し



 今日は「花麩入りすまし汁」に入っている麩(ふ)についてお話します。麩の歴史は古く、中国では1200年前の唐(から)の時代から食べられていました。日本には鎌倉時代に伝わり、室町時代にはお寺で修行する僧たちにとって重要なタンパク源として精進(しょうじん)料理によく利用されました。麩の原料であるグルテンには体に必要なアミノ酸が豊富に含まれており、 その中でも特にグルタミン酸が多く、記憶力の維持や脳の活性化に役立つといわれています。しかも低カロリーなのに消化吸収力が高いため、「ヘルシー食品」として注目され、最近はいろいろな料理に使用されるようになってきました。給食では「玉子とじ」や「汁物」で食べることが多いですが、今日は花の形をしたものを用意しました。みなさんも色々な麩を探して、食べてみてくださいね。


2024年11月26日火曜日

11月26日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 けんちんうどんだし

 鶏肉の天ぷら   ちくわの天ぷら

 うどん

 豚肉の柳川風

 法連草ののり和え



 今日は「豚肉の柳川風」の柳川(やながわ)についてお話します。みなさんは柳川という料理は知っていますか?ドジョウを丸のまま、ごぼうと一緒に甘く煮て、卵でとじた鍋料理のことをいいます。江戸時代にはドジョウもごぼうも 精(せい)の付く食材と言われており、夏場に食べることが多かったそうです。それをドジョウと違うものに変えて、同じように調理したものを「~(なになに)の柳川風」と呼ぶようになりました。「柳川」というのは、創案したお店の屋号から付けたという説と福岡県の柳川という土地で作った土鍋を使用したからという説があります。今日は豚肉を入れてごぼうや玉ねぎと一緒に甘く煮て卵でとじました。みなさん残さず食べましょう。


2024年11月25日月曜日

11月25日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 ポタージュスープ

 ハンバーグ デミグラスソース

 さつまいもとひじきのサラダ

 エビフライ

 チンゲン菜の彩り和え



 今日は「ポタージュスープ」についてお話します。「ポタージュ」とは、フランス語でブイヨンスープ全般を指します。フランス語の「pot(ポット)」には「鍋」という意味があり、「収集する」という意味の「-age(エージーイー)」を組み合わせて「potage(ポタージュ)」となるのです。語源は鍋で食材を煮込んでブイヨンを作ったことに由来します。 そのため、フランスではコンソメやヴィシソワーズ、ブイヤベース、ポトフなどはすべてポタージュに分類されます。しかし、日本では食材をミキサーにかけたとろみのあるスープのことを「ポタージュスープ」と呼びますが、フランス語では「スープスープ」という意味になり、間違った使い方となるようです。今日は、玉ねぎや人参とベーコンを使ったスープです。みなさん味わって食べましょう。


11月22日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 まなべ汁

 手作りソーストンカツ  醤油カツ風おろしかけ

 キャベツサラダ添え

 大野里芋と角天の煮物

 豆腐とツナのチリソース炒め

 大根の塩昆布和え



 今日は鯖江市が開催する「地場産学校給食の日」です。地元生産者の野菜を食べ、郷土の農産物への関心や給食にかかわる人たちへ感謝の気持ちを込めて、16年前から鯖江市では、毎年6月と11月に行われることになりました。今日の鯖江市産の食材は「大根・ネギ・キャベツ」で、福井県産は「打ち豆・昇竜まいたけ・大野の里芋」です。その中でも今日は、「昇竜まいたけ」についてお話します。昇竜まいたけは、「九頭竜まいたけ」とも言われ、標高1,000m余りの深い山に自生する幻のきのこです。運よく発見出来れば、舞うほどに喜んだことから、その名が付けられたといわれています。昇竜まいたけは、味、香りとも良く、歯ごたえもあり、大野市の山間部の厳しい寒さが、味にいい影響を与えています。また、きのこ類の中でも特に、食物繊維やビタミンDが多く含まれ、今では全国的に注目されている食材です。今日は打ち豆や地場の野菜が入ったまなべ汁にまいたけも入っています。また、ご飯の上に、キャベツとローストンカツとおろし醤油をかける「醤油カツ丼」は大野市の飲食店で提供されるようになったご当地グルメです。日々の食事に感謝を込めて、みなさん残さず食べましょう。


2024年11月21日木曜日

11月21日(木)


 本日の給食です

<献立>

 ワカメスープ

 きんぴら豚丼

 南瓜と肉団子の煮物

 ししゃもの天ぷら

 白菜のゆかり和え



 今日は「きんぴら豚丼」の「金平(きんぴら)」についてお話します。みなさんは、金平ごぼうや金平れんこんのように、なぜ「金平(きんぴら)」が名前の頭に付くか知っていますか?日本昔話でも聞く、「まさかりかついだ金太郎」と呼ばれた坂田金太郎の息子でもあり、江戸時代に流行った浄瑠璃(じょうるり)の主人公でもある坂田金平(さかたきんぴら)の名前から付けられたと言われています。その金平は、世にもまれな力持ちで、金平の勝てる者はいないと言われていました。そのため、その頃は、何でも丈夫なものに「金平」と名付けるのが流行ったそうです。当時作られたごぼう料理にも、そのしっかりした歯ごたえから「金平ごぼう」と付けられました。また、たくさん食べて金平のように丈夫になりますようにと願いも込められていたそうです。今日は豚肉やれんこん・玉ねぎ・しらたきも一緒に炒めて金平にしました。ご飯と一緒に残さず食べましょう。


11月20日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ミネストローネ

 鶏肉の照り焼き

 青じそとツナのしらすスパゲティー

 キャベツとひじきのゴマ和え

 りんご



 今日はこれからの季節においしくなる「りんご」についてお話します。みなさんは「りんご」と聞いてどんな事をイメージしますか?お通じに良いとか、おとぎ話に出てくる「毒りんご」とか、色々ありますよね。りんごに多く含まれる「ペクチン」という食物繊維は、腸を掃除してくれて、コレステロールや中性脂肪を減らしてくれることは良く知られていますが、実はりんごを皮のまま丸かじりすると、「眠気覚まし」の効果があるそうです。歯をかみ合わせる動作は、脳を刺激して眠気を覚ましてくれ、コーヒーよりも即効性があるとも言われています。みなさんも試してみてくださいね。


11月19日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 なめこと麩の味噌汁

 さんまの蒲焼き

 チャプチェ

 切干大根サラダ

 温州みかんカットゼリー



 今日は月に1度の鉄分たっぷり「アイアン献立の日」です。主にさんま・味噌・切干大根・みかんゼリーに多く含まれています。今日は、鉄不足になると貧血以外に、どんな症状が出やすいのかいくつかお話しします。まず、なぜか布団に入ると脚が「むずむず」として不快に思ったり、虫が脚をはう感じがして熟睡できないということはありませんか?これは長期間の鉄分不足によって引き起こされる症状で「むずむず脚症候群」と呼ばれています。この症状は、鉄分から作られる「ドーパミン」というホルモンが正常に機能していないから起こるそうです。成長期の中学生のみなさんは特に寝不足やストレスなどで自律神経に影響が出ると、かかりやすくなります。また、免疫力が低下したり、皮膚にカビが繁殖しやすくなったりもします。女性は過度なダイエットをすることで、鉄分不足におちいり、将来妊娠しづらくなる原因にもなります。普段から鉄分を含む食材や、吸収を助けるビタミンCを多く含む食材を組み合わせてバランスよく食べていきましょう。


2024年11月18日月曜日

11月16日(土)

 


本日の給食です

<献立>

 コーンスープ

 メンチカツ  1食用中濃ソース

 刻み昆布とじゃが芋の煮物

 ブロッコリーとエビのソテー

 シェルマカロニサラダ



 みなさん、毎月19日は何の日か覚えていますか?今から19年前の2005年に農林水産省より「食育基本法」が制定され、2006年より毎年6月を「食育月間」、毎月19日を「食育の日」と定められました。しかも鯖江市の小中学校の学校給食では、11月も6月と同じく「地場産給食月間」として、地元の食材をより多くみなさんに届けようと色々な方たちが動いてくれています。この「食育」は、もともとは福井県出身の石塚左玄(いしづかさげん)が言う「身土不二(しんどふじ)」という言葉からきていると言われています。「身土不二」とは、 長年そこに暮らす人々にとって、生まれ育った土地に実った食物を食べる事が体に良いという考え方です。近年は、生活習慣病有病者の増加や、朝食欠食に孤食(こしょく)、日本型食生活や伝統的食文化の衰退など様々な問題が生じています。そのため、ひとりひとりが心身の健康を確保して生き生きと暮らしていくために、小中学生のころから、自分の食生活を見直し、実践できる能力を身につけるための「食育」が重要になっています。


2024年11月16日土曜日

11月15日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 ポークカレー

 手作り白身フライ

 海藻サラダ

 福神漬け

 バナナ



 今日は「白身フライ」に使われているホキという魚についてお話します。ホキは、タラ目マクルロヌス科に属する海水魚です。ニュージーランドや南オーストラリア周辺の水深200~800mの大陸棚に群れをつくって生活しています。近年は白身魚の代表でもある「すけそうだら」が減っているため、ホキが冷凍食品やすり身には欠かせない魚になりました。脂肪分が少なく、味はあっさりしており、ビタミンA・B2、ナイアシンを多く含みます。淡泊な肉質なので今日のようなフライや天ぷらに適しています。今日はカレーと一緒なので、ソースは付きませんが、みなさん残さず食べましょう。


2024年11月14日木曜日

11月14日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 塩野菜ラーメンスープ

 鶏肉の唐揚げ

 ラーメン・ワカメ・コーン

 ブロッコリーとさつま芋のゴマ和え

 切干大根と打ち豆の煮物



 今日は「ブロッコリーとさつま芋のゴマ和え」のさつま芋についてお話します。さつま芋は、イモ類のなかで食物繊維が最も多く、ジャガイモの約3倍も含まれています。また、便秘解消効果のあるヤラピンや、血圧抑制効果のあるアントシアニンなど様々な栄養素が含まれています。ヤラピンとアントシアニンは、皮のあたりに主に含まれているため、皮ごと食べるのがオススメです。またビタミンCも多く含み、加熱処理による損失も少ないと言われています。そのため、さつま芋1本で1日に必要なビタミンCが確保でき、免疫力をアップするのに効果的です。11月は一番おいしい旬の時期なので、みなさんすすんで食べましょう。


2024年11月13日水曜日

11月13日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 じゃが芋と小松菜の味噌汁

 すき焼き風煮

 ちくわの2色揚げ(青のり・黒ゴマ)

 カリフラワーサラダ

 厚焼き玉子



 今日は「カリフラワーサラダ」のカリフラワーについてお話します。カリフラワーはブロッコリーと同じくキャベツや白菜、菜の花などの仲間で、アブラナの一種です。主にビタミンCや食物繊維、カリウムなどが豊富に含まれています。カリフラワーとブロッコリーの原産地は地中海沿岸といわれていますが、実は日本に伝わったのは、ブロッコリーよりもカリフラワーの方が先だったそうです。明治初期に洋食文化が広がった頃はブロッコリーよりも人気の野菜だったそうです。また、野菜に多く含まれるビタミンCは疲労回復やかぜの予防に効果があると言われていますが、熱に弱いのが特徴です。しかし、カリフラワーに含まれているビタミンCは、でんぷん質に守られているので加熱しても壊れにくく、ゆでても溶け出しにくいいので、そのまま逃さずに摂ることができます。みなさん残さず食べましょう。


11月12日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 コンソメスープ

 ハンバーグ トマトソースかけ

 ビーフンの五目炒め

 高野豆腐の含め煮

 大学いも



 今日は「ビーフンの五目炒め」のビーフンについてお話します。みなさんは、ビーフンは何から作られているか知っていますか?実はお米から作られているライスヌードルの一種なのです。ビーフンの発祥の地は中国南部といわれ、日本にも中国から伝わりました。歴史は浅く、伝わってまだ60年ほどだそうです。ビーフンは炒め物にしたり、スープに入れて食べる事が多く、原料がお米なので消化がよく、腹持ちがいいのが特徴です。また小麦のめんよりカロリーも低いのもうれしいですよね。今日は色んな野菜を入れてカレー風味に味付けをした炒め物です。みなさん、残さず食べましょう。


11月11日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 おでん風煮

 キーマカレーコロッケ

 ジャーマンポテト

 法連草と切干大根のしらす和え

 パイン缶詰



 今日は月に1度のカルシウムがたっぷりな「歯っぴー献立の日」です。主に法連草・切干大根・しらす・がんもどきに多く含まれています。カルシウムが不足すると「骨粗鬆症」という恐ろしい病気になりやすいことは、みなさんは知っていますよね。実は今の中学生は40年前の中学生に比べて、骨折になる人の割合が2.5倍も増えているそうです。骨量は小学校の高学年から20歳頃までの成長期に一気に増えると言われています。骨密度が最も増加する今の時期に、きちんと栄養を摂り、運動をすることで骨を育てないと、40代から50代にかけて「骨粗鬆症」を発症しやすくなるのです。「骨粗鬆症」になってから、骨に良いものを食べたり、骨を強くする運動を行っても完全に治ることはもうないそうです。普段からカルシウムを多く含む乳製品や大豆製品、それらの吸収を助ける野菜や海藻類を食べて、心がけていきましょう。


2024年11月8日金曜日

11月8日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 ハヤシシチュー

 えび入りクリーミーコロッケ

 フレンチサラダ

 ミニオムレツ  ケチャップかけ

 法連草ソテー


 今日は「フレンチサラダ」に使われているフレンチドレッシングについてお話します。名前からみると、フランスが由来なのではと思う人も多いと思いますが、実はアメリカで生まれたサラダドレッシングです。酢と油を合わせ、塩コショウで調味したものを「ヴィネグレットソース」と言い、それに砂糖を加えてよく混ぜたものを「フレンチドレッシング白」、そしてそれにケチャップを加えたものを「フレンチドレッシング赤」といいます。日本では戦後の1950年代にドレッシングの製造・販売が始まり、日本初のドレッシングは「キューピー」という会社の「フレンチドレッシング赤」という商品だったそうです。今日のサラダには、キャベツ・人参・コーン・赤ピーマン・ツナの5種類の具材をキューピーの「フレンチドレッシング白」で和えました。みなさん残さず食べましょう。


2024年11月7日木曜日

11月7日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 ワンタン野菜スープ

 酢鶏

 大豆とレンコンのゴマ炒め

 バンバンジーサラダ

 みかん


 今日は「バンバンジーサラダ」のバンバンジーという料理についてお話します。もともとバンバンジーは中国で食べられており、蒸した鶏肉に辛めのゴマが入ったソースをかけた四川(しせん)料理です。漢字では「棒棒鶏(ぼうぼうどり)」と書き、これは火を通してかたくなった鶏肉を棒でたたいてやわらかくしたからだと言われています。この料理は、「麻婆豆腐(まーぼーどうふ)」や「エビチリ」と同じようにチンケンミンという料理人が、日本人に食べやすいようにアレンジして、広めたと言われています。今日はきゅうりやもやしやにんじんなどの野菜と一緒にハムや春雨を合わせて、バンバンジードレッシングで和えました。みなさん、残さず食べましょう。


2024年11月6日水曜日

11月6日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 肉団子のすまし汁

 ほっけの味噌焼き  さつま芋のかき揚げ

 ソース焼きうどん

 小松菜の煮浸し

 金時煮豆


 今日は「金時煮豆」の金時豆についてお話します。金時豆は赤インゲン豆とも言われ、インゲン豆の代表的な種類で、ほとんどが北海道で栽培されています。豆類の中でも、みなさんが不足しがちなビタミンB1などのビタミン類や鉄、カルシウムを多く含んでいます。また、食物繊維が多い食材というと、野菜やきのこ類を思い浮かべるかと思いますが、金時豆は、さつまいもの3倍、ごぼうの2倍、大豆の1.5倍の食物繊維が含まれています。便秘予防、整腸作用があるので、腸内環境を良好にしておくことができます。鮮やかな赤色の成分でもあるポリフェノールも赤ワインの1.5倍も含まれています。ポリフェノールは血液をサラサラにして免疫力を上げる働きがあるので、金時煮豆も残さず食べましょう。


2024年11月5日火曜日

11月5日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐とワカメの味噌汁

 ハムカツ

 豚肉とポテトのカレー炒め

 枝豆がんもとレンコンの煮物

 杏仁フルーツ



 今日は「枝豆がんもとレンコンの煮物」のレンコンについてお話します。漢字で「蓮(はす)の根(ね)」と書くように、れんこんは、蓮(はす)という植物の地下茎(ちかけい)の肥大した部分のことを言います。実際、レンコンを食用としているのは日本や中国などの少数の国だけだそうです。日本では、穴があいていることから「先が見通せる」と、縁起の良い食材といわれ、おせち料理に欠かせない野菜です。レンコンにはビタミンCが豊富に含まれており、その量はみかんの1.5倍であり、ごぼうなどの他の根菜類と比べると、約16倍もあるそうです。ビタミンCは免疫力を高めて風邪などの感染症を予防してくれる大切な栄養素です。みなさん、残さず食べましょう。


11月1日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 キャベツとさつま揚げの味噌汁

 手作りソースチキンカツ

 ポテトサラダ   1食用マヨネーズ

 絹揚げと大根の煮物

 ナタデココフルーツ



 今日は「ナタデココフルーツ」のナタデココについてお話します。ナタデココはフィリピンの伝統食品であり、フィリピンでは「ハロハロ」という日本の「みつ豆」のようなデザートによく使われています。原料はココナッツの実です。果肉とココナッツ水に砂糖と水を加え、乳酸菌の1つである「アセトバクター」を加えて、発酵させると、表面に膜ができます。その膜が15mmほどの厚さになったときに取り出したものがナタデココです。独特の歯ごたえのある食感をもち、カロリーが低く食物繊維が多い特徴から、最近ではダイエット食品や特定保健用食品としても利用されているそうです。


2024年10月31日木曜日

10月31日(木)

 


本日の給食はハロウィンメニューです

<献立>

 コーンスープ

 ハンバーグ デミグラスソース  マカロニソテー

 パンプキンサラダ

 エビフライ

 法連草ソテー


 10月31日は「ハロウィン」です。今日は、秋の季節のイベントとして日本でも楽しむようになった「ハロウィン」についてお話します。まずハロウィンとは、古代ヨーロッパのケルト人という民族のための、正月やお盆のような行事が起源といわれています。それが色々と変化してあらゆる国で秋の収穫祭としてお祝いするようになりました。ヨーロッパでは悪霊を追い払うために、カブを怖い顔になるようにくり抜いて、中に火を灯していたそうですが、アメリカに伝わると、その時期に多く収穫される「かぼちゃ」が使われるようになりました。今では子供たちがおばけや魔女の仮装をして「トリック・オア・トリート」(お菓子をくれないといたずらするぞ)などと言って、お菓子をもらうお祭りになりました。今日は「パンプキンサラダ」や、「ハンバーグ」、「エビフライ」、「コーンスープ」を用意しました。 日ごろの朝昼夕3回の食事に感謝して、残さず食べましょう。


2024年10月30日水曜日

10月30日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 玉子の中華スープ

 八宝菜

 春雨サラダ

 揚げシュウマイ

 オレンジ



 今日は「揚げシュウマイ」のシュウマイについてお話します。みなさんはシュウマイを漢字で書けますか?実は「焼く」に「売る」と書いて「焼売(しゅうまい)」と呼びます。元々中国料理の1つですが、漢字の由来は野菜や肉の売れ残りを捨てるのはもったいないので、全部まとめて団子状にして加熱して売ったのが始まりと言われています。今では、色んな具材を使った「えびシュウマイ」や「イカシュウマイ」、「小松菜シュウマイ」まであるそうです。また、スーパーや飲食店で出てくるシュウマイにはグリンピースがのっていることがありますよね。実はこれは日本だけの文化だそうです。50年ほど前に、シュウマイを作っている食品会社が、学校給食で出すときに子供たちを喜ばせたいという思いで、ショートケーキのイチゴに見立てて、真ん中にグリンピースをのせることにしたそうです。今日のシュウマイにはグリンピースはのっていませんが、みなさん残さず食べましょう。


2024年10月29日火曜日

10月29日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 けんちんすまし汁

 鯖の照り焼き

 大野里芋と法連草のそぼろあんかけ

 ひじきとごぼうの炒り煮

 ほたて風フライ



 今日は「ひじきとごぼうの炒り煮」のごぼうについてお話します。ごぼうは、今から千年以上も前に、薬草として中国から伝わりました。それから日本では、風味と歯ざわりを楽しみながら食べられるようになりました。しかし実は、根の部分を食用として栽培し利用しているのは、世界中でも日本と韓国だけだそうです。欧米では若葉をサラダとして食べるくらいなので、戦争中に日本でごぼうを食卓に出されたアメリカ人は「木の根を食べさせられるのは虐待だ」と裁判になったほどだそうです。ごぼうの根は、体を温め、解毒、解熱、発汗、利尿に良い野菜です。また、豊富に含まれている食物繊維には、腸の働きを刺激して、腸内の善玉菌を増やす作用もあります。みなさん、すすんで食べましょう。


2024年10月28日月曜日

10月28日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 打ち豆の味噌汁

 牛肉コロッケ   1食用中濃ソース

 ナポリタンスパゲティー

 揚げ肉団子の焼き鳥風炒め

 カリフラワーのかつお和え


 今日は鉄分たっぷりの「アイアン献立の日」です。主に打ち豆・牛肉コロッケ・ミートボールに鉄分が豊富に含まれています。みなさんの年齢は男子、女子ともに、体の急激な成長により、鉄分が不足しやすくなります。そのために、毎月紹介している鉄分が豊富な食材を摂ることが大切ですが、魚や肉類、菜っ葉類は料理しなければ食べることができないので、今日は手軽にとれるおすすめの食材を紹介します。それは「ドライフルーツ」です。レーズンやプルーンはよくお店で見かけますが、色々な種類があります。その中でも「いちじく」が鉄分補給にはおすすめです。生のいちじくの鉄分量は100gあたり0.3mgほどですが、ドライフルーツになると1.4mgと4倍以上増えるのです。あんずも生に比べると8倍近く増えるので、みなさんも鉄分豊富なドライフルーツに挑戦してみましょう。


10月25日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 カレーうどんだし

 白身魚の天ぷら  ちくわの天ぷら

 うどん

 法連草とツナののり和え

 バナナ



 今日は「法連草ののり和え」の「のり」についてお話します。「のり」はおにぎりやのり巻きなど、私たち日本人には昔からなじみ深い食材であり、毎日何気なく食べていますが、実は多くの栄養素が含まれているのをみなさんは知っていますか。特に多く含まれるのが食物繊維です。海苔の食物繊維は野菜に含まれる食物繊維と違い、柔らかく、胃壁や腸壁を傷つけることなく穏やかな整腸作用をうながしてくれます。その他にもビタミンCやビタミンB1・B2、カルシウムや鉄分が含まれています。海苔には「焼き海苔」や「味付け海苔」「韓国のり」などいろいろな種類があります。「焼き海苔」は低カロリーで低糖質ですが、「味付けのり」は醤油や砂糖で味付けされているので糖質量が高く、「韓国のり」はゴマ油や塩で味付けされているので糖質だけではなく、脂質や塩分が多いのが特徴です。そのため1回に食べる量に気を付けることが大切です。今日は「焼き海苔」を刻んで、法連草や白菜やツナと一緒に和えました。みなさん残さず食べましょう。


2024年10月24日木曜日

10月24日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 じゃが芋とさつま揚げの味噌汁

 鶏肉のスパイス焼き

 揚げ出し豆腐  和風きのこあんかけ

 レンコンの金平

 ブロッコリーのゆかり和え



 今日は「免疫力をアップする食材」4つ目についてお話します。冬は風邪をひきやすい季節ですが、食事の工夫で風邪をある程度予防することができます。免疫力を高めてくれる食品を選ぶことで、より抵抗力も高めてくれ、風邪の原因になるウイルスや細菌にも感染しにくくなります。この抵抗力をつける食品の代表は「きのこ類」です。しいたけ、まいたけ、しめじ、えのきたけ、などに含まれる多糖類やたんぱく質には、抗がん作用や活性酸素除去作用があります。きのこ類は秋からが旬の時期になり、もっとも美味しくなります。頻繁に食卓に上がるようになるのは、これからの寒い時期を迎えるために免疫力を蓄えておくためだからなのですね。今日の「揚げ出し豆腐」にはしめじとえのきが入ったあんがかかっています。みなさんもすすんできのこを食べるようにしましょう。


2024年10月23日水曜日

10月23日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ワカメと肉団子のスープ

 かに入りクリーミーコロッケ

 塩焼きそば

 さつまいもサラダ 

 黄桃缶詰



 今日も昨日に続き、「免疫力アップする食材」についてお話しします。みなさんは毎日、牛乳以外の乳製品を積極的にとっていますか?実はヨーグルトやチーズといった乳製品に含まれている細菌は免疫力をアップしてくれるのです。よくヨーグルトのテレビコマーシャルで、乳酸菌やビフィズス菌やガセリ菌という言葉を耳にしませんか?これらは細菌の種類で、「腸内で良いことをしてくれる生きた菌」、つまり善玉菌と呼ばれています。私たちの免疫システムは腸の近くに集まっています。ビフィズス菌を初めとする菌は、そこで悪い菌から守ってくれます。肉食中心に偏った食生活を続けていると、分解・吸収しきれないたんぱく質が大腸に送られて、有毒ガスを発生しながら分解され、腸粘膜が傷つき、色々な病気を引き起こしてしまいます。これを守るためにも、細菌が必要なのです。市販のヨーグルトには食べるタイプと飲むタイプがありますが、効果は変わりません。また食前の空腹な時よりも食後にとるほうが、菌が元気に働いてくれるので、みなさんも積極的に取ってみましょう。



10月22日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐となめこの味噌汁

 肉じゃが

 シェルマカロニサラダ   1食用マヨネーズ

 春巻き

 ワカメの酢の物



 今日は免疫力をアップしてくれる最大の味方、「ネバネバ食品」についてお話します。みなさんはネバネバ食品といったら、何を思いだしますか?納豆、なめこ、オクラ、モロヘイヤなどがありますよね。実はネバネバする成分そのものに免疫力を強くする作用があります。例えば納豆は、納豆菌の発酵によって大豆に含まれる成分がパワーアップし、大豆そのものより栄養成分が消化吸収されやすい形になります。そしてネバネバする成分は血液をサラサラにしてくれて、腸内環境を整えて免疫力を高めます。これからの寒い季節は、今日のような、なめこの入った味噌汁や、里芋料理、納豆などのネバネバ食品を積極的に食べていきましょう。


2024年10月21日月曜日

10月21日(月)

 


本日の給食です

<献立>

 ポタージュスープ

 ソースメンチカツ

 ジャーマンポテト

 ごぼうサラダ

 チンゲン菜のしらす和え



 今週は先週に引き続き、免疫力と食事についてお話します。今日は免疫力をアップしてくれる食材、「野菜類」についてお話します。野菜をたくさん食べる人は健康で、ガンにもかかりにくいということをみなさんは知っていますか?その野菜の中でも、よく耳にするのは、ほうれん草や人参、トマトなどの色鮮やかな緑黄色野菜です。それに比べて、キャベツや大根、玉ねぎなどの色の薄い淡色野菜は脇役的存在です。しかし最近、淡色野菜に多く含まれているイオウ化合物には、免疫力をアップさせて、生活習慣病などの怖い病気の予防に効果があることが発見されました。野菜の種類によっては緑黄色野菜を上回る良い働きがあるそうです。そのため淡色野菜も緑黄色野菜と同じくらい大切な効果があります。これからの寒い季節においしくなる、大根やレンコン、白菜などをすすんで食べるようにしましょう。


10月18日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 クリームシチュー

 プレーンオムレツ

 切干大根サラダ

 アメリカンドッグ

 りんご


 今日は「免疫力低下の原因」についてお話します。みなさんは夜遅くまで起きていたりして、不規則な生活になっていませんか?特に睡眠不足で常に体が疲れている状態だと、大量の活性酸素という悪い酸素が発生して、免疫力を低下させます。また、運動不足や体力の低下も免疫力を低下させます。そして食品添加物がたくさん入ったインスタント食品や、加工したお菓子などの食べ物からくる影響でも、免疫力を低下させてしまうのです。このようにいくつかの原因がありますが、私たちにとってはどれも当てはまりやすいものばかりです。1番栄養を摂らなければならない成長期に、添加物たっぷりのおかしやハンバーガーばかり食べていては、病気になった時の抵抗力も弱くなります。生活習慣を変えるのは大変な事ですが、健康のために少しずつ意識していく必要があります。来週は免疫力をアップしてくれる食材をいくつか紹介したいと思います。


2024年10月17日木曜日

10月17日(木)

 


本日の給食です

<献立>

 麩とワカメのすまし汁

 さんまの蒲焼き

 きのこ和風スパゲティー

 三角揚げと南瓜の煮物

 法連草のゴマ和え



 今日は昨日に引き続き「免疫力の仕組み」についてお話します。免疫力とは、私たちが自分を守るために本来持っている防衛機能の事をいいます。例えば大気中の細菌やウイルスが、体内に侵入してきた時に、私たちの防衛機能はそれを異物と感知すると同時に、攻撃してくれます。また、ホコリや塵(ちり)を吸ってしまうとくしゃみが出るのも、花粉症で体内に入ろうとする花粉を阻止する為に涙や鼻水が止まらなくなるのも免疫症状なのです。こうして体内の異常細胞の発生を細かくキャッチしてくれるおかげで、私たちの体の健康を守ってくれます。今現在、私たちを悩ます病気のほとんどは、免疫の低下や異常から来るものだと言われています。では明日はどういった事が原因で免疫力が低下してしまうのかについてお話します。


2024年10月16日水曜日

10月16日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 白菜としめじの味噌汁

 おでん3種類(大根・角天・玉子)

 豚肉と茎ワカメの金平

 イカリングフライ

 うの花の炒り煮


 今年もあと2ヶ月近くになりました。これからの寒い時期、体調を崩しやすくなり、風邪をひいてしまう人が多いですよね。同じ生活をしていても、風邪をひきやすい人と、ひきにくい人がいます。また、風邪をひいた後、すぐに回復する場合と、いつまでも症状が長引く場合があります。これは、人それぞれの免疫力の差によるものです。今日は、みなさんの免疫力が低下していないかどうか、また免疫力が弱っている場所はどこかを簡単にテストしてみたいと思います。今から質問する4項目のうち、自分に当てはまるものはいくつあるかチェックしてみてください。また何番が当てはまったかもチェックしてみてください。

たまに立ちくらみがする。

下痢や便秘をしやすい。

人ごみに出ると、のどがイガイガする。

普段イライラしやすい。

 さあ、どうでしょう?4項目中いくつ当てはまりましたか?実は1項目でも当てはまったら要注意です。また、免疫力が弱い場所によってそれぞれ症状が違います。①は白血球、②は胃腸、③は目や鼻、のどの粘膜、④は神経系の免疫力低下の恐れがあるそうです。明日は、免疫力とは何かをお話したいと思います。


2024年10月15日火曜日

10月15日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 豆腐と小松菜の味噌汁

 キーマカレーコロッケ

 北海道カップグラタン

 ブロッコリーと豆のサラダ

 巨峰ダイスゼリー



 本日はカルシウムたっぷりの「歯ッピー献立の日」です。 主に「グラタン・小松菜・豆類・豆腐」に多く含まれています。みなさんは、カルシウムを効率よく摂取するには、食事だけではなく、体を動かすことが大切なことを知っていましたか?ウォーキングなどの適度な運動によって酸素が活発に体に取り入れられ、新陳代謝が高まります。そのため血液の流れる量が増え、カルシウムやたんぱく質などがより多く骨に運ばれるのです。また、カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDは日光に当たることで、皮膚の下で作られます。そのため天気の良い日は積極的に外へ出ることをおすすめします。骨を強くするためには、カルシウムはもちろん、魚類やきのこに多く含まれるビタミンDや、大豆製品や海藻類に多く含まれるマグネシウムを積極的にとり、太陽の下で体を動かすことが大切だということを、みなさんも意識していきましょう。


2024年10月12日土曜日

10月11日(金)

 


本日の給食です

<献立>

 麻婆豆腐

 鶏肉の唐揚げ

 野菜の中華旨煮

 もやしのナムル

 杏仁豆腐



 今日の献立の「麻婆豆腐」や「野菜の中華うま煮」といった料理は、一般的に「中華料理」と呼ばれ、日本人に合うようにアレンジされた中国風料理のことをいいます。例えば「八宝菜」という料理がありますが、これは「五目うま煮」という名前で中国でも食べられていますが、これをご飯にかけて丼ぶりにした「中華丼」は日本で生み出された料理です。また、中国で食べられている「餃子(ぎょうざ)」は主に「水餃子」で、普段皆さんが食べている「焼き餃子」は中国の家庭ではあまり食べないそうです。その他にも、「天津飯」や「エビチリ」、「担々麺(たんたんめん)」も日本独自で開発された料理なのです。4000年の長い歴史がある、本場の「中国料理」は気候や風土の違いによって地域ごとに大きな特徴が変わります。宮廷料理が多く北京ダックなどの料理が知られている「北京料理」、小籠包や豚の角煮などが有名な「上海料理」、酢豚やシュウマイが知られる「広東料理」、豆板醤などを使用することが多い「四川料理」の4つに分類されます。みなさんも中国の料理の歴史について調べてみましょう。


2024年10月10日木曜日

10月10日(木)


 本日の給食です

<献立>

 花麩と法連草の味噌汁

 鯖のおろし煮

 もやしとひき肉のカレーソテー

 金平ごぼう

 大学いも



 今日は「大学いも」についてお話します。乱切りにしたさつま芋を油で揚げて、水あめや砂糖にからめたものを「大学いも」と言いますが、なぜこの名前がついたかみなさんは知っていますか?色々な説があるのですが、大正時代に東京の大学生がこれを好んで食べていたためこの名前が付いたという説や、昭和初期に東京大学の学生が学費を稼ぐためにこれを作って売ったのが名前の由来だと言われています。どちらにしても、食べ盛りの若い人たちが好んで食べた理由は、さつま芋の栄養価が高く、しかも油で揚げるのでエネルギー量が高く、砂糖でからめるので糖分も豊富であり、栄養価の高い食べ物なので、大人気になったのでしょうね。今日はさつま芋を油で揚げて、水あめなど使った蜜にからめました。みなさん残さず食べましょう。


 

2024年10月9日水曜日

10月9日(水)

 


本日の給食です

<献立>

 ミネストローネ

 もちもち肉みそフライ

 ポテトサラダ   1食用マヨネーズ

 刻み昆布とさつま揚げの炒り煮

 オレンジ



今日は「刻み昆布とさつま揚げの炒り煮」の昆布についてお話します。昆布は各種ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含むため、「海の野菜」とも言われる食材です。特に水溶性食物繊維が豊富に含まれ、昆布のぬめりのもととなっているアルギン酸は、がん予防やコレステロール、血圧、血糖値の低下に効果のある栄養成分です。また、ヨウ素の含有量は食べ物の中ではナンバー1です。ヨウ素は、甲状腺ホルモンを正常化して、新陳代謝を良くして、血中コレステロールの低下や、美肌効果、老化予防などにも役立ちます。みなさん、よく噛んで残さず食べましょう。


2024年10月8日火曜日

10月8日(火)

 


本日の給食です

<献立>

 にゅうめん汁

 かしわのすき焼き

 にゅうめん具材(そうめん・錦糸玉子・椎茸煮)

 レンコンサラダ

 きな粉わらびもち



 今日は毎月1回の「全国各地の郷土料理」を紹介する日です。今月は奈良県にまつわる料理を献立にしてみました。奈良県は古くから日本の文化の中心として栄えた地であり、大和(やまと)と呼ばれていました。飛鳥時代から奈良時代にかけて都があった奈良盆地には、全国から様々な食べ物などの物資が運び込まれました。また、朝鮮半島や中国との交流も盛んで、遣唐使や中国からやってきた僧や技術者達が大陸の文化を伝えたそうです。そうめんも中国から伝わった技法で作られており、寒い時期には温かいおだしで食べる「にゅうめん」が広がったそうです。また、関西地方では食用鶏肉のことを「かしわ」と呼び、奈良県ではお祝いの際に牛肉ではなく「かしわのすき焼き」を作っていたそうです。今日は「かしわのすき焼き」や、4つの具材が入った「にゅうめん」や、東大寺のお坊さんが若草山のわらびの根っこを採って、くず粉のように固めたことが始まりといわれる「わらび餅」を用意しました。みなさん味わって残さず食べましょう。